コミュ力を顔に吸われた男   作:パレード

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まさか1話だけで評価バーに色が着くとは思ってなかった……。

ありがとうございます。



陰キャと入隊式

 

 入隊式当日。ソワソワしていた飛塚は気持ちを静める為に迅さんを誘い『太鼓の達人』をして遊んでいた。

 

「あ。赤松(あかまっちゃん)サイドエフェクト使ってるでしょ」

 

 この手のゲームにおいて飛塚のサイドエフェクトは強すぎるので基本は禁止されているのだが、飛塚は結構負けず嫌いなのでバレない程度にサイドエフェクトを使っている。

 

 しかしそれを認める飛塚ではない。首を横にフルフルさせて否定する。なのだがバレない為に毎回ギリギリで勝っているのがかえって怪しまれ結局サイドエフェクトの使用がバレているのを飛塚は知らない。小南だけ未だに気付いていない。

 

「えー本当かー?うりうり〜」

 

 左腕を飛塚の肩に回し、右手で髪の毛をわしゃわしゃする。当初こそ一切変化の無い表情に偶にしか言葉を口にせず、それに奇跡的な顔の良さがブレンドされ近寄り難い雰囲気を醸し出していたが、玉狛に来てからの2週間で随分周囲に馴染めたようだ。

 

「次は無しで頼むぞー?」

「…………ん」

「あぁ使ってなかったね。うんうん分かってる分かってる」

 

 迅の中ではすっかり世話のかかる弟だ。

 

 次の曲は『夏祭り』にしようと太鼓を叩く。

 

『さぁ!始まるド「赤松ぅぅぅぅ!!!」』

 

 いざ始めるぞと手首をコキコキさせていた赤松は手元が狂いグキっとやってしまう。

 

 飛塚は自分にそうさせた人物。小南を恨みがましく睨みつけた。

 

 そんな様子など知った事かと小南は飛塚にズカズカ近付くと彼の両脇に腕を差し込んで無理矢理持ち上げた。

 

「おいおい小南。赤松(あかまっちゃん)は俺と遊んでるんだぞ?」

「アンタだってあたしとコイツの約束の事知ってるでしょ!?元々私の物よ!!」

 

 約束………。その言葉に迅は思い当たる節があり、あぁあれの事かと漏らす。

 

 飛塚が玉狛支部に来た日、飛塚はサイドエフェクトの力を使い小南から1本を取っている。

 

 例えサイドエフェクトがあったとしてもNo.1攻撃手(アタッカー)の小南から1本取ったのは大金星だ。その事と膨大なトリオン量をもってすれば入隊時の初期ポイントは3500は堅い。

 

 これはB級に上がるのに1月もかからない。誰もがそう思ったが小南がそれを許さなかった。

 

 きっとこのまま飛塚を送り出してしまえば同期の連中が嫉妬し「トリオン量が多いだけ」「サイドエフェクト頼り」などと言われるのは想像にかたくない。それを小南は同じ玉狛(に住む者)として許せる訳がなかった。

 

 だから飛塚が正式に入隊するまで毎日模擬戦50本を命じ、サイドエフェクトの使用もB級に上がるまで禁止にした。そうすれば飛塚に対するやっかみは荒唐無稽な妄言でしかなくなるからだ。

 

「でも約束の模擬戦は入隊式までだったろ?」

「そうよ!だから午後までに50本終わらせなきゃなのになんでアンタはゲームしてんのよー!!」

「今日もカウントに入ってたのか」

 

 何度目だろうか。小南の噛み付きが飛塚の頭を捉えた。

 

 この前なんかいい匂いがしてムカつくと言われたので、じゃあやめれば。と言ったら噛み付かれた。

 

「あちゃー。ごめん赤松(あかまっちゃん)。読み違えた。こうなったら止まんないから付き合ってあげて」

 

 そう言いながらゲーム機を片付ける迅が段々と遠ざかっている。

 

 どうやら未来視も完璧では無いらしい。自分もサイドエフェクトに頼り切りにならないようにならないとなと飛塚は改めて決意した。

 

 引きずられていた状況から脱出し飛塚は自分で仮装戦闘室に向かい歩き出した。

 

「ふふん。いい心掛けよ」

 

