SEED世界に転生したがオーブ語しか分からない 作:黒巛清流
読み直したら原作の不和を訂正しようとすると説教臭くなるな…。
仕方ねぇグエルくん曇らせるか()
まぁ冗談は置いておいて確かに改善しないとなぁ…どうしよ
合流できるということによりアークエンジェル内は和気あいあい…と言うよりは気の緩んだような空気が広がっていた。
不満を漏らしていた避難民達も笑顔で雑談を続けている。
「へぇ、フレイ・アルスターの父親がね」
わざわざこちらまで来たらしく相当な親バカのよう…ん?
何か…友人が言ってたぞ…えっと…確か…。
フレイと…になるイベ…で…フレ…父親が…ごと…撃墜…
そうだ…うっすらだがキラとフレイとの何かが進展するイベントでフレイの父親が何かが原因で死ぬんだ。
「やめてよね…」って台詞は俺も知ってる。何が原因だ…一体…。
キラは俺が言ったからか機体の調整に本腰を入れている。ムウさんはやっと休息出来るらしく熟睡していた。
だがなんだかまいっているようだ…。最悪…俺がキラの代わりに…。
「これで…終わるんですよね…」
キラからふと、そのような言葉を投げかけられた。
俺はキーボードから手を放し座席に背を預け、大きく息を吐いた。
「その…はずだ…俺の勘が外れてくれれば…だがな」
「…どういうことです?」
俺は話した、キラが撃墜したジンのこと。あれが単独でこの距離を移動したわけではない、必ず母艦がある。もし母艦がアークエンジェルの傍でなかったとしても付近にいることは分かる。ラクス・クラインを捜索する艦が、話を聞いた感じ有名人だ。捜索の艦も大規模だろう…もし、その艦が俺達を追ってきた艦と合流すれば…合流予定の地球軍の艦を発見してしまったら…。
キラが顔面蒼白になった。
フレイ・アルスターの父親も乗っているのだ。もしも撃沈したら…。
「あ、あの艦にはフレイのお父さんも…!」
「だからこそだ…」
エンターキーを強く叩く。静かになった部屋に叩く音が響いた。
「現実にならないことを祈るばかりだ」
…ん? …なんだ…そうだ…俺は…仮眠をとって…。
うすらぼんやりとした意識の中で俺は今見ているものが自分の夢だと理解した。明晰夢ってやつだ…。
目の前にユニウスセブンで見つけた写真が俺の目の前に現れる。
その写真には三人の家族が映っている。顔が写真の損傷で見えない父親らしき男、優しそうな顔をした女性。そして…その女性が抱いている
恐らく写っている二人はこの世界の俺の両親だろう。これがユニウスセブンにあったってことはつまり俺の親はコーディネーターってことになる。
…なのに何故俺はナチュラルなんだ…? 考えても分からない。写真自体もそこそこ古い物みたいだしな。
肌は父親似で顔立ちや髪の色は母親似のようだ…恐らく、このグエル・ジェタークは天涯孤独なんだろう。
「どーだ……面白…ろ?」
「ぶぅー…」
「あらあら……ったら…笑…ンスだけは…みたいね」
「…はっ!」
目を覚ました…今のは…子供の頃の夢…?
自らの手を見る。俺自身の記憶…これもいつか知らないといけないことなんだろうな…。
その瞬間、アラートとアナウンスが鳴る。
「…キラッ」
「グエルさんっ!」
「最悪のカンが当たってしまったみたいだな!」
『キラッ!』
キラと共に機体の所へと向かう。そしたら後ろからフレイに声をかけられたらしい。足を止める。
『戦闘配備ってどういうこと? 先遣隊は? 大丈夫だよね!?』
『ぼ、僕は…』
『パパの船、やられたりしないわよね? ね!?』
『そ、それは…』
キラに視線をやると父親が乗っている艦が大丈夫か心配になっているようだ。
下手に約束は出来ないが…。
「確約は出来ない…だが全力を尽くす!」
『僕達も頑張るから…!』
【メビウスゼロ式フラガ機、リニアカタパルトへ!】
ムウさんの準備は早々に終わったらしく、俺達が到着すると同時に出撃した。
『遅いぞ!ボウズ共!』
『すみません!』
「すまない!」
急いで機体に乗り込み。
ナスカ級、ジン5機、そしてイージス。ノイマンさんに伝えられた敵勢力だ。
バイザーを下ろし、大きく息を吐き。サイとの会話が終わったキラに話しかける。
「…キラ」
「どうしたんですか、グエルさん」
「……」
「グエルさん?」
心臓がバクバクなっている。俺は今から大博打を始める予定だ。下手をすれば俺はフレイに殺されてしまうかもしれない。
「キラはイージスの相手をしてくれ、足止めをしてこっちに来させないように」
「それって…!」
「あぁ…」
【カタパルト、接続! エールストライカー、スタンバイ! システム、オールグリーン!】
「残りのジンは俺がやる」
