クトゥルフ神話案件とヒーロー社会は相性が良くないと思います   作:とんたん

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本日三話目
真・オリ主のエントリーだ!
この回は、色々変更したり改稿するかもしれません。

次回は不明。
だけど、次回か次々回からヒロアカ成分マシマシになります。


アメコミ世界(違)に転生したワイの日記3と、とある少女のプロローグ

 

 〇月×日

 私、14歳!

 もう立派な美少女と言っても過言では無い。

 う、飛ばし過ぎだって妙な電波が……

 電波だよ電波、そういう電波が飛んできたんだ。

 

 だって仕方ないじゃない、14歳だって言ってもこの世界ではという但し書きが付くんだもん。

 ドリームランドで冒険していたら、お母さんの本体とその上位分霊に別世界に飛ばされたんだ。

 無限ループって言うか螺旋?状になっている世界で色々大変だった。

 大変だったけど最終的に、ロボット大戦になってとても楽しかった。

 ロボット大戦ならロボット大戦で、アムロ・レイ、兜甲児、流竜馬に会いたかったけど誰も居なかった。

 そもそもゲッター自体確認できなかったから、ロボット大戦によく似た何かだった可能性が有るし。

 まぁ、そんな世界を途中からとはいえ彷徨ってたからかなり齢を重ねている。

 それと、精神の分身がどこかの世界に行っているのか、変な夢を見る。

 雪山とか絶海の孤島の研究施設っぽい所で使い魔やっている夢だけど、あんまり詳しい事は憶えていない。

 憶えていないという事は大した事では無いんでしょう、細かい事は気にし無い。

 

 さて、夢の冒険や異世界の冒険を綴るのも吝かでは無いけど、それじゃタグ詐欺だと苦情の感想が殺到してくるのが目に見える、感想来ていればいいね!

 おっと、また電波だ電波が入ってきた。

 

 そろそろ現実(リアル)の話をしよう。

 ざっくりと今までの略歴を話すと。

 8歳の時に、イス人の方々から接触が有ってアメリカに渡航。

 イス人って言うのは遥か過去あるいは遥か未来に居る種族で、独自の方法で現代に精神を飛ばして主に人間の精神と入れ替わっている。

 その彼等が最悪の未来を回避するために、私ちゃんの力を貸して欲しいって言って来た。

 現実だと結構暇してたから良いよ!て答えたら、小学生から大学生にクラスチェンジした。

 アメリカはマサチューセッツ州アーカムシティに有るミスカトニック大学考古学科だ。

 考古学科では有るけど、それは表向きの方便で事実は陰秘学科、簡単に言うと魔術や神秘、オカルトと言った事を大真面目に学ぶ学科だ。

 学部長はアンドレア・フェランって言うお婆ちゃんで、教授はアラン・シュリュズベリィって言う若い男だったんだけど。

 魔術に関しては入学して、即座に助教とか助手ポジションに据えられた、お駄賃と言う名の給料も貰えた。

 

 10歳の時に、卒論の代わりに、大学図書館から盗まれたネクロノミコンの写本を取り戻す事になった。

 色々ツッコミたいけど、私が適任で、急がないとデルタグリーンって言うアメリカの秘密特殊部隊が動いて最悪核が落とされる事態になりかねないらしい。

 学部長と教授はさっさと私を卒業させて、講師か准教授にしたいようだから丁度いい事件だったみたい、希少本の回収もしなきゃいけないし。

 そんなこんなで、盗人を探してやって来たのはダンウィッチ。

 だけど、来た頃にはネクロノミコンに記載されていた儀式は成っていた。

 儀式で召喚された、お母さんの大元さんはさっさと返喚した。

 それ自体は私が召喚した鬼械神でさっさと終わったんだけど。

 僅かの間でも、邪神の中でも最上位に位置する神が現世に出てきちゃったから、その神威にさらされた人達の処理(殺戮)が面倒だった。

 どこにネクロノミコンや儀式に関るアーティファクトが有るか分かっていないから、町事焼却する訳にもいかず、町人一人一人灰に変えていく。

 まぁこの絵面だと、私が極悪ヴィランだ。

 正直な話、あの神様が召喚されちゃった以上その神威にさらされて正気を保っている人間なんて居ないと思っていたし、仮に居たとしても面倒だから処理しようと思っていた。

 その娘に会うまでは……

 