 それを見て満足気に頷く小南も飛塚の後を追う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《飛塚side》

 

 無機質な部屋の中で俺と桐絵はトリオン体を換装する。

 

 俺が使うトリガーは最初から変わらずスコーピオン。対する桐絵はある事情で孤月のトリガーを使っていた。

 

「いつもと同じルールで闘るわよ」

 

 桐絵は出入口の横にあるモニターをポチポチすると先程まで白一色で寂しかった部屋が、一軒家の並び建つ市街地へと姿を変えた。

 

 トリオンで空間を作っているらしいがそこら辺の説明は涼しい顔で聞き流したので良く分からない。

 

『空間内での両者使用トリガーを1つに制限。50本勝負開始』

 

 C級はトリガーホルダーにトリガーを1つしかセット出来ないので俺はスコーピオンを1本だけしか使うのを許されていない。

 

 しかしそれだと勝負にならないので桐絵も孤月1本しか使わないというのが模擬戦のルールだ。

 

 サイドエフェクト、テレポーター、2本目のスコーピオンを奪われた俺は素のスペックで桐絵と戦う事になるが、今の所の戦績は600試合中0勝600敗だ。

 

 諦めの早い陰キャの俺は心が折れかけた。けれど3日前からは自分の成長をひしひしと感じ出していた。

 

「それじゃあ早速行くわよ!!」

 

 素早い身のこなしでコチラに斬り掛かる桐絵。200本はそのままぶった切られた甲斐もあり今では何とか反応出来る。

 

「流石に防ぐわね。コレはどう?」

 

 剣撃の速度が上がり、徐々に押されていく。とてもじゃないが反撃が出来る暇なんて無く、浅い傷が増え続けトリオン体が限界を迎えた。

 

『トリオン漏出過多、飛塚ダウン。1ー0小南リード』

 

 バシュンと身体が煙をあげフワッとした感覚に包まれる。が次の瞬間には元通り。これもトリオンが使い放題な仮装戦闘室のおかげだ。

 

「この調子でどんどんやるわよッ!」

 

 休憩が無いのはもう慣れた。てゆうかそっちの方がスコーピオンの使い方も上達する。…………気がする。

 

 最後の最後で使おうと思っていたが()()を使おう。入隊式までになるべく使い慣れておきたい。

 

 迅さんとコソ練してたら出来たスコーピオンの形状変化を行使する。

 

「……?何よそれ、鎌?」

 

 桐絵の言う通り、俺はスコーピオンで大きな鎌を作った。普通1つのスコーピオンをこんなに伸ばしたら脆くなるそうだが、その問題は俺のトリオン量が解決。武器として取り回してもなんら問題は無い。

 

 ようやくお披露目出来てちょっとだけテンションがあがる。当然そんな感情は表情には出ない。

 

「なーんか迅とコソコソしてると思ったら、アンタそんな事してたの?」

「……勝負はここからだ」

「いいわ。アンタの新戦法、見せてみなさい!」

 

 勝負は再開する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『トリオン供給機関破損、飛塚ダウン。50ー0。模擬戦終了!』

 

「アンタ……………」

 

 桐絵の呆れた様な視線が突き刺さる。

 

 いや分かります。分かりますよ?原因はアレでしょ?鎌を使った立ち回り方とか何も知らないのにドヤ顔で鎌を使い始めて49回もボロ負けした事でしょ?

 

「分かってんなら最初から使うんじゃないわよ〜!!」

 

 手をわなわなさせてガルルルルと唸る桐絵。すぐに噛み付かない所に成長を感じる。

 

 いやでもね。カッコイイじゃん。桐絵ちゃんも中学二年なら分かってくれるハズだ。

 

「うっ……。確かにカッコよかったけど、とにかく!今から49回やり直すわよ!次は変なアレンジしちゃ駄目だからね」

「もうすぐ入隊式………」

「口答えするのはこの口か〜!!」

「やへほ」

「まぁまぁ桐絵ちゃん。入隊式まで後1時間しかないんだし」

「う〜。ゆりさん。けど〜」

「桐絵ちゃんも本部に行くなら必要な物取ってきておいで。車は先に出しておくから」

「はぁい」

 

