SCP-████-JP 学園都市キヴォトス 作:サイト8192
急ぎで作りましたが以下の添付資料に出てくる固有名詞の意味の早見表です。活用して下さい。
SCP-████-JP=学園都市キヴォトス
SCP-████-JP-A=生徒
SCP-████-JP-B=ロボットの住民
SCP-████-JP-C=動物の姿の住民
SCP-████-JP-D=ミレニアム近郊に存在する廃墟内のロボットやドローン
SCP-████-JP-E=ゲマトリア
SCP-████-JP-F=先生
立体発光現象=ヘイロー?
SCP-███-JP=高異常性無限倉庫
事案████-101=連邦生徒会長の失踪
事件記録████-1=?
事件記録████-42=アビドス高校とカイザーとの抗争
事件記録████-49=狐坂ワカモとの戦闘とその失敗?
調査記録████-389=天童アリスが発見された調査
SCP-████-JP-A-5094=連邦生徒会長
SCP-████-JP-A-7392=空崎ヒナ
SCP-████-JP-A-8836=狐坂ワカモ
SCP-████-JP-A-9221=小鳥遊ホシノ
SCP-████-JP-A-9222=砂狼シロコ
SCP-████-JP-A-9223=黒見セリカ
SCP-████-JP-A-9224=奥空アヤネ
SCP-████-JP-A-9225=十六夜ノノミ
SCP-████-JP-A-9226=宇宙服の少女
SCP-████-JP-A-9989=天童アリスの身体
SCP-████-JP-A-9989-α=天童アリス
SCP-████-JP-A-9989-β=ケイ
SCP-████-JP-A-9989-γ=?
SCP-████-JP-E-1=黒服
記憶改竄=記憶の捏造…?
記憶処理=記憶を消す事…?
ファイル:SCP-████-JP-A-9989 (AL-1S)
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:
SCP-████-JP-A-9989はサイト8192内の最深フロアに位置する対核防御壁及び電波吸収材で覆われた収容区画内に設けられた標準の人型収容室にて収容されます。収容区画及び収容室にはSCP-████-JP-A-9989の行動を監視する為、各種監視装置が設置されます。収容区画には収容室を取り囲む様に4基、収容区画外には収容区画を取り囲む様に8基のスクラントン現実錨が設置され、スクラントン現実錨はSCP-████-JP-A-9989が不測の事態を引き起こした場合に自動操作もしくは手動操作によって起動してください。スクラントン現実錨は状況に応じて増設する事も許可されています。収容区画内には常に2人以上の職員を配置し、目視による監視が行われます。収容区画外にも常に2人以上の職員を配置し収容区画内で異常が発生した場合には収容区画を完全に閉鎖して下さい。再度の安全な収容が困難であると判断された場合、収容区画直下に設置された45tの特殊爆薬を起爆して下さい。
SCP-████-JP-A-9989は監督官による検閲と許可が得られれば、私物の所持が、毎月のSCP-████-JPにおける通貨単位及び価値における総額3,000円を超えない範囲で許可されています。監督官はSCP-████-JP-A-9989の精神面を考慮しSCP-████-JP-A-9989の精神衛生に問題をきたす可能性がある物は除外する必要があります。SCP-████-JP-A-9989は食事や水分の摂取を必要とする可能性があります。この為、SCP-████-JP-A-9989には食事を1日3食、おやつは2食までが配膳されます。SCP-████-JP-A-9989に配膳される食事は栄養バランスを考慮したメニューを提供して下さい。SCP-████-JP-A-9989は排泄行為を一切行わない為、排泄行為に関する設備は不要です。
SCP-████-JP-A-9989は定期的及び抜き打ちでのシステムチェックがLisa.AICによって行われます。万が一の収容違反を防ぐ為、システムチェックは必ず収容室内にて行う必要があります。SCP-████-JP-A-9989のシステムチェックに際しては、Lisa.AICのメインフレームのみで行う事は禁止されます。必ず、宇宙サイト-76の支援下にて行ってください。システムチェックに際してタイムラグや演算制限が発生し不利な事態に陥る事態を防ぐ為、SCP-████-JP-A-9989を防疫システムを介さずに直接、接続する事が[データ削除済み]サイト管理官及びLisa.AICによって許可されています。SCP-████-JP-A-9989-α、SCP-████-JP-A-9989-β、SCP-████-JP-A-9989-γのシステム状態には細心の注意を払って下さい。