 

 ☆

 

 

 

 私の名前は、メアリー・ホプキンス10歳。

 アメリカはマサチューセッツ州のダンウィッチに住む極々普通の女の子だったの、あの日までは……

 

 ダンウィッチは私が言うのもアレだけど、今時珍しいド田舎だ。

 ギフト*1が世の中に溢れる現代、それに合わせて技術は進化し都会も発展した。それなのにダンウィッチの街はギフト発現前と変わらない町並みを残している、時代に取り残された町だと大人達は言う。

 だけど私は、この町が好きだ、毎日毎日あんまり変わりの無い日常が続く、それが永遠と続く物だと思っていた。

 都会で起こるヴィラン事件をおっかないと思いつつも、別世界の物の様に感じる日々。

 そんな、世間から隔離されたかのような安穏とした町にもタブーが有る。

 町の外れに住む、ウェイトリー一家に関るな。

 それが暗黙のルールだ。

 理由は説明されていないけど、町の外れに有るしその周辺には何も無いから近づく理由は無い。

 ウェイトリー一家も殆ど町に来ないようだ、彼等の家に近づいた子供も親から激しく叱られているのを知っている、だからわざわざ近づいたりはしない。

 

 クリスマスの日は誕生日と同じ位かそれ以上に楽しみな日だ。

 信心深く、清貧を良しとする町の住民もイエス様の誕生を祝福する日を迎えるのを楽しみにしているのか、町全体が浮かれた空気が漂っている。

 その日の深夜、もう何時かも分からない時間帯、私は父に叩き起こされた。

 正直に言うと眠くて堪らない。

 それなのに、父は母は、祖父は外に出ろと言う。

 外から声が聞こえた。

 「主よ……」

 「主はいませり!主はいませり!」

 狂乱染みた主を称える祈りが聞こえる。

 

 「主が降臨したんだ!」

 父の目は、狂人のそれだ。

 「主の寵愛を私達も頂きましょう」

 母の言葉は、狂気を含んでいた。

 「あぁ、私達の日々は間違っていなかった」

 祖父は、現実を見ていない。

 「メアリー……逃げなさい」

 地獄の光景に中途半端に耐えてしまった祖母は、両の眼を抉っていた。

 

 丘の上には、玉虫色の球体の群れが有る。

 それに、人々は一心不乱に各々が思い思いに祈る。

 断じて『主』では無い、ナニカに。

 異様な一種の地獄では無いかと思った。

 私はどうなるの?家族は元に戻るの?町は?

 逃げる?どこへ?家族をおいて?

 どうすればいいの?

 

 空に有ったはナニカは突如として消えた。

 本当に突然だった、代わりに有ったのはロボットだった。

 私も狂ったのかな?

 スクールで、ジャパンアニメのロボット模型を自慢していた男子を思い出した。

 それとは全く違う形だけど、宙に居るのはロボットで間違い無い。

 いくら都会が、私達の町よりも発展していたとしても、これはおかしいと思う。

 そのロボットが霞の様に消えると、ロボットが居た場所に女の人が現れた。

 珍しい蒼い髪。黄金の瞳。色白の肌。顔立ちは東洋人のようだ。

 その女はゆっくりと宙から周りを見渡しながら降り、地に足をつけると歩き出した。

 その女が通り過ぎると、その周囲の人が一瞬で灰すらのこらず燃えていく。

 その女が、私へとゆっくりと近づいてきた。

 私も町の皆と同じように、一瞬で死ぬのだろう、痛みや苦しみを感じて無さそうのがせめての救いだろうか。

 救い……このような、無慈悲に見える行いも彼女の慈悲なんだろうか?だったら何故……

 

 「どうして、命を粗末に出来るの!」

 

 どうせ死ぬのなら、一発ぶん殴ってやらなきゃ!思いの叫びをぶつけてやらなきゃ!死ぬに死にきれないじゃない!

