魔族少女のエロタナティブ   作:アナリザンド

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太陽に最も近い星

 

 

 

 静かな夜だった。

 教会の一室、窓の外には月明かりが淡く差しこんでいる。

 蝋燭の小さな炎が、壁にふたりの影を揺らしていた。

 

――フリーレンとフェルンである。

 

 師匠と弟子。人間とエルフ。少女と少女。

 

 旅では、いつものお決まりの風景だ。

 

 ちなみにシュタルクはどこにいるのかというと――容赦なく追い出された。

 フリーレンではなく、フェルンによって。

 

 男と寝室をともにするのは、やむをえない状況でなければ絶対にダメというのがフェルンの信条だったからだ。ハイターより訓戒を受けているフェルンは、清らかな乙女なのである。

 

 言い方を変えれば、少女の時期に特有の潔癖症めいたところがあるのだ。

 

 昨日は、フリーレンがザイン勧誘のためにやむをえないと判断されたが、それが成った今、シュタルクはアウトだったのである。いろんな意味で。

 

 さらにつけくわえると、アナリザンドがいるであろうザインの部屋に行くことすら許可されなかった。弟に甘いアナリザンドなら必ずシュタルクを受け入れるだろうが、それがなぜか嫌だったのである。アナリザンドがザインの部屋にいることは赦せたのに。

 

 そんなわけで、いまごろ、シュタルクは神父様に泣きついている頃だろう。

 

――静かだった。

 

 フェルンは髪を整えながら、フリーレンを見る。

 フリーレンはボーっとしている。

 流れの緩やかな川に身を任せるようにして、天井をただ見つめている。

 

 魔族と寝屋をともにするというのは、フリーレンにとっては、見えない部分でストレスがあったのかもしれない。それにしては、ガン寝しててなかなか起きなかったが、普通なら猛獣が傍にいるのに眠ったりはできないものだろう。

 

 今はそのストレスから解放されて、ゆるやかに風景と思考を混ぜ合わせているように思える。

 

「……あいつは変な魔族だ」

 

 やがて、フリーレンがベッドの上で、ぼんやりとした声でつぶやいた。

 まるで独り言のように告げられた声は、フェルンに驚きをもたらした。

 

 普段のフリーレンにとって、魔族は言葉を話す害獣に過ぎない。

 見かければ必ず殺す――見敵必殺。

 

――変。

 

 という評価は微妙であるが、前進しているようにも思える。

 

「どのように変なんですか?」と、フェルンは聞いた。

 

 フリーレンは、天井を見つめたまま、言葉を続ける。

 

「人を助けるようなことをしたかと思えば、金銭を要求する。女神様を信じると言いながら、その真逆の性質であるはずの呪いを発動している。ザインを焚きつけたかと思えば放置して、私にあてつけて説得させた。あいつを殺そうとする私を信じようとした。私を殺せるのに殺さなかった」

 

 指折り数えるわけではないが、アナリザンドの行動の一つ一つが、フリーレンの中で反芻されているようだった。

 

「フェルンやシュタルクには妙に執着しているように見えるのに、私には敵意とも好意ともつかない奇妙な態度をとる。……まるで、人間を真似て、その反応を楽しんでいるみたいだ」

 

「魔族は人間に擬態するものですよね。何もおかしくないのでは?」

 

 フェルンはあえてそんな言葉を出した。

 アナリザンドの擬態は、普通の魔族とは異なるという確信があるからこそ言える。

 

「単純な擬態とも違うように思う」

 

「どう異なるのでしょうか?」

 

「あいつの擬態は、場当たり的なちぐはぐさを感じる。もしかすると、人間を()()()()()んじゃないかと考えたこともあった。でも、魔族は人間を殺したいという欲望はあっても、所有したいという概念はない」

 

「他の魔族は人間を食べると聞きますが、食べるという概念は相手を所有したいという欲望のあらわれではないでしょうか」

 

「それはたぶん違うよ」

 

 フリーレンは、きっぱりと否定した。

 エルフの長い経験と観測に基づいた結論だった。

 

「どう違うのですか?」フェルンは問い返した。

 

 人間的な感覚では、食べるという行為には、対象を自分のものにする、取りこむという意味合いが含まれるように思えるからだ。

 

「魔族が人間を食べるのは、空腹を満たすため。ただそれだけだ」

 

 フリーレンは淡々と説明する。

 

「フェルンもリンゴを木からもいで食べる時、そのリンゴを自分のものにしたいとか、支配したいとか、特別な関係を結びたいなんて考えないでしょ? それと同じだよ。魔族にとって人間は、ただの食料なんだ」

 

「そのとおりでございますね」

 

 アナリザンドも同じような比喩で説明していた。

 フリーレンはそのことを知らないだろうが、時折、同じような発想をもたらされることがある。

 

