魔物娘搾精世界でVとして生き残る方法 作:匿名希望
と、いうわけでオフ会と相成ってしまったわけだが。
ここで、魔族の奇妙な生態について説明しておきたい。
魔族は基本的に人間より遥かに強く、魔法とやらが使えたり、特殊能力が使える種族も多い。
それでいて、人間の事を比較的対等に見てくれる。地球をまるごと牧場にして人間を性奴隷にしようぜ!という一派も昔はあったようだが、今は激しい争いの後に死に絶え概ね和姦派だし(この和姦というものが曲者で、魔族側が両想いだと勘違いしてしまえば合意がなくともラブラブ合意ックスが成立してしまう)、タッパもデカく人間界に来るような魔族は経済的にも勝ち組で、衣食住どれをとっても一級レベルの生活ができる。
そんな魔族がだ。
人間ハーレムを作ろうとしないだけでも奇妙なのだが、彼女たちは種族によってはつがいの人間にハーレムを推奨する事すらあるという。
試しにシアに人間ハーレムを作ったりする人がいないか聞いたところ、「一人生涯の相手がいれば普通は十分では?」と実に人間より誠実な答えが返ってきた。の割にシア、というかメイド族はハーレム推奨派なんだよな。他にはインキュバスや淫魔、天使などもハーレム推奨派だ。比較的独占欲が強いのは獣人か。
これも気になって聞いてみたのだが、どうやら彼女たちは「妻が増えた所で自分への愛情は目減りするものでもない。むしろ妻が増えて人間の性的満足度が上がるならお得」という発想らしい。
俺はシアが他の人間に抱かれたらすごく嫌だが……。
まあ、というわけで下手に快楽漬けになるわけにはいかないので、オフ会にはしっかりとした準備をして向かう事にする。
まず、シアを護衛に付ける。というか付けないと最悪俺がアへ顔ダブルピースでシアにビデオレターを送る羽目になる。この場合シアは別に全然悲しまないのが恐ろしい所だ。
「魔界の龍淫楼ってお店を取ってくれたらしいけど、シア知ってる?」
「有名店ですね。店員が全員龍族という異色の料理店で、彼女たちの加護があるため周りも人間に優しい環境になっているはずです」
「へえ……そこを貸し切りだって。なんでもV関係の仲間を2人連れてくるらしい。1人がものすごいセレブとかで」
「まあ、ご主人様が入店した場合、阿鼻叫喚は間違いないでしょうからね。ご主人様の可愛さは人間の中でも群を抜いていますので」
「奥さんの贔屓目だよ~」
「私は本当に、ご主人様の事をそう思っていますよ?」
フリージアによる顎クイからのキス。
毎日のようにやる事をやっていれば、自然と距離感もこうなってしまうものだ。なんか慣れた。
で、対策だが。次に、契約で己とミュゼさんを縛った。
伊賀さんを覚えているだろうか。結婚のお手伝いをしたあの伊賀さんである。
彼女に頼んで、オフ会において契約書を作らせてもらった。
内容は
・ミュゼ達は即落レンに手を出してはいけない
・即落レンは気安く接してくれるが、これは人間同士では友人レベルのコミュニケーションである
・即落レンは伴侶のメイド族を連れてくるが、彼女以外の妻は作ってはいけないし、メイド族もそれを止めなければいけない。性行為も伴侶のメイド族以外とは禁止である
という内容を20回ほど繰り返した文章である。
魔物の中にはルールや契約に厳しい種族がいる。契約を絶対視するあまり、パートナーに直接頼むのではなく、契約という形でイメプレを頼む悪魔族。シアの様に、互いに契約に基づいて主従関係を結ぶメイド族など。
その中で鬼族というものもルールに厳しく、彼女達の書いた契約を破れば鬼族による罰(シアは濁していたが、読心した結果処刑される場合すらあるらしい)が飛んでくる。
シア以外の妻は作ってはいけない。契約者は俺。ここがミソである。人間が鬼族に罰を与えられるのを、ミュゼさん達は良しとしない。ここまでしてやっと安心、というわけである。
そして魔界旅行当日。
服をシアに着せてもらい、シアに髪を整えてもらい、シアに歯磨きしてもらい、シアに荷物……は流石に俺が持って。
「荷物でしたら従僕であるわたしが持ちますのに」
「従者はそうだけど、やっぱりほら、奥さんだからね。お互い大切にしあいたいんだ」
「左様でございますか」
内心とても喜んでいるのが分かりこっちも嬉しくなる。
シアと契約結婚じみた日々を過ごしてしばらく経つ。覚悟はしていたがシアのいない生活は考えられないほどになっている。着替え一つとっても、着たい服を着たいときに持ってきてくれるのだ。寒いからコートを着たい、暑いから半袖がいいとかそんなレベルじゃない。この柄の服が着たいなと思った時に、ピンポイントでその服を選んだりしてくるのだ。自分と同じ読心能力でも持っているんじゃないかと思ったが、単純にメイドとしての能力だとか。
シア自身もこちらを大切にしてくれているのが分かる。
契約書で縛っていなければ24時間365日精〇タンクになっていた可能性もあるが、本人的にはイチャイチャできるのもすごくいい……と落ち着いているようだ。
まあ、寝ている間に顔の上でオナられたり、勝手に手を使われているようだがち〇ちんが無事ならもういいよ(諦め)。契約の抜け穴を突いているようだ。あと性癖が割とえぐい。おっぱいを噛んでって何?
