ユキアンのネタ倉庫 ガンダム   作:ユキアン

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機動戦士ガンダムSEED 虹に乗った男 5

「バジルール中尉、いえ、大尉、お久しぶりです」

 

配置転換を受けて新たな乗艦となるアークエンジェル級特装艦アザゼルに向かう途中、背後から掛けられた声に振り返る。

 

「ヤマト准尉、いや、今は中尉か、久しぶりだな」

 

「ええ。今はキマイラ隊スネーク分隊長を務めています」

 

「キマイラ隊、ということはヤマト中尉もアザゼルに?」

 

「それでは、バジルール大尉も?」

 

奇妙な縁ではあるが、アークエンジェルの頃を思い出す。

 

「そうだ。CIC長を務める。詳しい任務は聞いていないが、特務とだけ聞いている」

 

「自分もそう聞いています。ただ」

 

大っぴらに話せないのか周囲を警戒してから小声で伝えてくる。

 

「督戦部隊だそうです」

 

「督!?」

 

大声を出しそうになったところでヤマト中尉に口を押えられる。

 

「大きな声は出さないで」

 

鋭い目つきで周囲を警戒するヤマト中尉に内心ドキドキしていた。落ち着け、相手は一回り年下だ。

 

「今まで大西洋連邦閥だけが戦果を上げています。なのでユーラシア閥も今回は参加するのですが、その編成を見たアズラエル総帥が急遽編成したのがアザゼルを旗艦としたアークエンジェル級3隻の特務隊なんです」

 

「つまり、ユーラシア閥の編成に合わせたのなら、編成を見れば結成理由が分かると?」

 

「ゴリゴリの青秋桜、それも常任理事国以外の国出身が艦隊司令部を占めています」

 

「つまりそういう意味での督戦か」

 

命令を無視してプラントのコロニーを破壊する可能性が高い。それを防ぐための督戦部隊か。気分は良くないが、民間人の大量虐殺を見るぐらいならまだマシだ。

 

「はい。そのため柔軟性を持ちつつ臨機応変に対応できるであろうナガイ大佐がアザゼルの艦長と艦隊司令官を務めます。本人は大分嫌がったらしいですけど、最終的には出来る限り腕を重視して艦橋員を揃えることで引き受けたそうです。そのナガイ大佐、基本的にパイロットでここまで昇進してきているので」

 

「大丈夫なのか、それは?」

 

「一応、以前はガルダ級の機長も務めているので、ギリギリ艦長をやれないことも無いだろうと。柔軟な対応が必要になるので艦長としての質は未知数です。自分でもそれが分かっているので出来る限り腕の良い艦橋員を揃えさせたそうですから」

 

「責任重大だな。MS隊は期待しても大丈夫なのか?」

 

「はい。キマイラ隊は大戦初期から鹵獲したMSを運用していたコーディネイター主体の部隊です。その他の人員もコーディネイターに偏見を持たない人員だけで揃えられています。またMS自体も最新鋭の物が揃えられています。G兵器を更に兵器として発展させた非常に使いやすい機体構成になっています」

 

「まだ2ヶ月ほどだぞ!?もう発展機が完成するものなのか!?」

 

「基礎設計自体は以前から進んでいました。またG兵器が配備される予定でしたが、データを見たキマイラ隊からは微妙な声が多かったです。バスターとデュエル、もしくはストライクで十分だと。ストライカーパックの運用がアークエンジェル級ありきなのが多少不評なんです。他にも細かい点で気に入らない部分も多いので改修しています。ブリッツは特務には必要になるかもしれませんが、右腕のトリケロスは不評です」

 

「では君たちは何を求めたのだ」

 

「キマイラ隊のほとんどは対MS戦に特化した機体です。MSはMSで、艦船には艦船で対応するというドクトリンです。連合とザフトの技術で大きな差があるのは艦載機、つまりはMS対MAという点です。MAではMSに対応できなかった。だから押し負けたんです。なのでザフトのMSさえ押さえれば、あとは艦隊戦で勝てるんです。数はこちらが上なんですから」

 

確かにヤマト中尉の言い分は一理ある。だが、それだけの腕は、あるか。でなければわざわざ特務艦隊に配属などありえない。

 

「なるほど。では特務も問題なくこなせるな」

 

「ええ、任せてください。キマイラの名は伊達ではないですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、私も甘く見ていたようだな」

 

地球に残っていた最後のザフト部隊が視察していたロサンゼルス基地に襲撃をかけてきた。よりにもよってアルテイシアが着いてきているこんな日に限ってか。

 

「守備隊はどうしている」

 