「所有欲っていうのは、もっと持続的で、未来や関係性に関わるものだ。人間は土地や物を集めたり、家畜を管理したりする。そこには価値を見出し、維持し、時には愛着すら抱く。魔族にはそういう発想がない。食べるという行為はむしろ所有とは真逆だ」

 

「真逆、ですか?」

 

「食べれば、その対象は消えてなくなるでしょ。つまり自分の世界から完全に排除される。それは支配でも所有でもない」

 

――ただの()()だ。

 

 フリーレンはそう断言する。

 フェルンはエルフの持論を黙って聞いていた。

 すでにアナリザンドの魔族論を履修済みであるが、少なくともフリーレンの論とのズレはそこまで大きくないようだ。

 

「魔族は人間との関係性を求めていない。ただ利用し、消費し、排除するだけの存在なんだ」

 

 まるで自分と魔族は違うと必死に主張する幼女のようだった。

 フェルンが女神のように微笑む。

 

「では、アナリザンド様はどうなんでしょうか?」

 

「あの魔族は……」

 

 フリーレンは再び天井に視線を戻した。

 

「人間を消費するだけではないように見える。フェルンやシュタルクに執着し、関係性を維持しようとしているようにも見える。かといって、人間の考えるような支配欲とも違う気がする。だから、あいつは変な魔族なんだ」

 

 フリーレンは静かに混乱しているようだった。

 処理できない情報に、めまぐるしく計算している。

 フェルンはフリーレンの思考を壊したくはなかった。

 フェルンの考えを押しつけたところで、フリーレンの頑なな魔族に対する敵愾心を溶かすことはできないと考えたからだ。

 

 その代わりに、新しい視点を提示しようとする。

 

「アナリザンド様は交換しようとなされているのではないでしょうか」

 

 本当は贈与と言いたいところだったが、フリーレンが受け入れやすいのはこちらだと考えた。

 

「交換? 何を――フェルンが前言ってたみたいにお金にがめついってところ?」

 

「それもあるかもしれません」

 

 フェルンは穏やかに頷いた。フリーレンの反応を否定せず、まずは受け入れる。それが、頑なな師匠の心を開くための、フェルンなりのやり方だった。母性全開ともいう。

 

「たしかに、アナリザンド様はザイン様を助けた際にも報酬を要求なさいましたし、時折、金銭や対価を口にされます。それは、人間社会における交換のルールを学ばれ、それを模倣、あるいは利用しようとなさっているのかもしれません」

 

 フェルンは言葉を選びながら、ゆっくりと続ける。

 

「ですが、フリーレン様。アナリザンド様が交換しようとなさっているのは、お金や物だけではないように、私には思えるのです」

 

「お金や物じゃないなら何?」

 

「例えば、()()でしょうか。言葉は交わされるものです。アナリザンド様が私にくださったのは、私が欲しい言葉でした。シュタルク様もそうなのだと思います」

 

「……ありえない。それは魔族が本当の意味で会話ができてるってことだ」

 

「それではデータはどうでしょう。情動交換を伴わない冷たい情報のカタマリとしての言葉です」

 

「情報収集のために言葉を取り交わしているというのなら、ありえなくもないかな」

 

 フリーレンは、ようやく納得できる仮説に行き当たったかのように、少しだけ安堵したような表情を見せた。

 

 魔族が人間から情報を引き出すために会話を装う。

 

――より多く喰らうために。より生存確率をあげるために。

 

 それは、フリーレンの知る魔族の行動パターンとも矛盾しない。

 

「はい」フェルンは静かに頷いた。「アナリザンド様は常に人間を観察し分析なさっています。私もその対象です。日々の配信でのコメントも蒐集対象とされております」

 

「そんなことして、生存戦略に何の意味があるかはわからないけどね」

 

 フリーレンは呟いた。

 

 人間を効率的に殺すための情報なら、魔族にとって価値があるかもしれない。だが、アナリザンドが集めているのは、もっと日常的でどうでもいい、誰が呟こうが世界はちっとも変わらない、生存戦略とは関係なさそうな情報が多いように思える。

 

 それらを総評するならば。

 

――くだらない話。

 

 と、言えるのではないか。

 

 フリーレンは連想する。

 ヒンメルとの旅でくだらない話をたくさんした。

 何の価値があるのかわからなかったフリーレンも今ならわかる。

 くだらない話はくだらなくなんかなかった。

 かけがえのない宝物のような時間だった。

 瞼に遺る愛おしい風景だった。

 

 だから、フリーレンとしては魔族がくだらない話に価値を感じているとはどうしても思えなかった。フェルンもフリーレンがそう思うであろうことは理解できる。

 

 だから、フェルンは少し別のアプローチを選択することにした。

 

