魔族少女のエロタナティブ 作:アナリザンド
エルフと魔族の煮込み汁は、順調に醸成されていっている。
べつにそれでもいいとフリーレンは思っていた。
「ふやふやザンド……。わたしはお湯の妖精です。現在のステータス、精神防御力ゼロ。癒され効果、最大……最大……おーばーふろー」
どこからともなく帰ってきたアナリザンドは、外で冷えた体をお湯の中にまた浸したようだ。
ここは温泉の街。道を歩けば、どこにでも温泉が湧いている。
だから、温泉に浸かるというのは、少しもおかしくはなかったけれど、フリーレンと違い、フェルンやシュタルクはすぐに飽きてしまった。
シュタルクはともかくとして、フェルンがこの場にいない理由は、その時間感覚の違いといってもいい。人間たちのお湯浴びは、まるでカラスの行水だ。一瞬で身体を洗い、颯爽と去っていく。
フリーレンにとっては、信じられないといった気持ちが強い。
それと比べれば、この魔族はエルフ寄りの時間を過ごしているのかもしれない。
黙っていれば、クソ雑魚魔族。
ここでの流儀は、他人の時間を乱さないこと。
フリーレンも、いろいろなしがらみを一時手放し、アナリザンドの存在を許していた。
――中間項の海を漂うふたり。
ふやふやのまま、アナリザンドは湯船を漂いはじめた。
目的地は明確で、動きは遅い。まるで方向感覚だけを頼りに流れるクラゲだ。
やがて、ぴとぷに、と柔らかい感触がフリーレンの腕に触れた。
「……なんだよ」
フリーレンは一瞬だけ身構えたが、声は緩く、力が入らなかった。
温泉の中では、警戒心というものも湯に溶ける。
アナリザンドは、完全に油断しきった顔をしていた。
とろけて、目は半分閉じていて、思考はたぶんほとんど働いていない。
その顔を見た瞬間、フリーレンも、知らず知らずのうちに力を抜いてしまった。
「ねえ、知ってる?」
不意に、そんなことを言われる。
「なに?」
揺蕩うこの時間を、できれば壊されたくなかった。
だからフリーレンは、短く、それだけ聞いた。
アナリザンドは、にへら、と笑ったまま、両手を胸の前で交差させるように合わせた。
右手と左手を、そっと重ねて、グッと閉じる。
――紅い瞳は閉じられ、その姿勢は祈る姿そのもので。
一瞬――、ほんの一瞬だけ、つられてフリーレンも目をつむった。
「お湯とらーく!」
暗闇の中から、ひどく間の抜けた声が、湯気の向こうで弾んだ。
次の瞬間、びちゃっと音を立てて、温かい湯がフリーレンの顔面を直撃した。
「……っ」
「油断したねフリーレン。はい死んだ~♡」
不快さを隠そうともせず、フリーレンは眉をひそめる。
「なにしてんだ、おまえ」
「お湯鉄砲だよ。知らないのフリーレン。お湯というパケットを手のひらの中で圧縮して放つの。お湯の妖精さんの最大魔法攻撃なんだから。相手は死ぬ♡」
「私に魔法勝負を挑むとはいい度胸だね。私は千年以上生きた温泉フリークだ!」
言うが早く、手はすでに動いていた。
同じように、両手で湯をすくい上げる。
「おーゆシュトローア!」
反撃の一撃。
今度はアナリザンドの顔に、容赦なくお湯がかかる。
「あはは」
笑い声が弾んだ。
どちらが先でもなく、意味もなく、ただお湯を掛け合う。
ザッパン。ザッパン。
周囲の湯面が、小さく波立つ。
「……若いって、いいわねえ」
少し離れたところから、もうひとり浸かっていたお婆さんが、しみじみとそう言った。
非難する声色は一切なかったが、ふたりのおこなっていた行為は、客観的に見れば迷惑行為だった。この場にフェルンがいたら、絶対に怒られていただろう。
ふたりは同時に手を止めて、顔を見合わせる。
それから、何事もなかったかのように、また湯に身を沈めた。
アナリザンドはブクブクと潜行していく。
「何も聞かないでくれてありがとう」
そんな小声が聞こえた気がした。
――たぶん、気のせいだろう。
さて――。
この話を始める前に、少しばかり前提条件を書き加える必要があるかもしれない。
フェルンやシュタルクにとって、アナリザンドがお姉さん的な存在であることは論を待たないところであるが、それでも、やはりフェルンとシュタルクでは意味が異なる。
