東方妖精記   作: MIX

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最近、この作品を書いてるせいかチルノと大ちゃんの曲ばっか聞いてますw
それでは本編へどうぞ!


五、森の中の店長

 妖怪の山から出て約二時間ぐらい経っている。私たちは次は何処に行くか悩んでいた。がしかし一向に案が出てこないためぶらぶらと飛行しているだけになっている。でも実際、飛んでるだけでもいろんな物が上から見えて楽しい。すると大ちゃんが不意に手をパンと鳴らして私たちに向けて言った。

 

「そうだ、暇だからさ、なんかなぞなぞでもやらない?」

「なぞなぞって何?」

「えーと、なぞなぞっていうのは問題を出すんだけど、その答えが普通の答えじゃなくてとんちを利かせた答えなんだよね」

「え?何?とんち?」

「まあ、やってみたほうが手っ取り早いよね。まず第一問!「切っても切っても切れないもの」ってなあんだ?」

 

 大ちゃんは少し悪そうな笑みを浮かべながら問題を出してきた。切っても切れないものって何だろう?空気かな?でも空気って切れるのかな?

 そんな風に思考を張り巡らせているとチルノが「分かった!」と言って自信満々に大ちゃんに言い放った。

 

「分かったよ大ちゃん!これの答えは不死身の人だよ!だって切っても死なないじゃん」

「いやぁ、それはさすがに違うと思うけど・・・だって切っても切れないものだよ?」

「あ、そうだった」

「うん、チルノちゃん切っても死なない生き物だったら多分いいかも知れないけど、切れないものだから。それで答えは水なんだよ」

「ああ!確かにそうだね!へえ、面白いね」

 

 私が感心したような感じでいうと大ちゃんは嬉しそうな顔をしながら「良かった」と言った。盛大に解答をはずして恥ずかしくなったチルノは頬を膨らませて顔を赤らめていたが何かに気づいて指を差しながら言った。

 

「ねえ!あそこの森に何かあるよ!」

「あそこは魔法の森って言う場所だよ。アレは家か何かだと思うけど・・・」

「誰かいるのかな?行ってみようよ!」

 

 チルノの指差した方向にあったのは魔法の森という場所の中にあった一つの一軒家だった。遠目から見た限りとても古ぼけた家のようだ。二人は私の言葉を聞いて同時に頷いた後、その家に向かった。

 

 

 

       □ □ □ □ □ □ □ □

 

 

 

 私たちはその古びた家の前まで来たが本当に古びている。その家には看板が着いていて、そこには「香霖堂」と書いてあった。お店なのかな?

 私が店の周りを観察していると不意にドアが開いてある一人の男性が出てきた。その男性は白髪のショートボブで上に一本だけ跳ねてる髪があって、眼鏡をかけていて左右に黒と青のツートンカラーの服を着ていた。その男性は私たちを見るなり驚きながら言った。

 

「おや?妖精が来るなんて珍しいね。どうしたんだい?」

「あ、あの!私たちが空を飛んでるときにここに家があったから少し興味があって、今ちょっと入るか入らないか迷ってたんです」

「ああ、そうだったのかい。さあ、入りなよ」

「「「ありがとうございます!」」」

 

 男性は優しい顔をして私たちを店の中に入れてくれた。男性は「そこで座って待っててお茶か何か持ってくるから」と言って店の奥に行ってしまった。店の中には刀やお酒の瓶、他にもよくわからない小さい長方形のものなどが置いてあった。多分ここは道具屋なんだろうな。すると男性がお茶やお菓子の乗ったトレイを持ってきて私たちの前に置いて言った。

 

「まあ、こんなものしかないけど」

「十分です。ありがとうございます!」

「どういたしまして、それにしても君達は珍しいね。妖精って言ったら大体悪戯好きのイメージがあるけど、君達からはそんな雰囲気が全然感じられないね」

「確かに大体は悪戯してますね、でも私たちはそんな事してませんよ?だよね、チルノ」

「うん!全然そんなことして無いもん!」

 

 チルノが満面の笑みで男性に言うと男性は少し笑った後、店のカウンターにある椅子に座って本を読み始めた。本読むことって楽しいのかな?

 チルノも同じことを考えてたのかその男性の場所に行って上から本を見ていた。するとチルノは顔をしかめて言った。

 

「そんなの読んで、楽しいの?おじさん」

「ははは、まあ妖精には難しいかな、そして僕はおじさんじゃなくて森近霖之助っていうんだよ」

「そうなの?でさぁ何の本なの?」

「これはね、「コンピュータの内容」って言うものなんだよ」

「こ、こんぴゅうた?」

「やっぱり妖精じゃ分からないかな」

 

 霖之助は本を閉じたかと思うと私のほうに来て言った。

 

「君達三人は何でこんなところまで来ているんだい?」

「私たち、旅をしているんです。それで見たこと無い場所を行こうみたいな感じです」

「ふーん、そうなんだ。あ、お茶に氷を追加するかい?」

 

 霖之助は私のお茶を指差して言った。私は「大丈夫です、自分で入れますから」と言って能力でお茶の中に氷を入れた。その光景を見た霖之助が目を丸くして言った。

 

「君、今能力を使ったの?」

「え?はい、使いましたけど・・・」

「へえ、能力を使う妖精を見たのは久しぶりだなぁ」

「そうなんですか?」

「ああ、この森の中にある妖精三人組がいるんだけど、その三人も能力を持っているんだよ。会いにいってみたらどうだい?」

 

 その言葉を聞いた私は大ちゃんとチルノを見た。二人とも私のほうを見てその後三人同時に頷いた。どうやら全員同じ考えのようだ。私たち三人は立ち上がって霖之助の方に向かって言った。

 

「「「じゃあ、今からその妖精に会ってきます!ありがとうございました!」」」

 

 そう言って私たちはぺこりと頭を下げた後、香霖堂をでて、森の中に入って行った。




霖之助さん登場でした!この人は小さい人とかには優しいのかな?と思ってめっちゃいい人にしました。
そして最後の文で分かった人は次回出てくるのが分かるはずです。
それでは次回も見てくれたら嬉しいです!
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