東方妖精記   作: MIX

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何でだろうかな?こっちの妖精記は何かといつも書いてる感覚と違ってやりにくい。
まあ、多少おかしくなっていますがそれでもよければ本編へどうぞ!


三、上位と下位の壁

 私が木に隠れてる子に近づいてるとその子は私に気がついたらしく、私を怯えたような目で見ながらさらに木に隠れていった。私は木の裏に回ってその子に優しく話しかけた。

 

「なんでこんなところに一人でいるの?皆と遊ばないの?」

「・・・・・なんで私から離れないんですか?」

「え?」

 

 その子はいきなり理解のできないことを言い出した。私から離れない?何で離れなきゃいけないのだろうと私は思った。その子も訳の分からないような顔をしながら言葉を紡いだ。

 

「もしかして私のことを知らないんですか?」

「うん、まったく知らないよ?」

「そうなんですか、あの、私は大妖精って言うんです。それで大妖精って言うのは・・・」

 

 大妖精という子は自分のことを何か言おうとした瞬間、後ろから声をかけられて大妖精の言葉がさえぎられた。その張本人はチルノだった。

 

「フィリ!何も言わないで勝手に行かないでよ!って大妖精がいるじゃん、私も気になってたんだけど何で君はここに一人でいるの?」

「あの、それは私が大妖精だからです」

「意味が分からないんだけど?」

「皆を見てみれば分かりますよ」

 

 そう言ってさっきまで追いかけっこをしていた妖精たちのほうを大妖精は見やった。私とチルノも同じように見てみるとあることがおきていた。それは他の妖精達が私たち、いや大妖精のことを指差したりして何かヒソヒソと話していたのだ。その話してるときの顔を見た限りとてもいい話を話してるような顔ではなかった。それを見て大妖精は悲しそうな顔をして、その場に座り込んだ。私は大妖精の方に向き直って大妖精に言った。

 

「いったい、何があったの?いじめられてるの?」

「違うんです、これは私と皆との位の違いなんです。私みたいな大妖精は他の妖精と違って魔力とかが違うんです。そのせいで皆からこの子とはあまり関わらないほうが良いみたいなことが起きて今の状況に至るんです。だから私と一緒にいると二人も私みたいな扱いされますよ」

「そんなのはおかしいよ!ちょっと私、皆に文句言ってくる!」

 

 そう言って私は他の妖精に対してあふれる怒りの気持ちを抑えながらかつかつと靴を鳴らして皆の方へ向かって行った。チルノも多少慌てながら私について来た。私が皆の前に着くなり私は皆のことを指差して多少怒り気味に言った。

 

「君達さ!大妖精ちゃんだって皆と仲良く遊びたいんだよ!そんな種族の差別なんかやめようよ、大妖精でも妖精に入るんだから!」

 

 そういうと一人の赤の服を着た妖精が出てきて言ってきた。

 

「あのね、いきなり来たからあんた達は分からないと思うけどね、あの子前はすごい私たちが嫌だと思うことを言ってきてたんだよ!例えば鬼ごっこをしてるときにあなた達は普通の妖精だから簡単に捕まえられちゃうよとか。そう言われて私たちは嫌だったから今みたいに距離を置いてるんだよ!だから全部が全部私たちが悪いと言うことではないんだよ」

 

 そういわれて私は大妖精のほうを見た。すると大妖精は申し訳なさそうな顔をしながら目線をそらした。どうやら本当のことみたいだ。確かにそんな事を言われたら私も少し距離を置いちゃいそうだな。そんな事を考えていると、チルノが前に出てきて言った。

 

「もしそんな事があったとしても大ちゃんは今の苦しみを知っているんだからもう直そうと改心したんだよ!だから受け入れてあげようよ!」

「そんな事分からないでしょ!嘘ついてるだけかもしれないし、そしてアンタも本当は羨ましいんじゃないの?普通の妖精じゃなくて力の強い大妖精ということが」

「うっ・・・・・」

 

 一人の妖精がにやけながらチルノの一番傷つきやすいところを言い放った。その言葉を聞いてチルノは泣きそうな顔になりだした。私はチルノの頭に手を置いて大丈夫と一言言ってその妖精に言った。

 

「あんたさ、さっき嫌な事言われたとか言ってるけどあんただって今嫌がること言ったじゃん!それだとあんたも前の大妖精ちゃん・・・いや、大ちゃんと同じようなものだよ!」

「なによ!あなたはさっきからうるさいのよ!これでも食らいなさいよ!」

 

 怒った妖精が私に向かって手のひらを出して赤色の妖力弾を打ってきた。私も手のひらを出すとなんと氷の結晶が目の前に出てきて、その妖力弾を跳ね返した。もちろんその妖精は反応することができずに自分の弾に当たって気絶してしまった。私はあの子と同じ妖力弾を打つつもりだったのに氷の壁が出てきたことに驚いていた。チルノも私の氷を見て唖然としていた。気絶した妖精の友達がその子に集まって慌てていた。私はとりあえず、大ちゃんのところに行った。大ちゃんは焦りながら私に言ってきた。

 

「あ、あんなことしちゃって大丈夫なの!?君も嫌われちゃうよ!」

「良いよ、別に多分もうここには来ないから」

「え?」

「私たちはいろんな所を旅するんだ。私は心の中にあるモヤモヤを消すために、チルノは能力を探すために、あ!そうだ!もし大ちゃんも良かったら私たちと来る?私たちなら大妖精だろうと構わないから」

 

 そう言って私は大ちゃんに微笑んだ。大ちゃんの顔は最初は悲しそうな顔だったけど、次第に嬉しそうな顔になり、私に抱きつきながら言った。

 

「・・・ありがとう、そういえば君の名前を聞いてなかったね。名前はなんていうの?」

「私はフィリって言うの、大ちゃん宜しくね」

「私がチルノだよ!宜しくね!大ちゃん」

「うん!フィリちゃん、チルノちゃん宜しく!」

 

 そう言って三人は手の前に出して三人でハイタッチをした。




大ちゃん登場です!これで三匹の妖精がそろいました。
おそらく次回からは平和なギャグとかのほのぼの回になると思います!
それでは次回も見てくれたら嬉しいです!
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