トゥル・トゥル・ダクソ   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 シャナたんのキャラも結構変わりましたね。
 とりあえず第二話です。



第2話:無限の彼方へ~

 ダークソウル2の世界に入り込んだ我らはまず、拠点の者たちに挨拶をすることが大事だと気が付いた。

 

 

「やはり、こちらの世界のかぼたんにアイサツするべきではなかろうか?」

 

「そだね。だってわたち達は新参者だし、この拠点にもゲームでプレイしていた時とは違うかもしれないもの。きゃるるん♪」

 

 アイサツは実際大事! 古事記にも書かれているってブッダが言ってた。

 

 我は仏教徒として当然のように古事記の知識を網羅しているため、日本に来るにあたって日本人が持つインド人のイメージを壊さないように努力をしてきたのだ。

 

 さほど広くも無いマデューラを歩き、篝火のそばにいた重要人物のひとりである“緑衣の火防女”こと、シャナロットちゃんに話しかける。

 

 

「ドーモ、シャナロット=サン。コントンノムスメです。

 コンちゃんって呼んでね。きゃるるん♪」

 

 お辞儀をしながら両手を合わせ、お手本のように美しい挨拶をするコンちゃん。流石は生粋の日本人だけはある。

 

「ドーモ、シャナロット=サン。トゥル・トゥルダダダです。

 気軽にトゥルさんと呼んでください♪」

 

 コンちゃんの真似をしながらお辞儀と合掌。

 仏教徒らしくアルカイックスマイル付きでのアイサツだ。これはシャナロットさんの警戒心も薄らぐだろう。

 

「えっと……。ドーモ、コン=チャン、トゥル=サン。緑衣の火防女です。

 と言いますか、何で私の本名を知っているのですか?」

 

 

 あ、そういえば出会ってすぐは本名を教えてくれなかったな。

 我とした事がうっかりしていた。

 

「そ、それは我の固有技能によるものだ。

 我は“仏教”という誓約の力によって、ゲイとサディストを司る神ブッダの信徒なのだ」

 

「そうそう、シャナロットちゃんも可愛いんだから細かいこと気にしたら疲れちゃうぞ♪」

 

「そういうものですか……」

 

 セーフ! 何とかごまかせたぞ、流石は我だ!

 

 コンちゃんのサポートも実にすばらしいものだ。我らは最高のコンビだな!!

 

 

「それでは、形式的な会話を始めさせてもらいましょうか。

 んっん、ゴホン。貴女は……継ぐ者ですか?」

 

 あ、これ長ったらしい奴だ。

 

「アッハイ、継ぐ者です。

 運命に流されるつもりはありません。

 呪いを纏っています。

 いつでも傍にいてください。

 エスト瓶をくれるんですよね? ありがとうございます。

 それじゃ、これからよろしくお願いします!」

 

「え? え? ……アッハイ」

 

 

 ふぃ~、我は長い説明文を聞くと○ボタン連打で飛ばしたくなってしまうのだ。ムービーシーンに関しては、TASさんと違って一度目はちゃんと観るがな。

 

 とりあえずエスト瓶をもらうことには成功したことだし、他にも色々と見て回るとしようか。

 

 

「ちょとちょと、良かったの? トゥル」

 

「別に構わんだろう。

 それとも何か?

 コンちゃんはシャナたんの長話に付き合うつもりだったっての?」

 

「う~ん、わたちも二週目からは彼女の話は飛ばしていたけど、テレビの前で遊んでいた頃と違うし、何か問題が起きそうなんだよね」

 

「ほう、たとえば?」

 

「たとえば……そう! 自分の話をろくに聞いてもらえずに地面に『の』の字を書いて落ち込んでいるシャナたんとか!」

 

 

 まさか、と思いつつも振り返ってみて見ればシャナたんは落ち込んでいる。それも半端ないくらいに。

 

 

「うわわわわ! ごめん、シャナたん!!

 話が長そうだから先走ってしまったのだ!」

 

「そうですよね、私の話なんて興味ないですよね。

 生まれてきて申し訳ありません。

 所詮は失敗作の人間もどきの私の話なんて、つまらなくて当然ですよね。

 ちょっとそこの崖から身投げさせてもらいます」

 

 

 スクッと立ち上がると一目散に崖を目指して走り出すシャナたん。チョッ、ダメ!

 

 

「うわーうわー!

 シャナたんそれ止めて! 『デモンズソウル』のかぼたんと違ってあなたは不死身じゃないんだから!!

 ってか、力強すぎ! 引きとめ切れない」

 

「こら! トゥル! もっと力入れて引き止めるのよん!」

 

「いやいやいや、これでも力いっぱい引っ張っているぞ!

 コンちゃんこそ、もっと引っ張っるのだ! お前も脳筋だろ!?」

 

「わたちはそもそも、呪術のために記憶力にもステ振りしてるからトゥルよりは筋力弱いのよん!

 それでも力いっぱい引っ張ってるって! うわーーーーーッ!!!!!」

 

 

 シャナたんの腕なり足なりを掴んで引き止めていた我ら二人、だがその制止も無駄に終わり、シャナたんはそのまま崖から飛び降りたのだった。

 

 ……我ら二人を引きずったまま。

 

 

 

 

 

 

 




 投稿時間は何時にしようかいつも迷いますが、気分で決めていこうと思います。
 とりあえず今回は朝の六時。昔好きだった毎日連載の作品を意識してのものですが、最近だと夕方の5時とか6時に更新されるお気に入り作品が多いんですよね。

「キャラ設定」

 ~トゥル~

 脳筋。パーフェクト脳筋。とにかく脳筋。装備は気分で変えることもあるが、断固として上半身は裸を貫いている。たまに頭装備だけで他は裸という紳士的な格好になることも多々ある。


 ~コンちゃん~

 “混沌の娘”が好きすぎて自分自身が混沌の娘になってしまった元・男。
 筋力はトゥルよりは低いがそれでもかなり鍛えられている。記憶力ステが半端ないので燃やすか殴るで攻略をする。

 あと追記しますとシャナたんの出会ってすぐのセリフは、

「貴方は継ぐものですか?
 それとも…、ただ運命に流されるだけの…?
 呪いを纏うお方。
 私はいつでもそばにいます。その小さな、希望が折れてしまうまで…。
 これをお持ちなさい。貴方の旅の助けとなるでしょう(エスト瓶)」と、結構長いのでカットしました。

 せっかくメモ取ってもよくよく考えたらNPCのセリフを全部書くわけにも行きませんし、結構原作のセリフもカットします。キャラも崩壊させます。
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