魔立学園・パンデモ   作:DAMUDO

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「どーも!天才ドワーフ、ニーナ・コメットッス!この作品は作者の妄想の産物ッス!それ故、フィクションであって実際の事件や団体とかその他もろもろとは関係は皆無ッス!

前回のあらすじ!
アニキとの中が深まり、妹分となった私達はアニキをリーダーとしたチームを結成!これから私達にどんな困難が立ち塞がろうと仲間との絆で乗り越えていくッス!しかし、そんな順風満帆の私達を見つめる謎の影・・・。

それでは続きをご覧下さい!」


だから何の茶番ですか!!?

森の生態系調査の授業があった翌日である今日。

休みです。そう、休日です。

 

「べぇええりぃぃやっほぉおおおおお!!!」

 

一日の始まりがこれでした。

喜びと言う感情の百鬼夜行が俺の全身を走り回る。

これほどまでに嬉しい休日は2回目である。

一回目は俺を抜いた家族全員が旅行でいなかった休日です。

 

ここに来て初めて休日、やりたいことが目覚めたばかりの俺の頭にPONPON出てくる。

しかしッ、まだ一日の始まりじゃないか。まずは人間らしいスタートを切ろうじゃないか、なぁ?

 

俺は軽い足取りで洗面所へ向かい顔を洗う。

次にパパッと服を着替える。因みに俺の寝間着姿はパンツとシャツです。どうでもいっかぁ~♪

着替え終えたら毎日ピッカピッカにしてあるキッチンに向かう。

 

さて、なに作ろうか?

簡単にフレンチトーストでも作るか……よしっ!

 

俺は冷蔵庫(元いた世界製)から卵とシロップ、牛乳にバターを取り出す。

手の込んだ物ならもっと材料が必要だが、俺はこれでいい。……やっぱり苺も乗せよう。

あとは、仕舞ってある食パンを取り出して、……さあ、作るか。

 

まず、ボールに卵を入れ、溶きます。そこに牛乳を入れて混ぜます。

カッカッカッと泡立て器とボールの衝突音がリズムよく鳴る。

そう言えば妹はこの音が好きだったな。

俺が台所でこうやって混ぜてたら突然、妹が帰ってきて「おやつ何ッ!!」って言ってきたな。……その日、妹は他県に遊びに行っていたはずなのに。

 

そんなことを思い出している間によく混ざった。

そこにパンを入れて、浸します。パンが卵を吸って黄色くなる。

次にフライパンにバターを落として熱して溶かしながら全体に滑らせます。

バターが溶けきり、全体に行き渡ったらパンを……ドーン!

 

*ジュウウウゥ……*

 

フライパンに乗せた瞬間にパンから良い音が鳴る。

 

……そろそろかな?

 

良い具合の所でひっくり返す。

茶色と黄色の色彩調和が俺の食欲を増幅させる。

 

*グゥ~~~*

 

腹の虫も鳴き出した。

 

……よしっ、できた。

両面しっかり焼けたところで皿に盛る。

……苺とシロップだけじゃなぁ……そっか、ホイップクリーム掛けよう。

 

冷蔵庫から市販で凍って売っているホイップクリームを取り出す。

先っぽをハサミで切って、ぎゅうううっと絞り出す。

 

凍っているせいで出が悪い。

クソッ誤算だぜ!一度使うと決めたからには妥協したくない!

……溶けるまで置いとくか?嫌、それではフレンチトーストが冷めてしまう。何より、俺の空腹が大暴れしている。

……しゃーない。解凍するか。

 

俺は鍋に水を入れて火にかける。火力は限界一杯だ。

沸騰するまでちょっとおいとく。……トイレ行こう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「沸いたかな~?」

 

おお、良い具合にグツグツ沸騰してるな。

 

俺は凍っている生クリームを湯気の中へ。

こうやって溶かします。

鍋の中に突っ込むとか思った?そんなことしたら……ご自分の目でお確かめください。

 

「……俺は誰に言ってんだか」

 

こうやってボーっとします。

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

「おお、良い感じになった。これなら……」

 

俺は早速生クリームをフレンチトーストにニュルニュルとかける。

これに苺を飾り、シロップをかければ……

 

「完成だ」

 

特製フレンチトーストの出来上がり。

これを見れば十中八九の人が美味しそう、と言うに違いないできた。

さあ、これから癒しの朝食タイムへと洒落こむぜ!