「アナリザンド様の行動は、従来の魔族の生存戦略とは少し違うのかもしれません。ですが、それは意味がないのではなく、なにかしらの()()があるのではないでしょうか」

 

「打算ね。魔族が打算なんてするのかな。打算って利害調整や妥協って意味でしょ。フェルンも気づいていると思うけど、アナリザンドはネットを使って、人間たちの魔力を簒奪しているよ」

 

「望む言葉の代わりにですね」

 

「なるほどね。ネットを使う人口が少なくなれば、あいつは魔力を徴収できない。だから、人間たちに媚びを売らざるをえない。そういう理屈?」

 

「そうですね。そのお考えは正しいのだと思います」

 

「違うの?」

 

「私にはアナリザンド様が、従来の魔族とは異なる()()の途上にある存在に見えます」

 

「変化、ね……。変わらない存在が変わるなんてことがあるのだろうか。あいつらは私が観測する限り、千年もの間、ずっと変わってこなかったんだよ。ゼーリエの証言が正しいとすれば、神代の時代からずっとだ」

 

「フリーレン様はお変わりになられました」

 

 フェルンの言葉は、ゾルトラークのようにフリーレンに突き刺さった。

 それは、永遠不変のはずのエルフですら、変わったという証言に他ならなかったからだ。

 

「私も魔族といっしょか。人間の視点からはそう見えるんだね」

 

 フリーレンの声には、自嘲とも諦めともつかない響きが混じっていた。

 千年を生きてきたエルフが、短い生を生きる人間に「変わった」と指摘される。

 それは、フリーレンにとって居心地の悪い感覚だった。

 同時に、否定できない事実でもある。

 

「いいえ、フリーレン様」フェルンは静かに首を横に振った。「アナリザンド様と同じだ、と申しあげたいのではありません。ただ、どちらも『変わらない』とされていたものが、何かのきっかけで『変わりうる』という可能性を示しているように、私には見えるのです」

 

「きっかけか……」フリーレンは呟く。

 

 自分にとってのきっかけはヒンメルの死だった。人間の死は数えきれないほど看取ってきた。

 けれど、たったひとりの死が、なぜかフリーレンのこころを激しく揺さぶった。

 

――泣いてしまった。

 

 千年の間に泣いたことなんて、数えるほどしかない。

 告白すれば――、ハイターの死の際に対して泣いたのは、ヒンメルの死を連想したからだ。

 

「アナリザンド様にとってのきっかけが何なのか、私にはわかりません。ハイター様との出会いなのか、三十年という人間との対話の積み重ねなのか、あるいはフリーレン様。あなた様との出逢いなのかもしれません」

 

「私との出逢いが、あいつを変えるきっかけに?」フリーレンは眉をひそめる。「私がしてきたことと言えば、あいつを殺そうとしたことくらいだ」

 

「だからこそ、ではないでしょうか」

 

 人間の思考は鋭い。光のように跳躍する。

 エルフでさえも、その思考に追いつけない。

 

「フェルンの言ってることがよくわからないよ」

 

「アナリザンド様は、フリーレン様を鏡にしようとなされているのかもしれません」

 

「鏡?」

 

精神素型(エレメントモデル)。人間を知りたいと願っている点で、おふたりは似ていると思うのです」

 

 器質的に人間になりえない生物が、同じく器質的に人間になりえない生物を模倣しようとしている。まだしも、エルフのほうが解剖学的には人間に近しいので。

 

――ばかばかしい。

 

 けれど、そんな途方のない努力は、フリーレン自身もおこなっていることだった。

 

「……疲れたな」フリーレンは、ぽつりと言った。「もう寝るよ、フェルン」

 

「はい、おやすみなさいませ。フリーレン様」

 

 フェルンは、師匠が眠りにつくのを見届けると、蝋燭の最後の灯りを静かに吹き消した。

 

 深い闇が部屋を満たす。

 フリーレンは目を閉じていたが、その意識はまだ覚醒していた。

 フェルンの言葉が、思考の湖に投げ込まれた小石のように、静かな波紋を広げ続けている。

 

 変化する魔族。

 変化する自分。

 その二つの線が、どこかで交わる可能性。

 

 それは、これまでのフリーレンの常識を覆す、途方もない問いだった。

 

――ヒンメルなら、どうしただろうな。

 

 答えの出ない問いを抱えたまま、フリーレンの意識は、ゆっくりと眠りの縁へと沈んでいった。

 

 

 

 

 

 朝。収穫祭はまだ続いている。

 教会の周りもにわかに活気づいてきた。

 

「フリーレンちょっといいか」

 

 扉の向こうからザインの声が聞こえた。

 とっくの昔に身支度を済ませているフェルンと違い、フリーレンはまだ寝ぼけ眼である。

 もちろん、無理やり半分寝ている状態から、髪の毛や服装くらいは整えられているが。

 