 トボトボと自室に戻っていく桐絵の背を2人で見届ける。

 

 これからは鎌をメインにする事は無いかな。選択肢として頭の隅に置いておく感じで。

 

「じゃあ行こうか赤松くん」

「はい」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 目的地に付き車から降りた飛塚は建物の全貌を捉えるべく上を見上げる。

 

 車の中で小南から散々デカイと聞いていたが想像以上を超えるデカさに飛塚は言葉を失う。つまりいつも通りの飛塚だ。

 

「さ。案内するからキリキリ歩きなさい!ゆりさんも早く」

「あらあら。危ないわ桐絵ちゃん」

 

 フリーズしていた飛塚の手を取って広い駐車場を走る。

 

「同い年のお友達ができて嬉しそうね。桐絵ちゃん」

 

 そんな彼女の様子をまるで母親の様に見守るゆり。この言葉を聞けば小南は顔を真っ赤にし、飛塚は友達という言葉に呼応してどこか誇らしげな雰囲気を醸し出すのだが今の2人には聞こえていない。

 

 3人は受付でC級用のスコーピオンを受け取り体育館っぽい部屋に案内された。

 

「あたし達は上で見てるからね。忍田さんの話てきとーに聞き流して目を付けられるんじゃないわよ赤松!ただでさえ注目されてるんだから……」

 

 小南の言う通り飛塚は周囲の視線を集めていた。言わずもがな顔面だが、美人と美少女がそばに立っているのも原因だ。

 

 大勢の人間から注目を浴びさっきから緊張で一言も喋れない飛塚は小南の言葉にブンブンと頭を振って了解の意を示す。

 

 何度か釘をさした後にギャラリーに登っていく2人を見守っているといつの間にか前に立っていたスーツの人が訓練生の名前を呼んで綺麗に並ばせた。

 

 それから5分後、入隊式の時間がやってきて壇上には1人の男性が上がる。

 

「ボーダー本部長忍田真史だ。君たちの入隊を歓迎する。君たちは本日C級隊員……………」

 

 忍田は語った。人類の未来が訓練生にかかっていると。日々己を研鑽し1日でも早く正隊員を目指して欲しいと。

 

 そんな事を言われると、飛塚は友達を作るのを目標にしていた自分が恥ずかしくなった。が、きっと周りもカッコイイからとかそんな理由で入ったんだと考える事でメンタルをリセットする。

 

「君たちと共に戦える日を待っている」

 

 敬礼しながら話をまとめた忍田本部長は最後に、これから先の説明を二名の正隊員に一任して壇上をおりる。

 

 説明を任された2人の名前は少年嵐山准と東春秋という男性。

 

 ざっと50人はいる訓練生の中で狙撃手(スナイパー)志望の者は東の後を追って部屋を出て行き、嵐山と攻撃手(アタッカー)銃手(ガンナー)志望の訓練生が残る。

 

「改めて攻撃手組と銃手組を担当する嵐山隊の嵐山准です。まずは入隊おめでとうございます」

 

 見たところ高校2、3年の少年が快活に言い放つ。

 

 飛塚は嵐山と名乗る少年に見覚えがあり、少しだけ考えてみるとボーダー隊員へのインタビューの番組に出ていた少年だと思い出した。

 

 意識を戻すと説明に一区切りがついたようで嵐山が左手の甲を見るように指示していた。

 

(……『3900』?)

 

 何の数字かは分からない。聞き耳を立ててみると回りの人たちの大体が『1000』との事。

 

「その数字を『4000』まで上げること、それがB級昇格の条件です!」

 

 その言葉に周囲がザワつく。「3000もあげんのかー」とか「どんくらいかかるのかな?」とか「オレ2000スタートだ!」とか反応はまちまちだ。そしてどうやら飛塚だけが特別という訳ではなく、他の訓練生にも初期ポイントが「1000」以上の者もいるらしい。

 

 嵐山はその分即戦力としての期待がかかっているとプレッシャーをかけた。

 

「ポイントを上げる方法は二つあります。週2回の合同訓練でいい結果を残すかランク戦でポイントを奪い合うか」

 