「基地自体に被害は少ないのですがMSパイロットの兵舎に被害が出ました。また、戦力の多くはニュートロンジャマーの除去に出ています。救援は出したのですが、間に合うかどうか」

 

基地司令に問いかければそんな答えが返ってきた。

 

「残されている戦力は」

 

「基地の防衛システムとリニア戦車、武装ヘリ。それと、キマイラ隊が試験運用していた試作機があるのですが、OSがコーディネイター用で誰も動かせない状況です」

 

ふっ、これがアムロも感じた運命という物か。試験運用していたということはここに残されている試作機はあれか。

 

「なるほど。状況は理解した。とっておきのパイロットがいる。すぐに試作機を出す準備を」

 

「まさか、総帥が?いけません!!民間人が戦闘行為など!?」

 

「私は娘と共にシェルターに避難した。試作機のパイロットは私の護衛で、戦闘後にMIAとなった。そうだな、司令」

 

基地司令にプレッシャーをかける。私自身はともかく、アルテイシアのためだ。絶対に通させてもらう。

 

「わ、わかりました。ですが、絶対にお戻りを」

 

すぐに部下に指示を出し始める。

 

「感謝する。アルテイシア、パパは少し悪い人たちをやっつけてくる。ここでこのおじさんと良い子で待っているんだよ」

 

「パパ、悪い人ってコーディネイターなの?」

 

「そうだ。だが、コーディネイターだから悪い人というわけではない。良いコーディネイターだってたくさんいる。そして悪いナチュラルだってたくさんだ。ナチュラルだから、コーディネイターだからなんて大した違いではないんだよ。だから、自分で直接確かめるんだ。他人の言葉は参考にするだけで、自分が正しいと感じる心を信じればいい」

 

「難しいよ、パパ」

 

「ああ、難しい。パパも完璧にできているとは言えない。だけど、それをやろうとするのが大事なんだ」

 

「試作機の準備が整いました。いつでも出れます」

 

「では行ってくる。娘を任せる」

 

下士官に走ってハンガーへと案内され、クレーンに飛び乗る。ネクタイと上着の脱ぎ捨てコックピットへと乗り込み、起動させる。

 

「ふっ、アムロが乗っていたようだな。ならば信頼できる。何より、私はやはりパイロットなのだな」

 

シートに座ってから高揚しているのが自分で良く分かる。

 

『今回サポートを務めることになりましたオペレーターのオスカーです。準備はよろしいですか』

 

「問題ない。敵はどれだけ確認できている」

 

『ディンが4、グーンが7、ゾノが1、グゥルが4確認されています。グゥルに搭載されているMSは不明ですが、ジンあるいはそのカスタム機と思われます』

 

「了解した。こちらは発進準備が整った。戦況に変化があれば通信を」

 

『了解しました。お気をつけて』

 

「クワトロ・バジーナ、TYPE-0(零式)、出る!!」

 

格納庫から飛び出すと同時にMAへと変形させ、空を駆ける。5分も経たずにレーダーがディンとグゥルに乗った4機のジンを捕捉する。そしてそれより前に感覚で敵を捉えている。キャスバルであったあの頃より、私のNT能力は研ぎ澄まされている。負ける気は一切ない。

 

「見せてやろう、連合の、ガンダムの性能を!!」

 

先頭を飛ぶディンへと照準を合わせてトリガーを引く。ディンが爆発し、爆炎の向こう側へと更にビームライフルを自分の感覚に当てはめて撃ち込む。それだけで更に3つの爆発が起こり、その爆炎を突っ切りながらMSへと変形してビームサーベルを振りぬく。回避運動を取ることも出来ずに追加装甲を装備したジンが切り捨てられる。そのまま慣性に従って進むTYPE-0の右足を前に出し、後ろにいたジンをグゥルから蹴り落とす。

 

右足の装甲にイエローランプが灯るが、PS装甲であるフレームは問題ない。グゥルに飛び乗り、残りの2機のジンにビームライフルを撃ち込んで終了だ。グゥルから飛び上がり、バルカンで4機とも破壊してから再びMAへと変形して上陸しているグーンとゾノの相手をする。

 

だが、水陸両用MSとは言え、精々が地上でも行動可能というだけの機体だ。空を自由に飛び、一撃で仕留めるだけの攻撃力を有するTYPE-0の敵ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボアズ海戦は連合からのハラスメントで始まった。暗礁宙域から使い捨てのブースターを利用した暗礁宙域の一部がごっそりと無くなるほどの流星群により警戒に出ていたナスカ級3隻、ローラシア級8隻、それらに搭載されたMSの全てが失われた。ボアズ要塞そのものも要塞砲の大半を喪失。艦船ドッグにまで被害が出た。そして被害が出た艦船ドッグに向けて連合艦隊と砲撃型MSによる飽和攻撃が行われる。徹底的に接近することなく有効射程ギリギリから行われる砲撃にボアズ要塞は崩壊する。

