魔物娘搾精世界でVとして生き残る方法   作:匿名希望

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5話

伊賀さんとシアの両手に花、またの名を2人抱えるとミイラになって死ぬイキ地獄になって進んでいく。

2人を先導して目指した場所は……。

 

「ぶらいだるこんさるてぃんぐ……?」

 

「はい。俗に言う会員制婚活マッチングです。ここはその中でも友人の立会が許されてる所ですね」

 

「う、うむ……?」

 

あんまり分かっていなさそうな伊賀さんを引っ張っていき、記入の手伝いをする。

魔族のお客さんにもあたふたしているようだし、店員さんには申し訳ないがこちらでやるからと追い払い、書き方の添削をしていく。

 

「年収欄大事ですよ。殆どのオスは働きたくないのに働いているので、ここがあるだけでまず強いです」

 

「おお……!なるほど!」

 

「で、働き方も選べるんですよね。共働きとか」

 

「人間を働かせるなんてとんでもない!私が働き、番には家にいてもらう。そして仕事上がりは毎日付き合ってもらうのだ、胸が溢れるな……!」

 

「じゃあ相手に求めるものですけど、これ特に希望なしでも入れ食いだと思うので、お酒が好きな人にしましょうか。年齢とか身長とかの希望、本当になしでいいんですね?」

 

「ああ!」

 

まあ人間も犬猫ならどんなブサイクな子でもブサカワ枠になるしな……そんな感じか。心の中で納得しつつ、伊賀さんと共にマッチング相手を探し、お見合いを申し込む。

 

「ここでほら、❤︎がついてるじゃないですか。伊賀さんのプロフィールが気になるから、結婚相手に相応しいか見てみたいよってやつですこれ」

 

「な!?もう3桁ついているぞ!?」

 

さもありなん。

伊賀さんのプロフィール写真はあからさまに無加工。婚活マッチング店の前で撮った雑な写真だが、だからこそ無加工でも凄まじい爆乳美人だと分かる。

希望の働き方は伊賀さんの専業。わざわざ人間は家にいて欲しいとまで書いてある。これ、婿は家から出られるか怪しいが契約って事で(スルー)。

収入や財産も日本円換算でになるが、2人で遊んで暮らせる程度にはある。魔界での換金が必要と書いてあるが、これも魔族なら特に怪しくはない。

 

パッと見で超好物件である。

酒癖が悪いのがややデメリットだが、そこは酒に酔うとパートナーに甘えてしまうと書き直させておいた。嘘はついてない。

 

はわわ……あわわ……と言い出した伊賀さんを置いておいて、シアとサムズアップし合う。

やはり今回大事だったのは「人間の婚活マッチングサービスを使う事」だ。

金持ちで見た目が良くて求める条件ガバガバの有料物件がいたとして、まず人はどう思うか。

 

罠だこれ、だ。

もしくはスパムか宣伝用アカウントだろう。とかだ。

 

だから直接会いやすい、不安なら誰か友人と一緒に会える形式のマッチングサービスを選んだ。

伊賀さんに足りない信用の部分を見事に補ってくれる……というわけだ。

 

「よし、ではこの○○さんに会ってみる!応援について来てくれないか……?」

 

「勿論、頑張ってくださいね!」

 

シアと一緒に伊賀さんに着いて行ったが、彼女見事1人目の相手をゲット。

お互いの仲を深めるという体でお酒に酔わせ、伊賀さんは彼をお持ち帰りする事になった。

 

「流石私のご主人様です。ああも簡単に伊賀さんの結婚を成功させるなんて……」

 

夜。家への帰路。表情も僅かに揺れているが、シアは驚いた様にそう呟く。そこまで不思議だったろうか。

 

「はい、……正直な所奉仕族のメイド喫茶にまで来て、あの様な契約を持ちかける方です。何か深遠な考えをお持ちだと思っておりましたが、流石でございます」

 

「深遠とかじゃないよ。シアも手伝ってくれなかったらできなかったし……本当にありがとうね」

 

「いえ、私は貴方様の従僕。主人の役に立つのが務めですから」

 

予想できるか?これで今大興奮してるなんてよ。

でも、この作戦も鬼族だからできた作戦だと言ってもいい。動画にもそう書いておくが……。

 

これが例えば淫魔だったら、会った瞬間から馴れ馴れしいギャル。しかも猥談を嬉々として投げてくるから引かれる可能性が大。天使は問題外。メイド族ならまだいけるかもしれないが、無表情クールさを徹底する彼女達よりトークもまともにこなせる伊賀さんに分があると思い彼女で試させてもらった。

 

セレスさんとの約束も近いうちに果たさないとな……。とりあえず、まずは動画編集で、その後投稿っと。

 

 

 

 

【人間きゅん】即落レンを見守るスレ【ありがとう】

 

249. 名無しの魔物娘

これすごくね?1日で人間きゅんゲットしてんじゃん

 

『人間の捕まえ方 鬼族・Iさん編』

再生回数114514回

 

262. 名無しの魔物娘

見たけどすごいな、解説聞いたけど鬼族じゃないと成功しない、鬼族でも100%成功するわけではないで泣いた、なんでやねん

 

264. 名無しの魔物娘

アンドロイド私、無事ショートする

 

270. 名無しの魔物娘

いやでもすごいなこれ、鬼族ってオーガだろ?えっちに対する欲求を表に出さずによく人間きゅん捕まえられたな

 

271. 名無しの魔物娘

相手にアプローチできないと不利じゃないのか?

 

272. 名無しの魔物娘

わからん……レン君には何が見えている……?

 

274. 名無しの魔物娘

そのうち他種族編や恋愛相談を受けるらしい。やったぜ!

 

280. 名無しの魔物娘

マジ!?なんでもするから男の作り方を教えて欲しい

 

281. 名無しの魔物娘

ていうかレン君に番がいてもお嫁さんになりたいんだけど

 

282. 名無しの魔物娘

まあわかる

 

285. 名無しの魔物娘

>>281

はっ倒すぞ

 

287. 名無しの魔物娘

ガチ勢こわ

とずまりしとこ

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