「それにしても、コラボの最初からオフ会が目当てだったのでしょうね。こんなすぐに龍淫楼を貸し切りできるとは思えません」
「あ、やっぱり?」
「人間界に住む魔族は魔力量や資産、学歴等も加味して厳しい試験を潜り抜けた者だけです。魔界に住んでいる魔族は逆に言えば人間に会えないどころか話すことも夢のまた夢です。そう考えれば会いたくなるのも不思議ではないかと。……個人的には、ご主人様に危険の及ぶような契約はすべきではないと思いますが」
「でも、シアで満足してるのは事実だしな。このまま2人で暮らしたいな」
「それは……我が身に余る光栄でございます」
距離感が近くなった分アプローチを掛けられる事が多くなったが、こっちからの褒め言葉には相変わらず弱いんだよな。
そんな会話をしたり、腕を組んだり恋人繋ぎをしたりとイチャイチャしながら魔界の役所、この辺りで一番大きな×××魔役所にやって来る。
「ゲートを予約していたフリージアと、夫の●●です」
「はい、では証明書と魔力検査、手荷物検査をお願いします」
煩雑な手続きを終え、シアと一緒に豪奢な扉を開ける。
そこにあったのは……中華風の高級店、といった風情の光景だった。
龍族の給仕さんがこちらを見てぎょっとした顔をするが、シアの「予約していた者です、既に他の方がいらっしゃると思いますが」との言葉に「畏まりました!」と頷く。ついでにこちらに目線がすごい来る。
シアと龍族のお姉さんのやり取りを見るに、本能的にチャーム(魅了)をかけたり守ったりしていたそうな。龍族というのはメイド族より強大な種族。本来ならシアが負けるのだが、無意識的に行われたチャームだからか無事防げたようだ。シアに睨まれ店員さんはすみません!と謝るものの、こちらの全身を舐め回すような視線は消えない。
比較的理性のあるとされる龍族でもこんなガン見してくるんだ……。
地球の魔物は淑女だったんだなあ、と再実感しつつ、レストランの奥に向かえばそこにあったのは3対6個のおっぱい。
「わぁ♥本当に人間くんだ~♥こんにちはレン君、お姉さんがミュゼ・キラキラだよ~!」
金髪おっぱい、ミュゼさんは頭を撫でたり肩を触ったりしてくる。ボディタッチしすぎだろ……!シアに会ってなかったら惚れてたかもしれないくらいの美人だ。
イメージ通りギャルギャルしいお姉さんといった感じだが、ここが高級レストランだからかドレスで来ている。
「ミュゼ。人間さんを立たせておくのは失礼よ。即落さんこんにちは。Vtuber事務所パンデモニウムのマネージャーをしていますアザレアと言います」
青肌おっぱい!?