 拳を握りしめ、振りかぶる。

 

 「貴女を程の力が有って、救おうとしたのなら、皆は死なずに済んだんじゃないの!」

 

 思いのまま、怒りのまま、眼前の女に血をにじませた拳をぶつける。

 私の全力の拳をぶつけても、女は少しも堪えた表情を見せず、何かを期待する眼差しを私に向けていた。

 

 「デモンベイン

 

 微かな、囁くような声音で何かを呟いたけど、何を言ったのかは生憎聞こえなかった。

 

 「貴女ほどの力を持ったヒーローなら、私達の日常を守れたはずだ!昨日まで私の家族は!町の皆は!普通の代わり映えしない日常を過ごしていたんだ、今日も明日も、きっとそんな日々が続いて行くと信じていた!なのに、どうして、私達の町はこんな事になっているんだ……」

 

 「運が無かったね」

 

 眼前の女は運が無かったと、当然のように吐き捨てた。

 

 「ヒーローに期待している少女よ覚えておくと良い、現実(リアル)のヒーローは常に後手後手になってようやく動き出す。それに私はヒーローじゃない、只の殺人免許(マーダーライセンス)を持っている大学生だね。おっと、時間はあんまり無かったんだった、もうすぐ核ミサイルが降ってくる」

 

 只の殺人免許《マーダーライセンス》を持っている大学生って何だ!

 核ミサイルが降ってくるとは何の冗談だ! 

 

 「じゃあ、私も忙しいんだけど。唯一、正気を保っている可哀想な君にサービスだ。死に方を、選ばせてあげる。

 一つ、この町の住人と同じように苦しみも無く、私の手によって彼岸へと渡る。

 一つ、何もせずここで嘆きながら、もう間もなく降ってくる核の炎で死ぬ。とても苦しいと思うから、正直お勧めはできないよ。

 一つ、決闘してあげる、特別な技術は使わない、普通に相手してあげる。怒りなり嘆きなりをぶつけてくると良い。

 さぁ、どれにする?」

 

 決定事項かのように言う。

 嫌だ、死にたくない。

 死ぬしか、救いは無いかのように言う。

 嫌だ、死にたくない。

 踏み入ってはいけない領域、きっと、この発言もそこに入ってしまった者への慈悲なのだろう。

 嫌だ、死にたくない。

 生き残ったとして、今は大丈夫でも遅かれ早かれ、私も他の皆のようになるかもしれない。

 それでも!だとしても!

 女は言った「運が無かった」と。

 まるでありふれた出来事のように、言う。

 きっとその通りなのだ。

 私が私達が知らないだけで、こんな不条理な事件は世界のどこかで起きていて、この女のような理不尽な怪物が暗躍しているのだろう。

 そんなの、そんなもの!許せる訳が無いだろうが!

 

 嗤っている女に、私の意思を言葉を言い放つ。

 

 「嫌だ、死にたくない!この地獄を!不条理を!理不尽が許せない!」

 

 この光景を、怒り憎悪する。

 この思いを胸に刻み込みながら、咆哮する。

 

 「私は生きたい!生きて、生きて、生き抜いて……戦いたい!不条理と理不尽な存在から人々の日常(大切な物)を守りたい!」

 

 「クックックッ……ハッハッハッ……アーハーッハッハッハ!!良いよ分かった。私はカナタ・サモン10歳、マサチューセッツ州アーカムシティに有るミスカトニック大学陰秘学科に在籍する学生だ!色々世話を焼いてあげる、よろしくね!」

 

 う、嘘でしょ。

 10歳!?同い年!。

 東洋人は若く見えるって話だから、外見が14~16位に見えても成人しているのだろうと思っていた。

 って違う。色々とツッコミたいのに、疲れて何も出来そうに無い。

 生きる事を許されて、安心したのか眠気が強くなって意識を保てなくなった私は、眠りへと落ちた。*2

*1
日本では個性と呼ばれている

*2
深夜帯だからね、仕方ない




イス人は便利に使わせて貰うと思います。
真・オリ主ことメアリー・ホプキンスの個性は不明。

某世界で主人公は、異父異母の兄?弟?の代わりを演じた経験が何度か有る。
兄?弟?とその母に、休みの回を与える為。
擬人化したY氏はブラック企業が好かんようです。

雪山or絶海の孤島で使い魔経験は、とっても楽しんでいる。
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