ポケモン世界を自由に散策します。   作:瓶詰め蜂蜜

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悪の組織襲来。

前回のあらすじ。

進化の石が山ほどあるけど……どうしよ。

 

 

 

 ハクアイ山を下山し、町へと続く道を歩いていると、町の方から黒い煙が上っているのが見えた。

 

「あれって、焚き火ですかね?」

「……いや、なんか違う気がする。急ごう」

 

 なんだか違和感を覚え、足を速める。ふと後ろを見ると、ゴンは普通に着いてきていた。本当にアクティブに動くカビゴンだな、お前。

 

 

 町に着くと、そこは辺り一帯が燃えていた。

 大きな怪物の如く町を飲み込む炎へ、水ポケモン使い達が果敢に挑み、鎮火させようとしていたが、それでも焼け石に水であった。

 

「ひどい……」

「これは一体……」

 

 町の大半が炎に包まれたその惨状に、ホヅミは口を両手で押さえていた。まあ、()()()()()()()もする様だし、多分死者、もしくは死ポケモンが出ているだろう。

 

「……リオン」

 

 ボールからリオンを呼び出す。先程化石発掘で頑張って貰っていたが、こうなっては仕方が無い。

 

「この現状、原因を調べられる?」

「………」

 

 コクリと静かに頷くと、リオンはしゃがみ込み片手を地面に当て、目を閉じた。そして数秒後、カッと目を見開くと、迷い無く走り出した。

 

「ホヅミちゃん、僕は先に行くね!」

「えっ!?えっと……わ、私はミズッチと一緒に鎮火作業に行ってきまーす!!」

 

 そして、僕達とホヅミちゃんは別行動を取る事になったのだった。

 

 

 

 

「ははははは、見えるか?町が燃えていく様を。お前が守りたかったものは無残に荒らされてしまったなぁ!!……後は、その忌々しい祠のみ。さあ、そこをどけ!!」

「嫌だね!親父がいない今、守り人代理として意地でも退いてやらねぇ!」

 

 リオンの後を追っていくと、何やら盛り上がっていた。……いやか、この言い方は不謹慎だな。反省しよう。

 しかし、先程の言葉を聞く限り、あの黒尽くめの男達がこの大火災の原因。で、それに対峙しているプルプル小刻みに揺れているショタが緋岩の祠の守り人……の代理人と言うわけか。

 

「なら、味方するのは一択だよな?」

「………」

 

 僕の言葉に頷くリオンを見て、僕は黒尽くめの男たちの前へと躍り出た。

 

 

「あん?なんだお前は……」

「俺達カオス団の邪魔をすんな!!」

 

 眼の前の男たちが喚き立てる。カオス団……。アルティン地方のロケット団的な立ち位置かな?

 

「おい、兄ちゃん!!」

 

 カオスなにがしについて色々と下らない事を考えていると、僕がカオス団の前に立ったことで、僕の後ろになったショタが声を張り上げて僕を呼んだ。

 

「早く逃げろ!そいつ等は……カオス団はヤベェテロリストなんだから!」

「おうおうおう!そうだぜぇ?」

「俺達は泣く子もぼこすカオス団だぜぇ?」

「へー。ただの破落戸ごろつき集団だと思ってたよ」

 

 ショタの言葉に乗っかって、調子に乗っていたカオス団の二人に挑発すると、ピキィッと、目に見て分かるレベルで額に青筋が走った。

 

「あぁんっ!?」

「誰が破落戸だクソガキが!」

「いやいや、三下のような喋り口調、ダッサイ格好、集団で寄って集ってリンチしようとする。何処からどう見ても立派な破落戸……いや、チンピラでしょ」

 

 更に煽ってやると男達は完全にキレたのか、モンスターボールを取り出した。

 

「てめぇもここでくたばりやがれ!」

「カオス団を敵に回したことを後悔しやがれ!」

 

 男たちのモンスターボールから繰り出されたのはゲームでも見たことのあるポケモンだった。

 

「どくどく〜!」

「シュー」

「エンニュートにアーボック……。どくタイプか」

 

 こちらを睨みつける二匹のポケモンから視線を逸らさないまま、一体のポケモンを僕は繰り出した。




ちゃんと悪の組織ポジは居ますよー。
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