ようこそ俺小路くんの無念を晴らす教室へ   作:おこむね

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♯047 『宵越しの金は持たない』

 天沢と七瀬を美味しく頂いた次の日の8月5日――夜間の移動が制限されているせいで、昨日のお祭りも夜10時前には解散させられてしまったが、そのおかげで今日もバッチリ快眠で体調は万全だった。

 原作では南雲がオレに完全に敵対して3年生全体がオレの監視に着く一幕があるが、この世界では南雲が退学したことでそういうこともなく落ち着いた日々を送れている。

 

 そんな中、この試験で協力関係にあった桐山からプールで会おうというデートのお誘いがあった。今回の試験の振り返りや協力の見返りも欲しいし、会うことを承諾する。

 いつもこういう時は雪が一緒に来たがるのだが、今は生徒会主導で行う予定のイベントをこなすのに忙しいようで、オレ一人でプールにやってきていた。まぁ、仮に一緒に来られたとしても、天沢にやられた傷のせいで雪と遊ぶことは出来なかっただろうが。

 

 とりあえず、呼び出しの時間までまだ少し余裕があったので、先にフィットネスジムの傍に張り出されている今回の特別試験の結果に目を通しておくことにした。

 

 1位は雪のグループ、2位が龍園のグループ、3位は桐山のグループというのは既に発表されてわかっていることだが、坂柳や鬼龍院、南雲、八神が後半に失速したこともあって、4位以降は全く知らないグループが名前をランクインさせている。

 そんな中、桔梗たちの頑張りもあって、オレのグループは14位とかなりの好成績を収めていた。ちなみに八神たちのグループは13日目から動かなくなって尚、21位であり、もし八神が素直に負けを認めなかったら、南雲と同じサーチ戦法を使う羽目になっていただろう。

 

 よく見ると、鬼龍院も最終日の時計を壊すまで頑張っていただけはあり、12位に名前が入っている。もし、オレを助けに来なかったら、もしかしたら上位に入れていたかもしれない――と、考えながら約束の時間の20分程前にプールサイドに顔を出すと、当の鬼龍院がデッキのビーチチェアでその美しい体を水着と共に晒していた。

 

「綾小路、無人島試験の最終日ぶりだな。あの試験もなかなか面白い結果になって楽しかったぞ」

「何のことですか?」

「南雲のことさ。まさか、退学にまでしてしまうとは……私としても驚きだ」

「いえ、別にオレが南雲先輩を退学にした訳じゃないですよ。むしろ、何で退学したのか、オレの方が聞きたいくらいです」

「朝比奈の件で、お前に男としての器をわからされたからじゃないのか?」

「器って……そんな大層なことしてませんよ」

「そうか? 朝比奈は南雲にとって特別な存在だった。その特別が他人に奪われた上、自分といる時以上に幸せそうにしているのを見せつけられたんだ。奴が退学という道を選ぶのも納得できなくはない……まぁ、あくまでも推測の域は出ないがな」

 

 どうやら鬼龍院には南雲が退学を選んだことがそこまで不思議ではないらしい。詳しく聞きたくて、疑問の声を上げようとしたが、それよりも早く鬼龍院が再び口を開いた。

 

「まぁ、これで3年の勢力図は完全に決まった。リーダーを失ったAクラスはもう烏合の衆に過ぎない。卒業までにBクラスとその地位が逆転するだろう」

「……本当なら、次辺りで逆転してほしいんですけどね」

「僅差だからこそ、Aクラスも粘るさ。桐山は有能だが、突出した能力がない。押し切るには時間がかかるだろう。私が協力すれば一瞬だが、今のところはその気もないしな」

 

 質問のタイミングを見失ったことで、南雲退学について聞けなくなってしまった――何を言えばいいかわからなくなっている内に、再び鬼龍院がこちらに疑問を飛ばしてくる。

 

「南雲はあれで個人の力はこの学校でもトップクラスの実力を持っていた。OAAの成績も、学力A、身体能力A、機転思考力A+、社会貢献性Aと非の打ちどころもない。だが、そんな奴でもお前にとっては取るに足らない相手だったか?」

「いえ、そんなことは……」

「私はこれでも一度お前と共に死線を潜り抜けたと思っている。お前の実力もある程度理解しているとわかった上で質問していると考えてくれ」

「……まぁ、南雲先輩が退学するかどうかはともかく、結果は最初から見えていました」

 

