今日は合宿初日。
私達は今日から利用することになる建物を訪れていた。
事前に鍵を預かっていたらしい先生が鍵を開け中に入っていくのに続き私達も建物の中へと足を進めた。
私達はヒフミの案内でベッドがちょうど5人分ある部屋に入るとそれぞれ荷物を置いた。
「ようやく着きましたね。ここが私たちの…」
ハナコが部屋を見渡しながらそうつぶやく。
それにヒフミが答えた。
「はい、ここが合宿の場所です。しばらく使われていない別館の建物と聞いていて少し不安だったのですが思っていたよりきれいでよかったです」
確かにヒフミが言う通りこの建物はしっかり管理されていたのか使われていない建物にしてはだいぶきれいな状態だ。
「そうですね〜てっきりみんな冷たい床で
「なんでちょいちょい裸を強調するの!?」
後はいつも通りハナコが下ネタを繰り出しコハルがそれに噛みついていた。
その後なんやかんやあって管理されていたとはいえまずは掃除から始めるべきだとなりそれぞれが体操服に着替えてグランドに集合することになった。
私は体操服の上に長そでのジャージを羽織り長ズボンのジャージを着てグラウンドへ向かうと先生だけがグラウンドに立っていた。私は先生のもとへと足を進めた。
『早かったね』
「はい、ということは私が一番乗りですか?」
『そうだね、他の皆んなはまだ来てないよ』
「そうですか」
私のすぐ後にヒフミ、コハル、アズサの順にグラウンドにでてきて残るはハナコだけとなった。
「お待たせして申し訳ありません♡」
しばらくするとハナコもグラウンドに出てきた…スクール水着で…
「アウトー!!!」
全員が驚きで固まっている中一番最初に正気に戻り声を上げたのはコハルだった。
「なんで水着なの!?えっちなのはだめ死刑!早く体操服に着替えて!あんたはその水着着るの禁止!」
コハルがまくし立てながらハナコを扉へと押し込んでいる。
しばらくすると体操服に着替えたハナコがやって来てようやく掃除を始めることができた。
まず初めに外の草むしりをすることになった。
ヒフミがそう提案した時アズサが「なるほど敵が隠れそうな物から排除するのは理にかなっている」などとくちばしっていた。
彼女は事前に得ていた情報では転校してきたことになっていたが結局どこから転校してきたのかわからなかった事から色々と怪しかった彼女だが今の発言から見るにSRT特殊学園のような学校だったのだろうか?それにしては色々迂闊すぎる気がするが…連邦生徒会の用意した先生用の護衛?どこぞの違法な組織から逃げてきたのか、それともただのそういうのが好きなだけなのか。
どんな可能性にしても倉庫を占拠して正義実現委員会とやり合うようなちょっときな臭いやつだ少し警戒したほうがいいか…
外の草むしりの後私達はそれぞれ別れて廊下、教室などの掃除を全て終わらせプール掃除をしていた。
ん?合宿に使わないのにプールは掃除しなくてもいいだろうって?その通りだが他のみんながやると言うからには私も参加しないわけにはいかない。
みんながやる気を出している空気で自分だけ参加しませんとか言えるやつはある意味尊敬に値する。
黙々と掃除していると横から水が飛んでくる。それをかわし水が飛んできた方へ視線を動かす。すると「虹ですよ虹」とかいいながらはしゃいでいるハナコ達の姿があった。その後ろでアズサだけが「このエリアの掃除は完了。迅速に次のエリアの掃除に移行する」と言いながらしっかり掃除をしている。
「お〜い、お前ら。楽しむのはいいがても忘れず動かしてくれよ〜?」
「あはは、すいません」
「あら、怒られてしまいました。仕方ありませんね私も掃除始めますね」
「はあ〜!あんた今まで掃除してなかったの?!言い出しっぺのくせに!」
そんな風に騒ぎながら私たちは掃除を終わらせ水を張ったが水が溜まった頃にはすでに日が暮れてしまったのでそのまま寝ることになったのだった。