機動戦士ガンダムSEED ー霹靂の鬼は悪魔になれるか?ー   作:単眼駄猪介

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あれ?評価バーが赤からオレンジに……ゴフッ(吐血)
えー、一体何が駄目だったんでしょうねぇ…
まあ、めげずに頑張ります。

皆様、改めて感想ありがとうございます。
大変モチベに繋がっており感謝の極みです!
ガバとかやらかすアホ作者ですが、これからもよろしくお願いいたします


Q、グエムは格闘戦が得意なんですか?

A、あの赤いロリコンと同じタイプで、実は射撃が得意。ただ、グエムの環境的に射撃を活かせる機会があまりなくて、結果的に格闘戦がそれなりに上達した
実はガンダムとも何度か切り結んでる。


Q、グエムはダリルの事はどう思ってるの?

A、優しいお兄さん→脳みそハゲ頭は死ねぇ!って思ってる。


Q、グエムの各音楽のジャンルはどう思ってる?

A、ジャズ→躍動感あってカッコよくて好き
ポップス→嫌いじゃないけどダリルの事もあって毛嫌いしてる。甘い幻想に包まれたくない。
アニソン→好きに決まってるだるぉん!?
クラシック→聴いてて耳障りではない。でもゾルタンみたいに派手に口ずさむ程、好きでもない
デスメタル→あんまり聞く機会がないから好きとも嫌いとも言えない。少なくとも馬鹿騒ぎする時以外は聞く気はない


Q、作者はジオンアンチなんですか?

A、(アンチじゃ)ないです。なんちゃって武人さんとかは好きじゃないけど、(一応)夢に向かって一直線に向かう姿は見習いたいなぁ、なんて。
ノリスさんとかは好き。


Q、Gガンダムは初っ端から大気圏突入してるんだよコノヤロー!

A、Gガンダムは中途半端にしか知らないんです、許してください!何でもしますから!
いつかは絶対に履修したいです(財布を見つつ)




霹靂の鬼

 

 

サイコ・ザクのバックパックの切り離しは無事に完了し、サイコ・ザクは大地に立った。

立ったが今度は防塵装備の取り付けである。

 

「流体パルスによる駆動ねぇ。損傷はないが摩耗した部品は早めに取り替えねぇと駄目になるぞ……」

 

「でも肝心のパーツがこの世界にはあんまりなさそうなんですよね……」

 

「もう駄目な部品はジンやストライクの部品で代用はしているが……数が足りねぇんだよな」

 

「どこかで補給が欲しいですね」

 

等と会話するグエムとマードック。

ストライクにも本来は防塵装備を施すべきなのだが、敵がいつ来るのか分からない状況である。

しかも本来、直通でアラスカに行く予定がサハラ砂漠に降りてしまい防塵装備などアークエンジェルが載せてるはずもない。

サイコ・ザクが付けているものはバックパックに四次元ポケットよろしく格納されていた防塵装備は暗礁宙域での活動も想定した物で、勿論ストライクに取り付けれるはずもなく。

 

「地上では脚部が一番負荷がかかる。しかもここは砂漠だ。脚だけは壊すなよ?」

 

「善処します…」

 

そんな会話をしている後ろでは、ムウが【スカイグラスパー】の調整を行っていた。

 

「メビウス・ゼロはしばらくお蔵入り、か」

 

本来はメネラオスに搬入予定であったが、その余裕はザフトの接近でなくなってしまい、ムウのメビウス・ゼロは格納庫の端っこに居心地が悪そうに居座っていた。

最終的に一度、解体してスカイグラスパーやストライクのコクピット周りの予備パーツにするようだがそれなりに愛着を持っていたムウとしては、それを聞かされて穏やかでいられる筈もない。

とはいえ、仕方ないと割り切ってもいた。

 

「よろしくな、新しい相棒」

 

挨拶代わりにスカイグラスパーの綺麗な青白い装甲をポンッ、と軽く叩くとパリンッと何かが割れる音が鳴る。

 

「うひ!?」

 

まさか何か壊してしまったか?とムウの脳裏にマードックの激怒する般若の顔がよぎるが、実際には休憩していたメカニック達が宇宙空間にいたクセで空中で手を離してしまい、マグカップを落としてしまったのだ。

個人的な所有物だったのだろう、持ち主はガックリと項垂れていた。

 

「あらら〜…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は少し進み、アークエンジェルは低空を飛行しながらアラスカを目指し移動していた。