 奪い合う。という部分に飛塚は反応する。もし格下に負けてしまえばその分奪われるポイントも多くなるし、勝ったとしても貰えるポイントは少ないだろう。合同訓練とやらで貰えるポイントがどれくらいかは知らないが出来るならソッチのやり方でB級に上がりたい。

 

 でも十中八九小南は文句を言うだろう。

 

 飛塚はふと小南の方を見ると左手の甲をトントンしながら睨み付けていた。その行動が意味するのが「ポイントを見せろ」だと理解すると小南の方に手の甲を向けた。

 

「忍田さんに頼んで『1000』にしてもらうの忘れてたぁ!」

 

 小南が自分の知らない所でとんでもない計画を企てていた事実に飛塚は戦慄した。しかし何故か自分に集中している視線を小南が吸収してくれたのであっさりと許す。

 

「まずは訓練のほうから体験してもらいます。ついて来てください」

 

 嵐山の後ろを訓練生がゾロゾロついて行く。

 

 飛塚もそれに続こうとしたが一応小南たちがおりてくるのを待つ事にした。どうせ列を見失っても小南が案内してくれる。

 

 そう思っていた飛塚に歩み寄る人影が一つ。

 

「なぁお前。隣のクラスの転校生だろ?名前は確か………」

 

 話し掛けられたのが自分だと気付くと全身の筋肉が硬直し表情がスンとなった。

 

「……飛塚赤松」

「そうそう飛塚!お前もボーダー入ってたんだな!」

「スカウト。県外から」

「マジで!?」

 

 いかにも陽キャっぽい少年。本人が言うには飛塚の隣のクラスっぽいが覚えが無い。

 

 それによく見れば髪型も変だ。一見普通に見えるが分けた前髪をわざわざ両目にぶち込んでいる。これも陽キャ式のオシャレだろうか。

 

「おれ、出水公平。よろしくな」

 

 極めてフレンドリーに肩をポンポンする出水。

 

 やだこの人距離の詰め方がエグい。これどう反応すればいい?助けて桐絵ちゃん。

 

「なるほどなー。スカウト組だからポイント高かったのか。仮入隊の時いなかったからコネ入隊だと思ってたわ!」

 

 仮入隊なんてものがあったのは飛塚も知らなかった。だから『3900』は単純なトリオン量での加点になるのだろうか?そうだとしたら迅さんの言う通り、ボーダーにとってトリオン量はとても大切な数値らしい。

 

 チラリと出水のポイントを見ると『3000』だった。高い。

 

「よし、じゃあ一緒に行こうぜ。遅れちまう!」

 

 待ってる人がいるなんて言えるハズも無く、飛塚は出水の後を追う。

 

 ついたのは玉狛支部で見慣れた仮装戦闘室が多数設置された縦長の部屋。

 

 見た限り2人以外の訓練生は全員揃ってるようで、2人が遅れたのもありそれに気付かずに嵐山は説明を始めてしまっていた。

 

「制限時間は1人5分。早く倒すほど評価点は高くなります。自信のある者は高得点を狙ってみてください。……説明は以上です!各部屋始めてください!」

 

 訓練生は早速訓練に挑む者、様子する為に観客席でモニターを見つめる者、等など各々が違った行動を取った。

 

 最初の説明を聴き逃した飛塚と出水もまずは他の訓練生を見てコレがどの様な訓練なのかを確認する。

 

「ほー。つまりアレだ。あのデカブツをササッと片付けるだけだ。行こうぜ飛塚」

 

 2人は空いていた列に並び世間話(出水が一方的に話すだけ)をしているとやがて飛塚の番が来た。

 

『8号室準備完了』

「行く」

「おお!頑張れよ!」

 

 振り返って出水の方を見るとその後ろに並んでいた訓練生もチラリと見えた。何故か女子しかいない。その内の1人と目が合ったがすぐに逸らされた。悲しみ。

 

 部屋に入ると大型近界民(ネイバー)が形成されていく。途中なのに既にデカい。話には聞いていたが実際に見るのは始めてだ。

 

『8号室用意……始め!』

 

 合図と共に地面を軽く蹴り、見るからに弱点な光源と同じ高さでスコーピオンを足から生やし振り上げる。

 

 それだけで大型近界民には深い斬り傷が入り活動を停止した。

 

