機動戦士ガンダムSEED ー霹靂の鬼は悪魔になれるか?ー 作:単眼駄猪介
最早、ガンダム界のテンプレ大気圏突入。
パッと思いつくのでやってないのはXとGとスタダスにF91くらいかなぁ…?
先日は名だたる創作サイトでドス攻撃されてましたが、無事こうしてお会いできて嬉しいです
自分はモンストで怪獣8号コラボがあったのでそちらに奔走してたので暇を潰せましたが皆様はどうだったのかな…?
とりあえず、今話題のポリコレ共やUBI、クソフェミ共が犯人だろと勝手に予想しつつ投稿。
早送り気味なのは許して
地球の軌道上に浮かぶ白亜の船と、それを護るように取り囲む星の戦争してそうな形の船達。
彼らにとっての希望の方舟が、地球に降りるのを今か今かと待っていた。
しかし、それを許さぬ者達はそこから相手に感知範囲されないギリギリの場所で準備を進めていた。
「キラ……」
ポツン、と窓越しに見える地球軍の軍艦。
キラの言葉が未だに頭の中で反芻するアスランだが、仲間であるイザーク達は血気盛んに強奪したモビルスーツのコクピットの中で機体の調整をしていた。
「アスラン?どうしたんです?」
「ニコル?あ、いや、少し考え事をな」
「あ…ラクスさんとの付き合いとか色々ありますもんね」
勝手に納得するニコルに苦笑しつつ、アスランはパイロットスーツのジッパーを上げて出撃の準備を整える。
「次の作戦は気を付けろよ、ニコル。スペック上は大気圏の突破能力はあるがモビルスーツでの単体降下は初めてのことだからな」
「ええ、分かってますよアスラン。アスランも気を付けて」
ふと、アスランはニコルやイザーク達にキラの事を話せば協力してくれるのではないかと考えた。
しかし、イザークはストライク打倒に燃えているしディアッカも冷静そうに見えて割と感情に流されやすい。
ニコルは理解してくれそうだが、確証を見せられない状態で本当に信じてもらえるかは疑問だ。
結局、その考えは捨てる事にしたが……アスランはその判断を後悔することになる……かもしれない。
だがしかし、未来とは確定していて不確定である。
史実の通りになるかは、異分子であるグエム次第である。
ー20分後ー
戦闘は地球軍の艦砲から火蓋が切られた。
無論、それで撃墜される者はいなく簡単に戦艦の懐に飛び込まれ小さい巡洋艦等から沈んていく。
しかし、それでも地球にいる家族達の為にと奮戦する。
アークエンジェルを守る事で、それに繋がると信じて。
そして、そんな想いに応えるべく雷を肩に宿した鬼が近寄るジンを潰していく。
「ひっ、ひぃぃ!?」
かつて、連邦にモノアイに睨まれ恐怖に飲まれ死んでいった者達がいる。
故に正式名称が不明だった頃に名付けられた仮称は【
その威光は、別世界にも通じる心理的ストレスであった。
ジンがザクと同じ様に連合軍の兵士に恐怖の記憶を刻んだ。
そして今、皮肉にも同じ効果をジンのパイロットに与えていた。
「ぎっちょん!」
ザクの手に握られたジンの重斬刀が、ジンの頭からぶった斬る。
そんな背後からもう1機のジンがバズーカを撃とうと銃爪に指をかける。
「後ろがガラ空きd―――」
「そう来ると思ってたよ」
あえて見せた隙だった為、サイコ・ザクのサブアームに保持されていたバズーカで胴体を吹っ飛ばされる。
「こちとらジオン軍人なんだぜぇ!?そう簡単に殺られる訳ないよなぁっ!?」
相手からすればそんなの知らないよ、としか言いようがないが。
いや、スパロボ世界なら通じるだろうか?
それはさておき、ジン相手では不利と察したデュエルが前に出てくる。
「シールドもないジンもどきが!このアサルトシュラウドを纏ったデュエルに勝てると思うなよッ!」
「来たな!ガンダムッ!」
ビームライフルを連射しながら接近してくるデュエルに、ジンのマシンガンで牽制。
腰撃ちで下がるサイコ・ザクに、イザークは追いかける。
「待て!イザーク!突出し過ぎだ!」
「なに?」
後を追いかけてきたディアッカに止められ、イザークは冷静になる。
なったところで、既にグエムの策にハマっているのだが。
「提督!集中砲火を!」
「てぇぇー!」
「この俺が誘き出されただとぉ!?」
「イザーク!…グッ!邪魔なんだよ!」
地球軍の艦砲射撃がデュエルに集中する。
しかし、
なんとか全ての攻撃を捌くが、その次はサイコ・ザクによる肉弾戦であった。
「ジオン仕込みの格闘戦をくらいな!」
「コイツ!?マニピュレーターで殴るだと!?」
普通では考えられない行動に、イザークは翻弄される。
マニピュレーターは武器を持たせるという、明確な目的あって存在する精密機械の塊とも言える部分。
それで殴り合いを行うなど、正気の沙汰ではないのだ。
PS装甲で実弾を無効化されるデュエルには無意味だが、衝撃は中に響くしモビルスーツという物自体が精密機械。
衝撃だけで壊れるほど脆くはないが、何度もくらえば壊れるのも道理である。
「ぐあっ…!?モニターが!」
モニターに映し出される外の光景が一部、黒一色に統一される。
「俺の相手をするには……君はまだ未熟!」
「なに!?」
たまたま開いた通信回線から飛んできた、相手の言葉にイザークはブチ切れる。
しかし、地球に向けて蹴飛ばされイザークは苦悶の悲鳴を上げる。
「ハルバートン提督!早く離脱を!」