 

テーブルに運び、ナイフとフォークを揃える。

コップと牛乳も持っていきこれで完了。

 

「いただきま*コンコン*、おや?誰か来たようだ」

 

席から離れノックされたドアを開けるためにドアノブへと手を伸ばす。

 

「はーい、どちら様?」

 

───────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてこうなった……。

 

「アニキ!おかわりッス!」

「あっ私も~♪」

「私も……おかわり……♪」

「僕もお願いします!」

 

ニーナ、ココア、ホロン、遥の順番でフレンチトーストのおかわりを頼まれた。

 

「もうすぐ出来るから待ってろ!」

『は~い♪』

 

もうすぐできると聞いてなのか、四人は幸せそうに返事をした。

 

どうしてこうなった。

俺はただ、美味しい朝御飯を食べようとしていただけなのに、なんで?

あの扉を開けたからだよチクショウ……。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

ドアを開けたら、そこにはチャームポイントである黒い猫耳と尻尾をソワソワ動かしながら立っている、笑顔のココアがいた。

どうやら俺を朝食のお誘いに来たらしい。生憎、俺はもう飯を作ってしまっていることを伝えると、ココアは悲しそうに顔をふせてしまった。

見るからにボルテージ駄々下がりだ。それの証拠に、猫耳と尻尾が糸の切れた操り人形の様に力なく垂れ下がっている。

俺は凄まじい罪悪感に教われた。と言うことで俺の部屋で朝食を取ろう提案した所、ピカピカスマイルの二つ返事で了承してくれた。前、ご馳走した炒飯が頭に浮かんだんだろうな、と内心思っていた。

 

しかし、これで丸く収まることはなかった。

俺を朝食に誘いに来たのはココアだけではなかっのだ。

 

「アニキ!ご飯誘いに来たッス!」

 

開きっぱの扉に弾ける笑顔のニーナがいた。

それを追うように、ホロンと遥の二人が現れて……

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

現在に至ると言うわけだ。

今、振り返ってみると本当にどうすることもできなかったのがわかる。

せめて、選択肢は3つぐらい欲しい。

 

よくわからないことを考えていたら、フレンチトーストのおかわり分が完成したので、さっさと皿に盛ってやろうとテーブルに行く。

 

「おお!来たッス来たッス!」

 

相変わらずテンションがハイのニーナが大きな声で吠える。犬か!

 

「あんなり吠えんなよ、ニーナ。ほら、おかわりだ」

「イャァアッホオオオオオ!」

 

皿に盛るなりすぐにがっつくニーナの姿に苦笑しかできない俺がいた。

 

「私達にもお願いしま~す♪」

 

ココアに声をかけられて俺は他の皆のところにもおかわりを盛っていく。

みんな、ニーナほどアピールしないが喜んでくれた。

作った側の人間としてはとても嬉しい。そう考えればまあ、こう言うのもアリなのかな?

 

「さて俺も食うか」

 

しっかり自分の分を作っておいた俺に抜かりはない。

 

この騒がしい友達達が囲んでいる騒がしいテーブルでの楽しい朝食タイムへと洒落こもう。

さっさと空いている席に座り手を合わせる。

 

「いただきます」

 

俺はフォークとナイフを取り、楽しく話をしながら食事を口に運んだ。

 

 

───────────────────────────────

 

 

「これすごいッスね!中が冷え冷えッス!」

「あ~、コラコラ。冷蔵庫開けんな!」

 

「にぃ、これ……どこ?」

「あぁ、それは……本棚の上に置いといて」

 

「じゃあ、これは?」

「それは……そっちの机に置いといて」

 

「あの、お兄さん、このグルグル巻きにされている箱は一体……?」

「それは、開けちゃ、ダメ、絶対!」

 

食事を終えた後、俺は部屋の整理を四人に頼んだ。

皆しっかり働いてくれるが……俺の私物が珍しいのか、さっきのニーナ見たいに好奇心のままに動いてしまう時がある。

まあ、働いてくれるんだから文句は言えないけど。

 

そんなこんなで皆の活躍で粗方片付き、ゴミの分別もできた。

 

「それにしても……アニキの私物は見たことない物ばっかりッスね~」

「それ私も思った!」

 

ニーナの疑問にココアから伝染し皆の疑問となった。

 

「・・・」

『アアデモナイコウデモナイ』

 

皆、それぞれの説を挙げては指摘されの話を始めてしまい、俺が空気になった。

・・・最初っから俺に聞けよ。

 

「もうわかんないッス!!アニキ!あんたは何者ッスか!?」

「・・・遂にお前たちに話すときがきたか・・・。」

 

お遊びでシリアスっぽく話してみる。

 

「実は俺はこの国の生まれではないことを三人には言ったよな?」

「確かに。……それが……なに?」

「え?どういう……こと?教えてよ!」

「そうだな、ココアも居ることだし最初っから話そうか……」

 

