今日は試験日ということもありシスターフッドや執行者としての仕事などもないため。朝は暇な時間が出来たので学園近くの適当なカフェに入った。紅茶とケーキを注文する。紅茶とケーキを待っている間にふとあたりを見渡すとゲヘナの制服を着た4人組が目に写った。全くにないわけではないがトリニティと犬猿の仲であるゲヘナの生徒がトリニティにいるのは珍しい。初めて入った店だが落ち着いたいい雰囲気だ。ただ何故か学園のすぐ近くの店にもかかわらず客がいない。試験日ということを考えても生徒以外も一切いないのだ店にいるのは私とゲヘナの4人組だけだ。そんな疑問は運ばれてきたケーキと紅茶を口にしたとき分かった。控えめに言って美味しくはない。ケーキのスポンジはパサパサだし紅茶は茶葉が古いのか匂いと味が飛んでしまっている。なんとか食べきり二度と来ないと心に決めていると
「なんですかこれは!」
と言う声が飛び込んできた。どうやらあの4人もお気に召さなかったようだ。
「このような行為美食に対する冒涜です!許せません!」
そんな声を聞き流しつつ会計をしようとすると4人組が会計もせず飛び出していった。いくら気に入らなかったからって食い逃げはだめだろうと思いつつレジに向かおうとすると
ドカン!
という爆発音と共にふっとばされ頭を打ってしまった。
(クソ!もっと周りを見ておけばよかった)なんてことを考えた
すると「□□の魔眼」「千里眼」「□□□□」という文字が頭の中に浮かび上がった
その後激痛を感じた。よほど悪い打ち方をしたのかまるまる二日気絶しその後もしばらく意識がはっきりしない状態が続き入院になってしまった。
後で聞いた話だがその時私は運悪く近くにいた事飛び散った破片が刺ったりして結構危なかったらしい。それから、あの4人組は美食研究会という気に入らない店を片っ端から爆破して行くテロリスト集団らしい。
もちろん試験は未受験扱いで補習が決定してしまった。
「クソっ!あれは不可抗力だったのに!学園ももう少し融通を利かせてくれれば良いものを…あのとき発言したスキルの魔眼のせいで魔眼殺しの眼鏡をつける羽目になったし…」
そうあのときもっと周囲を見ておけばなんてことを考えたからなのか発現した千里眼はまだ私の脳が追いついていないのか魔眼の発動を抑える魔眼殺しの眼鏡をつけなければ頭痛が起きるようになってしまったのだ。
「それにこの名前がわからない魔眼も気色悪いし…目の色変わるし…」
そう私の目は片側が灰色になってしまったので前髪で隠している。
私はそんなことを審問官統括つまり審問官達のトップである。相澤ヒロに愚痴を零していた。
「まあ、もうどうにもできないんだし諦めて補習受けてきなさいな」
「くそぅ、他人事だからって〜」
「しょうがないわね〜じゃあいいこと教えて上げる」
「なんだ?」
「我々審問官の集めた情報によれば今回の補習例の先生が担当するらしいわよ」
「ふ〜ん」
ここで言う先生とは連邦捜査部シャーレなる組織の担当顧問のことだ。この先生は私たちの間でも話題の存在だ。なにせあのティーパーティーに他校のために戦力を出させた。この事実だけで興味をもつには十分な理由だ。
「まあ、例の先生と接点を持てたと思えば悪くはないか…」
「そうそう、あんたは勉強できるんだから安心しなさいな」
「ああ、ありがとうそう思う事にするよ」
と言いつつ私は明日以降の補習のことを考えながら先日の反省から自動防御を組み込んだ礼装を製作していく。
次回補習授業部との対面…の予定