ポケモン世界を自由に散策します。   作:瓶詰め蜂蜜

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掘れども掘れども……

前回のあらすじ。

アンバタウンに到着。

 

 

 

 町の食堂でタニジンのカプサイジ炒めを食べたが、タニジンのコリコリとした食感とカプサイジの辛さがマッチしてご飯がバカ程進んだ。凄い美味かった。

 

「いや〜……。美味しかった」

「スシローちゃん達も沢山食べてましたね!」

「アタシ的には少し辛かったよ。まあ、美味しかったって意見には同意だけどね」

 

 ホヅミ、スシローと感想を言い合いながらポケモンセンターへと戻る。もちろん、他の子達にも食べさせました。セレーネは辛いの苦手だから別のタニジン料理を食べてたけど。

 

「……ん?」

 

 ふと、少し離れた道の先が気になり視線を向けると、なんだか怪しい格好をした人影がハクアイ山の方へと向かって行くのが見えた。

 

「どうしたんですか〜?」

 

 僕が立ち止まった事に気が付いたのか、ホヅミが振り返って呼び掛けて来たので、「なんでもないよ」と誤魔化した。まあ、多分気のせいでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。僕らはアンバタウンのお店でピッケルを始めとした発掘道具をレンタルして、ハクアイ山へと来ていた。

 

「ここでは沢山の化石が見つかるんです。中には、ひみつのコハクやあごのカセキ、ほのカセキやこぶのカセキが見つかる事があるんですよ!」

「ほのカセキ?こぶのカセキ……?」

 

 ひみつのコハクやあごのカセキはゲームでも登場するから分かるのだけれど、ほのカセキとこぶのカセキは初めて聞いた。

 調べられるのだろうかと、図鑑で検索してみたら出てきた。

 

名前:ディメラ

分類:せびれポケモン

タイプ:いわ ほのおタイプ

解説

 化石から蘇った太古のポケモン。帆のような背びれから、大量の熱を発する。

名前:アンロン

分類:よろいポケモン

タイプ:いわ はがねタイプ

解説

 化石から蘇った太古のポケモン。尻尾の瘤は強力で、鉄骨もへし折ることができる。

 

 なるほど、どっちもカッコ可愛い感じのポケモンだった。

 

「見たことないポケモンも多いんだな、アルティン地方って」

「そうですか?」

 

 図鑑片手に呟くと、隣で説明していたホヅミは首を傾げた。

 

「まあ、ここで話すよりも、化石発掘をしたほうがいいよね?」

「それもそうですね!!」

 

 話を逸らすと、見事に釣れた。チョロい。

 

 

 

 

 

 ある程度掘ってみたが、何故かまんまるいしばっかり出てくる。こんなにいらないんだけど、まんまるいし。いや、ポケモンを進化させる力があるからレア物ではあるのだけれど、もう既に十四個も手に入れたら要らなくな……あ、十五個目ゲット。

 

「トウマさーん!!進捗どうですか!私は星の欠片を見つけましたよ!!一個だけ!!」

「化石は見つかってなーい。……というか、まんまるいしばっかなんだけど」

 

 僕が積み上げたまんまるいしの山を見ると、ホヅミも「わーお」と驚いた。……驚いた、のか?

 

「凄いですね、トウマさんはまんまるいしハンターですね!」

「やめて、その不名誉な渾名」

 

 眉を顰めながらもピッケルを振るう。お、今度は……。

 

「めざめいし……」

「化石、出ませんね……」

 

 心が折れそうになった。

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