影武者転生異常あり!~俺は悪役令嬢の影武者なんだ…誰が何と言おうが影武者なんだ!だから脇役でいさせろや!   作:三流二式

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『登場人物名鑑』②

イミテーション:想定外の事態にしばらくの間使い物にならなくなった愚か者。自分のやってきたことを一切顧みることなく突っ走り続け、強引に壁にぶち当てられたことでようやく自らが行った事の重大さに気が付いた。一応想定通りに〝闇〟を引っこ抜かれた関係上千歳との魂の繋がりは薄くなったが、人生の半分以上を共に歩んできた千歳との間にできた歪な繋がりはイミテーションという存在に楔の如く深く突き刺さっている。他の犬たちの感情もそれに劣らず深く突き刺さっており、彼が気づいていない間にその体は縁という鎖で雁字搦めにされている。何とはなしにその事に気が付いてはいるが、しかしそれでもなお彼の最終目標は変わらない。死に場所(ふり)を求め、今日も死地へと突き進んでゆく。その過程で誰が不幸になろうが知った事ではないと嘯くが、中途半端に良心の呵責を捨てきれないので、悩んだ末に手を出し、執着され、鎖が増えていくというのを繰り返している。最近夜に背筋が粟立つことが多いが、心当たりはない。必殺技は脱力から踏み込み、異能の力無しで雷と同じ速度で動く雷鳴歩。およびはぐらかし。すっとぼけ。意味深に無意味な笑みを浮かべる。煙に巻き、霞の如く消える。定価598円(税込み648円)

 

 

☆イミテーションの本来の計画★

 

 

・理想 

訓練し、力をつける(14年間の下積み時代)→千歳の入学と共に行動開始(本編開始)→運命の日である文化祭までに可能な限り教団の戦力を殺ぎ、犬たちをあてがって主人公チームを襲ったり、逆にプライベートで会わせて心理状態をコントロールしたり、秘密裏に会社(武装警備員派遣会社〝ペットショップ〟)を立ち上げて原作の脅威を事前に潰すとともに私兵を育てたりした(2ヶ月弱)→文化祭当日、適当に暗夜たちと戦闘し、千歳に〝闇〟を肺ごとぶち抜いてもらって無価値となり、晴れて自由の身となる(予定)でいた。

 

 

・現実

訓練し、力をつける。良い拾い物が出来たくらいで、特に問題は無し(大あり)→千歳の入学と共に行動開始(ここまでは順調)→運命の日である文化祭までに可能な限り教団の戦力を殺ぎ(なんでもう闇の泥が出てくるんだよ! 想定外)、犬たちをあてがって主人公チームを襲ったり、逆にプライベートで会わせて心理状態をコントロールしたり(想像以上に暗夜たちの覚醒が速い。想定外)、秘密裏に会社(武装警備員派遣会社〝ペットショップ〟)を立ち上げて原作の脅威を事前に潰すとともに私兵を育てたりした(なんだかみんな俺を見る目が変なのだ……。想定外)→文化祭当日。なんか変な人おるーっ!? (想定外)千歳さん!? (想定外)変な人に抜かれたせいか〝闇〟が微妙に残る(想定外)光の神が直々に〝光〟を押し付けてくる(想定外)生き残る(想定外)→計 画 破 綻→プランの練り直し、及び自己(イミテーション)の再定義。ついでに光の神のせいで半分ほど破られた倫理防壁の再構築→再起動(今ここ)

 

 

武装警備員派遣会社〝ペットショップ〟

 

 

闇によって培われた技で社会に貢献するために、という表向きの謳い文句で信用と金をスポンサー(ひがいしゃたち)からむしり取り、イミテーションが立ち上げた警備会社。どんな人でも使い物になるまで自分が行っていた訓練を〝多少〟マイルドにアレンジした訓練を強要させ、短期間のうちに心身ともに叩きのめして恐ろしく強引に服従させる暗黒ミニコーポ。聖光教や世間にはどんな人物にも活躍の機会を、等という小耳の良い謳い文句でだまくらかしているが、その本質はゲーム本編に登場する様々な闇の者、光の者、混沌の者、黄金の者予備軍を収容し、叩きのめして忠誠を誓わせ、私兵とする恐るべき暗黒会社だった。彼らが内に宿す様々な力の反逆を恐れて必要以上の訓練を課しているが、イミテーションの想定とは裏腹に、スカウトされた者は訓練の厳しさに多少根を上げたりするものの、概ねのびのびと仕事をしている。内に宿す力を恐れ、悩み、投げだそうとしている最中に手を差し伸べてきた奇妙なヘルメットを被った社長に反逆を企てる者など、いるはずが無いのだ。

 

 

鳳凰院千歳:今の彼女はとても充実していた。何せ、生まれて初めて友と呼べるものが出来たのだ。しかも一度に何人も。彼女は幸せだった。いくつもの不安事項はあるが、きっと乗り越えてゆけると彼女は確信する。だって、頼りになる友達がいるのだ。あの光の塊のような人たちがいれば、乗り越えられぬものなどある物か。決して口には出さないが、千歳はイミテーションに、深く感謝して(憎んで)いた。A

 

 

