サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
上級悪魔達を捕らえた後、俺はそのまま銃を見つめる。
「それにしても、結構便利だったけど、結局、これって何なんだ?」
「あんまり説明を聞かずに使っていたよね」
そう、俺達は、その銃を見つめる。
滅が制作したというこの銃。
見た目は、太陽光を抽象化した様な黄色と赤のド派手な色彩の銃。
どう見ても、神器ではない事だけは分かるが。
「あっ、説明書があった」
「説明書!?」
俺の言葉を聞いて、絶花は驚きを隠せなかったが、そのまま俺達はすぐに説明書を見る。
「説明書、人工神器『化身の銃』か」
「化身の銃?」
「英語で言うとドンブラスターか」
「かなり、意味が変わっていない!?」
そうしながら、俺は、そのまま説明書を読み続ける。
「この化身の銃は、使用者の中にある潜在的能力またはイメージを具現化させる事を重点的に開発された神器らしい」
「具現化?」
絶花もまた、その意味に首を傾げる。
「元々、神器は所有者の成長と共に神器もまた進化していき、所有者の想い・願いが劇的な変化を遂げる。それによって亜種など、様々な現象が起きる。
このドンブラスターは、それを行う事が出来る」
「亜種などを?」
そう、絶花も首を傾げた。
「ふむ、その一例として、炎蹄のこの姿か」
俺はそのまま、炎蹄の、今のバイクのような姿を見る。
確実に、馬ではない姿にどうするべきか迷っていたが。
「本来ならば、神器を持たない者でも、俺が使用する事で埋め込まれた王国の駒を通して、その家臣の新たな姿になる事が出来る」
「それってつまり?」
「今回の場合は炎蹄の力をさらに発揮出来るようにバイクになった他にも、環境によって、その者がより戦いを行いやすい格好にする事が出来るか」
それを考えれば、確かに凄まじい。
このドンブラスターを通して使えば、本来ならば不利となる。
例えば、海中などでも、ドンブラスターを使えば、それに適した姿になれる。
「それらに関しては『アバターチェンジ』としているか」
今後は、アバターチェンジと呼べば良い訳だな。
「でも、太郎自身は」
「俺の戦闘能力は糞雑魚なのは知っているだろ」
「まぁ、確かに」
これまで、一緒にいた絶花は否定はしない。
「んっ、俺にもあるのか? 何々? 暴太郎? なんだ、これ? これに変身出来るのか?」
「……太郎」
「なんだ?」
「それにはならないでね」
「なんでだろう」
「ここを見て!」
それと共に、その説明書の注意書きの方を見る。
『暴太郎は、太郎の潜在能力を全解放させた姿。戦闘能力に関しては未だに観測していないが、これまで抑制されていた全てが解き放たれる為に、何が起きるのかは実際に変身してみないと分からない』
「……ふむ」
「ただでさえ、かなり暴れているのに、これ以上は駄目だからね」
「駄目か?」
「駄目!!」
「ちぇ」
却下されてしまった。
けどなぁ。
「使ってみたいなぁ」「絶対に駄目だからね」
次回の王は
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