俺望月奏多は男のはずだった……昨日までは。そう昨日までは俺の何とは言わないがそこには男の象徴があった。今それは無に等しい……なぜそうなった考えても仕方ない、とりま姉に相談するか。
すると姉はワンコールで電話に出て
「なんだね奏多私は忙しいのだよ」
「忙しいやつが電話をワンコールで出るか!」
「およ?お主風邪か……?」
「現実は非常だ……その方が幾分もマシだ。」
「お主の声はもっと男ぽかったぞ?もしや女子になったか?」
「……」
「無言は肯定と捉える。直ちに家に帰還する。鍵を開けて待っとれ」
とだけ言い電話は切れた
「はぁ……あのバカ行動力だけはいいんだよなぁ。」
姉は弟思いなのはいいんだがいつもそれが空回りして大体奏多が酷い目にあう
風邪を引いた時なんかは水でおでこを冷やしたのはいいんだがタライに水を入れてそのまま転んで奏多に掛けさらに風邪が悪化したことがあった。
「はぁ……気が重い。あのバカじゃなくて母さんに連絡するべきだったか?」
まぁ連絡してしまったことはしょうがないなるようになるさ
すると姉が家に入ってきたのかドタバタとうるさい足音が聞こえてきた。
「奏多どこにおるー?」
「俺の部屋だよ」
そういうと部屋のドアノブが下に下がり姉が入ってきた
姉は入るなりいきなり硬直した
「か」
「か?」
「か、可愛いぃーーーー。ほんとに奏多なのか!?あのぶっきらぼうで姉にバカバカというあの奏多なのか?」
「ぶっきらぼうとは心外な…姉さんの弟の奏多君ですよぉ〜」
「まだ私の弟だと確信は取れないな……私達姉弟の秘密を言えたら信じよう」
「う……あれを言うのか?この鬼畜姉!!」
「ほれほれ〜〜言わないと通報しちゃいますよ〜」
「くっ、お姉ちゃん大好き!だから僕と結婚してください!」
「はぅ!!その顔で言われたら破壊力が、う、鼻血が……」
「へ、変態!!」ドンッ
と姉の腹をグーで殴る
「グハァ!いいパンチだ」ドサッ
と倒れた振りをする姉
「おらぁさっさと起きろ」シュッ
今度はキックをかます
「いい蹴りだ。もっと……」
「このドM!って大分話逸れたな」
「そうだな。奏多が女体化症候群を発症したって話か」
「え、そんな病気あるの?」
「あぁ私の大学で研究してるからな。その病気治らないことて有名だ。」
「治療は出来ないの?」
「無理だ。色々実験もしてるが特効薬も治療法もまるで進展がない。そして子供ができると二度と元の性別に戻らない可能性がある。気をつけろよ」
「わ、わかった」