蒸されるコクピットでなんとか生きていたキラもなんとか復活したが、シャトルの一件でキラは部屋やコクピットに籠りがちになってしまった。

 

「キラの奴、大丈夫……ではないよな…」

 

「そりゃそうだろ。あのシャトルにはカズイも乗ってたんだし……」

 

サイとトールが食堂で会話をしているのを見ていたグエムだが、これに関しては特に何も言えることはないと感じてダンマリである。

 

「……化けて出てこないよな?」

 

「やだなぁ」

 

うへぇ、と心底嫌そうな顔をする二人。

実際、運がどうのこうので化けて出られればどんな人間も逆ギレか呆れるだろう。

しかし、一番辛いのはキラなのだと二人は理解していた。

だが二人もまたキラに対してどう接すれば良いのか悩んでいた。

故意どころか相手の暴走による民間人殺害。

キラを非難する訳では無いが、それでもどうして守りきれなかったのかと思わず問い詰めてしまう光景が二人の頭に浮かぶのだ。

助言を求めて、すっかり兄貴分なグエムに頼ると

 

「それは君たちで解決しなければならない問題だ。キラを許すのか許さないのか、悩むだけ悩んでキラとぶつかりな。悩むだけじゃ何も進まないし、上っ面だけの言葉はあの子にはすぐに分かる。本心で語り合うしかないよ」

 

と、返された。

ちなみに、フレイの不在でまさかとは思うがミリアリアをあ~れ~したりしないよな?とグエムは嫌な未来図を考えていた。

 

 

 

 

それはさておき、そんな穏やかな時間も終わりを迎える。

というよりも、ようやく来たと言うべきか。

アフリカ大陸はザフトの占領下であり、そして統治しているのは【砂漠の虎】と名高い【アンドリュー・バルトフェルド】である。

デュエル、バスターも地球に落着している筈である為、合流してようがしてなかろうが、アークエンジェルの追撃に来るだろうという予測を彼らはしていた。

 

近くに着弾したミサイルの爆風で揺れる船体。

宇宙では歩く必要は重力区画以外はなかったので、久しぶりの地上でコケるグエム。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「俺達が更衣室まで連れていきましょうか!?」

 

コケるところを見ていたのか、サイと休憩中だったらしいノイマンがコケたグエムを支える。

 

「ありがとう、自分で行けるから大丈夫だ。……義足じゃなきゃな」

 

グエムの最後の呟きが、実はしっかりノイマン達に届いていた事は本人の知る由もない。

感情をあまり表に出さないノイマンが、気まずそうな顔をしているのは一緒にいたサイにとっては印象的だった。

 

 

 

 

ーアークエンジェル 格納庫ー

 

 

「マードックさん!バズーカ、持っていきます!」

 

「おう!ストライクのもんだから、大事に使えよ!」

 

パパッとノーマルスーツに着替えたグエムはサイコ・ザクのコクピットに収まる前に、マードックに使用するメインウェポンを教える。

ジンのバズーカはどのみち一発しか残っていない鹵獲兵器なので、必然的にストライクのものになる。

そして、マニピュレーターと武装の調整によって今のサイコ・ザクはストライクのビームサーベルを扱えるようになっていた。

その証に、腰に懸架されていたヒートホークはビームサーベルに置き換わっていた。

ヒートホークはこの世界では余りにも希少価値の高い武器。

代えの利かない武器である為、グエムはヒートホークを温存する為に急ピッチで調整を行っていてもらっていたが、もしもキラがいなければ間に合わなかっただろうとグエムは振り返る。

とはいえ、ビームサーベルも柄の中身は有限である。

 

「サイコ・ザク、発進どうぞ!」

 

カタパルトに足を置き、発進準備を完了するサイコ・ザク。

鬼の瞳に、グポンと光が宿る。

 

「グエム・タキオン、サイコ・ザク行きます!」

 

カタパルトの射出のGが身体に伸し掛かり、久しぶりの感覚に酔いしれるグエム。

 

「ひゃっほーいっ!!」

 

ストライクも順次、発進する。

 

「キラ、ストライクはまだ宇宙戦仕様だ。ランチャーストライカーによる援護を頼むぞ!」

 

「はい…!」

 

「ムウは……まあお好きに」

 

「なんだよソレ!?」

 

ムウに対するあまりにも適当な言葉に苦笑いするキラに、グエムはフッ、と笑う。

 

「さっきよりはいい顔だ。あまり思い詰めるなよ、キラ。アレは考える事をやめたデュエルのパイロットが悪いんだからな」

 