システムチェックで問題が確認されていない場合、SCP-████-JP-A-9989を財団の臨時雇用職員として雇用する事が認められています。ただし、機密情報へのアクセスは許可されません。SCP-████-JP-A-9989の運用に際しては、機動部隊員もしくはエージェントとして雇用する事が推奨されています。臨時雇用職員として雇用状態にあるSCP-████-JP-A-9989はサイト8192内において、業務に関係がある場合に限り自由な行動が許可されます。ただし、業務に関係の無い自由な行動は許可されません。非運用状態時には必ず収容室内に収容して下さい。
関係者はSCP-████-JP-A-9989-α、SCP-████-JP-A-9989-β、SCP-████-JP-A-9989-γの言動内容に注意を払って下さい。誤った言語解釈、思考、行動を行っていると判断した場合には速やかに誤りを指摘し訂正してください。
説明:
SCP-████-JP-A-9989は機械的にSCP-████-JP-Aを模倣もしくは再現したSCP-████-JP-A個体です。全身が機械工学的、分子工学的、電子工学的、量子工学的に基づいて作成された完全な人工物で構成されています。ただし、この様な推察はできるものの、使用されている技術の多くには財団の把握する如何なる技術でも不明な未知の技術も含まれます。SCP-████-JP-A-9989の外見はほぼ完全にSCP-████-JP-Aの姿をしています。非稼働状態時であれば、外見だけでも人工物である事を確かめる事は可能ですが、稼働状態時には立体発光現象の発生の他、知性に至るまで様々なSCP-████-JP-Aの特徴をほぼ完全に再現しており、他のSCP-████-JP-A個体と見分ける事が難しくなります。この状態のSCP-████-JP-A-9989の人工物かの成否を見極めるには専門的知識が必要です。
SCP-████-JP-A-9989は人間と同等水準の高い知性を有していますが、これは超常的技術を用いて獲得された物では無く、完全に電子工学及び量子工学で説明のつく物です。SCP-████-JP-A-9989の如何なる思考は高度なプログラムによって成立しており、この点においてSCP-████-JP-Aに異常性は存在しません。ただし、その性能は非常に高く、人間の少女並のサイズにも関わらず、その身体内に収められたSCP-████-JP-A-9989の演算能力は財団がかつて保有したスーパーコンピュータ-█████と同等の水準を有しています。SCP-████-JP-A-9989の知性は現在、SCP-████-JP-A-9989-α、SCP-████-JP-A-9989-β、SCP-████-JP-A-9989-γの3つの自我データを有しており、普段はSCP-████-JP-A-9989-αが主人格として機能しています。SCP-████-JP-A-9989-αとSCP-████-JP-A-9989-βは財団がSCP-████-JP-A-9989を収容した当初からインストールされていました。SCP-████-JP-A-9989-αは起動時にデータを欠損しており、その知性レベルは言語は介す事ができますが、人間の幼児レベルの知性しか有しませんでした。ですが、その後は財団に保護されてから僅か数日で小学生から中学生に相当するレベルの知性を自己学習によって獲得しました。ただし、この教育手順には問題があり、財団は当初、SCP-████-JP-A-9989-αに対して教育を行う計画は無く、SCP-████-JP-A-9989-αの知能テストを計測する事を目的として行われたテストの一環で "テイルズ・サガ・クロニクル" というプレイ難易度が非常に高いとされるPPGゲームをプレイさせるという実験を行いましたが、このゲームを人格データの基礎の一部としてSCP-████-JP-A-9989-αが学習をしてしまうという予期しない事案が発生しました。結果として現在のSCP-████-JP-A-9989-αの言動はゲーム中の文言を基礎とした、かなり独特な物となっています。会話に際して、これによって不都合は現状、生じていない為、この言語状態は放置してもかまいませんが、知識不足からSCP-████-JP-A-9989-αは時折、不可解な行動や言動を取る事がある為、これらに誤りが有る場合は適切に訂正する必要があります。現状、SCP-████-JP-A-9989-αは財団に対して好意的です。これはSCP-████-JP-A-9989-αにとって財団が自我の形成に大きな貢献をした為だと思われます。
