僕と豊穣の女主人   作:Ryu-pon

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僕と豊穣の女主人.5

「よし!いってきまーす」

……………………….

どうもベルです。

今から僕が師事している人こと、リューさんの所に特訓をしに行きます。

……………………….

見慣れた街を数分走って僕は約束場所である豊穣の女主人に着いた。

「リューさん?リューさぁぁん?」

 

僕は着いて早速、リューさんを呼ぶ。

 

「ん……あれ?、返事がないや」

 

いつもなら、呼んだらすぐに出てきてくれるはずが何故か今回はいくら呼んでも応答なし。おかしい。

ガチャン、

 

「あ!、リュー……. えぇ」

 

僕は目の前の光景に驚愕した。

 

「よぉ少年なんでいるニャ?」

 

「え、、なんでって……クロエさんこそ」

 

「ミャーの店の寮にいてなにがおかしいニャ?」

 

「あ………….」

 

そういえばここってリューさんのお店の寮……要はクロエさんもいる場所………。最悪なタイミングだ。

 

「ところでおミャー、今日もリューに会いに来たにゃ?」

 

「はい………ちなみにリューさんはいるんですか?」

 

「リューならいないニャよ」

 

「そうなんですね……わざわざありがとうございます」

 

よし「帰ろう」と僕は心に言い聞かせた。

 

「じゃあ、今日のところは、」

 

「待つニャ!」

 

やはり、呼び止められてしまった。

 

「はい?なんでしょうか?」

 

「おミャーはいつもリューに特訓をしてもらってるニャ、でも今日はリューがいないだから今日はミャーが特訓してやるニャ」

 

「はい?こう見えても僕は冒険者ですよ?」

 

「知ってるニャ」

 

「なら、一体……」

 

「ミャーも一応冒険者ニャ」

 

「はい?」

 

豊穣の女主人の人は、冒険者しかいないのですか?。

 

「因みにレベルの方は………」

 

「ふぉーニャ」

 

「ふぉー?、」

 

「そうニャ」

 

「……あっ、ははははは!」

 

クロエさんは冗談が上手な人だな。

 

「何を笑ってるニャ」

 

「クロエさんは、冗談が上手ですね笑」

 

「ほんとにゃよ?リューと同じニャ!」

 

「そんなわけ………………!」

 

そういえば忘れていたけどクロエさんに手を握られた時やけに強かった気がする…………繋がってしまった。

やべ、豊穣の女主人にはバケモンしかいないよ。

 

「やっとわかったニャ?」

 

「俄にも信じ難いですが……….本当だと思います。」

 

「なんか、ムカつくニャ」

 

「ギェ、すいません!」

 

怒らせたらまずい、だから僕はクロエさんに、即座に謝った。

 

「まぁわかればいいニャ!、」

 

この人単純だ。

 

「はい!」

 

「リューとはいつもどんな事をしてるニャ?」

 

「ええっと、いつも僕がリューさんに攻撃をしているだけです….でも、」

 

「でも?」

 

「毎回かわされて、挙げ句の果てに反撃されて気を失うのが毎回の流れですね」

 

「げ、リューは結構キツイニャね」

 

僕は、いつも気を失っている事を情けないと思う。

 

「それでも、毎回気を失ってしまって、情けないです……」

 

「………………」

 

そしてクロエさんは黙り込んでしまった。

 

「あの〜、クロエさん?」

 

僕が呼んでみると。

 

「そうニャ!」

 

クロエさんいかにも閃いたっていう顔をしている。

 

「どうしたんですか?」

 

「ミャーに、少しでも触れられたら「ご褒美」をあげるニャ」

 

「エ?」

 

突然すぎて僕は拍子抜けしてしまった。

 

「ご褒美とは具体的に?」

 

多分は健全な心の持ち主なら、心の底から喜ぶのでしょうが皆さんは知らないと思います、この人の重度のブラ….。

 

