籾岡里紗の弟です。   作:マルマイン

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お久しぶりです。
口調等違和感がある部分ありましたらご報告いただけるとありがたいです。


第二話

「光ちょっといいか?」

 

学校で授業が終わり放課後、光は先生に呼び止められていました。

 

「なんですか先生」

 

「今日結城が風邪で休んでたんだが、今日の分のプリントを持っていってくれないか?」

 

「良いですよ!」

 

光は先生からプリントを預かると結城家に向かいました。

 

ーーー

 

ピンポーン

 

ガチャ

 

「は〜い、どちら様ですか?」

 

「えっと、美柑ちゃんの学校のプリントを持って来たんですけど」

 

「あ、そうなんですね。ご丁寧にありがとうございます」

 

光がインターホンを押すとショートカットの桃髪の女の子が出てきました。光は自身が知らない人が出てきたことに少し戸惑ったようです。

 

「えっと、お姉ちゃんは美柑ちゃんの家の人ですか?」

 

「はい、先日こちらに越してきたんです。モモって言います」

 

「初めまして、僕は光って言います!」

 

「あ、君が光君なんですね。美柑さんからよくお話は聞いていますよ」

 

「ゴホッ、ゴホッモモさん誰でしたか?」

 

モモの後ろからマスクをした美柑が現れます。

 

「あ、美柑ちゃん!」

 

「え。光!?」

 

光を見てとても驚いているようです。

 

「美柑さん病人なんですから部屋で大人しくしててください。光君もよかったら上がって行ってください」

 

「え、ちょっと」

 

「じゃあ、お邪魔します!」

 

戸惑う美柑を他所に光は結城家に入っていきます。

 

「ほらほら、光君の対応は私に任せて美柑さんは部屋で寝ててください」

 

「ちょ、モモさん何か企んでないですか」

 

やけにグイグイくるモモに美柑は怪しげに見つめます。

 

「そんなことないですよ〜」

 

「さてと、」

 

美柑を部屋に追いやったモモはリビングにて光と向かい合います。

 

「美柑ちゃん体調は大丈夫そうですか?」

 

「はい。もうだいぶ体調は良くなってますよ」

 

「そうなんだ!良かった〜」

 

「ふふ、無理して敬語で話さなくて大丈夫ですよ」

 

「じゃあそうする!」

 

ーーー

 

「モモさんっていつから美柑ちゃんの家に住んでるんですか?」

 

「一週間前くらいでしょうか?」

 

「すっごい最近だね!元はどこに住んでたの?」

 

「え〜っと」

 

光の質問にモモは困ったように眉をよせます。

 

「そう!多分光君が知らない場所なので分からないと思いますよ!」

 

 

「そうなの?じゃあさ・・・」

 

ーーー

 

「んぅ、喉乾いた」

 

寝込んでいた美柑が布団から起き上がり冷蔵庫を取るべく2階の自室の部屋から1階に降りてきます。

 

「うわぁ〜、ほっぺもちもち」

 

「モモさんくすぐったい〜」

 

「あれ光まだいたんだ。何話してるんだろう」

 

リビングから聞こえてくる声に美柑は中の様子が気になり覗き込みます。

 

「なっ」

 

そこにはソファーに横並びに座りモモが光のほっぺを両手でこねくり回していました。

 

「ちょっと、モモさん光に何してるんですか!」

 

「何って、光君のほっぺがあまりにもちもちだったのでつい」

 

「ついって、光もなんでされるがままなの!」

 

「触らせて欲しいって言われたから」

 

美柑とそんな問答をしている間もモモは光のほっぺを触っています。

 

「なんですか美柑さん、羨ましいんですか?」

 

不機嫌そうな美柑を見てモモはニヤニヤしています。

 

「そ、そんなことないです!ほら光もプリントありがとう。もう帰って大丈夫!」

 

美柑はソファに座っている光を無理やり立たせると背中を押して帰宅を促します。

 

「え、え」

 

後ろから押してくる美柑に光は驚いているようです。

 

「えっと、とりあえず元気そうで良かった」

 

「うん。明日には治って学校行けると思うからじゃあね!」

 

バタン

 

美柑は一言二言話すと、光を外に出し扉を閉めてしまいました。

 

「はぁはぁ」

 

「美柑さん、病人なんですから安静にしてないとダメですよ?」

 

「誰のせいだと思ってるですか」

 

モモは惚け顔をしており、美柑はその表情に苛立っているようです。

 

「ほらほら、早くベッドに入らないと」

 

「明日、ちゃんとお礼言わないと」

 

