シスターフッドの執行者   作:雪とk

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深夜の密会

プール掃除の翌日以降模擬試験と勉強を繰り返す生活が始まった。それからしばらく経ったある日の深夜私は魔術でベッドにいるように偽装したあと部屋を抜け出す

・・・とはいえ私たちが寝泊まりしている部屋にはコハルしか寝ていなが。

 

というのも此処に来てから数日の間ヒフミは先生と模擬試験の作成やテスト対策、アズサは毎晩この建物をゲリラの要塞へ作り変えたり、どこかへ行っている。そしてハナコはそんな二人を心配しているのか二人が寝付くまで見守っているようだ。

ヒフミとハナコはいい、だがアズサの動きは怪しすぎる。彼女の動きはまるでこれから何かの勢力にここが襲われても撃退出来るようにと言わんばかりの魔改造をこの建物に施している。

アズサは何かの情報を持っているのかもしれない。

 

とまあそんな疑問も今日で解消されるだろう。なぜなら今この建物はシスターフッドのメンバーに監視されているからである。当然外に出たアズサも追跡しているはずだ。その報告が今夜届く予定なのだ。

 

 

 

その日の夜、部屋を出て廊下を進み誰もいない場所で窓を開ける夜の冷たい風が入ってきて少し体が冷えるのを感じながら待っていると使い魔であるカラスが1羽飛んできた。

 

足にくくりつけられた筒から報告書を取り出し内容を確認する。

まず初めに書かれていたのは私たちの目的エデン条約の条文についてだ。執行者の中で隠密に秀でた者がティーパーティー本部へ侵入し情報を持ち帰ったらしい。

 

だが内容は我々が危惧していたような内容ではないらしい。

内容を簡潔にまとめると

一つ、この条約はトリニティ総合学園生徒会ならびにゲヘナ学園生徒会の合意の元双方の学園の生徒に適用される

一つ、ゲヘナ学園とトリニティ総合学園はお互いに不可侵を誓う

一つ、ゲヘナ学園とトリニティ総合学園双方の生徒間で起きた争いはエデン条約機構が仲裁する

一つ、エデン条約機構はゲヘナ学園とトリニティ総合学園の生徒間で起きた争いを仲裁する際に限り正義実現委員会並びに風紀委員会に命令する権利を持つ

といったものだった。

 

同時に条約締結の際に使われると思われる羊皮紙も見つかったが幾つもの刻印や魔法陣が刻まれており影響下にある人間からほんの少しずつ魔力を徴収し溜め込む機能と溜め込んだ魔力をエデン条約機構の命令下にある人物にバフをかける効果が会ったそうだ。

恐らく連邦生徒会長が用意したものだと思われるが本当にどうやって用意したんだ?

 

次に記されていたのは補習授業部が作られた理由についてだ。

まず発起人はティーパーティーで現在ホストの代理をしている桐藤ナギサだ。彼女が現在進めているエデン条約を妨害しようとている可能性がある人物、または組織の人間を集めたのがこの補習授業部だ。

そしてもしもの時は成績不振を理由に強制的に学園から追い出すのが目的という訳だ。

 

最後に書かれていたのは補習授業部を始めとした裏切り者が実在するかと言う調査内容だった。

調査の結果、白洲アズサに不審な動きがあるということだ。

 

アズサは毎晩ここを抜け出しては外部の人間と接触していたらしい。服装や装備が統一されていたためゴロツキとかではなく何処かの組織の構成員だと思われるが服装や腕章に書かれていたマークから所属を洗っているらしい。

 

読み終えた私は代わりに私の書いた報告書を入れる、と言っても報告できることといえば補習授業部のメンバーの普段の生活態度ぐらいだが。

 

窓からカラスが飛び立つのを確認した後受け取った報告書を燃やして始末し窓を閉めて部屋へ戻る為に廊下を進んでいく。

 

先生の部屋の前を通ると明かりがついていた。模擬テストでも作っているのだろうか。そんな事を思いながら通り過ぎようとすると向こうからコハルが目をこすりながら歩いてきた。

トイレにでも起きてきたのだろうか。

眠そうに歩いていくコハルを横目に見つつ部屋に戻ろうとしたところで向こうから大声が響いた。

 

「3人!!エッチなのはだめ!死刑!」

 

多分何か勘違いしていそうなコハルの声が聞こえてきたが無視してそのまま眠ることにした。






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