サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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帰り道

 この夏の出来事。

 それの後の処理は、アザゼルさん達に任せて、すぐに戻る事にした。

 理由は簡単だ。

 

「……夏休みの宿題、早くやらないと」「さすがにマズイからな」「にゃははは」

 

 この一ヶ月、俺達は冥界で彷徨っていた。

 勿論、1週間程度、長くても2週間程度で帰れると思っていたので、宿題は持って来てない。

 なので、すぐにでも帰って、夏休みの宿題をしなければならない。

 

「はぁ、帰ったら、色々と大変なのに」

「何かあったのか?」

 

 すると、絶花は少しため息を吐いていた。

 

「……実は、お母さん達が海外で仕事をする事になったの。さすがに私一人では心配だから、どうするかって話になっているの」

「そうなのか?」

「うん、だから、これからは「それならば大丈夫だぞ」えっ?」

 

 そう、俺達が話していると、滅が何か言い始めた。

 

「実は以前から相談されてな。絶花を預けるのに信頼出来る所を探していた。それが俺の所にも来たからな。

 ならば、こちらの駒王学園の転入してはどうだと提案したんだ」

「なっ、えっと、それって、つまりは太郎と一緒に」

 

 すると、絶花は何やら顔が赤くしていた。

 

「ほぅほぅ、これはこれは」

 

 すると、黒歌はこちらに笑みを浮かべる。

 あの後、上級悪魔を通して、無実だと判明。

 一応は禍の団には所属はしていたが、それもそれ程長くなく、それの償いという事で、俺達の元で活動する事になった。

 まぁ、普段はあまり人目が目立つので、黒猫の姿で俺の頭にいる。

 元々人間だとは思うが、それでももう定位置となっているので、俺もあまり気にしなくなった。

 

「太郎、これはなかなかにむふふなイベントじゃないかにゃ?」

「何がだ?」

「こういうのは、幼馴染みと同居っていう事で、色々とドキドキしているんじゃないかにゃ?」

 

 そう、黒歌は言うが。

 

「いや、特には」

「……マジでかにゃ、一応聞くけど、なんでだにゃ?」

「なんでって、絶花と一緒にいるのに、なんでドキドキする必要があるんだ?」

 

 俺がそう言うと黒歌は。

 

「……全く進歩していないようで、お姉さん、ある意味安心したにゃ」

「どういう意味なんだ?」

「ふふっ、なぁに心配ないにゃ、これから仙術を使って、あれやこれやで見事、二人をサポートしてみせるにゃ」

「おぉ、それは頼もしい! けど、俺だけじゃなくて、他の家臣達もサポートしてくれよ」

「まずは二人が先だにゃ、というよりも、それぐらいしないといけないからにゃ」

「???」

 

 黒歌の言っている意味が分からず、俺は思わず首を傾げる。

 

「くっ黒歌、何を」

「絶花も最強だったら、ガンガン攻めろにゃ!」

「本当に、何を言っているの!?」

 

 何やら、黒歌と絶花が言い合っているようだけど、まるで言っている意味が分からない。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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