ここでは、シュタルクに視線を移して話を進めるが、シュタルクにとってアナリザンドは、優しくて年上の、血のつながらない姉なのである。
何を当たり前のことを、と言われるかもしれない。
しかし、彼にとってアナリザンドは、言わば
おそらく、この記述を読んでいる先生が男性であれば、一瞬にして了解しうるところであるが、血のつながらない優しい近所のお姉さんは、少年時代に遭遇すれば、それすなわち性癖のディストーションといえる。
そして、シュタルクは
先天的にも後天的にも隙間なく、アナリザンドは幼い頃からの憧憬の延長上にいる理想のお姉さんなのである。見た目が多少幼かろうが関係ない。むしろ五十くらいのおっさんになったとしても、相手が十歳くらいだろうと、お姉さんはお姉さんなのである。
この理、理解していただけるだろうか。
したがって、シュタルクは姉であるアナリザンドを慕いつつも、現象学的に見れば、フェルンという同じ年頃のかわいらしい女の子が側にいるという、いわゆる両手に花の状態だったのである。
現実と理想。過去と現在。ついでに言えば千年美少女のエルフもいる。
思春期の男の子にとっては毒沼をクロールするがごとく。
ネット掲示板では、ハーレムじゃんという声も聞かれた。
でも、荒い海をサバイブしている様子から、必ずしも嫉妬の視線だけではなかったが。
シュタルクの内心を、素直に描写するなら――やはりというべきか。
今のいままで、シュタルクの視線は、アナリザンドに向けられていたというべきだろう。
フェルンに対する想いは、なかば言葉にされずに放置されていて、隣にいるパーティの仲間。そして、同じ姉を抱く兄妹――というのとも少し違う、なんというか距離の近い異性としかいいようのないものだったのだ。
ここまではシュタルクの心境を述べたが、次にフェルンの心境に視線を移そう。
対するフェルンはというと、アナリザンドのことを姉であるとは理解しつつも、異性愛的な感情はほぼ無いに等しい。そう言い切ってしまうと、身体だけでなく心も柔らかな少女の魂を完全に言い表せているとは思えないが、ともかく――フェルンはアナリザンドを猫のように見ていた。
気まぐれで、しかし愛嬌たっぷりな子猫さんである。追いかける必要はなく、気づいたらすぐ側にいるという類のもの。
彼女にとって、アナリザンドは、言わば、
だから、というわけではないが――。
ともかく、フェルンは寂しかったのだ。
フリーレンもアナリザンドも温泉に入り浸っていて、人間と時間を共有してくれない。
側にいるのに側にいない。
そんな折、たまたま近くに人がいた。それがシュタルクだった。
シュタルクは、なんというべきか――、安心できる存在でもあった。
自分とは異なり、思考が単純で、だからこそ考えすぎてしまう自分の避難場所になる。
そんなふうに明確に考えたわけではなかったが――。
だから、フェルンはシュタルクの部屋にわざわざ押しかけたのである。
「フリーレン様も……アナリザンド様も、この街についてから、ずっと温泉に入り浸りですね」
「たまに出てきたと思えば魔法店だもんな。姉ちゃんもしょっちゅうどこかに出かけてるし。やっぱりエルフと魔族じゃ、俺らとは違うのかもしれねぇな」
フェルンはシュタルクの部屋で、魔導書を読んでいる。
彼女にとっては必要な間とも呼べるもの。
視線を本に落としながら、フェルンは口を開く。
「あと二日は滞在されるそうですよ」
これはフリーレンに向けられた言葉。
おそらく、アナリザンドはフリーレンの時間にあわせようとしているのだろう。
「まあ、フリーレンにしては控えめかな」
ベッドに腰かけながらシュタルクが言う。
シュタルクにとって、近接距離は自身の距離だ。
たとえ、フェルンが一級魔法使いであっても、いつでも殺せる。
必殺の距離だった。だから、今の彼には余裕がある。
「厳しく言いましたからね」
放っておいたら、一か月でも半年でも、ここに留まろうとするだろう。
だからこそ、フェルンは弟子の立場を使って、人間たちの時間を主張する。
「明日は丸一日暇になってしまいますね」
「そうだな。俺は武器屋にでも行くかぁ。斧を研いでもらわないと」
「だから私――」言葉のゾルトラーク。被せ気味に速攻。「明日暇なんですけど」
暇だからなんだというのか?
