前回のあらすじ。
少し勉強になった。byトウマ
翌日。テントを仕舞って出発しようとした時のこと。
「わひゃ!?」
ホヅミの悲鳴が聞こえたのでそちらを振り向くと、エイパムが居た。
「エイパムだ。アルティン地方にも居るんだなぁ」
見知ったポケモンの登場に驚いていると、エイパムは何かを持ったまま森の方へと走り去っていった。
「うぇっ!?ちょっ、待っ……待ってぇぇぇ〜!!」
何故だかホヅミが顔を赤らめながらエイパムの方に手を伸ばしていた。
「えっと……どうしたの?」
「あ、いやぁ……そのぅ……」
気になってた尋ねると、顔を赤く染めたまま言い澱む。暫く黙って見つめていると、意を決したように小声でボソボソと何かを呟いた。
「え?何て?」
聞き取れなかったのでもう一度聞いてみると、またボソボソと呟いた。
「ごめん。聞こえない。もう一回いい?」
と聞き返すと、苛立ったようにホヅミが叫んだ。
「だから、あのエイパムにパンツ盗まれちゃいましたって言ったんですぅっ!!」
その叫びはよく響き、木霊して聞こえたように感じた。
野営の後片付けをリオンと擬人化させたスシローともずずに任せてエイパムが盗っていったホヅミのパ……ゴホンゴホンに染み付いているであろう、ホヅミの匂いをおはつに頼んで辿っている。
「その……さっきはごめんね?」
「も、もう良いです!!出来れば忘れて下さい!!」
森の中を走りながら改めて先程の非礼を詫びると、顔を赤らめたままのホヅミにそう言われた。うん。本当にごめん。
「わふぅん……」
こころなしかおはつにも呆れた視線を向けられている気が……。
と、暫く森の中を進んでいくと、開けた場所に出た。
「わ、なんかひっろい……」
「わんわん!わふーん!!」
辺りを見回していると、おはつが一箇所に向けて吠え立てた。そちらを見ると、ひときわ大きな木が生えていた。
しかし、よく見ると、その大木には上の方に洞が有る事に気が付いた。
「あれって……」
ホヅミが呆けて見ていると、洞からヒョコリとエイパムが顔を出した。
「あの洞って……」
「エイパムの巣……なのかな?」
身構えつつホヅミと会話をする。視線の先のエイパムは僕たちに気が付くと「フーッ!!」と威嚇してきた。いや、猫かよ。
「まあ、バトルって流れになりそうだな。これは……」
「なんで威嚇されるんですか、私だって怒ってるんですからね!!」
そう言うと、ホヅミはミズッチを繰り出した。
「エパッ!!」
「ミズッチ!避けてみずでっぽう!!」
エイパムのたたきつけるをミズッチは華麗に回避し、横からみずでっぽうをエイパムの顔に命中させた。
「あのエイパム、タマゴ技を覚えてるんだ……」
「ミズッチそのままアクアテール!!」
みずでっぽうで濡れた顔の水気を取ろうと、顔を横に振るエイパムへ追撃のアクアテールが放たれる。
「ミーズットィ!!」
ミズッチの声、意外と野太いんだ。ちょっと残念……。