鳳凰院敏明:今の彼は激動の最中にいた。消えるはずだった娘は消えず、滅びるはずの悪魔は消えず。切り捨てられるはずだった己は無意味に延命され、生き残らされている。悪魔は言う。きっと上手くいく、と。そんな訳があるか。敏明は声を嗄らして叫ぶ。慟哭は暗闇へと消え、誰にも顧みられることは無い。どうすればいいのだろうか? 決して誰にも言えない弱音が、口をついて出る。敏明はイミテーションを深く憎んで(縋って)いた。

 

 

チワワ:最近妹分が増えたヤンキー系女子。いろんな人の折衝役ばっかりしているので、そろそろ役得が欲しいというのが正直な所であった。事あるごとにイミテーションと2人きりの状況を作ろうとするが、上手くいったためしがない。C

 

 

ポメラニアン:最近妹分が増えたインテリヤクザ系女子。妹分の暴走に、そろそろ我慢が効かなくなっているらしい。爆発しかけてはチワワに窘められ、口喧嘩をし、すぐに手を出す。怒ってる風を装って手を握ったり、頬を突っついたりしているが、レトリバーのスキンシップは彼女の想定をはるかに超えた恐るべきものであった。B

 

 

シバイヌ:最近妹分が一人増えたおっとり系高身長女子。偽装を解放され、ことあるごとに暗夜たちに構ってはお姉ちゃんぶりたい末っ子をこじらせた悲しきモンスター。隙があればイミテーションに女物の服を着せ、外へ出かけたがる。G

 

 

プードル:最近友達が増えたもやし系女子。偽装する必要もなくなり、ようやく肩の荷が下りたと思ったらボスから与えられる仕事が増え、結局今まで以上に酷使される羽目になった可哀そうなもやし。もやしと言うとなぜか怒り、閾値を超えるとイミテーションに迫る投げの技術で脳震盪を引き起こすはた迷惑な魔物。イミテーションに似合う服を自作しようとしているのだが、中々難航しているらしい。A

 

 

トサケン:彼の物語は終わりが近い。彼は願う。あのやんちゃな小僧に幸あれ、と。

 

 

レトリバー:年上男の娘ものでしか満足できなくなった悲しきモンスター。古い友人や新しい友人たちが事あるごとに店にやって来ては何も買わずに駄弁っている事が多いが、それほど気にならないらしい。最近イミテーションが怒ってる体を装えば押し切れることを学習してしまい、手が付けられなくなってきている。B

 

 

光黒暗夜:光の者の母と生まれながらに〝闇〟を宿す父との間に生まれ、みごとその両属性を身に宿して生まれた奇跡の子。はじめのうちは光すら扱うのに難儀していたのだが、イミテーションのおかげで〝光〟が急成長し、血に宿る勇者の力が完全開放された。なお、勇者の力は不特定多数の者に宿っており、それを初めに開放できた者がその代の勇者となる。そして彼は〝闇〟までも物にしつつあり、歴代でも屈指の勇者として、頼れる仲間と共にその道を行く。

 

 

光績:イミテーションの計略によりかなり早い段階で聖女の力を物にしており、彼の計画を破綻させる要因の一つとなった。頑固のようで以外にもノリが良く、暗夜と悪乗りしあってはポメラニアンをキレさせている。G

 

 

長谷川軌陸:頭を悩ませていた千歳が、今度は別の意味で頭を悩ませる原因となり苦悶の表情をしている。親しくなることは悪くは無いが、そのせいで彼女の解像度が上がり、あまりにも目を離せないほど危なっかしく、子供っぽい千歳の頓珍漢な行動をどうやって更生するか、そればかりを考えているらしい。C

 

 

エミリー・コンバット:軌陸の幼馴染のクールビューティ。大仰な苗字だが極々普通の一般家庭の出。白髪の長い髪をポニーテールにまとめ、鉄仮面のような無表情、抑揚のない声は冷徹な印象を与え、事実彼女の周りには人が余り寄ってこなかった。実は軌陸もこいつ愛想悪いよな、と内心思っていた。しかし、彼女の趣味であるスパイ映画やアクション映画ドンピシャの存在が現れ、秘めた憧れが爆発し、いてもたってもいられず〝保健所〟へと突撃していった。その表情は従来の無表情の中に明らかに分かる感情の色が浮かんでおり、軌陸は驚きに目を丸くしていた。F

 

 

光の神:現れたこの時代の特異点に興味津々の様子。手酷く振られたが、それもまた一興、とさして気にしてはいない。闇の神の動向は気になるものの、実のところそこまで気にしていなかったりする。彼女にとって重要なのは面白いかどうかであり、それでちっぽけな人間が何人死のうがどうでもいいのだ。光の神と自らを定義しているが、所詮は幸福の感情や善の力を糧にしているというだけで、別に人間の味方という訳ではない。都合がいいからそのように振舞っているのだ。B(可変可能)

 

 

ゴスペル:オレ、ホケンジョキライ! アイツラコロス! 

 

 

闇の神:あいつら切れてて草。

 

 

魔王:裏切り者を今すぐにでも粛清したいのだが、その裏切り者がしでかした事があまりにも大きく、帳尻合わせでそれどころでは無い。

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