俺は気取ったようにポッケに手を入れてゆっくり歩きながら窓の前へ移動する。

そこに立つと俺の後ろから光が差し、ココア達側から見れば光で俺がよく見えない状態になっている。

 

「お、お兄さん?皆?」

 

「俺はこの国からずっと遠くにあるニッポンと言う国から来た。正確には飛ばされたんだ」

「と、飛ばされたって一体……誰に?」

 

俺はココアの質問に、ふっと悪役めきながら誤魔化すように笑った。

 

「俺の母親にだ」

「ッ!う、嘘でしょ!」

「今明かされる衝撃の真実ってやつッス!!」

「・・・」(驚いて言葉が出ない表情)

 

俺の言葉に三人が驚いた。

 

「これ、なんの茶番ですか?」

 

遥くんが何か言ってるようだか俺は知らん。

 

「悪いが、これが真実だ。俺は自分の母親の手によってこの国に、この学園に強制的に飛ばされてしまったのだ!」

 

俺は口を休めることなく話す。俺の全てを、俺の人生を知ってもらうために言葉に気持ちを乗せて俺は伝える。

 

「俺はこの学園に来て辛かった。何故なら、俺のいた国はここの様に人と魔物が共存する国ではなかったし、何より魔物の存在すら知らなかった。魔物だけじゃない、魔法も文化も全てが俺にとっては未知の存在なんだ!ここに居るのも魔物ばかり、俺をゴミを見るような目で見てくるやつも居る。そんな場所でこれからもずっと、ずっと……くっぅ……ッ!」

 

クソッ、視界が霞んでよく目えねーやい……!

 

「うっ、うぅぅ、私達がもっと心を開いて接して行けばこんなことにはならなかったのに……」

 

俺のために泣いてくれるのか?ココア……。

 

「だから何の茶番ですか!!?」

 

遥が大きな声で何か言っている。

もしかして!俺のために怒ってくれるのか?

 

「だから、あの校外活動の時、海の向こうを悲しそうな顔で睨みながら、「いつか必ず……!」って呟いてたんスね……」

「お兄さん、そんなこと言って無かったよね!?」

「だから……にぃは私の……体を……ぽっ♪///」

「今の話から何処をどう切り取ればそう言う感想になるんだよ!!」

「それでも!俺はお前たちに出会えたこの学園が好きだ!」

「お兄さん!話を進めないで!追い付けない!」

「転校生君……」「アニキぃ……」「にぃ……」

 

俺は遥の静止など無視して両手をいっぱいに広げる。

 

「さあ、お前たち!俺の胸へ飛び込んでこい!」

『うわああああああ~ん!!』

 

*ガシッ!*

 

「わ、私達も……」

「アニキに会えて……」

「よかっ……たよ……」

 

輝く夕日をバックに俺達四人は長く抱き締めあった。

 

「まだ昼前です!てか、僕は間違ってないのに僕だけ疎外感があるんですけど!!」

 

 

───────────────────────────────

 

午後、俺は四人と離れて一人、この世界を勉強していた。

俺が今いる場所は学園の大図書館の読書スペース。周りはハ●ー・ポッ●ー見たいに階段やら紙やら本やらが浮かんでます。

そして、今俺が読んでいるのは、【世界の魔物図鑑】、【五大陸の歴史と島国の歴史】、【禍獣の謎】、【魔法の基礎~初級~】、【伝説の四人物語】の五冊である。もう借りた。

自分がこんなに本を読める人間とは知らなかった。

 

今更であるが、この世界世界のあらゆる所に翻訳魔法をかけているから異世界から来た俺でも普通に読み書き話しが出来てるのだ。世界で決められた原則である。・・・歴史の本に乗ってた。

 

「しっかし、目が疲れた~。ちょっと休憩~」

 

ぐるりと首を回すと強張っていた筋肉が解れていく。たまにちょっと痛みが走るがそれが心地好い。

 

「・・・」

 

もう一度ぐるりと、首を回すと視界に魔物の姿しかない。

そして、俺の半径数メートル以内に誰も通らない。

改めてここが俺がいた世界ではなく、魔物が人と同じ様に文化を築く一員であること。俺がこの学園で歓迎される様な

ことがないことなど、思い知られた。

 

別に俺はこいつらに何かしようと思ってもいないし、個人的に恨みを買われるようなこともしてない。

なのに、なんでここの魔物たちは俺を避けたり、拒絶したりするんだろうか?

