SEED世界に転生したがオーブ語しか分からない 作:黒巛清流
いやフレイを軍属させるかずっと迷ってました。
アニメを見ながらうーんうーんとずっと唸ってて…。
なんとかお出しできます。
アークエンジェルと隣接して飛ぶのはアガメムノン級宇宙母艦。
地球連合軍の中で最大級のサイズを誇る宇宙母艦であり、艦船色はブルーに塗装されている。
あれが第八艦隊…、ここからの展開でうっすらと記憶しているのは
・地球降下作戦
・キラ達が民間人に戻ろうとするけどなんかやめる
・イザークが避難民シャトルを撃つ
地上に落ちるまではこのぐらいか、友人がこれでイザークが好きになれないと言っていたから記憶に残っている。イザークと言えば先ほど結構ボコボコにされたけどあれでも来るんだろうか…?
まぁ来る想定がいいだろう、想定はいつでも最悪をだ。
と、そんな中俺は整備の人と共にめっちゃ働いていた。
言葉は通じなくてもあれをあっちにあれを持ってこいぐらいはジェスチャーで分かる。
ちなみにキラもめっちゃ頑張ってる。
『艦隊と合流したってのに! なんでこんな急がなきゃならないんです?』
『不安なんだよ! 壊れたままだと…』
フラガ機から出てきたキラは何か言ってる。
さっき聞いたんだけど第八艦隊と言ってもひよっこ揃いらしい、そりゃムウさんみたいな人が揃ってるならMAでも勝てるわな。
ちなみにリドリックさんも結構上澄みと言うかモントゴメリ防衛線を超えて何かひと段階上に上がった感じがするらしい。戦いが終わって経験値でも入ってレベル上がった?
そんなこと話しているとマリューさんがキラを連れて行く。
実は少し前にノイマンさんを連れて個人的にお礼をして握手までしたということがあった。恐らくキラもそれだろう。キラは降りるかもしれないからそのことも話しているのかもしれない。
ちなみに除隊許可書はそのまま返した。例え俺がキラの立場になるとしても…まぁ頑張るさ。
………いや普通にアスランにやられそうだな、精神デバフないとめっちゃ強いし。キラと戦うからデバフ入るのかな。
その後、集められて正規軍人の後ろに立つ。手伝ってくれたヘリオポリスの住人として紹介してくれるとか。えっ、バジルールさんいま突き飛ばされなかった? 突き飛ばすというよりは通ろうとしてぶつかったと言った感じだったけど。
あんまり関係性良くないのか?
その後はなんか話していたけどまぁいつものように分からなかった。
今更だけど英語とはまたなんかちょっと違う感じがするんだよなぁ…訛りと言うかネイティブ過ぎるともまた違うような…分からん。英語あんまり得意じゃなかったし…。
ともかく他の子が喜んでるからなんかいいことがあったのだろう。
そういえばめっちゃカッコいいメビウスとは違う戦闘機が
MS乗りだけどああいう機体は男の子心くすぐられちゃうな。
「モントゴメリよりアークエンジェル所属となりますリドリック・クルーヘル中尉です。よろしくお願いします」
「補充要員ってお前だけなのかクルーヘル中尉」
アラスカへと向かう任務が下りた後、補充要員と紹介されたリドリック・クルーヘルは三人の前で敬礼をする。
本来は他にも数人いたそうだが前の戦闘により撃墜されてしまい、残っているのはリドリックのみだということだ。
ブリッジやCICにも補充要員が数人いたそうだが先の戦闘の余波で怪我をしてしまったとか。
「よろしくお願いしますクルーヘル中尉」
「了解」
「ねぇサイ、本当なの?」
ここはサイ達に割り当てられた部屋、傍目から見える他の避難民は艦を降りる準備を進めている。
だがサイ達は特にまとめる様子もなく自然体のままいた。
「あぁ本当だよ、俺達は艦に残る」
「どうして…?」
フレイの漏れたような声にサイやトール達は軽く笑う。
「キラがな…艦に残るって言ったんだ」
サイはキラと話したことを思い出す。