 原作だと南雲は相手を試す側だったが、この世界ではオレが相手を試す側に立っていた。それだけのことだ。そして、南雲はオレの思惑を超えられずに掌の上で踊り倒れた。

 

「正直、南雲とお前の戦いはもっと僅差になると思っていた。しかし、ふたを開けてみればこれだ。1対1ではまずお前には勝てないというのは察していたが、今回のように人を使った集団戦すらお前は南雲を寄せ付けなかった。本当、興味が尽きない奴だよお前は……」

「鬼龍院先輩は結構、南雲先輩のことを買っていたんですね」

「お前から見ればおままごとにしか見えないかもしれないが、あれで能力だけは一流だったからな」

「確かに、OAAに限って言えば全学年ナンバーワンは南雲先輩でしたっけ」

「あいつは同学年で敵らしい敵に恵まれなかった。私はやる気がない上に女だし、唯一学内で同等の実力を持つと認めていたのは堀北学だったが、卒業したことで不在。そして、頭角を現してきたお前に目を付けた訳だが……それが開けてはいけないパンドラの箱だったとは、いつもの人畜無害そうな顔も合わさって事前に気付けというのは無理があったな」

 

 そう楽しそうに笑う鬼龍院だが、別にオレも顔で相手を騙そうと思ったことはない。

 

「2年半も好き放題、自由気ままにしてきた私だが……ここに来て学校生活に少しだけ心残りが出来てきた。もしこの学校に原級留置制度があったら、検討したいと思ったかもしれないな」

「留年するほどですか?」

「フフ、それだけ私はお前に興味があるということさ」

 

 前にも思ったが、原作でも鬼龍院は相手に興味を持っても一瞬で、ここまで固執するようなことはなかったらしいが、オレに対してだけは何をしても興味を持ってくれる。

 

 こちらとしては特に何も特別なことをしていないだけに、ここまでヨイショされると何か裏があるのではないかと疑ってしまいそうになるが――まぁこの人の性格を考えれば、そういう裏があるということはないのだろう。

 

「ここにいたのか綾小路」

 

 オレが約束の時間前に来たことでこうして鬼龍院と話をしていた訳だが、桐山も割と時間よりも早く来るタイプのようで約束の時間前に到着したみたいだった。

 オレの隣で横になっている鬼龍院を一瞥すると、まるで存在しなかったかのように無視をして、改めてこちらに視線を向けてくる。前に鬼龍院自身も言っていたが、これがこの2年半でやる気を見せなかった鬼龍院に対する桐山の今の評価のようだ。

 

「予定の時間までまだ少しあるが前倒ししても構わないか?」

「ええ、問題ありません」

「なら、移動しよう。ここは場所が悪い」

「私に聞かせたくない話――と、いうことかな桐山?」

「別にお前に限った話ではなく、誰かに話を聞かせるつもりはないだけだ」

「矛盾しているな。なら、こんなに大勢の人が集まるプールを待ち合わせにするのはナンセンスだ。違うか?」

「なら、ハッキリと言おう。俺たちに協力もしないお前の傍で話した所で意味がない。おまけに茶々を入れるのだけは一人前で気が滅入る。だから移動したい」

「成程、お前に気を遣わせたということか」

 

 女版高円寺というのは納得ができる表現のようで、桐山の今の能面のような表情は、原作で高円寺の扱いに苦心している鈴音に通じるものがあった。

 この世界では高円寺に首輪を付けたとはいえ、オレ自身がこれ以上積極的に高円寺を頼るつもりがないので、いずれは鈴音たちも同じ苦労をするかもしれないな。

 

「まぁ、待て桐山。そう言わずに、これからする話を私にも聞かせてくれないか?」

「断る。お前には一切関係のない話だ」

「関係ない? 私と綾小路は男女の付き合いをしている。それでも無関係と言えるか?」

「え?」

「フフ、冗談だぞ桐山。お前はつまらない男だが反応だけはたまに面白いな」

 

 からかわれたとわかるや否や、桐山は黙ってプールサイドから離れていった。流石に放置する訳には行かないので、鬼龍院に一礼してすぐに桐山の後に付いていく。

 

 桐山はプールの一つ上のデッキに上がっていった。ここもプール同様に割と人が多いが、不自然なほどに三年生の姿が見えない。思えば、プールにも鬼龍院以外の三年はいなかったし、事前に桐山がこの近辺に三年を寄らせないようにセッティングしていたのだろう。