「フリーレン様。ザイン様がお呼びですよ」

 

「まだ朝じゃん」

 

「朝だからですよ」ゆさゆさ。

 

「ううう」

 

 フリーレンは気力をふり絞って、寝起き状態から回復しようとする。

 

「入っていいか?」再度、ザインの声。

 

「ええ、ザイン様、かまいません」フェルンが言った。

 

「なんだ、エルフは起きるのも遅いのか」

 

 どこかおもしろがるような視線だった。

 

「しょうがないでしょ。朝弱いんだから」とフリーレン。

 

「こんなんだと、旅の間も苦労しそうだな」

 

「野宿だったらもう少し大丈夫だよ。お布団が悪いんだお布団が!」

 

「めいっぱい寝れたようでなによりだな」

 

「それで何? こんな朝早くから」

 

「おいおい。もう鐘二つは鳴ってるぜ」ザインは呆れた様子だったが、それも会話の文脈だったのだろう。「フリーレン。旅の段取りについて話がしたい。時間はあるか?」

 

「時間なら、無限にあるよ。何?」

 

「いいのか。フェルンがまた四角くなってるぜ」

 

 フェルン、渾身のムッスゥ顔である。

 エルフにとっては無限かもしれないが、人間にとっての時間は貴重な資源なのだ。

 時間を無駄に消費しようとするフリーレンの怠惰を赦せない。

 

「それじゃあ、ちょっと急ごうかな」フリーレンちょっと焦る。

 

「べつに焦んなくてもいい。少し時間がかかりそうだからな」

 

 ザインは視線を横に向けた。

 フェルンは少し違和感を覚える。

 ザインは続けた。

 

「ここじゃなんだ。いつもの酒場で話がしたい」

 

「なんで?」

 

「フリーレン。おまえがリーダーなんだろう。オトナの話ってやつだ」

 

「そうだね。私はザインよりずっとお姉さんだからね!」

 

 シャキーンと立ち上げるフリーレン。

 姉であることに喜びを感じているところは、本当にアナリザンドとそっくりである。

 

「というわけで、だ。嬢ちゃんも今回は遠慮してもらえるか」

 

 パチリと軽くウインクするザイン。

 フェルンは汚物を見る視線になる。

 

「オレが何したっていうんだよ……」

 

「私をとられそうで嫌なんじゃない? フェルンはまだまだお子様だからね」

 

「フリーレン様、怒りますよ!」

 

「私が何したっていうんだよ……」

 

 エルフ特有のシオシオ顔になるフリーレン。

 ともあれ、ふたりは出かけて行った。

 

 ひとりきりになってしまった部屋で、何をしようか考える。

 掃除、祈り、食事の準備、収穫祭の手伝い。

 やるべきことはたくさんあるが……。

 

 そのとき、半開きになっていた扉からぴょこっと、まんまるおめめがドアから覗いた。

 顔の半分だけがこちらを見つめている。

 

「じー」

 

「アナリザンド様?」

 

「じー」

 

 どうやら部屋の中を観察しているようだ。

 おそらく、フリーレンがいないか探しているのだろう。

 

「中に誰もいませんよ」

 

「フェルンちゃんがいるじゃない」

 

「そういう意味で申しあげたのではないのですが」

 

「うん。わかってる。ねえ、あの時の約束を履行してくれる?」

 

「あの時ですか?」

 

「収穫祭の時。わたしにお菓子つくってくれるっていったよね?」

 

「確かに申しあげましたが……」

 

 それは、いつかという意味合いが強かった。

 いまここでという意味ではなかったはずだ。

 

 だが、考えてみれば、いまは都合のよい時でもある。

 旅のさなかには、なかなかお菓子なんてつくれるものではない。

 アナリザンドがフリーレンとともにいれるという状況も、わりと珍しい。

 あと数日で、洗礼が終わる手はずになっている。

 その後、アナリザンドがどうするのかはわからない。

 おそらく、また別れるだろう。

 そうすると、いつまたチャンスが巡ってくるかわからない。

 フェルンは頷いた。

 

「わかりました。お昼ご飯といっしょにお出しするようがんばってみます」

 

「ありがとう」

 

「確かクッキーでしたよね」

 

「ん。まあそれもいいけど――」

 

「なにか違うものをお召しあがりになりたいのですか?」

 

「うん。フェルンちゃんといっしょにつくりたいの」

 

 アナリザンドから提示されたレシピを見て、フェルンは目を見開いた。

 

「これって――本気ですか? アナリザンド様」

 

「うん本気。助けてくれる? フェルンちゃん」

 

「もちろんです」

 

 そこに書かれてあったのは、フリーレンの好物。

 

 太陽に最も近い星。

 

 水星の(メルクーア)プリンだ。

 

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