ポケモンXYの虫ジムリのビオラさんのバレッタも、虫なんじゃないのかと思っております。風俗ジムリのマーシュからの貰い物らしいですが、あのバレッタが蠢く気がしてなりません。
さて、どこから話したものか。
まず、前回わたち達がペットにしたフレイディアについてだけど、大きな体に巡っていた血中カラテを吸い出したら小さな蜘蛛になったの。とっても小さな可愛らしい手乗り蜘蛛に♪
サイズに関しては何処に連れ歩いても問題なくなったわけだし、これでボス級の蜘蛛を連れ歩いても何も問題はないよねん♪
いまでは基本は頭に乗せているわ。バレッタみたいに髪留め役として。
「きゅきゅ~♪」
しかも、鳴き声が可愛い!
フレイディアはわたち達のパーティのマスコットポジションね。
もちろん、それで弱くなったんじゃ旅のお供には危険が危ないけど、ここでわたちがアイテムボックスから取り出したるは万能栄養食のイワシなの。
イワシは凄まじく栄養が豊富で、漢字で書くと「魚強」と書いてイワシと読むきん。
だからイワシを食べたフレイディアは大きかった頃よりもずっと力強くなったわけなの♪
昨日よりも今日! 今日よりも明日!
一分一秒、今この瞬間にもこの子は成長しているのん!!
「それにしても、これ位のサイズだと可愛いです。
私は虫系はあまり得意ではなかったのですが、コンちゃんが元・半人半蜘蛛だったと聞いてからはだいぶ平気になりましたし」
「それは重畳。
わたちは昔は下半身が蜘蛛で上半身が裸だったのよん♪(という設定)」
「コンちゃんの裸……ハァハァ♪」
うん、ルカたんは相変わらずね。わたちの裸なんてエリアボスを倒すたびに肌を重ねて見慣れているでしょうに。
こうしてフレイディアを仲間に加えたわたち達は、一旦マデューラに帰ることにしたのだけれど、それがまさか、あんなことになろうとはねぇ~。
◆ ◆ ◆
マデューラに篝火転移によって帰ってきたわたち達を見つめる二つの視線を感じた。
「「……」」
一つはゲームの頃はぶっきらぼうな口調でギャグ要員として楽しませてくれたギリガン。
たぶん、トゥルが『土の塔』の攻略で話をして移動してきたんでしょうね。
で、もう一人。ギリガンの隣にいるのは“ラル・カナル”のマグヘラルド。
ゲームキャラとしては割と毒のない商人って感じで、オンラインで遊ぶ時によく使われるアイテム「人面」を売ってくれる人ね。
この人は『溶鉄城』を移動しないはずだけど、何故かマデューラに来ているのよね。どうしてなのかしらん?
ゲームではありえなかったけど、これもトゥルが何かやったのかな?
「ウッハハハ! お前面白いな、マグヘラルド」
「そっちこそ、そんなネタ武器に見せかけた宝飾ゴテゴテの曲剣をそこまで器用に使うとはね」
「おう、この剣はいざとなったら金になるからな。
ここに流れ着くまでに何本か換金して売っちまったさ。
……というかおい、見てみろよ。
そんな事よりも、いい女がマデューラにはいるじゃねぇか」
「お、本当だねぇ~、あんた、どっちを選ぶ?」
二人の視線がわたち達に刺さる。
うわっ、気持ち悪ッ!
「俺は……こう見えて幼い子が好きだから、あっちの白髪のちっぱい子にしよう」
「へー、あんたそんな趣味だったのか。
俺は隣の騎士っぽい子の方がアホの子みたいで好きだけどね。
胸もそこそこに大きいよ」
その言葉を聞いた瞬間、わたち達の中で何かが切れた。
確定的に明らかな怒りが有頂天となり体中に満たすほどに、一瞬で切れたのよん。
「今の発言は私のコンちゃんへの愛を試す私への敵対発言と見なします」
「うおっ!? なんだなんだ!?」
だけど最初に動いたのは私よりもずっと切れていたルカたんだった。
彼女のモーリオンブレードがギリガンに向かって振り下ろされる。
流石に咄嗟のことに反応が遅れたようで、ギリガンは初撃は脇腹を掠りつつ回避し、二撃目を曲剣で防ぐ。
「それじゃわたちも攻撃するのん♪
わたちの愛するルカたんをアホの子と言う馬鹿はどぉこのどいつだぁぁぁぁー!」
「へあっ!? 俺?