「……はい」

 

「もっと腹の底から声出せ!憂鬱な気分になって勝手に落ち込むのなら俺の自虐ネタで落ち込め!」

 

「おい!それは冗談でもやめてさしあげろ!?」

 

ドタバタコメディのような掛け合いのグエムとムウ。

半ば本気で言っているムウは、グエムの脅迫めいた言動にキラのメンタルを心配するがモニターに映るキラの顔は少し笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、砂漠の虎ことアンドリュー・バルトフェルドは双眼鏡を片手にバクゥ五機による強襲による足つき(アークエンジェル)の反応を伺っていた。

 

「モビルスーツの発進を確認。ジンモドキとストライクと……戦闘機ですね」

 

副官のマーチン・ダコスタはそうバルトフェルドに報告するが、本人はストライクよりも先に出た(ザク)を見ていた。

 

「あれが、足つきを護る【霹靂の鬼】ねぇ」

 

緑を主体としたカラーリングは、もしも森林地帯にでも降りられていたら目視するのに大変だとバルトフェルドは暢気に呟く。

 

「軌道上での戦闘での活躍と施されてるエンブレムから【霹靂の鬼】なんて洒落た名前を付けられる上層部は暇なのかね?僕から見れば名前はジンモドキで十分だと思うな」

 

「そんな事を自分に言われても困ります、隊長」

 

軍用車の上でそんな会話をする二人だが、増援として寄越された機体も含めて9機のバクゥが先陣を切る鬼を囲むところを見て二人はそちらに集中する。

取り残しのストライクはどうやら調整不足で砂漠の砂にもたついていた。

こちらは砲戦装備なので気を付けなければならないが、今は鬼を相手するだけで十分だろう。

 

「さて、陸の王者バクゥにどれだけ戦えるのか……見せてもらおうじゃないか?」

 

 

 

 

 

グエムは足場の不安定な砂漠で、リユース・サイコ・デバイスだからこそできる強引なバランス制御でサイコ・ザクに砂漠を走らせていた。

 

「来たな!」

 

数は原作よりも増えている。

それは予想していたから、グエムにとっては想定内。

問題は初の砂漠戦でどれだけバクゥを捌けるか。

サブアームは無く、某TPSゲームに登場しているマークⅡの姿。

だがしかし、グエムにとってバクゥは雑魚にしかならない。

特に、初期のビームサーベルを持っていない機体などはサイコ・ザクの相手にもならない。

 

「四足型は確かに安定性などで二足型のモビルスーツよりも地上では強い、がしかし!」

 

バクゥの背中に装備されたレールガンが火を吹くが、軽くステップを踏んで回避。

砂の山の向こう側にすぐさま身を隠すバクゥだが、サイコ・ザクのスラスターも使ったジャンプで接近される。

 

「ジャンプしただと!?」

 

「手のない獣が文明を作れるわけがないだろ!」

 

バズーカの直撃弾。

背中を正確に撃たれたバクゥは爆散する。

 

「へへっ……四足型はモビルスーツにあった汎用性を失い、パターン化された動きしかできない。どんなに足掻いても手の使えるモビルスーツに近付かれたら、いやそうでなくても結局はパイロットの技量なんだ」

 

初めての砂漠戦への緊張をほぐすように自分の考えている事を口に出すグエム。

そこまで体を激しく動かしている訳でもないのに息が上がるグエムは笑っていた。

 

「カッコよさと実用性は認める!だが二足歩行以上の強さも浪漫もねぇ!」

 

その点、鋼鉄ジーグのパーンサロイドはその融合点とも言えるだろう。

やっぱり永井豪先生はすげぇや、とグエムは漏らしつつミサイルを撃ってくるバクゥにクラッカー(グレネード)を投げる。

 

「なんだ?手榴弾?」

 

初めて見る武器に標的のバクゥのパイロットは困惑する。

それは当然とも言えよう。

C.E.に手榴弾を使うモビルスーツなど、ほとんどいないのだから。

だからこそ、困惑したその隙は命取りになった。

 

「レミー!?」

 

「クソッタレ!なんだよ、このジンモドキはぁ!?」

 

最初はジンをパクっただけのモビルスーツだと、どうせナチュラルには扱いきれないとたかを括っていた。

だがしかし、蓋を開けて見ればジンより遥かに高い運動性とそれを扱うパイロット。

同胞たるコーディネイターが乗ってなければこんな戦いなどできない、とバクゥのパイロット達は思い込みなんとか戦意が折れないようにするが残念ながらそれはストライクの方である。

