ザーザーと音を立てて雨が降る中私たちは体育館に集まっていた。おかしなところが有るとすれば体育館の照明もついておらず私を除く全員が水着姿だと言うことだ。
待ってほしい弁解させてほしいこれは決して補習授業がハナコに影響されて目覚めたとかでは決っしてないのだ。
原因は今朝まで遡る。
━━━━朝いつも通りの時間に私は起きた。周りを見るとハナコとヒフミそして珍しくコハルもごそごそと起き上がっていた。
耳を澄まさなくても聞こえるほどの雨音。今朝は土砂降りらしい。
「おはようございます」
「はい、おはようございます」
「ふぁ〜おはよう」
「おはよう」
「それにしてもひどい雨ですね」
ハナコがそう言ってカーテンを少し開けて外を見る。
すると「あっ」と何かに気づいた様な声を上げた。
「洗濯物まだ外にあります!」
「えっ!」
「本当ですか!?」
「早く取り込みに行くぞ!」
私たちは急いで外に行き洗濯物を回収し濡れた服も一緒に洗濯機にかけた。
「ふぅ〜ようやくか」
「うわー寒〜」
「他に服がありませんからね乾燥機も使えば半日もすれば乾くはずです」
「それまでは毛布にでもくるまって凌ぐしか無いでしょう」
私の発言を聞き申し訳なさそうにアズサが口にする。
「起きるのが遅くなって済まない」
「いえいえ、アズサちゃんは起きてすぐ手伝いに来てくれたじゃないですか。」
ヒフミがアズサを慰めている姿を横目に持ってきた魔術の資料に目を通す。それと並行し魔術回路に魔力を起動し魔術回路のトレーニングを並行して行っていると
「てっいうか何であんたは濡れてないのよ!おかしいでしょ!」
「そういえばそうですね」
「それも何かの魔術でしょうか?」
コハルの難癖に対しヒフミとハナコも疑問を口にする。
「ああ、これか、そうだな」
そう言って私は魔術礼装でもある今着ているシスター服に魔力を流し礼装を起動した。すると、私の頭上に半透明の膜のようなものが展開される。
「こうやって雨を防いだだけだ」
「えっと、それも魔術ですか?」
珍しそうに結界をつついているヒフミが新たな疑問を口にした。
「まあそうだね、実は私たち戦闘員のシスター服は魔術礼装という魔術の道具になっています。この結界も礼装に刻まれているもので、私達はこういった魔術礼装を使って魔術を使っている。と言ってもこれらはオーパーツや聖遺物等と呼ばれるものを解析して流用したものがほとんどだが」
ヒフミの疑問に返答する。ただし、あくまで表向きの話でだが。
そこから様々な事を話しながら時間が過ぎるのを待っていると
「あっ、電気つきましたね!」
「ようやく?じゃあさっさと洗濯と乾燥終わらせて着替えるわよ!ずっと水着なんて恥ずかしくてたまったもんじゃないわ!」
ヒフミとコハルの言葉を受けて私達はすぐに洗濯場に向かった。