では、あらすじだ。私と友達となった転校生は教室に行って従業を受けていた。そして、最後の授業で学園近くの森でグループ行動することになった。しかし……グループを作れなかった転校生。そこでバキ先生の提案により、少女三人とグループになることができた。……いいなぁ。
いざ、グループ活動となったはいいが、三人は自由奔放。はてには、喧嘩を始めてしまうしまつ。強引な方法で止めることに成功したが。
それでは続きを……どうぞ!」
「ふ~緊張した~……」
森の中で一人の男が二人の正座をしている少女の前に立っているのが姿があった。近くでは紫のローブ着た少女が周りを見渡しながら紙に何かを書いていた。
「「・・・」」
「おい」
「「はい……」」
「お前ら二人……俺に言うことあるよな?」
「ん~どうだったかな?」「べ、別に……」
「成る程、飽くまで認めない気か。ならこれを見ろ」
俺は少し下がり服を脱ぐ。
別に犯罪紛いのことやるつもりは無いから安心しろ。
俺の体には大きな痣が二つできていた。
「わかるよな、えぇ?言い逃れできん確かな証拠だよ、証拠」
体のずいずいと二人に押し付けるように見せ付ける。付けるのタブルパンチで威力は2倍だ(なりません)
「・・・う、うぅすぅ、すみませんでした!!」
遂にドワーフ幼女、ニーナが折れた。
彼女は大きな声で謝ると、これまた大きな声でわんわんと泣き始めた。
……まずい、泣かれてしまった。
しかし、状況が状況であるからして……もう一人の名前すら教えてくれないこの子が謝るまで威厳を崩すわけにはいけない。……よしっ。
俺は泣いているニーナを抱いてあやす。
頭を撫でて背中をポンポンと優しく叩く。
昔、小さかった妹をこうやってあやしていたのを思い出したな。
「ニーナは偉いなー、ちゃんと謝ることができて」
「うぅ……ほ、ホント?」
「本当本当。偉い偉い」
「え、えへへ♪///」
よし、取り敢えずニーナは何とかなったな。次は……
「悪いことしたら謝るのは当たり前ことだもんな。当たり前のことを出来るってのはとっても偉いことだよー。逆に当たり前ことができない人は残念な人だよねー?」
わざとらしく聞こえるように喋る。
犬っころは少し反応をしたのか気まずそうに目をそらす。
ん?いつの間にか黒い耳と黒い尻尾が生えてる。本当に犬っ娘なんだ。
「・・・」
取り敢えず反応を待つ。
ニーナ軽いなー。
「・・・ぅ」
手が小刻みに震えてきた。
……もうちょっと押してみるか。
俺は彼女と目線を会わせるよう体制を低くする。
「ちゃんと謝れば怒らないから、ほら、言ってごらん」
「……ん、ご、ご、ごめん……なさい……」
遂に犬っころが謝った。
キタッ!勝った!第5話、完!!
になるはずもない。
しかし、俺は勝った!この犬っころに謝罪の言葉を言わせたぜ!
フーハッハッハッ!もう我は満足である!
さあ、もう一人の勝者であるこの犬っころにも称賛の言葉を。
俺はこれまた泣き出しそうになっている犬っころの頭を撫でくり回す。
たまに耳を優しく撫でてやると、目を細めて気持ち良さそうな顔をする。
うはっwマジワンちゃんw
「よーしよしよし、偉いぞ偉いぞ♪」
更にスピードアップ!
わしゃわしゃと撫でに撫でると、尻尾もブンブン振り始めた。
ヤバイッ楽しい!
「うおーッ!このこの♪かわいいヤツめ♪」
「う~~~~ん♪」
【しばらくして】
「・・・///」
「……あの、ご、ごめんな。調子にのり過ぎた」
「いやッ、僕は別に……嫌じゃ、なかったし。むしろ気持ちよかった///」
「え?今なんつった?」
「な、なんにも!……お兄さんなら人間でも信用してやっていいかなって思っただけ」
「え?いいの?」
「うん……///」
顔はそっぽ向いてるのにめっちゃ顔真っ赤にしてる。これは……
「デレたな」
「デレたね~」
「デレ……デレ」
ほうほう、ニーナやホロンにもわかったか。
「……お兄さんって大和之国出身ですか?」
「え?大和之国?違うよ、アイム、フロム、ニッポン」
「へー、聞いたことない国ですね。僕は大和之国出身なんです。名は遥、狼の獣人です」
やっと名前教えてくれたよ。遥ね、獣人ってことはココアと一緒か……同じクラスだし仲良しかな?