「まだだ!あともう少し守らねばならん!」
サイコ・ザクの出撃は本来、予定になかったが大気圏突入時の戦闘の記録がある(無論、ガンダムのアレである)グエムは、それを参考に戦えると説得になるか疑問な説得でなんとか了承を受けて現在、出撃している。
熱で誘爆する可能性のあるジャイアント・バズなどはアークエンジェルに置いてきた。
武器の鹵獲前提で戦うという、なんともまあ野蛮で脳筋的で変態的な戦い方だろうか。
しかし、その場合ならサイコ・ザクの武装の弾切れを考えなくて良くなるというメリットはグエムにとっては正直、魅力的でもあったし、この時期のザフトなら慢心で余裕だろうという、舐めプをかましていたのもあった。
「キラ!大丈夫か!?」
「重力の影響でビームが曲がること以外は!」
ちなみに、ムウとキラも待つ事ができずグエムと共に出撃していた。
「アークエンジェル、降下します!」
「頼んだぞ、ラミアス艦長…!」
アークエンジェルの降下が始まり、第八艦隊が離脱していく。
それに反応してザフトも、アークエンジェルへの火砲を激しくしていくが、ビームもミサイルもアークエンジェルには届かない。
だが、それでも執念深いものはいる。
「ガモフが…!」
「特攻!?」
アークエンジェルに特攻を仕掛けるガモフ。
既に大気圏へ突入する姿勢を取っているアークエンジェルは迎撃する事はできない。
そして、それに追随するようにデュエルとバスターがアークエンジェルに攻撃を仕掛ける。
「やらせるかっ!」
それを見て、キラがいち早くデュエルの間に入りビームサーベルで止める。
無論、グエムはバスターを相手にしている。
「全部持ってけ!」
「ぐわぁっ!?」
サブアーム2本に持たせたジンのバズーカ、対艦ミサイル、マニピュレーターにはマシンガンの砲口が火を吹く。
直撃弾は避けたものの、爆風はバスターを押し出すには十分でアークエンジェルから離れていく。
「キラは……!?」
ムウのメビウス・ゼロは活動限界で既にアークエンジェルの格納庫に帰還している。
後はキラなのだが……
「シャトルが……なんで!?」
どういうわけか、シャトルがストライクとデュエルの間に割って入っているではないか。
グエムが驚愕するが、何か手違いがあったのだろうと今はそう結論づけて銃口をシャトルに向けるデュエルに組み付く。
ハルバートンの乗るメネラオスは戦線からなんとか離脱しているのを確認しつつ、デュエルのパイロットに回線を開いて罵倒を飛ばす。
「そんなに撃ちたいか!英雄気取りッ!」
「なにぃ!?」
突如の罵倒にイザークがブチ切れない筈がなく、ビームライフルを乱射し始める。
「腰抜け兵を撃って何が悪い!まさか、要人でも乗っているのか!」
「ぐうっ!?」
デュエルの蹴りがサイコ・ザクの腹にキレイに決まり、アークエンジェルの方に吹き飛ぶ。
「落ちろぉぉー!」
「やめろぉぉぉぉ!!」
キラの悲鳴がサイコ・ザクのコクピット内に響く。
グエムは幼女から貰った折り紙の事は知らない。
知らないが識っている。
顔合わせをしていないからって、見捨てれるほどグエムはクズではなかった。
だが、無力だとグエムは嘆く。
グエム・タキオンは夢を持っていない。
あの地獄を味わって、人を殺して尚更、マトモで希望的な夢を見ることに否定的であった。
目指すものが無い、見つけれていない者はただひたすら生きる事が苦痛である。
だから、嘆きはしても彼は「まあ、仕方がないか」という諦観があった。
アークエンジェルの格納庫になんとか滑り込み、サイコ・ザクは機体表面の温度上昇に警告を放ち続け、グエムは戦闘が終わった事に安堵した。
そして、キラは慟哭をあげた。
ーーー
ストライクの回収の為に、降下地点がズレたアークエンジェル。
そこは砂漠で、ザフトの占領下であった。
「なあ、グエムの坊主」
「マードックさん?」
サイコ・ザクから降り、背中のバックパックの切り離し作業を指示するグエムにマードックから声がかかる。
「これ、
「分かりました。あと、坊主呼びはやめてくださいよ…」
「俺から見りゃお前はまだ坊主だよ!」
グエムは渡された花の折り紙を見る。
「…………俺も、大切なものが見つかるんだろうか」
ふと、そんな言葉を漏らすがすぐに思考を切り替えサイコ・ザクのバックパックの切り離し作業を再開するのだった。
さらっと主人公の目が死んでる理由を開示。
次回辺りから曇らせが来るはずなので、曇らせを待っている人は、もう少しの辛抱をお願いします(土下座)
……いや、主人公が曇ってたわ()
なんでサイコ・ザクがジンの武器を自由に使えてるんだって質問あると思うので先に答えると、種と初代のやられメカという立ち位置は同じだし使えそうなのと、ザフトはめちゃクソ慢心してるから武器が奪われて利用されるとかあんまり考えてなさそうなので……
それに同サイズだから普通に持てるよね、みたいな感じ。
ただ、マニピュレーターの頑健さならザクに采配が行きそう(ドアンザク見つつ)
物語の展開上の問題と言われたらそれはそうなんだけど、そんな無粋なことを言っちゃらめぇぇ!
それはさておき、感想・評価をくださっている方々、誠にありがとうございます。
これからも応援してくれると嬉しいです。
良かったら【ここ好き】とかもやってみてくれるとやる気パラメーター上がります上がります