シュタルクは物理的なレイヤーに身を置いているから、フェルンの寂しさをほとんど理解できない。拗ねた猫みたいに、静かに視線を落とすフェルンがいる。
そしてぽつり、と。
「構ってください」
意味を測りかねて、シュタルクは不思議そうにフェルンを見つめた。
その遅延がもどかしかったのか、フェルンはさらに口を開く。
不機嫌そうに、いつもより声が低い。
「本当に気が利きませんね。シュタルク様は」
コマンド要請をきちんとしているのにまったく思い通りに動いてくれない。
そんな苛立ちを、フェルンは唇に乗せた。
「なんだよ。そんな言い方しなくったっていいだろ」
シュタルクはすぐに落ちこむ。フェルンからポンコツ扱いされてしまった。
――いつも当たりきついんだよなぁ。
シュタルクの女の子の取り扱いマニュアルは、アナリザンドによって幼少の頃から叩きこまれている。女の子には優しく――、そして、傷ついている子がいれば守ってあげること。
今のフェルンが傷ついているのかはわかりようがなかったが、ともあれ『構ってほしい』のだ。どこか、その魔導書に向けられた視線には寂しさがこもっている。
そんなふうに思ったわけではないが、ヨシとシュタルクは丹田のあたりに力をこめた。
――たまには仕返ししてやるか。
「そんなに構ってほしいなら、明日デートしようぜ」
予想外の反撃。
戦士の速さは、魔法使いの距離を一瞬で潰してしまう。
フェルンは――思考すらできずに停止した。
ぽとりと本が落ち――そして一瞬遅れて思考が始まる。
今度は爆発的で、様々な言葉が連鎖しては消えていく。
何も考えられない状態。それは無ではなく、心に生じた余白のようなもの。
「わかりました」承諾。そして立ち上がる。「では明日」
それだけ言って、フェルンは開けた扉を閉めることすらなく部屋を出ていった。
ものすごくどうでもいいことであるが――。
この世界においても宿屋の扉は内開き、つまり部屋側に向かって開ける形式をとっている。その理由は廊下側が避難経路になるとき、外側に扉が開いていると邪魔になるからである。
――それはそれとして。
一瞬のことであるが、フェルンが扉を押そうとして開かず、両の手で押そうとしてそれでも開かず、そしてようやく思考が理性を幾分取り戻して、扉を開けることに成功したというのが、今の数秒の間に生じた出来事である。
シュタルクは、そこまでは気づかない。
残されたシュタルクは、床にうち棄てられた魔導書を手に取り、いつもの理知的な少女の様子がおかしかったことに、自分がやってしまった罪跡のようなものを感じていた。
「あの……本……」
その証拠は、手の中に残っている。
何かを壊してしまったという感触だけがする。
消せない罪の証。犯行現場の扉は開かれている。密室ではない。
客観的な事実だけを述べれば、シュタルクは、自分の手の中にある魔導書の重みを感じながら、ポカンと開いたままの扉を見つめるばかりだった。
彼にとって、今の言葉はほんの少しの仕返しのつもりだったのだ。いつも自分をお子様扱いし、冷たい視線を投げてくるフェルンに対して、少しだけ格好をつけて少しだけ優位に立とうとした。
だが、その結果はどうだろう。
理由はわからずとも見えたのは、フェルンのあのバグった挙動。
内部で走らせている思考は謎のままであり、どんな言葉が隠されているかまったく理解できない。
「……やりすぎちまったか?」
猛烈に嫌な予感がする。
シュタルクは、記憶の中にある女の子の扱いのページを必死にめくった。
