前回のあらすじ。
熱血忠臣、もずずが仲間になった。
夜が明けて、もずずが仲間になって次の日になった。あ、わざわざ言わなくてもわかる?そうですか。
「取り敢えず、ポケモンセンター間で利用出来る驚異のサービス。それを使います」
ポケモンセンターで宿泊している部屋の中、僕は手持ち皆を擬人化させて説明を行っていた。
「主殿!!」
「はい、もずず」
シュバッ!!と擬音がつきそうな勢いで手を上げたもずずを見ると、
「その驚異のサービスとは何ですか!!」
「いい質問ですね」
もずずの質問に乗って、先生キャラを演じようとしたらスシローに「いや、寸劇は要らんから」と言われたので、普通に説明する。
「驚異のサービス。それは、そらとぶタクシーだ!!」
「そらとぶ……」
「タクシー……?」
もずずとイブキが揃って首を傾げる。可愛い。
「それってガラルやパルデア……私の故郷であるブルーベリー学園にもあるものですよね?」
手を挙げつつそう言ったのはセレーネ。うん。実はセレーネってアローラじゃなくてイッシュ生まれなんだよね。
「まあ、そうだね。けど、なんで驚異のサービスって言うと思う?」
僕がそう質問すると、今度はリオンがスッと手を挙げた。
「サービスというぐらいだから、無料なんだろう?それは」
「はい正解。まあ、正確にはアルティン地方内のポケモンセンター間に限って、効力のあるトレーナーライセンスカード持ちが利用する場合のみ、だけどね」
「いや、それでも十分じゃん!!」
叫んでツッコミを入れてくれたのはおはつ。いなりとゴンは会話に参加してこない。なんか寂しい。
「まあ、そのそらとぶタクシーを利用してロトムの生息地が近いエクレアシティに行く。これが今日の予定です」
僕が最後にそう締めくくると、僕の手持ちポケモン達は各々自分のモンスターボールに入っていった。
よし、出発しますか!!
「ごめんね〜。運べるのは、お客さんが一度訪れた記録のあるポケモンセンターだけなんだよね」
「え……?」
そらとぶタクシーの運転手さんにそう言われ、僕は取り敢えずタクシー乗り場から離れた。
「……どうしよう、今日の予定が第一歩目で頓挫したんだけど……」
スシローをボールから出し、抱えあげて相談する。すると、
「なら歩いて向かえばいいじゃん」
と言われたので、徒歩でエクレアシティまで旅する事になりました。
その為に必要な野営セットも買いました。お陰で懐に隙間風が入ってくるようになりました。トホホ……。
セクトタウンの守神&守り人「「私たちの出番は!?」」