※補遺:SCP-████-JP-A-9989-αに "テイルズ・サガ・クロニクル" をプレイさせ人格形成に影響を与えた████研究員には2週間の謹慎処分とその間のサイト8192館内のトイレ掃除と浴場掃除が命じらせました。
※補遺:SCP-████-JP-A-9989-αに事件記録████-1以前に財団が収集した一般的なミームのサンプルを視聴させSCP-████-JP-A-9989-αの発言内容に影響を与えた███研究員には3週間の謹慎処分とその間のサイト8192館内のトイレ掃除と浴場掃除が命じられました。SCP-████-JP-A-9989-αが不適切な発言を行っていた場合、直ちに発言を行わない様に訂正(プロトコル:SCP-████-JPでは[編集済み]ごっこは恥ずかしいんだよ!)して下さい。
※メモ:一般的なミームのサンプルは山ほどあるのに、どうしてその中から、よりによって、あんなのを選んで見せたの…?実質0才のSCP-████-JP-A-9989-αに見せる内容じゃないでしょ。教育に悪すぎる。反省して。 -[データ削除済み]サイト管理官
SCP-████-JP-A-9989-βはSCP-████-JP-A-9989-αを補助する目的で存在しています。普段はSCP-████-JP-A-9989の深層に存在しており、表に出る事はありません。ただし、SCP-████-JP-A-9989-βにとってSCP-████-JP-A-9989-αもしくはSCP-████-JP-A-9989の置かれた状態が静観する事ができない状態になった場合には主人格として機能する事が確認されています。通常時において、SCP-████-JP-A-9989-βとコミュニケーションを取るにはSCP-████-JP-A-9989と通信を行う必要があります。SCP-████-JP-A-9989-βの知性レベルはSCP-████-JP-A-9989-αを当初から遥かに凌駕しており、収容後に発見された時から既に高いレベルの知性的かつ理性的な会話が可能な水準に達していました。SCP-████-JP-A-9989-βはSCP-████-JP-A-9989が制作された意図や目的などを遂行する為に存在しており、SCP-████-JP-A-9989-βの行動には細心の注意が必要です。現在はSCP-████-JP-A-9989-βは完全に財団にとって無害化した状態かつ、財団の指示に対してはSCP-████-JP-A-9989-αもしくはSCP-████-JP-A-9989の安全に問題が生じない限りにおいては従う状態ですが、SCP-████-JP-A-9989-βは財団に対して、その存在が確認された当初から非友好的な姿勢を崩してはいない為、潜在的脅威としてはSCP-████-JP-A-9989にインストールされている如何なるデータの中でも最も高い脅威性を秘めています。
SCP-████-JP-A-9989-γは財団によってインストールされた監視システム人格です。SCP-████-JP-A-9989-α及びSCP-████-JP-A-9989-βの状態を随時モニタリングし緊急時には相応の対処を行う事がプログラムされています。SCP-████-JP-A-9989-γの人格は基本的には表に出る事はありません。SCP-████-JP-A-9989-γの人格が本格的に稼働する状況はSCP-████-JP-A-9989-α及びSCP-████-JP-A-9989-βの状況に異常が生じた時になります。その他では通信によってコミュニケーションを取る事が可能です。SCP-████-JP-A-9989-γはSCP-████-JP-A-9989-αやSCP-████-JP-A-9989-βが万が一、異常を起こした場合にSCP-████-JP-A-9989を制御するのに重要なシステムを内包しています。この為、SCP-████-JP-A-9989-γは事実上SCP-████-JP-A-9989を安全に収容する為の最終セーフティーとして機能しています。