もちろん、アナリザンド産の。
――女の子の沈黙は、強い肯定の時もあれば、爆発のカウントダウンの時もある。見た目からはわからないから注意してね。シュタルク君。
「これ、絶対後者じゃねぇかな……」
シュタルクは戦士としての直感で、明日という日がただの暇つぶしではない何か取り返しのつかない試練になることを予感していた。
戦いの予感に、シュタルクは戦う準備をしはじめた。
――まずは今日中に斧を研ぎにいこう。
そう思い、彼は斧を握りしめた。
シュタルクの選択は、次善策といった意味合いが強かった。
今でも理想の姉であるアナリザンドに向けて、自分が女の子をデートに誘ったなんて口が裂けても言えない。それはフェルンが嫌いだからとか、無関心だからというわけではないが、目移りしたように思われないかが、まず不安だったのである。
だから、情動の発達が極めて遅いと思われるフリーレンに相談するほかなかった。
ザインがいれば、話は違ったのかもしれないが、彼はこの場にいない。ネットを使えば、相談することは可能だろうが、なんとなく生身のほうが優先された。
それに言い訳するなら、曲がりなりにもフリーレンは女の子なのである。
部屋の前で、部屋に入ることも叶わず(女の子の部屋を勝手に開けちゃダメだよ)、本を持ったままうろうろしていたシュタルク。
そこに現れたのは、髪の毛をタオル巻きにして、アイスを舐めるフリーレンだった。
アナリザンドはいなかった。ラブコメの波動でも感じて、じっと見守っているのかもしれない。
これはシュタルクにとってチャンスだった。
そこにいたから、シュタルクはフリーレンに助けを求めたのである。
「どう思う……。やっぱ怒ってんのかな。俺どうなっちゃうんだろう」
酒場に場所を移して、シュタルクは聞いた。
フリーレンは焼き串をフェルンと同じように二刀流にして、思春期特有の悩みを受け止める。
「シュタルク。誰に相談しているのかわかっているの? 正気か?」
正確無比な自己分析でもって。
「だよな。無理な相談してごめん……」がっくりうなだれる。
溺れるものは藁をも掴むというが、フリーレンの性質は光や風や水に近い。
どうなるかは、シュタルクにもわかっていたのだ。それでもそうせざるを得ない。
戦士の生存本能――いや、男のそれがそうさせている。
「何も無理とは言ってないよ。私は
「お姉さんって柄かよ……。どっちかというと、お婆ちゃんみたいな感覚なんじゃねーか? 俺たちとは孫よりも年が離れているわけだし」
言ってしまってから、マズイと思った。
――女の子に年齢のことを聞いちゃダメだよ。もし「何歳に見える?」って聞かれたら、見た感じのマイナス十歳くらいで答えておくと正解に近いかも。
――それだと姉ちゃんの場合、零歳児になっちまうじゃねーか。
――それでも、許容範囲をオーバーするよりは絶対マシなはずだよ。
千歳が九百九十歳になっても、意味はあるだろうか。
……違うか。見た目の話だったな。シュタルクは焦りのためか混乱している。
「お婆ちゃん?」
そろりと、顔をあげてみると、フリーレンの視線が、鋭くなるのが見えた。
ああ、やっぱりだ。ミスっちまってる。失敗した。
「クソババァに続いて二度目だ。三度目はないよ」
どんだけ根に持つんだ。
あれはもう、何年も前の話だというのに。
「ちなみに三度目はどうなるんだ?」
「泣きわめく――」
理不尽な爆弾だ。
アウラの時にそれを目撃していたシュタルクは、背筋が冷えた。