 

「俺は鬼龍院のように回りくどい言い方はしない。無人島試験で、お前は南雲に何をしたんだ綾小路?」

「何、とは?」

「無論、例の退学についてだ。ランキングが見られなくなるまで南雲はトップのグループに追随していた。俺たちも追いすがったが、タイミング悪く仲間が体調不良を起こしたことで失速してトップ入賞すら危うい立場になっていたはずだ」

 

 成程、南雲も言っていたが、桐山たちの得点が伸び悩んでいたのは仲間の体調不良があったからか。まぁ、14日間もある試験だ。そういうことが起きても不思議ではない。

 

「桐山先輩。オレは別に南雲先輩を退学にしようとした訳ではありませんよ」

「どういうことだ?」

「南雲先輩のグループの得点が下がったのは、オレがなずなを利用してあいつのグループのタブレットからサーチを連打して得点を下げたからです」

「なっ!? そんなことが許されるのか?」

「ルールには、他人のタブレットを使用してはいけないとも、サーチを使ってはいけないとも書いていません。現にオレは何も咎められていないでしょう?」

 

 桐山にはとても思いつかなかった策だったようで、「そんな荒業が……」と呟いている。

 

「ですが、オレは得点を下げても、下位5組にならないように調整していました。なずなもいますからね。退学ラインに入れる理由がありません」

「退学したのは、南雲の意思だった……と?」

「ええ、理由まではわかりませんが」

 

 そう話すと、桐山も何かを考える素振りを見せた。こいつも鬼龍院のように、南雲が退学した理由が理解できたりするのだろうか?

 

「ですが、目の上のたんこぶだった南雲先輩が消えたことで障害はなくなりました。これで桐山先輩のAクラス昇格も問題なく進むでしょう」

「……あまり喜ばしいことではないがな。人の退学を喜ぶのは」

「そんな甘いことを言っていると、現Aクラスに足元を掬われますよ。ちなみに、鬼龍院先輩は桐山先輩がAクラスに上がるのは卒業ギリギリまでかかると言っていました」

 

 暗に舐められているぞと伝えると、流石の桐山も憤慨したようで「次で逆転して見せるさ」と意気込んでいた。実際、ポイント差はもう僅かなのだ。逆転してくれないと困る。

 

「しかし、オレが三位に入れたのも、やはりお前のおかげだったんだな綾小路……」

 

 オレは特に返事をしなかったが、桐山は確信したように頷いていた。無人島試験の後半――桐山グループの得点力は時間が経つにつれて失速していった。

最後の最後で奮闘したようだが、もしオレが南雲グループの点を下げたり、坂柳や八神のグループを撤退させたりしなかったらトップ5に入れたかどうかすら怪しかっただろう。別に桐山のためではないが、結果的に桐山を救うことになったのもまた事実だった。

 

「これは貸しにしておきますよ」

「ああ、借りておく。一度は南雲に与してお前たちを信じられずに裏切った俺だが、ここまで世話になって顔に泥を塗る程厚顔無恥ではない。何かあれば何でも言ってくれ」

 

 と、昔の自分の行いを悔いる仕草を見せた桐山だが、確かに使い道があったからこうして利用したものの、こいつに何の価値もなければこうして話をすることはなかっただろう。

 

「そういえば、ずっと聞きたかったんですが……桐山先輩はどうして堀北学を裏切って南雲についたんですか? あの人からはオレや雪に協力するように言われてたんですよね?」

「……ああ。俺も最初はそうしようと思っていた。椿は非凡な才能を見せていたし、お前はやる気がなさそうだったが、それでも俺たちがAクラスに行くには南雲を倒さないと不可能だったからな――だが、その気概も去年の体育祭が終わる頃には消えかけていた」

「クラスポイントの差ですか?」

「そうだ。去年の生徒会総選挙前の時点で、AクラスとBクラスは700近いポイント差があった。とてもじゃないが、仮に椿が南雲に勝ったとしてもどうしようもない……そう考えて、俺はもう早い段階から個人戦に移行しようとしたんだ」

 

 CPがなくても、南雲の提唱する独自のルールに従えば、2000万PPというチケットでAクラスになることが出来る。

 仮に雪が南雲を倒したとしても、今回のように退学する訳ではないし、とてもじゃないがCPで上回るのは不可能だと現実にうちのめされてしまったという訳か。

 