ーーー

 

「美柑ちゃん元気そうで良かった」

 

急に外に追い出されてしまった光は元気そうな美柑を思い出し笑顔を浮かべます。

 

「必要なものも渡せたし早く帰ろ」

 

光はそのまま帰路に着きました。

 

ーーー

 

「ただいま~」

 

光が家に帰りリビングに向かうとソファーで横になりくつろいでいる里紗の姿がありました。

 

「お帰り~」

 

「お姉ちゃんだらしないよ。せめて制服は着替えてからくつろいでよ」

 

「いいじゃん、別に」

 

光は里紗が横になっているソファーに光も座り込みます。

 

「えへへ」

 

光がソファーに座ると里紗が横になったまま光の膝に進んできます。

 

「もぉ」

 

光も里紗が自身の膝元に来ると嬉しそうにしながら頭を撫でます。

 

「ん?」

 

里紗が膝の上で仰向けになるとそのまま光の首の後ろにに両腕を回しホールドします。

 

「どうしたの?」

 

「動かないで」

 

里紗はホールドしたまま上半身を持ち上げ光の喉元と首の左側にキスをしました。

 

「なんで最近お姉ちゃんよくキスしてくるの?」

 

「光にはまだ理解するのは難しいかな~。これは大人にしか分からないことだから」

 

キスをするために上半身を持ち上げたので二人の距離は鼻がくっつきそうなほど近づいています。そんな中で里紗はまるで純粋な少年を誘惑するサキュバスのような魅惑的な笑みを浮かべます。

 

「あとさ、光今日私の知らない女の匂いが付いてるんだけど誰の匂い?」

 

「お姉ちゃんの知らない女の人?あ、多分モモさんだと思う!」

 

「モモさん?」

 

「そ、今日美柑ちゃんがお休みになってお見舞いに行ったんだけどその時にあったんだ!」

 

「ふぅ~ん、一応確認なんだけどそのモモさんとは何もなかったんだよね?」

 

先ほどの魅惑的な笑みから一変して浮気を問いただすかのような鋭い表情で光に問い詰めます。

 

「特に何もなかったよ?」

 

そんな里紗に特に同様することもなく光は答えました。

 

「そう、ならよかった」

 

そんな光の返答を聞いた里紗の表情はいつも通りの笑顔に戻りました。

 

「よいしょ」

 

里紗はソファーから離れると何故か毛布を持ってきました。

 

「お姉ちゃん何してるの?寒いの?」

 

余りの姉の突拍子のない行動に光は首をかしげます。

 

「光から余所の匂いになってるのがちょっと我慢出来ないから上書きしとこうと思って」

 

ソファーに座っている光の膝の上に馬乗りになった里紗はその上から自身と光を覆い隠すように毛布を掛けてそのまま光に抱き着きました。

 

「んぅ、お姉ちゃん暑い」

 

最初は姉のいつも通りのおふざけだろうと思っていた光ですが、一向に抱き着いた状態から動く気配のない里紗に不満を漏らします。

 

特に暑い時期ではありませんでしたが、密着している状態に加えて上から毛布をかぶっている為段々二人とも汗をかいてきます。

 

「ちょっとお姉ちゃんいい加減にして」

 

光の抗議の声を無視して里紗は抱き着き続けます。光の顔には汗が滴ってきています。

 

「ねぇ、光」

 

「何?」

 

それまでずっと無言だった里紗ががっちりと密着しいた状態から少し離れて光の顔を見ました。

 

そんな里紗の顔も汗を多量に書いており髪の毛が汗によって顔に張り付いています。

 

「お願い。もうしばらく我慢して」

 

そういうと里紗は自身と光の頬を擦り合わせます。まるで二人の汗を混ぜ合わせるように

 

「でも汗も垂れてきてるし」

 

れろ

 

「これで大丈夫でしょ。あ、ここも」

 

里紗は滴る光の汗を舐めまわします。

 

「ちょっと」

 

光は思わず里紗の顔を手で遮ろうとします。

 

れろ

 

「なんで手まで舐めるの!」

 

そんな光の手間で里紗は舐めまわしていきます。

 

「もう無理!」

 

光は無理やり里紗を隣のソファーの空いている部分に押し出します。

 

「ちょっとこれからがいいところ」

 

「もういいでしょう!お風呂入ってくる!」

 

光は不満そうに見る里紗を無視してお風呂に向かいます。

 

「しょうがないから今日はここまでにしてあげるわよ」

 

里紗はそんな光を満足そうな笑みを浮かべて見送りました。

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