トゥル・トゥル・ダクソ   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 ~前書き~
 私の予想では“忘れられた罪人”は、周回すると出てくる赤モブ呪術師たちが作り出した生物兵器めいた存在だと思うのですよ。

 たとえて言うなら『デモンズソウル』の塔のラトリアで出てきた人肉団子やマンイーターのような。

 命をもてあそぶ悪の呪術師集団によって改造され、侵入者を迎撃するだけのシステムにするべく肉体も精神も玩具にされた忘れられた罪人。しかし、そんな忘れられた罪人は何者かに救出され、
 何百何千という悪の呪術師軍団を相手に殺戮の限りを尽くし、ヒーローとして人類の救世主となる。

 が、卑劣な罠によって捕らえられ、呪術師連中は正義の心を持つ忘れられた罪人を無理やり従えるために、常に脳内を食い荒らして思考を淀ませるための虫を体内に寄生させ、忘れられた罪人はその苦痛を振り払うためにプレイヤーをものっそい襲ってきたのであった。

 憎いあんちくしょうへの敵意も殺意も屈辱すらも、全てを心の底から快楽と感じられるほどに従順になるまで心をすり潰す。思考を鈍麻させられる。エロ同人みたいに。エロ同人みたいに。

 ……まぁ、フロム作品全般に言えることですが、想像を膨らます余地ばかり作っておいてプレイヤー任せの設定が多いですからね。これもまた私のフロム脳の生み出した可能性の一つです♪

 今回はまた一人、とんでもない方向に人として軸がブレてしまったキャラが出ます。






第10話:なぁ、服置いてけ

「ハァ、ハァ……」

 

「ど、どうだった……?」

 

「す、凄く、気持ちよかった……」

 

「良かった♪」

 

 

 いま、わたち達がいるのは『罪人の塔』のボス“忘れられた罪人”の部屋の奥。

 

 篝火の近くということで、部屋暖を取りつつルカたんとのレズセックスを堪能していたの。

 

 だってだって、ルカたんって百合の素質がありそうなのに騎士道精神だかナンだか知らないけど、そういうのが淡白に見えたんだもの!

 

 だったら、わたちが初めての相手になってもいいでしょ?

 

 

「それにしてもボス部屋の奥にこんな癒しの空間があるとは思いませんでしたよ」

 

 ルカたんも落ち着きを取り戻したのか、衣服の乱れを直してボタンを留める。

 

 わたち達は勢いとはいえ、こうして肌を重ね合わせる関係となり、恋人同士としてこのドラングレイグの地の篝火を灯していこうと決めたのよん。

 

 あぁ、それにしてもやっぱりルカたん可愛いなぁ~♪

 

 

「な、ナンですか、コンちゃん?」

 

「いや、ルカたんが可愛いなぁ~って思って♪」

 

「ひゅい!?」

 

「あ、また照れちゃって~♪

 それと、恋人同士になったんだから、仮面なんて付けちゃダ~メ♪」

 

 

 再び仮面を被ろうとするルカたんを押し倒して仮面を奪取。

 ついでにそのままキスをするけど、今度もまた拒まれることなく重ねあう。ルカたんペロペロ。

 

 

「ん……ちゅ」

 

「ぺろ、にちゅ……」

 

 離れるのが惜しいけれど、先に進むためにも今はこの辺で。

 

 ある程度、彼女の口内を蹂躙すると、わたちは舌を抜いた。

 抜く瞬間、「あっ……」とわたちの唇を惜しむルカたんの声に思わず再度重ねたくなったけれど、ここは我慢我慢。

 

 こうしてわたち達は『罪人の塔』をクリアして次に進むことになったのよ。

 

 ここまでが前回のあらすじね♪

 

 まぁ、もうちょっとエッチしたい気もするけれど、残念ながら時間切れってことで。

 この続きはまた後日にしようかなん♪ 焦らしプレイは基本よ♪

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 で、やってきたのは『虚ろの影の森』。

 

 ここは『マデューラ』からすぐにいけるエリアだけど、石になった呪術しか使えない魔術師という設定のロザベナさんが通行止めして居るところ。

 

 早速わたちは“忘れられた罪人”を倒した先の宝箱から手に入れた「懐かしい香木」によって助けてあげたんだけど……、

 

 

「長い間じーーーーーーっと石になっちゃってたから体中ガッチガッチだぁわさぁ~!」

 

 このように妙なテンションのキャラになっちゃってるのよね。

 

「おろ? なぁ、あんた。

 それ、砂の魔術師装備だ! 砂の魔術師装備だろう!? お前!

 なぁ、砂の魔術師装備だろ!? 装備置いてけ!」

 

 

 なんということでしょう。

 ルカたんと正式に恋人同士になったことで、今のわたちは装備をチェンジしているのよ。

 

 ルカたんが脱がせやすいようにと思って、砂の魔術師シリーズをフル装備していたことが仇となってしまったのみたいね。

 このハイテンション・ロザベナさんは石化を説くと同時にわたちに襲い掛かってきたじゃ~、あ~りませんか。

 

「装備置いてけ~~~!」

 

 いきなり掴みかかられ、衣服を剥ぎ取られそうになったわたちだけど、それを救うのはやはり恋人。ルカたんだった。

 

 

「離れろ下郎!