 

ニュートロンジャマーによって核動力が使えなくなった艦船がエネルギーの枯渇を恐れて取れなくなった戦法を取れるようになったのにはもちろん理由がある。それが新たに建造された特装補給艦ヘカテーである。見た目はただのコーネリアス級だ。特徴的なのはその胴体の至る所に連合軍艦船補給用のプローブを持っているということと、ニュートロンジャマーを解析することで開発されたニュートロンジャマーセンサーを搭載しているということだ。

 

なんのことはない。ただ単に連合艦隊がいる宙域のニュートロンジャマーを全て撤去し、貨物エリア部分に核エンジンを大量に設置し、莫大なエネルギーをプローブで接続した艦船に接続してビームを放つ。外部バッテリーが役割の突貫作業で用意された艦なのだ。

 

だが、その力は一目瞭然。ザフトが誇る宇宙要塞の一つがわずか半日で壊滅したのだから。発案者であるアークエンジェル級の艦長は暇に負けて碌でもないアイディアを纏め始める。PS装甲で外壁を覆う海中用作業ポッドと海中原子力発電所とエネルギー送信施設の企画書を。似たような企画としてガルダ級を改造した空中原子力発電所とマイクロウェーブ送信施設をプレゼンして、ギリギリ通っていたりする。なお、ニュートロンジャマーセンサーを使用した発掘機はどうせ誰かが上げるだろうと企画にすら上がっていない。そのため、戦後数年経ってからようやく企画があがることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「残存戦力を全てかき集めろ!!試作機だろうが装甲が付いていない奴だろうが地上用だろうが作業用でも銃座の代わりくらいにはなるだろう!!」

 

「補給と簡単な整備は外でやらせろ!!何のためのMSだ!!」

 

「住民をシェルターに移動させろ!!」

 

「ニュートロンジャマーの散布ミサイルの準備はどうなっている!!最優先だぞ!!」

 

ヤキンドゥーエの司令部ではボアズを正面から大した損害を受けずに打ち破った連合軍の大艦隊に対抗するために戦力の増強に勤しんでいた。だが、そんな暇を与えないとばかりに定期便が届けられる。

 

「レーダーに感!!月からの定期便です!!いつもより多い!!」

 

「外で待機している部隊も迎撃に当たれ!!」

 

指示を受けたザフト軍が定期便の迎撃にあたるが、密集していたことと明確な指揮系統が確立していなかったこと、そしてそもそもの軍人としての練度の問題がありあちこちで誤射が発生し被害が発生。それどころか、この状況下での口論、無線の錯綜も発生し被害は加速する。

 

そして満を持して連合軍の艦隊が歩を進める。艦隊と簡易量産されたランチャーパック(アグニとエネルギーパックのみ)を装備したダガー部隊によるアウトレンジからの攻撃。デブリの影響で回避が困難なザフトは一方的に落とされていく。

 

「動けるMSだけでも敵に突っ込ませろ、時間を稼ぐんだ!!」

 

デブリの中を数機のゲイツが駆け抜け、ランチャーダガーに食らいつこうと距離を詰める。そしてデブリから抜け出した途端十数倍の数のビームに撃ちぬかれる。ランチャーダガーの後ろに控えていた通常装備のダガー部隊。左腕にシールド、右腕にビームライフル、両腰にビームサーベル、背中のバックパックに予備のビームライフルとマガジン、そして装填に使われる補助椀。そのダガーが4機で1小隊、4小隊で1中隊、4中隊と指揮官機で1大隊として扱われる。ランチャーダガー2中隊、その護衛に通常のダガーが1大隊、そして3個艦隊が連合軍の正面戦力だ。

 

 

 

 

 

 

 

「ザフトは今までの戦場の概念をMSとニュートロンジャマーで崩してきた。その結果、何が起きたと思う、バジルール大尉」

 

「既存の戦術の否定、ではないのですか?」

 

「正確に言えば戦術の退化だな。個人プレーで戦場を引っ掻き回す。昔の、それこそ西暦以前の戦争だな。戦術ってのは日進月歩、とある戦術に対する戦術、そしてそれに対する戦術、つまり相手の戦術の1個上の戦術ってのが一番有効手と言える。だから古い戦術書を引っ張り出して、それを現状にあてはめ、それに有効な戦術を今の技術を用いてリメイクする。それがあの戦術だ。ちなみに元の戦術はノブナガ・オダの3段撃ちだ」