(………思った何倍も柔らかいな)

 

『8号室終了。記録4秒』

 

 もっと縮められる。悔しがりながら部屋を出ると外で待っていた出水にダメ元で聞いてみた。

 

「もう一度、いいか」

「いや俺は構わねーよ!全然!どうせすぐ終わるだろ?」

 

 出水の許可は取った。後はその後ろに並ぶ子達に許可を…………

 

「私は全然いいよ!!」

「私も!」

「他の子は分かんないけどわたしも!」

「なに他を下げようとしてんの!」

 

 許された。再度部屋に入り近界民が生成されてゆくのを見守る。

 

『8号室用意……始め!』

 

 スコーピオンを脆くならない程度に伸ばし胴体を切り裂く。やっぱり態々弱点ぽい所を攻撃するまでも無かった。

 

『8号室終了。記録1秒』

 

(癖で鎌の形になっちゃったな)

 

 満足気にほんの僅かに口角を上げながら部屋を出た。

 

「つぎ」

「うわーなんだよあの鎌は。コレの後とか見劣りするなー」

「がんばれ」

「嫌味かコノヤロー」

 

 口ではそう言いつつも何やら燃え上がっている出水が部屋に入っていった。

 

 そこからの行動は迅速だった。いくら鈍感な飛塚でも自分の記録がとんでもなく速い事は分かる。きっとダラダラしていると大勢から話し掛けられる事間違い無しだ。

 

 飛塚は陰キャなので1度にいっぱい話し掛けられると緊張して喋れなくなる。それに今日は出水でおなかいっぱいだ。

 

 なので早いとこトイレに緊急脱出(ベイルアウト)を………。

 

「お前、凄くいいな!」

 

 捕まった。モサモサ頭で目が死んでいる青年。服装的に正隊員だろうか?が飛塚の両肩をガシッと捕まえた。

 

「ポイントは『3920』か。よし、俺が80ポイントやるから俺と部隊組もうぜ」

 

 『3920』?今の戦闘訓練で加点されたのか?

 

 て、ゆーか急に何を言い出すんだこのモサモサ男は。もし80ポイントをくれるのならすぐにB級に上がれるということだろう?

 

 最高じゃないすか是非よろしくお願いしま……

 

「許す訳ないでしょー!!」

 

 小南の怒号が響き渡った。

 

 





■初期ポイントは本当にトリオン量だけで3900ですか?

本当は3500でしたが当時No.1攻撃手の小南の弟子(だと思われてる)ので限界まで引き上げられました。戦闘訓練が満点だったので加点されて現在は3920ポイントです。



渾名がついて嬉しい
『あかまっちゃん』
密かに渾名に憧れていたのでこれにはニッコリ。しかし表情は変わらない。
小南式ブートキャンプにてグラスホッパー無しで民家の屋根に飛び乗るトリオン体の扱いとかなりまあまあなスコーピオン捌きを体得した。サイドエフェクトありだと全力でまあまあになる。
戦闘面にて反則レベルのサイドエフェクトを持つが、細かい所から割とシャレにならないレベルまで様々な弱点が存在する。その詳細はまたの機会に。
小南の策略により危うく初期ポイントが1000になりかけた。


さくりゃくか
『小南』
赤松の師匠(当社比)。
赤松の事をなんだかんだ言って玉狛に入ろうとしてるがそれを言い出せないツンデレボーイだと思っている。
なので入りたいという言葉を引き出す為、遠回しに催促しているのだが上手く意図が伝わらずその都度お菓子を手渡され餌付けされている。
赤松曰く、最近攻撃の重みが増した(特に上からの振り下ろし)。その理由は不明である。
惚れているレベル5。懐きレベル100。


ラッキーボーイ
『迅』
スカウト先にて思いがけず可愛い後輩をゲットした。
赤松が愛想良くなった未来を見て戦々恐々とした。ちなみにその未来に進む確率は太刀川が勉学に目覚める確率とトントン。
夜な夜な行われる赤松のコソ練に付き合っている最中冗談でスコーピオンの形を変えてみるよう言ったら本当に鎌の形で使い出したのでやっぱり中学生だな〜。と生暖かい目でその様子を見守った。
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