ベアトリーチェ様、ちゃんとしてください   作:蒼野春

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普通に漢字を間違えてるの、義務教育の敗北かも…?


ベアトリーチェ様、洗濯物をたたんでください

「え、嫌ですけど。」

 

「…もう一度言います。

ベアトリーチェ様、洗濯物をたたんでください。」

 

「だから嫌ですって。

どうして私がそんなことをしないといけないのですか?」

 

(コイツ、一回ひっぱたいてやりましょうかね…)

 

「…では、少し質問しましょうか。」

 

「なんでしょう?」

 

「ベアトリーチェ様はいつも何時間寝ていますか?」

 

「…?

いつも貴女に8時に起こされて、11時には寝かされてるじゃないですか。」

 

 

「そうですね――」

「あ、でも2時間ぐらい昼寝してるので、それも含めると11時間ですね。」

 

「へぇ…

すみません、一回ひっぱたいてもいいですか?」

 

「そう聞かれていいですよと答える人がいるわけないでしょう!?」

 

「はぁ…それでは話を戻しましょう。

もう一つ質問です。ベアトリーチェ様、私はいつも何時間寝ていると思いますか?」

 

「え…

8時間くらい?」

 

「正解は6時に起きて1時に寝るので5時間です。

ベアトリーチェ様の半分以下ですね」

 

「そんなに短いんですか!?」

 

「えぇ、そうですとも。

折角ですし、私が毎日どんなスケジュールで動いているのか、事細かに教えて差し上げましょうか?」

 

「で、では少しだけ…」

 

「わかりました。

そうですね、毎朝6時に起きては寝る前に洗濯した服を干して、朝食と昼食の準備をして、軽く掃除機をかけて、

ベアトリーチェ様を起こして、9時にはバイト先の花屋に行って、バイトが終わったら夕食の材料を買って、7時に家に帰って干していた洗濯物を回収して、

お風呂を掃除して、ベアトリーチェ様がお風呂に入っている間に夕食の準備を済ませて、夕食を食べ終わったらお風呂に入って、2時間ほど休憩して、洗濯機を回してベアトリーチェ様を寝かせ、溜まった食器を洗って、寝る前に1時間ほど勉強してます…こう言葉に表してみると中々頑張ってますね、私。

って、ベアトリーチェ様、聞いてますか?」

 

「…はっ、すみません、精神が宇宙に飛んで行ってました。」

 

「はぁ」

 

「え、よくそんなことができますね?」

 

「私だって好きでやってるわけじゃないですよ。

どっかの赤い顔の怠惰な大人が手伝ってくれないからこうなってるんです。」

 

「最近やけに私の扱い雑ですよね。」

 

「極めて妥当な扱いだと思います。」

 

「うぐっ…」

 

「さて、ベアトリーチェ様、これを踏まえたうえでもう一度聞きます。

洗濯物、たたんでくれますよね?」

 

「喜んでたたませていただきます。

なんなら他のことも手伝いましょうか?」

 

「ほう…?

ではお風呂掃除と夕食の準備と洗濯と食器洗いと――」

「すみません、その量は私には不可能です。」

 

「流石に冗談ですよ。

そうですね、日中に掃除機掛けと洗濯物の回収だけしてもらえれば十分です。

ベアトリーチェ様、料理下手そうですもんね。」

 

「失礼な、別に料理くらい作れますよ。」

 

 

「へぇ…では、今度の日曜にでも作ってもらいましょうか。」

 

「望むところです。ぎゃふんと言わせてやりますよ!」

 

「ふふ、そこまで言うのなら楽しみにしてますよ?」

 

 

 

…余談ですが、ベアトリーチェ様の作った料理は何とも言えない微妙な味でした。

少なくとも私よりは下手ですね。今度からはコレをネタに馬鹿にしていきましょう。




側近ちゃんのいい名前が思い浮かばない今日この頃
誰か!いい感じの名前を付けてあげてください!()
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