俺は褒めたつもりで……ぶほぉ!」
マグヘラルドは拳に何やら魔術を纏っていたみたいだけれど、わたちの拳の方が早かった。右ストレートでぶっ飛ばすことしか考えていないパンチは会心の一撃を決めたわ。
「ウッハハハ! 随分と過激な挨拶をしてくれるじゃねぇか。
おい、マグヘラルド。コンビ組んでこの子らと対人戦しようぜ。
俺らが勝ったら嬢ちゃんらの体を好き放題させてもらうぜ♪」
「へー、近くで見るとなかなか。
俺は普段ソロで戦っているからタッグ戦は不慣れだけど。
まぁ……うん。やっぱり可愛い子たちには勝ちたいよね」
「ねぇ、コンちゃん。
この方たちは私たちに勝つ気でいます。
別に倒してしまっても構わないでしょう?」
「そうだね。合意と見てよろしいんじゃない?
わたち達に少しでも勝てる気でいるなんて、本当に大馬鹿だよねぇ~♪
メチャ許せんのよん」
そして始まる大決戦! 対人戦ばかりこっちの世界に来てから盛り上がっている気がするけど、やっぱり『ダークソウル』ってゲームは人と戦うことこそ面白いと思うんだよね。
こうしてわたち達のタッグマッチの火ぶたが切って落とされたって訳。うん、楽しみぃ~♪
◆ ◆ ◆
「「すいませんっしたー!」」
「うん、分かればよろしい」
戦闘終了。それもあっさりと。
最初こそわたち達相手に善戦しているように見えたギリガン&マグヘラルドのコンビだけど、わたちの頭に乗っかって後ろ髪を束ねていたフレイディアが大暴れ。
自身のソウルを巨大化させて、元の姿よりも大きな蜘蛛へと大変身!
緩やかな平和を歩んでいたマデューラが、一気に怪獣映画そのものな有様になってしまい、フレイディアに踏んづけられたところでギリガンとマグヘラルドが降参したので、ボイン、ターと殴って許してあげたわ♪
降参した時点で殴る必要はなかったけど、オマケよオマケ♪
ここで重要なのは、フレイディアに踏まれて降参した相手に、追加で蹴る殴るの暴力制裁を加えたあとで許したことだもんね。
そう、ナンだか重要人物に出会いまくってマデューラに押し付けてきたトゥルへの怒りを八つ当たりしたのよん。
「ウッハハハ! まさかこの俺が負けるだなんて思わなかったぜ。
嬢ちゃんたちは随分と強いんだな」
負けたことなどどこ吹く風。
ギリガンは気にした風でもなく大笑いしている。
「随分とさっぱり笑えるのね。
わたち達って見た目的には強そうには見えないけど、かよわい女の子たちに負けて悔しくはないの?」
「そりゃ~、嬢ちゃん。こいつは正々堂々とした勝負事だからだ。
勝とうと思っても負けることはある。
俺は常識はねぇが、潔さだけは持ってるんだ。たとえ負けた勝負でも、自分の生き様にケチを付けることはしねぇさ。
まっ、今度戦って俺が勝ったら、そのちっぱいを思う存分堪能させてもらうけどな♪」
「ふん、私のコンちゃんへの言葉は口だけではなかったのですね。
ですが次も私達が勝ちます」
「いいぜ、ただしその頃には俺は八つ裂きになってるかもしれねぇがな」
「八つ裂きにしようと戦った私の剣を紙一重で避け続けたあなたがよく言うものです」
ルカたんも男に興味はなかったみたいだけど、わたちの小さなおっぱいについて熱く語るギリガンに多少の共感を得たみたいね。
それは常人からしてみれば共感可能性の低い狂人の勝手な理屈かもしれないけど、大真面目にまっすぐな目でこちらの目を見て語るギリガンは嫌いにはなれないってところね。
マグへラルドはと見れば、こちらもさっぱりした表情でルカたんとギリガンのちっぱい談義を眺めている。
「マグヘラルドも意外と強いのね。
わたちはてっきり、貧弱な商人キャラかと思ってたわ」
「貧弱な商人がこんな危険なドラングレイグに一人でいるわけないだろ?