見た目からして……悪魔族だろうか?メガネが知的なクール系お姉さんといった所。
ちなみにミュゼさんを注意しつつもこちらを凝視している。普通に怖いが。
「そして私が!龍族のレゼ・アーレウスである!V名は百合園ドラコだ!我のお陰でこのレストランを貸し切れたのだ、人間。光栄に思い感謝を述べるがよい!この!我に!」
鱗がチラ見えする美女がドラコさん……と。
確かグルメと魔法をテーマにした動画を多く出してた人だ。魔法の動画はさっぱり分からなかったんだが……。中身も動画の時とあんまり変わらないようだ。
ミュゼさんの紹介と自称によると、彼女がこのレストランを貸し切って企画を提案してくれたらしい。
ちなみに龍族と竜族は別物である。東洋と西洋のドラゴンってやつ。
「こんにちは!即落レンです。こっちが妻で従者の」
「フリージアです。この様な機会をいただき光栄に思います」
二人でぺこぺこ礼をする。
ついでにドラコさんにもお礼を言えば、「素直でいい子だな!飴ちゃんをあげよう!」と飴をくれた。
「いや~でも本当に来てくれて嬉しい!人間に会うのもはじめてだから、握手してくれる?」
「良いですよ」
握手をしたらすごい良い笑顔で微笑んでくれたミュゼさん。
笑顔を保ったままイクのはやめてくれませんか?オムツを用意してたことなんて知りたくなかった(読心)。
「私ねえ、人間と会いたくて、会いたくて会いたくて学業も頑張ったんだけど第一志望も落ちて、人間界の査定も駄目って言われてマネージャーにVになって人気出たら人間に会えるかもよって言われて頑張って来たんだ……!こんな早く会えるなんて思わなかった!」
「それは完全に私も予想外でしたけれどね。お酒を飲みましょうか。すみません、人数分の龍酒を」
「あ、俺地球の法律上お酒が飲めない年齢なのでノンアルコールでお願いします」
「ここは魔界ですから大丈夫ですよ」
「あはは、多分親の遺伝で弱いので……」
烏龍茶をもらい、5人で乾杯!とグラスを合わせる。
フリージアにあーんされたり(いつもしてくる)、美味しい料理に舌鼓を打っているうちに速攻でミュゼさんとアザレアさん、ドラコさんは酔い始めてしまった……。
「ねえねえ、先っぽだけならセックスにならないんじゃないかしら?フ〇ラだけならセーフ?私の事好きになってよ……♥」
「レンさん。じゃんけんしましょう。私が買ったら私の事をお姉ちゃんと呼んでください。私が負けたら私が弟君って呼んであげます」
「ガハハハハ!2人とも酒って言うのはなあ!そんな酔い方をするもんじゃないぞ~!セックスの誘いはいくらでもできるじゃろうが!ほら!もっと飲め!」
うーん。意外や意外。ミュゼさんとの間に割り込んできたっぽいドラコさんが一番まともな酔い方をしている。
ミュゼさんは手でわっかを作り、口の先で左右に揺らしながらこちらに流し目を送ってきている。とても卑猥だ。
アザレアさんは腕を組んで絡みついてきている。正直役得である。
フリージアに困り顔を向ければ、彼女が取り成し、ついでに酔った勢いのチャームも弾いてくれる。
やっぱりシアがいなければ詰んでたな、これ……。
くくく、とドラコさんが笑う。
「やはり無駄じゃ無駄。未婚の人間ならともかく、既婚の仲に割って入るのは無粋というもの……2人は人間に会えなさ過ぎて飢えているのだ、許してやってくれ」
「はぁ……ドラコさんはあんまりがつがつしてないんですね」
「まあ我は長生きでな。人間に会った事は何度かある。全員既婚でろくに付き合えんかったがな……アハハハハハ……う、うえええええええん」
うわあ!急に泣くなあ!
「ほらほら、よしよし~いつかきっといい人が現れますよ、俺じゃないけど」
「う~パパ~」
「俺はパパじゃないですからね」
「ご主人様。私が見ます」
「ありがとうシア。やっぱシアがいてくれればそれで俺は満足だな……こんなにできた従者でお嫁さんいないよ」
「あっ……ありがとうございます」
お前も褒められただけでイクなや。
主にシアの活躍と鬼の契約、お酒のお陰で俺の貞操は無事シアの独占状態のままで終わった。
帰り際、せめてハグ!いや、撫でるだけでいいから!と言われ、ミュゼさんとドラコさんを撫で、アザレアさんには撫でられていたのだが。
お酒の酔いも覚めてきたアザレアさんが、突然こう言いだした。
「そうだ、即落レン君。あなたに言っておかなければならない事があったの。Vtuberプロデュースを行う我々の会社、『パンデモニウム』は、あなたと共に歩みたいと思っています。簡単に言えばスカウトです。よければ、うちでやって行きませんか?」
世界観の説明をどこまですればいいか分かりません。魔物娘系の作品を適当に混ぜ合わせたような感じって事でここはひとつ。
シアに焦点を当てた話だったり高校生活の話だったりも書きたいけど、更新は完全に気分次第。