「そんなの聞いたらつまんないニャ、」

 

ご褒美の内容を焦らされてしまいました、まぁ検討はつきますが。

 

「じゃあ始めるニャ!いつでもこいニャ!」

 

「どうなっても知りませんよ?!」

 

ルールは至って簡単、僕の攻撃をクロエさんが避けるだけの事……..クソ!、変な妄想が僕を邪魔する。

 

「ハァァァ!」

 

僕が声を出すと同時に攻撃を仕掛ける。

 

「ニャ!……思ったより遅いニャね?」

 

グハァァ……こんな効果音が有ってもいいかってほどに僕の心は傷ついた。

 

「クロエさんが速いだけなんです!」

 

「わかったわかったニャ!……本気を出しすぎたニャ」

 

クロエさんの煽りに僕は少しムキになって言葉が強くなってしまっていた。

リューさんにも言われた通り、体を鍛えることも大事だが心も鍛えていかなければならないと、そう思った。

 

「いえ、クロエさん僕もムキになりすぎました……..」

 

「………………….」

 

沈黙が流れる。

 

「ベル?」

 

「ヒャイ!?」

 

突然クロエさんに名前呼びをされて僕は情けなくも動揺してしまった。

 

「オミャーやっぱ好きニャ」

 

「ハイ?……..」

 

さっきから突然変なことを言うことが多いクロエさんだが、今回のことに限ってはレベルが違う、そして不覚にもまた動揺をしてしまった。

 

「それってどう言うことで?」

 

「そんニャの……..ミャーの好みドストライクニャ」

 

「………….ボッ」

 

急なクロエさんの好き発言に僕は顔が熱が集まったあまりボッという音が鳴ってしまった。

 

「オミャー顔が赤いニャ」

 

「きゅっ…..急にそんなこと言わないでください!?」

 

「でもホントニャよ?」

 

僕にも気が無いとかと言われれば、アル…確実に……とてもキレイで可愛くて………….取り敢えず、気がアルことにはアル。一つを除いて

 

「ベルはどうニャ?」

 

それってつまり……そういうこと。

 

「ぼ、僕はクロエさんの事…….気にはなっています。」

 

「それだけニャ?」

 

「でも僕はレベル1だし、クロエさんとは釣り合わないし、それに……それに」

 

「ミャーはそこまで言ってないニャよ?」

 

「あ、、クゥぅー」

 

恥ずかしいとても恥ずかしい、グヘヘと言わんばかりに笑って冷やかしてくるクロエさん。

 

「それで続きは何ニャ?」

 

クロエさんはさっきの続きを問いてくる………そして僕は思った、クロエさんは鬼だと。

 

「言わなニャダメなんですか?」

 

「ダメニャ!絶対に言うニャ」

 

地獄だ地獄すぎる。

だが僕は正直になって言う。

 

「僕は、クロエさんとは釣り合いません……か、かわいいとは思います……でもブラコンが……

 

「そ、そうニャのね?」

 

クロエさんは自分から聞いてきたのに、顔を少し赤くさせている。ブラコンは聞き取ってもらえなかった。

 

「はい………..」

 

僕はもう恥ずかしくて、返事しかできなくなっていた。」

 

「ならニャ………もし、釣り合ったら付き合ってくれるニャ?」

 

はぁ、、この人は言ってしまいました。こんなにも恥ずかしそうにしているクロエさんは初めて見ました。

 

「え………じゃあ、釣り合うようになったらお願います。」

 

「ホントニャ?因みにどれくらいニャ?」

 

「それは突然レベル5ですよ?クロエさんのレベルを超えるんです!!」

 

「………….」

 

クロエさんは口をあんぐりと開けてしまっている。

レベルを1つあげるだけでも数年掛かり、ましてやレベル5、そこ2〜3年では到達できない。

だがしかし、レベル5まで結構早く到達するのを知る由もしない、2人であった。

 

 

 

 

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