サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
そこにいた上級悪魔達の、その顔はあまりにも驚愕だっただろう。
おそらくは、俺がどんなに言っても変わらない。
そんな風に考えていたのだろう。
「さて、既に分かっていると思うが、既にあなた方の行動は、冥界の裏切り、つまりははぐれ悪魔と同じ扱いとなる。だが、未だに禍の団の情報を握っている以上、生かしておくつもりではある」
「抵抗するのならば、その保証はないが」
そう、アジュカさんを中心に、元上級悪魔達に向けて言う。
これ以上やれば、どうなるのか、それは彼らにも分かっているはずだ。
だけど。
「こうなったらっ」
その言葉と共に、奴らは、既にこの場から逃げ出す準備を行っていたのか、魔方陣を瞬時に展開した。
それは、おそらくは転移の術式。
既に、その姿は、そこから消えていた。
「逃げたっ」
転移した先は、この場には誰も分からなかった。
本来ならば、そう思えるだろう。
「太郎、その手にある銃を翳せ」
「翳すって、そもそも、これって、どんな風に使えるの」
「お前がより戦いやすいように造り上げた代物だ。それを使えば、何時でも、どこでも、負担なく家臣を呼び出す事が出来る。そして、その力を生かす事もな」
同時に、既に滅は術式を理解した様子。
「場所はそう、遠くない。転移を行うよりも」
「なるほど」
滅の言葉に合わせるように、俺は絶花に目を向ける。
「一気に片付けるぞ!」「全く、夏休みの宿題、手伝ってよ」
その言葉と共に、俺と絶花は走り出す。
そして、俺が思い浮かべた二人の家臣を思い浮かべる。
「行こうぜ!炎蹄!ジャアクフロスト!」
それと共に、炎蹄は現れる。
ただし、その姿は。
「妖怪って、しばらく見ないと、こんなに変わるのか」「絶対に違うと思う」
そこにいた炎蹄の姿は、バイク。
それに対して、疑問はあったが、それよりも俺は、すぐにハンドルを握った。
「バイクの運転は」「無免許!」「えぇぇ!!」
そう、絶花が言うが、関係ない。
俺はハンドルを握り絞め、そのまま走り出す。
炎蹄は、そのまま走り出し、そのスピードは、これまでと比較にはならない程の速さだった。
そして。
「ジャアクフロスト!」「ヒーホー!」
それと共に、ジャアクフロストが造り出した氷の道を走る。
それは、そのまま、見えた先、そこには逃げていた上級悪魔達が見える。
「なっ!」
こちらに既に気づいていただろう。
だが、それよりも、氷の道によって、その速度は既に光を超えている。
同時に、絶花は、そのまま構えた。
「行けるな、絶花」「えぇ、分かっている」
そうして、絶花は、その手に既に構えていた。
「二天一流、奥義三番、落花狼藉!」
その、速さは、悪魔ですら対応する事は出来ない。
故に一撃で、全てを気絶させた。
それは、今回の、度の終わりを告げる一撃でもあった。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王