 

「・・・はぁ~」

 

タメ息を吐いて椅子に座り直す。

考えても仕方無い。俺がどうにかできる問題でも無いだろうし、解決する気もない。

俺はあいつみたいに勇気を出して近付いてきてくれるやつとだけ仲良く出来ればいい。あっちでもそんな感じだったし、まあいいだろう。

 

俺は気を取り直して積んである五冊から適当に一冊とりだす。

 

「【世界の魔物図鑑】、か……」

 

明らかに体積がおかしな本をパッと開いてみる。

本が開き出てきたページに書かれていたのは……

 

『第2章・亜人種』

 

ページの区切り部分だった。

一瞬固まってしまったがそこからパラパラと数ページ捲ってみる。

 

「お、獣人か」

 

獣人のページを見つけたので読んでみる。

ココアと遥が獣人だからな。何かしらの弱点でも書いてあれば扱いやすくやるんだがな、ゲヘッヘッ♪

 

「え~と何々、獣人とは一匹の動物の特徴を持つ亜人種である。色んな動物に象った獣人が数多く存在するためこれといった共通の特徴はない。強いてあげるなら、人間が持ち合わすことのないパーツを持っていることである。獣人はそれぞれの動物の特徴を持っているのと言うことを踏まえると対処方法は自ずと思い付く。例えば猫の獣人の場合、猫の特徴も持っているのと言うことであるからして、水が苦手でありマタタビで酔います。しかし、人間の特徴がないと言う訳ではないため、猫の獣人全てが水が苦手と言う訳でない。・・・」

 

ふむふむ、と頷きながら読書にふける。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・はっ!」

 

窓から見える空は綺麗なオレンジ色の夕焼けだった。

 

 

────────────────────────────────

 

 

「ふうぇ~さっぱりした♪」

 

風呂から上がった俺は机に腰掛けて明日のスケジュールを見る。

 

「明日も休みか。う~ん何しよう?」

 

ココア達が手伝ってくれたお陰で片付けが予定よりも早く片付いた。

外出は許可申請しなきゃいけないし・・・一日で貰えるのかな?

 

明日の予定に頭を捻る。

 

「ん?」

 

ふと、視界に入ってきたのは今日借りた本の山。

 

「これ読むか。うん、そうしましょう!寝ましょう!」

 

明日の予定も決まったので俺は自分のベットへ潜り込み。

おやすみ三秒とはいかないまでもすぐさま眠りについた。

 

 

────────────────────────────────

 

どうだい、───。そっちは楽しくやってるかい?

 

うわ、久しぶりに名前で呼ばれたよ。まあ、楽しいかな……。

 

そりゃよかった。私に感謝しなよ♪

 

それはない。

 

ありゃ、冷たいね?そんなにお母さんのこと嫌いだったか?

 

ああ、だいっきらいだね。

 

ふふ、安心したよ。まあ、体壊さずに頑張るんだね♪

 

あんたらこそ、体壊すなよ。

 

誰向かって言ってるんだい?

 

要らぬ心配でしたね。

 

ははっ、じぁね───。

 

おう、またな母さん。

 

 

──────────────────────────────

 

窓から眩しい日差しが差し込む晴天の朝。

 

「朝だぞー!起きろー!」

 

窓外から何やら声が聞こえる。

確か、モーニングコールのアルバイトやってるパーピィの娘だったっけ?

 

ん?

何やら体が重い。てか動かない!!?

なんだ!?金縛りか!?クラスにいた幽霊の娘がやったのか?俺、なんか怨みを買うことやった!?

うわーーー!誰かーーー!

 

「だ、誰……か、……助け……て」

「おお、少年よ、どうした悪夢でも見ているのか?ならば我の愛の抱擁ですぐさま安心させてあげよう」

「ッ!!?」

 

聞きなれない声に俺の意識が覚醒する。

頭の中の警鐘がガンガン鳴り響き、俺に危険を知らせる。

この声を聞いた瞬間に身体中に凄まじい悪寒も走る。

金縛りじゃなく、体を押さえ付けられていることに気付く。

総合評価、さっさと目を明けて死なぬ程度に頑張れ。

 

俺はバッと目を明けるとそこにいたのは……

 

「さあ、味わいなさい、少年」

 

ペロリッとしたなめずりしながら俺に覆い被さろうとする……

 

クラスのホモが馬乗りしていた。

 

「ひゃあああああああああああああああ!!!」

 

その内、俺の絶叫が当たり前になる日常が来るのではないだろうか?

 

 




どうも、相変わらず話の筋を立てるのが苦手なDAMUDOです。

どんどん新キャラ出てきてるけど大丈夫かな?
でも、やっと男子キャラが出てきたのは良いことだよね?

これからも暖かい目で見守ってください。
以上、DAMUDOでした!
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