「キラ、艦に残るって本当なのか?」
「サイ…うん、僕は戦うことにするよ」
「…理由は…あのグエルって人か?」
サイは一人の青年の名を上げた。俺達と同時期に船に乗り込んだ少し年上の青年だ。
ヘリオポリスでも見たことない人で最初は体格の良さもあって軍の人かと思ったぐらい、悪い人ではないと思う。言葉が通じなくてもキラを通じて話しかけてはくれるしキラも懐いてるし食事とかも気を使ってキラをこっちに送ってくれたりもする。そう…いい人なのは間違いない。
でも、もしグエルさんがキラに残ってほしいと言われてキラが残るって言うなら…。
サイのそう少し意識がそれた所でキラが笑う、思わずキラの方を見るとキラは言葉をつづけた。
「別にグエルさんには何も言われてないよ。むしろグエルさんは民間人に戻るんだって伝えられたぐらいだ」
キラは真っすぐとサイやトールを見た。ヘリオポリスの時のちょっとおどおどとした雰囲気はもうないキリっとして何かを決めたかのような、そんな雰囲気だ。
「グエルさんは僕よりもずっと強い、でもグエルさんでもああなるんだ。モントゴメリを守る時その意志は強くなった」
「でも…」
「『逃げたら一つ、進めば二つ』」
「…え?」
「グエルさんが恩人から聞いたことを教えてくれたんだ」
聞くと『逃げずに進む意思の大切さ』を訴える意味合いのように聞こえるが方向によっては進む選択が必ずしも良い結果を生むとは限らない、ということらしい。
「僕は進むことにするよ。もし逃げて、アークエンジェルが撃沈したら…僕は一生後悔する。だから…僕はストライクに乗るよ」
「そうか…キラはそう決めたんだな」
「うん、だからみんなは…」
そういうとサイは除隊許可書を破いた。その姿に周りは驚く。
「サイ!?」
「実は俺もキラと似たようなことを思ってたんだ。このまま民間人に戻ったとしてキラと同じようにアークエンジェルが墜ちたなんて話を聞いたら…ってな、フレイには…殴られるかもな」
するとトールやミリアリア、カズイもそれを破く。
「アークエンジェル…人手不足だしな。この後落とされちゃったら、なんか…やっぱやだしよ」
「トールが残るんなら…私も…」
「みんな残るってのに…俺だけじゃな…」
「みんな…バカだよ…」
「お互い様だろ」
部屋に笑い声が響く。少し離れた所から壁に背を預けながらグエルはその様子を微笑みながら聞いていた。
グエルはそこに混ざることもなくそのまま別方向へと歩いて行った。
「(…何話してるか分からんけどなんか和やかそうだからヨシッ)」
「悪いなフレイ…だから俺達は…」
「じゃあ私も…!」
「ダメだフレイ…君は…」
「じゃあ私もサイやみんなが死ぬかもしれないのに安全な場所でじっとしてろっていうの!?」
その剣幕にサイはひるむ。
フレイは胸を押さえ涙を浮かべながらも言葉をつづけた。
「逃げた先もまたヘリオポリスみたいになるかもしれない。それに私だってもう見ているだけじゃ嫌なの…!」
「フレイ…」
「そちらを選ぶか…フレイ」
その声に振り向くとフレイの父、ジョージ・アルスターがいた。
「パパ…」
「来た当初は…お前を無理矢理にでも連れて帰るつもりだった。だが…もう、私の言うことを聞くだけではないのだな」
「私は…コーディネーターも…ナチュラルも…どっちが悪いのか…どうすればいいのか分からない…だから、知りたいの」
フレイは真っすぐとジョージ・アルスターを見る。
その目に曇りはなく先ほどのキラを思わせる真っすぐとした瞳だった。
その目を見たジョージ・アルスターはふっと笑う。
「その目、家内にそっくりだ…」
ジョージ・アルスターはゆっくりとフレイを抱きしめた。
「一つだけ、一つだけだ…必ず帰ってきてくれ…」
「…うん」
ジョージ・アルスターは本編でもあんまりキャラが出てないから好きにキャラ付け出来る!!!
これが二次創作の力だー!!!