それでは本編へどうぞ!
魔法の森を出てから約二時間ぐらいたったかもしれない、魔法の森は結構でかかったがそれでも今はもううっすらとしか見えないぐらいの距離まで来ていた。今いる場所は魔法の森とまではいかないが木が何本か道の端に立っていて一本道しか良く見えない場所だ。すると先頭にいて先導してる大ちゃんがこっちに振り返って言ってきた。
「フィリちゃん、チルノちゃん、もうそろそろ村が見えてくるよ」
「本当!私、村を見るの初めてだからなぁ、楽しみだなぁ」
「・・・・・え?・・・何であれが・・・」
私を除いた二人は村に興味津々だったが、私はあるものを見つけた瞬間、胸がきゅうっと締められるような気分になってそれを見ていて、息苦しくなるのを私は感じた。そのものとは・・・道しかなくてその近くに大きな一本の木が立っていて遠くで見えにくいが木の近くにうっすらと籠らしきものがあった。それはとても懐かしくてそして一番嫌な思い出を思い出させるものだった。
『フィリ、ごめんね。こうでもしないと私たちも生きていけないのよ。あなたのことは絶対に忘れないわ』
不意に頭の中でその言葉が出てくる。その言葉は何度も頭の中で再生されていた。大ちゃんが私に気づいてこっちに寄って不安な顔をしながら言ってきた。
「フィリちゃん?大丈夫?顔色が悪いよ?」
「・・・え!?ほ、本当?ごめんね大丈夫!ちょっとボーっとしてただけだから!」
心配してくる大ちゃんに私は無理やりにでも作り笑いをして大ちゃんを安心させようと言った。大ちゃんは「本当に大丈夫?」といいながら私をエスコートしてくれた。するとやっと村の全体があらわになるくらいまで来ることができた。
その村は上からみると普通の村より少し大きいぐらいの広さで、家や商品店などの豊富な物件がたくさん建っていた。その住民は人間ではなく妖精で、どうやら人間の村ではなく妖精の村らしい。さすがに上から入ってきたらまずいから門からしっかり入るため、門に向かった。
門には私達より断然大きい羽がついていて体も大きい妖精が槍らしき物を持って見張りをしていた。私達が近くまで来ると槍を私に向けると顔を強張らせて言った。
「お前達、妖精みたいだが見たことの無い顔だな。何処から来た」
「私達はいろんな所に飛び回って旅をしています。そして今村が見えたので休憩でもしようかと思って来ました」
「・・・・・確かにそんな華奢な体で襲うことはできそうにないな。良いぞ入れ」
門番は大ちゃんの説得のおかげで槍を戻し、門を開けてくれた。私達は門番にお疲れ様ですと言って中に入って行った。村の中はさっきも言ったとおりいろんな妖精が楽しそうに話したりしてとても賑わっていた。そして私はその村を全体的に見回していた時、とある人物を見つけた。その人物は私の髪の様に普通の青色より少し濃い目の感じのウェーブのかかった長い髪の毛で、長身でピンク色の服を着た女性だった。その女性を見ていると、その女性も私が見ていることに気づいて、こっちを見て手に持ってた袋をバサッと落としてその場に固まっていた。私も同じく彼女を見て固まっていて不意にぽつりと私は呟いていた。
「・・・母さん・・・」
「・・・フィリ・・・」
私が呟いたかと思うと彼女もいきなり私の名を呼んでタッタッと音を立ててこっちに走ってきて私のところに来るなり私に抱きついて言ってきた。
「フィリだよね、そうだよね!だってフィリにはその羽がついているもの!ああ!フィリ、会いたかったわ!」
そう、彼女は私の母さんだ。母さんは私に抱きついたまま涙を流して喜んでいた。だが私には嬉しいという感情なんていざ知らず、むしろ捨てられた恨みがどんどん湧き上がってくるのを私は感じた。だが私はまだ爆発することはしないで作り笑いをして母さんに言った。
「母さん、私も会いたかったよ」