【進路クリア! ストライク、ビラヴィード。どうぞ!】
「グエル・ジェターク。ビラヴィード、出撃する!」
俺は戦場へと向かった。
『バリアント! 1番2番、てぇ!』
ナタルの号令によりリニア砲が発射され、モントゴメリに迫っていたジンを一機撃破する。
それを目の当たりにしたジョージ・アルスターは歓喜の声を上げるが反面コープマンは座席を叩いた。何故来てしまったのかと吐き出すように。
グエルの視界の端ではこちらに来ようとしたイージスをストライクがぶつかるように足止めし、膠着状態となる。
先に発進したムウはジン2機と戦闘を繰り広げており、1機を撃破したがもう1機に撃たれ大破した。
恐らく戦闘を続けることは出来ないだろう。残りのジンは3機、その瞬間、俺はヴェサリウスよりミサイルがローへ向かっていることに気づけなかった。
「しまった!」
『ロー、撃沈!』
『ジン3機、モントゴメリへ向かっていきます! モビルアーマー、残存数1!』
目の前でローが爆発、撃沈した。
操縦桿を握る手がミシミシと音を立てる。ムウさんの援護もない。敵は3機、こっちはビラヴィード1機のみ。
「…!」
ブースターを最大点火、瞬間全身にとてつもないGがかかる。
全身を押しつぶされそうなほどのGを感じながら俺はジン3機の前に躍り出る。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
そのまますれ違いざまにジン1機をジャベリンで切り飛ばす。
意識が吹き飛びそうになる感覚、それを気力で押さえつける。
「まだだぁっ!!」
俺はそのままブーストを連続で行い。そばまでやってきていたヴェサリウスへと向かう、目がわずかに赤に染まった、恐らくGで少しやられたんだろう。そのまま俺は下の方についている単装ビーム砲を切り飛ばし機体に大きな損傷を与えた。
そしてヴェセサリウスを足場に蹴りこちらへライフルを向けていたジンの片方にジャベリンを投げつけ突き刺し、もう片方にへと跳び。拳を構えた。
「フィストオォッッッ!!!」
マードックさんに強化改修してもらった右手はそのまま損傷することなくジンの頭部を打ちぬいた。
頭部を破壊した俺はジャベリンを突き刺したジンへと向かい、刺さったジャベリンを切り裂く様に引き抜きジンを撃破した。
後は頭部を破壊されたジンと主砲を破壊されたヴェサリウス。すでに体力は限界、だがせめてこの船だけは…!
『てぇっ!!!』
その瞬間、グエルの背後にあるモントゴメリからビーム砲が発射されヴェサリウスに大きな損傷を与える。頭部のないジンの動きは止まった。
その様子を見たアスランが支援に行ければまだどうにかなったのかもしれないが。
『アスランッ!!!』
キラのストライクにより支援を中断させられる。キラはグエルに言われたイージスの足止めを全力で行っていた。グエルを信じイージスを足止めをする以外のリソースをすべて捨てた行動である。
その瞬間、アスランの機体にアラートが届く。
『ヴェサリウスが…ッ! しまっ』
アラートに気を取られアスランの動きが一瞬鈍る。その隙をキラは逃さずビームライフルの銃口を向けた。
コクピットに直撃する、そう思ったアスランだったが。
『…?』
ストライクの挙動が突然止まった。アスランはその隙にストライクの体勢を崩しヴェサリウスへと向かう。キラはビームライフルを向けながらも引き金を引けずにいた。
『ぐ…うぅっ…!』
キラはビームライフルを下ろし、そのまま拳をモニターに打ち下ろした。
『僕は…僕は…! アスランを…撃てない…!』
今更になってアスランに銃口を向けたことを再認識したキラはヘルメットを脱ぎ捨て嗚咽を上げながらうずくまった。
意識を保て…意識を保て…!
視界内で頭部のないジンとヴェサリウスが反転し逃げようとしている。
それを追いかけようとしているが腕がまともに動かない。頭も上手く回らずただ敵だけを見ていた。
その時、俺に通信が飛ぶ。
「モントゴメリと合流完了だ! 帰投しろジェターク!」
「ノイマン…曹長…」
後ろを見ればモントゴメリとアークエンジェルが合流しておりヴェサリウスもどうやら撤退したようだ。イージスも帰投しているのが見える。
よかった…俺は…守れ…た…。
俺はそう安堵すると意識を失った。
原作かいへーん。
さぁここからどうなるかは分かりません。
と言ってもそこまで大きく変えるつもりはありませんが他のモントゴメリー生存小説を見てそれを元に組み立てるので毎日投稿はもうそろそろ限界かなぁ。
本当はクルーゼシグー出そうかと思ったけど
そうなったら絶対グエル君重症負うよね。ってことでクルーゼは乗ったままです。