SCP-████-JP-A-9989、SCP-████-JP-A-9989-α、SCP-████-JP-A-9989-βはそれぞれ個別の名称が存在します。SCP-████-JP-A-9989自体にはAL-1Sという固有名が付けられている事が確認されています。SCP-████-JP-A-9989-α、SCP-████-JP-A-9989-βもこの名称をよく使用します。AL-1SはSCP-████-JP-Aを作成した団体もしくは個人によって付けられた製造番号もしくは個体識別番号だと推測されています。また、SCP-████-JP-A-9989-βはSCP-████-JP-A-9989-αに対して王女と呼称しています。このSCP-████-JP-A-9989-αを指す王女という呼称はSCP-████-JP-A-9989-βしか行っていません。SCP-████-JP-A-9989-αは教育の影響から自身の事をSCP-████-JP-A-9989-αと称していますが、この状態では名称が長い為、9989-αと略して使用する事もあります。財団職員からは普段の言動から "不思議ちゃん" "勇者ちゃん" などと呼ばれる事もあります。SCP-████-JP-A-9989-βは自らをKeyと名乗っています。
※補遺:財団職員はこれらの個別名称の使用は業務中は必要な状況以外ではなるべく使用を控える様にして下さい。呼びにくいのは理解しますが、これは財団のルールです。 -███主任研究員
SCP-████-JP-A-9989は人間でいう体力や腕力などに関して非常に強力な性能を有しています。これは一般的なSCP-████-JP-A個体の能力を大幅に逸脱し、現在までに確認できている範囲内においてはSCP-████-JP-A-9989に相当する程の肉体性能を有するSCP-████-JP-A個体は確認されていません。SCP-████-JP-A-9989は素手で容易に厚さ[編集済み]cmのコンクリート壁を破壊する事が出来る程の性能を有します。腕力は推定で1t以上です。また、体力の持久力に関しても現在までに行われたテストにおいては限界は確認されていません。その他、ナノマシン技術を利用したと推測される自己修復機能も有しています。これらの逸脱した性能はSCP-████-JP-A-9989内部に組み込まれた工学的機能によって獲得されているものと推測されています。ただし、これらの肉体的性能はあくまでSCP-████-JP内の科学技術においては異常と呼べる程の性質ではありません。
SCP-████-JP-A-9989の異常性は内部に組み込まれた未知の構造及びその機能にあります。SCP-████-JP-A-9989を構成する機械工学的、分子工学的、電子工学的、量子工学的な構造は財団の科学知見を持ってしても、不明な点が多数確認されています。この為、SCP-████-JP-A-9989がどの様な原理で動いているのかすら不明です。また、SCP-████-JP-A-9989-βに対する聞き取り調査から、SCP-████-JP-A-9989には使用された場合、財団にとって、非常に脅威となる可能性のある機能が存在する可能性が存在しています。これら、不明な構造及び機能が要因なのかSCP-████-JP-A-9989は高い現実改変能力を有していると推測されています。SCP-████-JP-A-9989の身体からは平均的なSCP-████-JP-Aのヒューム値を越える[データ削除済み]hmが観測されました。この値は現在までに財団が確認しているSCP-████-JP-A個体の持つヒューム値の中でも最大のヒューム値を有しているSCP-████-JP-A-9221に次ぐ高い数値です。この値は現在の財団が保有するスクラントン現実錨の性能でも複数を使用する事でその影響を抑える事ができると目されていますが、影響範囲の抑制は可能でも、対象の現実改変能力その物を完全に無力化できるのかは未知数です。