俺はあんたの友人のトゥルとも戦ったけど、あんたもトゥルに負けず劣らずの脳筋だな」
「まぁね。わたちはトゥルと違って記憶力にもステ振りしてるから呪術も使うし、純粋な脳筋とは違うけど」
トゥルってば筋肉至上主義の筋肉信仰だしね。
一応、ゲームでは誓約は太陽戦士でプレイしていたと思うけどこっちでは仏教誓約とでも名乗っているのかしらん?
「それよりも、貧弱な商人がこのマデューラに居たはずなんだが、何処に行ったかな?
マフミュランって奴なんだけど、コンちゃんは知ってるかい?」
「マフミュラン?
あいつってばマデューラに居ないの?」
「うん、いない」
詳しく聞いてみれば、少し前にマデューラにやってきてギリガンと酒盛りをしながらおっぱい談義をしていたマグヘラルドは、同じ商人仲間のマフミュランと何度か話をしていたみたいね。
故郷がどうとか言ったあとにどこかへと消えたそうだけど、マフミュランがいなくなるイベントなんてあったっけ?
まぁ、ゲーム時代とは若干違うこの世界のことだし、どっかに行ったんでしょう。
お酒が入ってルカたんも眠たげだしさ。
「それじゃ、この宴会の締めと行こうかな♪」
「うん? コンちゃん何かするのか?」
「ふっふっふっ、眠そうなルカたんの眠気も覚める最高のフィナーレを飾ろうかと思ってね♪」
そして次にギリガンを見る。うん、お酒を飲みまくって寝こけているようねん。
マグヘラルドは勘がいいのか、わたちがこれから行うことを察して少し離れた場所に移動する。
わたちの手に持つボロいござと、黒い火炎壺。ふふふっ♪
酔った勢いということで面白いことやっちゃおっと♪
「さぁ、お集まりの皆さんに本日の宴の締めを飾るショーをお見せしましょう。
今回勇気ある犠牲となってくれるのはそこで寝ているギリガン氏。尊い犠牲に感謝しましょう♪」
仰々しい口上で場を盛り上げるのはエンターテイナーとしての必須スキル。というか『skyrim』で覚えた話術スキルね。
なんか、トゥルの奴がすでにギリガンとはひと悶着起こしたみたいだし、それでも死んでいないギリガンにはギャグ補正でもあるんでしょう。
わたちは完全に寝ているギリガンをござで簀巻きにし、その際に黒い火炎壺を中に入れる。
で、崖から放り投げながら落ちていくのを見ていると……ドッカーン♪
「あははははは♪ サイッコー♪
どうだったルカたん? ギリガン花火を面白そうだから爆発させてみたけど」
「素晴らしいアイデアでした♪
流石は私の愛するコンちゃんですね」
ルカたんが喜んでくれて良かったよ。
マグヘラルドは青ざめた顔してるけど。
「あー……、まぁ、ギリガンは割と丈夫だし死んじゃいないだろうね、うん。
俺にはしないでくれよ?」
「マグヘラルドはわたちと良い勝負をしてくれたからしないよ。
というか、普通は死ぬからね、これ」
こうしてマデューラでの宴会も盛り上がり、わたち達は熱い夜を過ごしたのでした♪
勿論、激しく昂ぶってきた性欲も夜中にルカたんと二人だけで発散したよん。鍵を壊して侵入したケイルの家で。
あいつ、こっちが話しかけない限り移動しないから、この家ももらってもいいよね♪
後書き:この話を書いていた辺りで、物凄く好みのバッドエンドなNTRのエロ漫画を見つけたのですが、それと同じく好きな動画投稿者さんがほぼ同時に投稿した最新の動画の前書きにNTR嫌い発言をしていたので、この投稿者さんがこの漫画を読んだら……などと考えるのは少しばかりSな気がしますね。
と、考えておりましたが、書き溜め投稿の仕様とはいえ、この話はいつ書いていたのだか。
まぁ、自覚がないSが危険なのであって自覚があるSというのは皆全て大したことないのでしょう。
なので私はさほどSではありません。
魔導物語のシリーズ全部が詰め込まれたソフトが復刻販売されるそうですが、ちょっと高いので思案中。
「ぷよぷよ」の二次創作も書いてみたいんですよねぇ~。