サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
パーティ会場に、俺達は入った。
本来ならば、この一ヶ月の長旅の影響で、格好はかなりボロボロな状態である。
「さて、さすがにこのまま入ったら、マズイな」「・・・このまま、人前に出るの」
俺と絶花は、互いの格好を見て、思わず呟いた。
「その辺はどうなんだ黒歌」「私はこういう長旅には結構慣れていたから、出来たけど、さすがにこういうのは」
長旅を行うのは珍しく無いが、ボロボロの格好のままで入るのはマズイとさすがに。
「その、また後日にするのか」
「良いや、先輩!この場に重鎮が集まっているんだ!だったら、ここでやらなければ、おそらく後手に回るだろう」
「それは、そうだけど、だったら、どうするの?」
その時だった。
「ふむ、ならば、これを使うか」
「んっ?」
すると、滅が何かを取り出した。
「なんだ、これは?」
「お前達がいない間に、アザゼルの所の技術を拝借して、造り出した。これからはお前も狙われる事も含めて、自分の身を守れるようにな」
その言葉と共に、滅が取り出したのを、こちらに渡す。
「ふむ、とりあえず、使ってみるか!」「・・・嫌な予感がする」「確かに」
そう、絶花と黒歌は同時に呟く。
「姉様」「・・・白音」
ふと、黒歌と塔城先輩が話していた。
「嫌な予感とは一体、確かに太郎は色々と奇抜な行動はしますが、そこまでですか?」
「・・・もしかしたら、この場にいる全員は、あまり太郎の行動を見ていないから言えるにゃ」
「いや、そんな事は」
「いいや、その態度からだいたい分かるにゃ!だいたい、あそこにいる滅は、鉄仮面の無表情の癖に爆弾のように仕掛けるから」
それと共に、俺は、そのまま滅から使い方の説明を受ける。
そして、会場にて。
「リアス達は、一体どこに」
「分からない、突然、会場から飛びだして」
リアス先輩達がいなくなった事で騒ぎとなっていた。
そこには、木場先輩達は勿論、生徒会長もいた。
「ふむ」
その最中で、状況を知っている裏切り者達は笑みを浮かべていた。
このまま、上手く行けば。
そんな悪巧みを行っていただろう、その時だった。
「わーはっはっはっ! わーーーはっはっはっ!!」
そんな笑い声が聞こえた。
数人の男性が担ぐ神輿に乗っている俺が笑い、その周りに天女達が紙吹雪を散らしつつ舞い踊っている。
俺の今の格好は、いわゆる織田信長を思わせる着物を身に纏っている。
その後ろには顔を隠している絶花と黒歌がいる。
「やあやあやあ、祭りだ祭りだ〜!袖振り合うも他生の縁、躓く石も縁の端くれ!共に踊れば繋がる縁!この世は楽園!悩みなんざ吹っ飛ばせ! 笑え笑え!ハーハッハッハッハ!!」
そのあまりの勢いに、その場にいるほとんどが言葉を失っていた。
「なっ何者だっ貴様は!」
その騒動の最中で、そいつがこちらに指を指した。
俺は周囲を見る。
「俺か?聞かれたならば、答えよう!俺の名は唯我太郎!いずれ王となる男!そして、ここにいる4人は、俺の家臣達だ」
「さぁさぁ、この紋所が目に入らないのかぁ!」
「ふむ、アバターの調整はなかなかだな」
高杉は、何時の間にか造っていた印籠を取りだし、滅は立体映像を見て、その感想を言う。
ふむ、第一印象はなかなかだな。
「・・・えぇ、マジかよ」「・・・一緒に行かなくて、良かったわ」「・・・」
そう、リアス先輩達が何か言っているが、気にしない。
「さて、討論の時間としようか」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王