「遥、かわいい名前じゃないか」
「え!?か、かわいいって!?」
「え、なに嫌だった?」
「はいっ!僕、男ですよ!かわいいって言われて喜ぶわけないじゃないですか!」
「お前男なの!?」
「え!?なんですか!僕のこと女の子とでも思ってたんですか!?」
「……う、うん」
『・・・』
空気が一気に重くなった。
どうしよう俺のせいだよな……。
「……渡風遥、大和之国出身、好きな食べ物は肉料理、好きな人はお姉ちゃん、悩みは……女の子に間違われやすいこと」
ホロン、素晴らしいぐらいの情報流出です。本当にありがとうございます。
なるほど、悩みね。
「……大丈夫だよ、個性だよ個性」
「で、でも……嫌なことは嫌なんです」
「そうか……なら俺に任せろ。要は男らしくなれればいいんだろ?それなら協力してやるよ」
「ッ!本当ですか!」
「任せろ」
ははははぁ、やっちゃったよ。その場の勢いで安請け合いしちゃったよ。
特に考えもなしにこの場を修めようとしたらダメだね♪
……仕方ない。今更断れん、よしッ!やるぞ!
「あの~、そろそろ集合時間だけど……どうすんの?」
「え?」
ニーナの言葉の意味を理解できない。
・・・いや、できました。授業の課題をやってません。自己紹介とか謝罪の強要とかで時間を思いっきり忘れていた。
ヤバイ、少ししかやってないぞ!バキ先生に怒られるとか無事で済むのか?鬼だもんね、怒ったら鬼神とかになるのか?あはは♪やべー♪
「……レポートなら……私、書いた」
絶望に染まった俺の心をこの子は浄化した。
彼女が持っている紙には一面びっしりと字が書いてあり、パッと見ただけで課題の最低量を遥かに越えていた。
「ホロン……お前……ッ!」
バッと移動し、ガッと抱き上げ……
「よくやったよお前!流石だぜよ!」
誉めながらグルグル回転する。
昔、母親にこうやって褒められた。
「お、おぉ……おお……!」
ホロンも何気に楽しんでくれてるみたいで良かった。
結局、何がしたかったのかわからないまま自己紹介の件は終わった。
しかし、コイツらが楽しい奴等だっててことは、今回のことで嫌でも理解した。
それにしても友人が一気に増えたな。良いことではあるが、うまくやっていけるか心配だよまったく。
でも、楽しくなりそうだ。
「よしっ!さっさと帰って俺の奢りで食堂でも行くか!」
俺は三人に背を向け、顔だけは振り返り親指を立てて飯に誘う。
無性にコイツらと仲を深めたい、今はそう言う気分だった。
「え!マジで!?良いの!?」
最初に飛び付いてきたニーナ。目をキラキラ輝かせて此方をみている表情から凄まじい期待を感じてしまう。
まあ、これぐらい喜んでくれた方が奢る方も気分がいいけどな。
「何でも好きなもん食わせてやるから、さっさと行くぞ!」
「ヤッター!アニキ大好き♪」
「え?アニキ?」
今、確かにニーナの口からアニキと言う、妹が兄を呼ぶ数多くの名称の一つが発せられたが気のせいか?
「にぃ……私、食堂特製日替わりパフェがいいな……」
ホロンちゃん。君には借りがあるけど、然り気無く食堂のメニューの中でもトップクラスに高いの選びますね、ははっ。……てか、今にぃって呼んだか?
「お兄さん、こっちですよ!早くいきましょう!」
「・・・お前はお兄さんで決定なんだ」
「え!?」
何だか少し残念だがまあ、いいか。
「よしっ!俺に続け!」
「「「おおーーー!!」」」
俺は森の出口へと走りだし、俺に続いて三人の仲間達も俺の後を追うように走り出した。
─────────────────────────
場所は変わって食堂。
俺は三人を連れて食堂で夕食タイム。お財布がかなり痩せてしまったが……
「ん~~~うまいうまい♪」
「あま……あまぁ……♪」
「ハフッハフッ、んっく、……ぷはっあぁ!」
本当に幸せそうに食事しているコイツらを見ているとどうでもよくなった。……本当だよ?
そういやいい忘れてたけど、こっちの世界の通貨は【マエン】って言って、円と基準は一緒だ。
母さんがこっちに送ってきた荷物の中にあった財布にはそれなりに入っていたのでここ数日はそれで過ごすことになるな。
ん?なんで母さん、こっちの世界の事情わかってるの?