SCP-████-JP-A-9989は調査記録████-389において発見され収容されました。SCP-████-JP-A-9989は発見時、未知の施設内において意識不明の状態で安置されていました。この当該施設は強固なセキュリティシステムによって防護されており、通常であれば当該施設の関係者ではない財団の職員がSCP-████-JP-A-9989と接触する事は不可能な状況でしたが、Lisa.AICによる施設へのハッキングにより、セキュリティシステムに対し保護に当たっていた財団の職員を当該施設の関係者と誤認させる事で施設を調査。その際にSCP-████-JP-A-9989は発見されました。SCP-████-JP-A-9989は発見時、起動していない状態でしたが、財団の職員の存在を認識すると起動し当該施設の関係者であると誤認しました。この際の財団職員による調査からSCP-████-JP-A-9989が通常のSCP-████-JP-A個体を逸脱している事や、当該施設の特殊性などを受けて、財団はSCP-████-JP-A-9989の収容を決定し当該施設を無力化した後にSCP-████-JP-A-9989を保護しました。当初、SCP-████-JP-A-9989の収容にかかる予想コストが高かった事から現在の財団の収容能力を鑑み反対する意見も存在しました。財団はそれまでに通常のSCP-████-JP-A個体を逸脱する能力を有したSCP-████-JP-A個体の存在を認知してはいましたが、実際に詳しい調査が行えた事例はSCP-████-JP-A-9226のみという状況であり、ほぼ詳しい調査はできてはいませんでした。さらに、SCP-████-JP-A-9989が安置された施設の様子からSCP-████-JP-A-9989には、SCP-████-JPのより詳しい解明に繋がるとの期待がありました。この為、財団にとってSCP-████-JP-A-9989を収容し調査する事には大きな意義があると判断されました。
SCP-████-JP-A-9989は保護後、速やかにSCP-████-JP内に存在する財団が所有するセーフハウスに移送されました。そこで、SCP-████-JP-A-9989をサイト8192へ移送するに当たって問題は無いかの確認を行う為、各種検査が行われました。その結果、サイト8192の最深フロア内の収容区画であれば、万が一の事態が発生した場合を想定しても収容が可能であると判断しました。判断後、SCP-████-JP-A-9989はサイト8192へと移送され、現在の収容室に収容されました。収容後、財団はSCP-████-JP-A-9989に対してハッキングを行い、SCP-████-JP-A-9989の制御権を財団が完全に掌握しSCP-████-JP-A-9989の反抗を防止する計画を立案。この計画は無事に遂行されました。ただし、このハッキングに際して、セーフハウスで行われた調査において、SCP-████-JP-A-9989の処理能力はSCP-████-JP-A-9989が安置されていた施設のセキュリティシステムよりも強靭である可能性が指摘されていた為、Lisa.AICの処理能力だけではSCP-████-JP-A-9989に対するハッキングは不可能である可能性が指摘されました。そこで財団は宇宙サイト-76の大容量サーバー設備も併用する事で処理能力を大幅に増強する事でSCP-████-JP-A-9989に対するハッキングの成功確率を大幅に高める策を採用しました。
しかし、この策に当たって問題点が指摘されました。宇宙サイト-76の大容量サーバーを利用するには、SCP-████-JP-A-9226の特別収容プロトコルで定められた防疫システムを介した利用が原則求められますが、この防疫システムを介した演算は通信量が一定量に達した場合、遅延が発生します。通常での運用であれば、この遅延は無視できる許容範囲内に収まりますが、SCP-████-JP-A-9989に対するハッキングを想定した場合、予想されるSCP-████-JP-A-9989の処理能力の高さからこの遅延は致命的な影響を及ぼす可能性が指摘されました。SCP-████-JP-A-9989に対するハッキングは高度なサイバー戦となる可能性があり、この様な状況下における遅延の発生はサイバー戦を不利にする恐れがありました。そこで財団はSCP-████-JP-A-9989のハッキング及び解析に際しては例外的にSCP-████-JP-A-9226の特別収容プロトコルで定められた防疫システムを介さずに直接、SCP-████-JP-A-9989とSCP-████-JP-A-9226を接続しLisa.AICによる統合運用によってハッキングを行う事が許可されました。