 コンちゃんは私の恋人だ!」

 

「ルカたん……♪」

 

 やだ、カッコいい♪ さらに惚れ込んじゃうわね♪

 

 ちなみにルカたんの今の装備は少し前までわたちが着ていた呪縛者の鎧一式。

 もちろんホバー移動機能付きで、兜のバイザーを下ろすと目がビコーンと光っているのですごい迫力♪

 

 

「なんだぁ? この偉大なる“晦冥”のカリオン様を師と仰ぐ呪術系魔法少女ロザベナ様を相手に喧嘩売っとんのか? ワレェ!」

 

「上等です! そちらこそ私の恋人のコンちゃんを裸にひん剥こうとした罪、万死に値します。

 覚悟してください!」

 

 

 ゲス顔で追いはぎめいた口調のロザベナさんは手に炎を纏いながら戦闘体勢に入る。

 

 ルカたんも背中からモーリオンブレードを抜きながら、開戦宣言すると同時に剣を投擲! え? 投げるの?

 

 

「今の私はコンちゃんとのレズセックス(キスまで)で体力ゲージが振り切れています。

 なのでモーリオンブレードの特性を活かしきることは難しく、またコンちゃんを強姦しようとしたこの女はもっと殺して解して並べて揃えて晒してやらなければいけないのです。

 そのためには大剣は不向き!」

 

「面白ぇ、このロザベナ様に本気で勝てると思ってやがる!

 それにレズセックスだと? 馬鹿め、女同士でヤって何が楽しいんだよ!?」

 

 ロザベナさんの呪術の炎は周囲を燃やす。

 しかし、ルカたんは炎など意に介さず、無人の野を行くが如く、ただ真っ直ぐに突き進む。最短距離を最速で!

 

 

「対人戦の基本は相手の背後に回りこむこと。

 何故なら、バクスタが決まれば相手の体力にもよるけど一撃必殺が可能だったりするから!」

 

 ルカたんのバクスタが決まる。ロザベナさんは避けようとしていたけど、ホバー移動で高速接近しながら腕を絡め取ってアームロックで回避を防ぐ。

 

 そして背中に突き刺さる「影の短剣」。地面は血まみれ、知らない人が見たら気絶するかもしれないわねん。

 

 

「きゅ~……」

 

 あ、本当に知らない人がいましたね。

 面倒なので話しかけずにいたウーゴのバンホルトさんが、こちらを覗き込んで地面に撒き散らされた血を見て気絶しています。

 

 

「あっははははははは♪ コンちゃんは私のもの♪

 コンちゃんに手を出す奴は騎士的に殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す! こ~ろ~す~♪」

 

「ンアー!」

 

 

 とりあえずロザベナさんは、お尻に「影の短剣」を何度も突き入れられて幾ばくかのソウルを残して死んじゃったみたい。

 

 ゲームと違って“呪縛者”が鎧を残したように、彼女も死体が残ったけど、なんだかハヴォック神の影響からか風船みたいにふわふわして、あっちこっちに吹き飛んじゃうるけど。

 

 

「死体を篝火にシュゥゥゥーッ!! 超エキサイティン!」

 

 ルカたんは騎士道精神そのままに死体を蹴って篝火にくべる。うん、ナンら問題のない騎士道精神ね。

 

 

「お~い、ルカたん。

 邪魔者も倒したし、先に行こうよ。

 この先のボスはサソリ姿だからもっと楽しめるよ」

 

「……いえ、もう少し待ってください、コンちゃん。

 この哀れな死体を上手いこと天井に引っ掛けてオブジェにしようかと思って」

 

「じゃあさー、そんなことよりもレズセックス……しない?」

 

「え? いいんですか?」

 

「うん、やろ♪」

 

 

 ロザベナさんが道を塞いでいた『虚ろの影の森』への入り口建物には無駄な小部屋が多数ある。

 

 一応、“森の異形”たちが敵として配置されているけれど、ルカたんとロザベナさんの激しい死闘を目の当たりにしたからか、わたち達が部屋の一つに入ると、そそくさと出て行ってくれたの。

 

 

 それじゃ、さっそくしましょうか♪

 今度は全力全開で愛し合いましょう。それこそ貝合わせでどちらのとも知れない乙女汁ぶしゃー、な愛を!

 

 エッチ・スケッチ・ワンタッチぃ~ってね♪

 

 

 

 

 

 

 




 ~後書き~
 サブタイの時点で妖怪首おいてけを連想した人も多いでしょうし、私も自分でこの話を読み返して真っ先に思いました。(書いている時点では手と脳が連動していない)

 が、やっぱり『うたわれるもの』のDVD特典のトウカも思い出してしまいますね。
 人形一つであそこまで……、オボロは犠牲になったのだ。

 アンソロ漫画ではハクオロが真犯人だとバレてボコられる話もありましたが、やはりあの話は良いですね♪ やっぱり今回のサブタイは「クケー!」にでもするべきだったか。

 ゲームのアンソロ漫画って、読者と作者の好みが似ているからか、好きなゲーム原作の漫画を買うと、どのアンソロ漫画にも同じ作者さんの名前を見かけるんですよね。ほっこりします♪

 最近またモンハンのアンソロ漫画を本屋で見かけたのですが、好きだった作者さんは一人も居なくなっていましたので、手を引く作品まで被っているのかと思うとこれは少し嬉しいような残念なような、複雑な心境です。やっぱり去っていくんでしょうねぇ~……。
 そして前書きと後書きに書く事が思いつかないので適当に粗その日の話の感想みたいなのを入れるとやたら長くなります。
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