「あ、あの~どちら様ですか?」
「あ、もしかしてフィリのお友達ですか?どうもフィリの母です。フィリがお世話になってます。良ければ私の家に来てください」
母さんは大ちゃんとチルノに一礼した後、家に来るよう勧めて、家へ向かって行った。チルノが羨ましそうな顔をしながら言ってきた。
「すごいね!フィリのお母さんすごい綺麗じゃん!」
「・・・そう?・・・ありがとう、じゃあ言われたし母さんの家に行こうか」
「うん!」
私は複雑な気持ちになりながら母さんの後についていった。そういえば二人には私の過去のことは言ってなかったっけ、だから今も普通に母さんと接せれてるんだよね・・・
□ □ □ □ □ □ □ □
「さあ、着きましたよ、どうぞ中に入ってください」
「「お邪魔します!」」
「・・・・・」
「どうしたの?あ、もしかして久々だから照れてる?」
母さんは少しニヤけながら私の頬をつつきながら言ってきた。そんな照れてるとかそんな平和的なことは考えれる余裕は無い、むしろ怒りの気持ちで一杯だ!何で自分がしたことを無かったことのような感じで私に普通に接せれてるの!?意味が分からないよ!
私は遂に母さんが頬をついてる腕をバシッとはたいた。母さんはいきなりはたかれて訳が分からないような顔をしながら私に言ってきた。
「ど、どうしたのフィリ?頬つかれるの嫌だった?」
「もう、いい加減にしてよっ!一体何なの!?前にアンタがしたことがまるで無かったかの様に話してきて、私はどれだけ苦しんだと思ってるの!?うんざりだよ!」
私はとうとう爆発した。私は今母さんに思ってることをただ純粋に言い放った。母さんは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして固まっていた。私はここにいるのが嫌になって家のドアを勢いよく開けて出て行った。すると大ちゃんとチルノがやってきて言ってきた。
「フィリ!一体どうしたの?あんなに怒ってお母さんが悲しんじゃうよ」
「悲しむ?何よそれ、勝手に悲しんどけばいいじゃない!」
「そんな言い方ひどいよ!」
「ひどい!?知ったようなこと言わないでよ!私の気持ちなんか一切知らないくせに!」
チルノが私に対してああだこうだ言ってくるのに対し、私はそのままさっきの勢いでチルノに怒鳴りつけた後、村の出口から出て行った。後ろは一切振り返らずに・・・
□ □ □ □ □ □ □ □
私は村からでてただ道のりに一直線に歩いていた。どうも飛ぶ気はしなかった。それよりも私は何の事情も知らないチルノにあんなことを言ってしまったことにとんでもない罪悪感を覚えていた。
私はなんて最悪なことを言ってしまったんだろう・・・私の過去なんて私が言ってないんだから知ってるわけ無いじゃん。それなのに・・・私は・・・
私が後悔していると不意に遠くからいかつい二人の男の姿が見えた。その二人には羽が生えておらず何やら熊手のようなものを二人とも持っていた。私は咄嗟に近くにある草の茂みに身を潜めた。その二人は私の前を通ってる最中にある会話をしていた。
「なあ、この今回の妖精狩りの作戦で他の奴らは全員脇から攻めてるらしいぜ」
「マジか?じゃあまじめに真正面から襲ってきてるのって俺らだけか!ハハハ!まったくこれで活躍できたら俺達勇者だな!」
そう言って二人は私が来た道と
「何だったの今の、それに妖精狩りって・・・え、あの方向ってあそこの村しかない!チルノが!大ちゃんが!助けに行かなくちゃ!」
私は村にいるチルノと大ちゃんを助けるためにまずあの二人に追い付くために走り出した。
フィリちゃん早く二人の場所まで向かって!
はい、ちょっとここらへんから最終回こんな感じじゃね?とか分かってくるかもしれません
それでは次回も見てくれたら嬉しいです!