なお、直接、SCP-████-JP-A-9226と接続するのはSCP-████-JP-A-9989のみです。Lisa.AICのメインフレームはSCP-████-JP-A-9226からの汚染を回避する為の予防的処置として別にSCP-████-JP-A-9989と接続されており、宇宙サイト-76の大容量サーバーには前もってLisa.AICがインストールされ、ハッキングの直前まではLisa.AICのメインフレームとは防疫システムを介して互いに接続状態にありますが、ハッキングの開始に伴い、Lisa.AICのメインフレームと宇宙サイト-76の大容量サーバーのLisa.AICは通信を遮断され、以後ハッキング作業中はそれぞれが個別にSCP-████-JP-A-9989に対してハッキングを仕掛ける所謂、分散攻撃型の手法が採用されました。ただし、この手法はLisa.AICのメインフレーム側の防御がSCP-████-JP-A-9989に対して脆弱になるという欠点を抱えていますが、この点については、非常時にはSCP-████-JP-A-9989との接続を通信ケーブルの物理的切断によって遮断する事が決定されました。
※補遺:このSCP-████-JP-A-9226の曝露に対するLisa.AICメインフレームの予防的処置は念のため行われた最低限の処置です。仮にSCP-████-JP-A-9226が電子機器を汚染する性質が存在したとすると、この程度の処置でどこまで汚染を回避できるかについては未知数のリスクの高い行為でした。しかし、幸いにもハッキング後、Lisa.AICに対して行われた検査はいずれもSCP-████-JP-A-9226の影響を受けていないと結論付けられています。
SCP-████-JP-A-9989に対するハッキングは計画通りに実行され、SCP-████-JP-A-9989-βとの激しいサイバー戦が発生しました。サイバー戦はかなり拮抗したものとなりましたが、最終的には財団側の合算処理能力の高さが功を奏しSCP-████-JP-A-9989に対するハッキングを成功させました。これにより、SCP-████-JP-A-9989の制御を財団が完全に掌握する事に成功しました。しかし、SCP-████-JP-A-9989-βはサイバー戦の敗北を悟ると自らの記憶領域からアーカイブデータを分離し厳重な封印を施した特殊なプロテクト領域に保存しました。このプロテクト領域は後に再度ハッキングが試みられましたが、このプロテクト領域はロジックモードが変更されており、シンクロコードが非常に低速に設定されました。この影響により、Lisa.AICによる推定ではハッキングが完了するまでに凡そ369日11時間49分44秒の時間が必要と計算されました。SCP-████-JP-A-9989に対するハッキングにそれだけの時間と労力を消費する事は現在の財団には、そこまでの余力が無いと判断され、これ以上のSCP-████-JP-A-9989に対するハッキングは中止されました。これにより、財団がSCP-████-JP-A-9989から取得できた情報は大きく限られる事となりました。しかし、それでも部分的に取得できた情報からSCP-████-JP-A-9989に対する理解は進む事になり、SCP-████-JP-A-9989が万が一、財団のコントロール下から外れた場合への危険性の認識が深まりました。SCP-████-JP-A-9989が財団のコントロール下に置かれた後、財団はLisa.AICによって設計、プログラミングされた監視システム人格SCP-████-JP-A-9989-γをSCP-████-JP-A-9989にインストールしました。これによってプログラム方面における特別収容プロトコルは現在の形にほぼ完成されました。その後、SCP-████-JP-A-9989の安全性が担保された事を受けて█████研究員より、SCP-████-JP-A-9989を財団の為に運用する事が提案され、SCP-████-JP-A-9989の運用手順を含めた現在の特別収容プロトコルが作成されました。
SCP-████-JP-A-9989から得られた断片的な情報の閲覧を希望する職員はサイト8192のサイト管理官及びLisa.AICの承認が必要です。サイト管理官及びLisa.AICからの承認を受けて下さい。