続くかは未定
「…貴女、今なんといったのですか?」
「ですから、脱いだ服はちゃんと表裏を直してから洗濯機に入れてくださいと言ったのです。」
「…その発言は、私が誰かを分かったうえでしているのですか?」
「勿論ですよ。
支配してやるーとか言って調子に乗ってたら、スクワッドの連れてきたシャーレの先生にぼこぼこにされて姫は取り返されるわ、挙句の果てには同僚から舞台装置とか馬鹿にされた元生徒会長(笑)のベアトリーチェ様ですよね。」
「ちょっと待ってください、棘強くありませんか?」
「当たり前じゃないですか、毎日毎日『あそこでああしていれば…!』だとか、『そもそもあのタイミングであの子達がこう動いていれば…!』ってな感じの愚痴を聞かされる身にもなってくださいよ。」
「ぐっ…」
「あと、もしベアトリーチェ様が言ってたことを全てしていたとしてもどうせ勝ててないですよ。」
「んなっ…!?
貴女、そんな風に思ってたんですか!?」
「いや、考えてみてくださいよ。
かたやキヴォトス中の生徒に慕われる先生、かたやいたいけな少女たちに洗脳教育を施す生徒会長(笑)ですよ?
結果は目に見えてるじゃないですか」
「え?なんでそんなに言うんですか?
仮にも貴女の主人なんですよ?」
「はぁ…」
「露骨にため息吐きますね」
「時にベアトリーチェ様、私たちがこのアパートに住み始めてどのくらい経ちましたか?」
「えぇと…もう2週間ですか、時の流れは早いですね」
「そうですね。
その間、ベアトリーチェ様は何をしていましたか?」
「勿論あの憎き大人にリベンジする計画を考えていましたよ!」
「それはどこで?」
「もちろんこの部屋ですけど」
「…ベアトリーチェ様がそうしている間、私が何をしているか知っていますか?」
「え…あ、そういえば、毎日外出していますね。
何をしているのですか?」
「バイトです」
「…え?」
「ですから、バイトです。花屋の」
「な、何故…?」
「決まってるじゃないですか、お金が必要だからですよ。
毎日の食事代に電気代や水道代、通信料に受信料、家賃も払わないといけないんですよ?」
「あ…」
「もうお分かりになられたと思いますが、ベアトリーチェ様がこの部屋で何にもならない無駄な時間を過ごしている間、私は汗水垂らして必死に働いている、というわけです。
むしろ今までどこからお金が出ていたと思っていたのですか?」
「何も言えません…」
「バイトから帰ってきたときにベアトリーチェ様が寝てた時は頭ひっぱたいてやろうかと思いましたよ」
「すみません、暴力に訴えるのだけはやめてください」
「では、話を戻しましょう。
ベアトリーチェ様、明日からは脱いだ服、ちゃんと表裏を直してくれますよね?」
「勿論ですとも、今まで大変ご迷惑おかけしました」
「わかってくれたのならいいです。
ほら、もう11時なんですから、早く寝てください。
私は洗濯終わらせてから寝るので」
「はい…」