 

「それはどういう物なのでしょう」

 

「その時代、銃は1発撃ったらリロードに1分かかる武器だった。だからそれを大量に集めて3列になって1番前が撃ったら後ろに下がってリロード、2列目が前に出て射撃、下がってリロード。民間ではそういう風に伝わってるな」

 

「違うのでしょうか?」

 

「戦術面ではそれで合っている。だが戦略面で見ると更に深い。敵の主力は騎馬、その時代では最高クラスの兵種だ。それが苦手な草が長く、踏み固められてもいない地。さらにノブナガ・オダは多少の上り坂の上に展開し、柵を多く設置してとにかく敵の長所を潰した。また、坂を利用して上下に射線を空けることで多くの銃を一度に運用できるようにもして、接近されたとき用の長槍部隊も護衛に用意した。敵からは砦が急に現れたように見えただろうな」

 

「……まさに現状ですね。デブリで動きを制限、ランチャーと艦船による銃、ダガー部隊の長槍。それが立体的に組み立てられているのはまるで要塞」

 

「そういうこと。負ける方が難しい。そして余裕が出るとこうやって馬鹿をやろうとする。出番なんて来て欲しくないんだけどな。キマイラ隊、発進。警告はいらん。作戦前に敵前逃亡は銃殺だって伝えてあるからな」

 

「キマイラ隊、順次発進。警告は不要。作戦空域を外れたMAを優先して撃墜せよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりこうなったか。

 

「スネーク分隊、発進準備。相手は対艦ミサイルを積んだメビウスのはずだ。作戦空域を出た者は全て撃墜する。優先順位はMA、艦船、MSの順だ。例外は発射された対艦ミサイル、およびそれに準ずる物だ」

 

『『『了解』』』

 

『スネーク分隊、艦長のナガイだ。ラインを越えたメビウスはBC兵器を搭載している。強力な紫外線で殺菌できるタイプの物だ。奴らも無い頭を捻ってきたな。プラントを吹き飛ばしてアズラエル理事を完全に敵にするのを避けるためだろう。まあ、潰すのには変わりは無い。全て叩き落とせ!!』

 

「聞いたな、スネーク分隊各員。忘れがちではあるが、プラントに住む彼らは地球の何処かの国の国籍を持つ住民であり、プラントは出稼ぎに出ているという形だ。そんなところにBC兵器を撃ち込んでみろ。国際法違反でかなり面倒な事態になる。絶対に阻止するぞ!!」

 

発進準備が整い、カタパルトへと乗機が運ばれる。

 

『カタパルトタイミングをスネーク1に委譲』

 

「アイハブ。スネーク1、キラ・ヤマト、TYPE-2+(βガンダム+)出る!!」

 

カタパルトから漆黒の宇宙へと撃ち出されると同時に機体をMA形体へと変形させる。UC世界でのゼータをCE世界の技術で出来るだけ再現した機体だ。出来る限り反応速度を上げ、フレームにフェイズシフト装甲を用いることで強度だけはゼータを上回ることに成功している。またビームライフルとサーベルも現行のダガーが装備する物よりも2割出力が高い。それとは別にビームダガーとしても使えるビームカービンを2丁装備している。3人の部下も出撃すると同時に変形し最大速度でメビウスの群れに襲いかかる。

 

「やらせはしない!!」

 

メビウス部隊の中央でMS形体に戻り、2丁のビームカービンを周りにバラまく。メビウス自体を落とせなくてもミサイルを破壊すれば問題はない。そしてメビウスがコロニーに突っ込むこと自体は許容範囲でもある。無論、コロニーに暮らしてきた以上、それを許すことはない。

 

「ここから先は一歩も通さない!!カルロ、バース、ミランダ、好きに動け!!抜けたのはオレが対処する!!」

 

『『『了解!!』』』

 

三人の部下に好きに動かせ、抜けてきたのをビームライフルで撃ちぬく。しばらくすると艦隊からの砲撃が届くようになる。そちらに向かおうとしたところを、その艦隊の真横を陽電子砲が貫く。いつの間にか艦隊の真横についていたキマイラ隊の艦隊からの攻撃だ。続けてTYPE-1(αガンダム)が艦隊に取りつきTYPE-3(γガンダム)がザフトを牽制する。

 

次々とMAと艦が沈んでいるというのに無謀な突撃を続けるブルーコスモスにいらだちが募る。一番苛立つ原因が、奴らの放つプレッシャー、恐怖でも怨念でもない、ただの傲慢さ。コーディネイターを見下し、否定し、ただ自分たちが特別なのだと思っている。何も変わりはしない。人は何処まで行っても変わらない!!

