南雲雅?俺じゃん。   作:ざったなっつ

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 前話の「堀北副会長」を「堀北会長」に修正させていただきました!
 原作2巻では「1年の12月に生徒会長」(綾小路の心の声)
 7巻では「南雲が1年の時生徒会長」(綾小路が堀北先輩に発言)
 9巻では「堀北先輩は副会長だった」(南雲が一之瀬に発言)
 という一文を確認できましたが、南雲はたまに嘘をつくので今作では堀北先輩がすでに生徒会長だったという設定で進めさせていただきます。ご指摘コメント、本当にありがとうございましたm(__)m!
 今後も何かありましたら、遠慮なくコメントしていただけると嬉しいです。




3話「中間試験/期末試験/無人島試験開始」

 

 

 面接の後に堀北会長へお願いすると、「ふっ……」と笑いながら2年分の中間テストの過去問を快く譲ってくれた。ありがたやありがたや。

 だが、この過去問をすぐにクラスメイトへ配ることはしなかった。

 これがあれば赤点回避は余裕だが、手を抜いて学力を落とす生徒が出てくる可能性がある。そのため、過去問に即した問題を俺が独自に作成し、小テストのような形で毎日みんなに解いてもらうことにした。

 これなら学力も上げられるし、テスト対策にもなるはずだ。

 

「なずな、ちょっといいか?」

「なになに〜?」

「実は頼みたいことがあるんだ」

 

 テスト対策とは別に、コミュ力MAXのなずなにしかできない作戦をお願いした。

 

「そ、それ、私一人でやるの?」

「俺がやったら怪しまれそうだから、他クラスの生徒との交流が深いなずなに任せたいんだ」

 

 まだ入学して間もないにも関わらず、すでになずなは1年の全クラスに友達がいる。それどころか、たまに上級生と談笑している姿も見かける。まさにコミュ力お化けだ。

 

「そんなに気負わないで適当にやってくれていいよ。成功したらラッキーくらいの作戦だからな」

「まぁ、雅にばかり負担掛けてて申し訳ないからもちろん頑張るけどさ……」

 

 渋々了承してくれたなずなに感謝しながら、テスト勉強に励んだ。

 

 

 

 

 あっという間に中間テストは終わり、結果発表の日。

 

 テストの3日前に過去問を配り、時間のある生徒には本番形式の模擬試験も行ったお陰で、クラスの全員が全科目で満点に近い超好成績を収めた。

 さらに、どの科目の平均点も他クラスより高かったため、本来もらえる100cpに加えて平均1位の科目1つ毎に10cpのボーナスポイントまで貰えた。つまり、合計で150cpの加算だ。

 Dクラスから少しちょっかいを掛けられたことで5月中にクラスポイントを少し減らされてしまったが、結果は以下のような形となった。

 

——中間試験終了時点のcp——

 

Aクラス:930→1080cp

Bクラス:690→790cp

Cクラス:320→420cp

Dクラス:103→203cp

 

 余談だが、クラスメイトが持っていたボイスレコーダーのお陰でちょっかいをかけてきたDクラスの弱みを握ることに成功した。

 それによって、Dクラスのリーダーである立花(たちばな)賢人(けんと)は実質Aクラスの味方だ。

 次の特別試験からは原作知識をアテにできないため、このアドバンテージは有効に活用したいところだな。

 

 

 

 

 中間試験が終わったと思ったら、いつの間にか期末試験だった。何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった。

 ありのまま起こった結果から話すと、うちの学年から退学者は一人も出ていない。

 1学期の期末試験は過去問そのままではないが、参考にはできる。そう思い、数年分の過去問を分析して出題傾向の多い問題を抜粋。自作の問題集を作成して全クラスへ配布し、クラス間の垣根を越えた勉強会も開いて全クラスの赤点組を救った。

 

 クラスメイトからは「なんで他クラスの連中を助けるようなことをするんだ?」という疑問を持たれたが、「赤点組からの信頼を勝ち取って今後の特別試験に利用するためだ」と言ったらみんな納得してくれた。

 もちろんその理由もあるけど、実はただ単に退学者を出したくなかっただけという理由もある。

 甘い考えなのは充分理解しているけど、原作の南雲のように「雑魚は切り捨ててOK」なんて考え方はしたくなかった。

 

 

 

 

 そんなこんなで、気が付けば7月。

 常夏の海。広がる青空。澄み切った空気。ジメジメした森。そう、ここはまさに無人島パラダイス。

 よう実恒例の無人島試験が始まろうとしていた。

 

「今から無人島試験のルールを説明します」

 

 真面目担任の説明を聞くと、内容は原作の2年生編で行われた無人島サバイバル試験の簡易版といった感じだった。

 

・自クラス内で1〜5人のチームを作成。

・実施期間は7日間。

・試験前にチーム作成や物資選定のための予備日が1日設けられる。

・試験中は無人島内に一定間隔で出現する課題をクリアすることで、試験の得点や支援物資、特殊な効果を持つカードを獲得できる。

・課題に失敗した場合、プライベートポイントのマイナスといったペナルティが課せられる。

・課題はチームの全員で挑戦可能。

・課題クリア時の獲得点数はチームの人数×0.2倍加算される。

・獲得点数上位3チームに入賞したクラスとそのチームメンバーには以下の報酬が与えられる。

1位:+200cp。チームメイト全員に100万PPt(プライベートポイント)

2位:+150cp。チームメイト全員に50万PPt。

3位:+100cp。チームメイト全員に10万PPt。

・獲得点数最下位のチームとその所属クラスには以下のペナルティを課す。

最下位:−200cp。チームメイト全員の退学(ただし、2000万PPtを支払うことでチームメイト全員の救済が可能)。

 

 他にも細かなルールはいくつかあったが、俺がこの中で注目したのは()()()()()についてだ。

 なんと、課題クリアで得られる効果カードの中に、2年生編の無人島サバイバル試験に登場した『半減』というカードが存在したのである。

 これはペナルティ時に支払うプライベートポイントを半減させるというカードで、最下位になった時の退学回避に必要な2000万PPtにも適用できると先生に言われた。

 しかも、このカードの効果は重複可能らしい。

 仮に『半減』を3枚集める事ができた場合、2000万×1/2×1/2×1/2という計算になるため、250万PPtの支払いで退学を回避する事が可能となる。

 

「これは、面白いことが出来るかもしれない……!」

 

 ある作戦を思いついた俺は自クラスの全員にその内容を説明。まさかの内容に相当驚かれたが、俺を信じて了承してくれたため早速根回しを開始した。

 

「立花。提案があるんだけど、少しいいか?」

「あ?なんだよ提案って……」

 

 まず話を持ちかけたのは、Dクラスのリーダーを務める立花だ。

 最初は警戒していたが、最終的にDクラスにはメリットしかない提案だったため快く了承してくれた。そして、立花と口裏を合わせたことで他クラスとの契約にも見事成功。

 

 すでに俺たちAクラスの()()()()()した状態で、無人島試験が始まった。

 

 






 今話から怒涛の特別試験ラッシュが始まりましたが、「原作だと〇〇試験は毎年行われてるとか言ってなかった?」「ペナルティ大きすぎね?」などのご指摘がありましたら感想いただけると嬉しいです。
 また、修正が難しい場合はご指摘いただいてもそのまま貫く可能性がありますので、その際は申し訳ございませんm(__)m!
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