「あ、あのさ。フリーレン。見た目の話じゃないんだぜ。年長者っていうか……頼りになるって意味で言ったんだ。すげえ頼りになる。正直めっちゃ助かってる。お姉さんだ」
リカバリに必死だった。ともかく、乙女は怒らせると爆弾になるのだ。
「ふうん」
フリーレンは目を細める。
「じゃあ、シュタルクには私が何歳に見えるの?」
ジト目。いつもより、明らかに温度が低い。
ここが分水嶺だ。ここで間違えたら俺は終わる。まちがいなくそう確信した。
姉の教えを実行するなら――今しかない。
「えっと……」
脳裏をよぎるのは、零歳児と千年と地雷原。恐怖。
「その……、すごく若く見えるぜ。……ご、
ビビりながら声が消えていく。
「すぅぅー」
フリーレンは、溜息を出さないために深く息を吸いこんだ。
そして、長く長く息を吐く。
ただの呼吸だというのに、一息で吹き飛ばされる蝋燭のような気持ちになる。
命の火が消えちゃいそう。
しかして、フリーレンの出した結論は――。
「よかったね。シュタルク」
「……何がだよ?」
「シュタルクが魔族じゃなくて、私が優しいお姉さんで。杖がここに無くて」
「怖い……」
「でもまあ……。シュタルクにデリカシーがないのはわかったかな」
ふぅ……。
なんとか危機回避できたみたいだ。
フリーレンは、無表情のままビールを一気呑みする。
「それで、フェルンとデートするの?」
「やっぱ無しって言える雰囲気じゃないからね……」
「ああ……人間の間に流れる空気ってやつだね。つまり、シュタルクはその場の空気に流されちゃったってこと? フェルンがそうしたがってるからそうしたって話?」
「わからねえんだ」
「シュタルクにもわからないことがあるんだね。このパーティのなかで一番、人間の空気が読めるタイプなのに。行く先々で、子どもにも大人気じゃん」
「一番は姉ちゃんじゃねえのか?」アナリザンド信望者ゆえの言葉。
「詳しく――、説明してもらおうかな。私は今、冷静さを欠こうとしているよ、シュタルク」
――あ。ヤバ。
また、まちがってしまった。
フリーレンの脳内猶予は、もう2.5くらいは使い切ってるかもしれない。
――シュタルク君。女の子と話している時は、絶対に他の子のことを話しちゃダメだよ。世界にその子だけって感じで話さなきゃいけないの。
「ご、ごめん。今のは待った」
「待てか……。人間は本当にお預けが好きだね。まあいいよ。それで話を戻すけど、空気に流されたわけじゃないならなんなの?」
「なんだろうな……。たぶん、フェルンが寂しそうだったからかもしんねえ。だから少しでも寂しくなければいいなって思ったんだ」
「……結局、空気読んでるじゃん。私とは空気読まないくせに」
「フリーレンはフリーレンだからいいんだよ」
「なにそれ?」
「お姉さんなんだろ。助けてくれよ」
シュタルクは必死に懇願した。
甘えるという術で相手の懐に跳びこむ。
まさに、シュタルク流の生存戦略である。
これには伝説の魔法使いもたまらない。
「しかたないね。わかったよ。探しに行こうか」
「どこへ?」
「フェルンが寂しくなくなる場所」
そんなわけで、シュタルクは奇しくもフリーレンとデートすることになったのである。
タイトルについてなんだけど、シュタルク君はアイゼンの系譜で、アイゼンは鉄って意味。そしてTingも、同じような意味合いがあって、このタイトルは「おお、鉄の音が呼ぶ」みたいなシュタルク君を象徴するとても崇高な概念なんだよ。流暢に唱えれば、きっと心が軽くなる魔法みたいな言葉。おちんこ。