 

あの時、サイコフレームの光に包まれた先に見た未来。人は何処までも愚かで何度も文明を滅ぼした。だが、そのたびに生き残った者たちは逞しさを見せた。何度も立ち上がり、何度も転んだ。だから、今度は転ばないように、踏ん張れるように

 

「シャア、オレは戦うぞ!!何度でも人の輝きを世界に示し続ける!!」

 

キーボードを操作し、オレの機体にだけ取り付けられたシステムを起動させる。サイ・コミュニケーター、通称サイコミュ。シャアが極秘に制作していた物を取り付けた。無論、UC世界のような性能は持ち合わせていない。だが、オレのNT能力は格段に成長している。

 

「アザゼル、Fボックスを射出してくれ!!」

 

アザゼルの格納庫から1つのコンテナが射出され、サイコミュを通して繋がる。

 

「行け、ファンネル!!」

 

コンテナから36機のファンネルが射出され、戦場を一掃する。メビウスのミサイル、艦船のブリッジやエンジン、ザフトのMSの武装。それらをファンネルのビーム、あるいはファンネル自体をぶつけて破壊する。

 

「全機、オレに続け!!無用な虐殺を終わりにするぞ!!」

 

 

 

 

 




さて、ガンダムSEEDはこれにて終了。あの後は普通に連合が押し勝ち、普通にプラントは制圧され、普通にプラント住人は賠償金に苦しみ、普通に再度立ち上がり、普通に再度制圧され、普通にコーディネイターは人として未熟であると証明され、普通にコーディネイターは緩やかに消滅し、普通に戦争は起こっては終わりを繰り返していくことになります。キラはその中で何度も戦い、心折れることなく戦い続けました。アズラエル総帥とは普通に友人に近い関係で過ごし、とあることが原因でMSを使った喧嘩をした結果義理の親子関係に変化することに。書く余裕なんてないけどね。


機体紹介

TYPE-0
キマイラ隊所属MSのテストベッド機。Ver表記だと2.8ぐらいで原形を残していない。
零式のペットネームが付いているが、どっちかというとデルタガンダムの上半身にドム系列のたくましい下半身が付いている感じ。これはMA時の飛行に必要な推力を引き出すためにエンジンが肥大化したためである。代わりにMS時でもホバー走行が可能となっている。
またムーバブルフレームがPS装甲で作製されているため、表面の装甲がボロボロでも中身は無傷に近いこともある。
武装はビームライフル、ビームサーベル、頭部バルカンと至って普通。

TYPE-1
キマイラ隊所属汎用型MS。TYPE-0のデータから拡張性を残す形で製造された機体。ぶっちゃけCE版ガンダムMK-2。ペットネームはアズラエル総帥がつぶやいたガンダムという言葉からαガンダムと呼ばれる。ムーバブルフレームにPS装甲を採用しているので徒手格闘戦を行うほどに頑強。
武装はビームライフル、ビームサーベル、頭部バルカンが基本装備。状況やパイロットに合わせて追加でバズーカ、肩部ミサイルポッド、肩部ガトリング砲、腰部グレネードランチャー、脚部ミサイルポッド、背部大型スラスターなどを装備可能。

TYPE-2
キマイラ隊所属可変型MS。TYPE-0の可変機構を追求した可変型MS。ぶっちゃけCE版Zガンダム。バイオセンサーは搭載されていない。ペットネームはアズラエル総帥がつぶやいたガンダムという言葉からβガンダムと呼ばれる。
武装はビームライフル、ビームサーベル、腕部ビームガン、頭部バルカンが基本装備。シールドが無くても大気圏内で飛行が可能であるが、SFS機能は推力が足りずに存在しない。

TYPE-3
キマイラ隊所属砲撃MS。TYPE-0の基本設計こそ受け継いでいるが、どちらかと言えばシュツルムディアス。機動性を犠牲にして大容量バッテリーを積み込むことで強力なビーム兵器を扱うことが出来る。ペットネームはアズラエル総帥がつぶやいたガンダムという言葉からγガンダムと呼ばれる。
武装はビームライフル、ビームカービン、バズーカ、背部ビームキャノン。追加でTYPE-1と同じ追加武装を装備可能。

TYPE-2+
キラ・ヤマト専用MS。アズラエル総帥が開発していたマンマシンインターフェース、サイコミュを搭載したMS。ヤマト中尉(終戦後大尉に昇進)の注文を受け、徹底的に装甲を削り、反応性と運動性を強化する形のチューンが施されている。サイコミュ起動時はそれらに対応する兵装を無線コントロールすることが出来る。
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