よくよく考えれば母さんが俺をこっちに飛ばしたってことは、母さんはこことあっちを行き来できる術を持っているってことだよな……。てことは母さんは……
「ちょいアニキィィ!」
「ふぁ!」
考え込んでいたらニーナに呼び戻された。
急に大きな声で叫ぶから、なに考えてた忘れちゃったよ、ちくしょう。
「話ちゃんと聞かなきゃダメだよ~、特に私達みたいにかわいい娘の前では特にね!」
「僕は可愛いとかはちょっと……」
「?……私、カワイイ?」
「お前らチームワークって知ってるか?」
何だか凸凹している娘達ですけどいいんでしょうか?お兄さんは心配です。
そんな自由っぷりに苦笑しながら俺はコップを手に取り口を付ける。うん、青汁まずい。
「そんなことよりアニキ、私達はこうして三人組から四人組へとクラスアップしたわけだよ!ここで一つ、格好いいチーム名考えようと提案であります!」
「口調が安定してないな、ニーナ」
「それが私の生き方ッス!」
「なるほど、安定しないギャンブル人生と言う訳か……ん?四人組って俺も入ってるの!?」
「え?そうッスよ……お、後輩口調いいッスな。これからこれで統一しようかな?」
ニーナが安定性に目覚めた発言なんかどうでもいいが、俺がコイツらの仲間って認識になっているかが気になる。
取り敢えず話し合いだ。クールになるためのブルースープ……うん、不味い。
「いや俺は変なチームに入れてもらっても困るだけだからいいよ。必要な時だけ登場する同盟者みたいな扱いでいいよ」
「その辺なら大丈夫ッスよ。このチームに足りないものはズバリッ私達をまとめあげるリーダーッス!!」
リーダーが必要+俺がチーム入り=あ、察し
俺の頭のなかで嫌な式が成り立ってしまった。……まさかな……そんなわけないよ、うん。
俺がリーダーやるとか、そんなことにはなら……
「アニキにはリーダーとなってもらうッス!」
「やっぱりかぁああああああああああああ!」
頭の中では必死にそうでないこと祈っていたのに心ではそうなることをわかっていた。
どうしよ、諦めるしかないの?泣き寝入りしかないの?あぁ、また胃が痛い。
よし、諦めるなら最後まで足掻こう。そうしましょう。
俺は落ち着くために青汁を(以下略
「そうは言うがニーナ、他の二人には了承を得ているのか?」
「僕はお兄さんがリーダーだと嬉しいです。一応、僕とニーナの喧嘩を止めたっていう実績もあるわけだし……反対する意味なんてないよ」
「……にぃと一緒に居れるから、賛成ぃ……ポッ///」
最後の望みも消え失せた。なら、もう……やるしかないじゃないか!
こんなに期待されてるんだもの、これで強引に拒否できる人がいるなら俺にその強さを分けて欲しいよまったく。
三人の気持ちを知った。これでしっかりと答えをだす道しか残されてないわけだ。
やれやれっとため息を吐き、青汁を飲み干す。
口から喉にかけて清々しい苦味が染み渡る。
「……わかった。やるよ、リーダー」
俺は自分の意思を三人に告げる。
「本当ッスか!?」
「ああ」
「やっふぅー♪じゃあじゃあ!早速チーム名決めるッス!!」
「何が……いいかな……♪」
「僕としては格好いいのがいい!」
「時間はたっぷりあるからじっくり考えるッスよ!取り敢えず、色々候補をだすッス!」
食堂の隅っこで、四人の男女が楽しそうにお喋りする姿がかれこれ数時間あったそうだ。
「彼が噂の転校生か……何だか楽しそう」
転校生達が囲んでいるテーブルの場所から少し離れたテーブルで一人の少女は彼等の姿を暇でも潰すように眺めていた。
「滅ぼしてみたい……かな♪」
物騒なことを楽しそうに呟き、クスッと笑う。
彼女はテーブルのコップを手に取り、中のジュースを飲み干した。
「でも、彼のあの服装……私と一緒」
*コツン*
ジュースを飲み干した後、一言呟いてコップを置いた。
「もしかしたら……神様が言ってた運命の相手って……」
空のコップに映る彼女の顔はさっきと違った意味を孕んだ笑みを浮かべており、左目には妖しい輝きを放つ模様が浮かんでいた。
どうも、スマブラ楽しいですDAMUDOです。
ここまでで出てきたキャラクターの整理でもしようと思った。
名前と種族書こう。
転校生(仮):人間
ココア・ミクス:獣人(黒猫)
バキ先生:鬼
クラスのホモ(仮):麒麟
ライラ・ネオルド:エルフとガイアドラゴンのハーフ(亜種)
カロンちゃん:アマゾネス
食堂のおばちゃん:座敷わらし?
ニーナ・コメット:ドワーフ
ホロン・ハートレス:リッチ
渡風遥:獣人(狼)
主人公母:超人
主人公父:超人
主人公妹:超人
学園長:?
新キャラ(仮):?
たぶんこれで、全部かな?
以上、ありがとうございました♪