そして、ストライクも先陣を切って戦うサイコ・ザクのおかげでOSの調整を万全にしたキラは【アグニ】や【ガンランチャー】を駆使して砲撃を開始する。

 

「各機、散開!白い奴の攻撃にも注意――」

 

アグニの火線が隊長機を貫き、さらに少し離れた場所にいたバクゥにも当たる。

俗に言う、二枚抜きという奴である。

 

「やって、しまった……」

 

殺さないように戦う、そうアスランに言い放ったが現実は難しく非情なものだ。

アグニでは威力が高すぎて必殺の一撃となってしまう。

だからといって、適当に撃つだけや手足を狙ってもバクゥの機動性では避けられるだろう。

手加減などできる相手ではないのだ。

理想と現実を見せつけられたキラだが、そうも言っていられない。

 

「くっ…来たっ…!」

 

「よくもぉ!」

 

バクゥ二機がストライクに迫る。

残るバクゥはサイコ・ザクの方へ行くが、サイコ・ザクは先頭のバクゥをビームサーベルで胴体を横薙ぎにブッた斬る。

 

「そんなパターン化した動きではなぁ!」

 

「何故!なぜ当たらないんだ!?機動性ではバクゥが勝っている筈なのに!」

 

慄くバクゥにグエムがバズーカを撃つ。

避けられるがその間に背中のバーニアを使って急接近。

横っ腹にキックが叩き込まれたバクゥは、バギャンッという音が鳴り真っ二つに割れる。

装甲材の違い故に起きたこの事象に、最後に残るバクゥのパイロットは完全に戦意を喪失してしまった。

 

「だ、駄目だ……勝てるわけがない…!?」

 

そこでようやく撤退信号が打ち上がり、バクゥは我先にと逃げる。

それを見届け、空を見ればスカイグラスパーが索敵警戒をしていた。

どうやら、アークエンジェルを攻撃していた戦闘ヘリも逃げたようだ。

 

「ふぅ……次は更に困った事になりそうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルトフェルドは久方振りの死神の気配を感じていた。

霹靂の鬼と呼ばれる由縁が理解した気がする、と副官のダコスタに漏らすくらいには。

 

「アレは……どう攻略すれば良いのか、自分にも分からないですね……」

 

「少なくともバクゥでは相手にならないね。完全に少し見ただけでバクゥの動きを見切られている。陸の王者の由縁と言える機動性を上回られれば、いやパイロットの腕も確かなものだ。本当に鬼みたいな強さだよ」

 

少なくとも、タイマンで相手をしたくない部類の輩だとバルトフェルドは感じた。

ではストライクの方はどうかというと…

 

「ストライクはほんの少しの間で砂漠用にOSを書き換えた。アレは本当にナチュラルが乗っているのかね?」

 

「……まさかコーディネイターが?」

 

「既にそういうコーディネイターもいる事だし、有り得なくはないだろう。だが、戦闘中に行えるなんて並のコーディネイターにはできん芸当だ。一体、何者なんだろうね【狂戦士(バーサーカー)】君は」

 

最後にはレジスタンス……いやザフトにとってはゲリラである【明けの砂漠】に助けられていたが、砲撃戦仕様でキックや至近距離の射撃攻撃はまさに狂戦士。

増援を上層部から貰った(押し付けともいう)のにも関わらず、戦闘ヘリまでもが腕の良い戦闘機乗りと足つきに半分を落とされた。

威力偵察としてはハッキリ言って失敗である。

ここで戦力を多く消耗する気がなかったが、思ったよりも彼らは強かった。

次の戦いまでに策を練らねばならない、とバルトフェルドは考えつつ明けの砂漠へのお仕置きを指示するのであった。

 

 

 

 

 





さらっとカズイが退場してました(事後報告)

サイコ・ザクのビームサーベルについては若干、無茶だったかなと思ってます。
けれどもバクゥ相手に素手は割と厳しいし、下手すると犬の餌になっちゃいますから()

でもキラの助けもあればできなくはなさそうよね、なんていうのもあって今作ではそれができたということで寛大な心で許して
正直、ビーム兵器とドライブする機構でかなり違いがある、というのは考えづらいんですよね。
多少違うくらいかなぁなんて。それこそ、ヘビーメタルみたいな仕様とかでもない限りは少し改造・調整するだけで使えそう


読了ありがとナス!

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