「だが、結果はこれだ。南雲は生徒会長の座を奪われ、奴の仕組んだ特別試験も逆に利用され生徒会から追放された上に半年の停学……まぁ、正確には2年時3か月、3年時3か月の計半年だが、まさか俺たちに勝ちの目が出てくるとは誰が思うだろうか」

 

 去年の体育祭の時点で、南雲と桐山のクラスにCP700程の差があったとして――混合合宿でのペナルティで差が500程まで縮まり、南雲を欠いて纏まりのないAクラスを学期末試験で打ち倒したことで、さらに差は300にまで縮まった。とどめは、今年最初の特別試験で差は200まで近づき、この無人島試験の前でももう少しで逆転できる所まで来た形だ。

 

 さらに、帆波を利用して3年CクラスやDクラスからも、次々と南雲に協力する生徒を奪い取り、停学が開けた段階で南雲は文字通りほぼ裸も同然の状態になっていた。

 

 それでも桐山が南雲に勝つのは不可能だというのはわかっていたし、本人もこれまでの結果からこの無人島試験で本当に勝てるとは考えてはいなかったようだが――ここまでお膳立てされて逃げる訳にもいかず、縋る思いで試験に臨んだらまさかの勝利に加えて宿敵の退学だ。

 

 桐山が余程図太い性格をしていない限り、こちらに恩を感じるのは当然のことと言って良い。後は桐山が新たに学年を支配さえしてくれれば、オレは桐山クラスという大きな武器を手に入れたことになる。

 七瀬を食べた時もそうだったが、罪悪感というのは付け入るのにとても楽で助かった。

もう桐山は、二度とオレを裏切れない。何せ、いろいろと思う所はあっても、これで3年生の勢力図も決まったのだ。下手にオレと敵対するより、自身の進退のことを考える方が桐山にとっても重要だろう。

 

「綾小路、俺は絶対にAクラスに上がるつもりだ。ただ、もしかしたらまた何か相談をすることがあるかもしれない……ここまで力を借りておいて情けない話ではあるが……」

「構いませんよ。でも、PPの無駄遣いはしないでくださいね。今回の試験のようにPPがモノをいう試験はきっとあるので」

「ああ、そう意味でもお前たちには稼がせて貰ったからな。逆に、そちらでPPが必要な時はいつでも声をかけてくれ」

 

 桐山には事前に3年Aクラス以外の便乗ガードを集めて雪のグループに全賭けするように指示してあった。合計すると、1000万以上の大金を入手したことになる。

 

 勿論、それはオレや帆波のクラスも同じであり、1位の雪のグループ全員に追加のカードも持たせていた。追加は報酬で貰えるPPが2倍になるという効果であり、これで1位のグループメンバーは200万PPを入手している。

 

 Cクラスは、帆波、神崎、柴田の追加で計600万PP、そして便乗の400万PPを合わせると、オレに借金している1000万PPを返済することが出来た――のだが、どうやら帆波は2000万PPとクラスメイトたちに銘打っているようで、各月のPP徴収と合わせてもまだ700万以上の借金が残っている状態となっている。まぁ、PPはあるだけいいので何も問題はない。

 

 何より、オレにPPを貸していた南雲が退学したことで、PPを返済する必要もなくなったのだ。これからは、CクラスのPPはダイレクトにオレの懐に入ることになる。

 

 また、オレたちのクラスも、雪、鈴音、千秋、洋介の追加によって計800万PP、そして便乗で350万PPを獲得して計1150万PPが溜まっていた。

 これまでの貯金や4月から始めたクラス貯金と合わせても、2000万は余裕が出来たことになる。さらに俺個人としても、Cクラスから献上された1000万PPや、桐山が保有しているPPもあり、何でもできるような状態だった。

 

 とはいえ、貯めているだけでは面白くない。宵越しの金は持たないではないが、このPPを使って何か面白いことは出来ないか――少し頭を悩ませてみることにした。

 

 

 

 




 原作との変化点。

・会話の内容が変化している。
 鬼龍院や桐山と話すことは原作通りだが、話の内容は関係性の変化や南雲の退学もあって変化している。鬼龍院、桐山共に清隆の評価は天元突破した。

・PPがかなり溜まっている。
 無人島試験を経由して、清隆だけではなく2年全体でかなりのPPが溜まっている。ちなみに1位の報酬である300CP、100万PP、プロテクトポイントで、明確に原作でクラス割する示唆があるのはCPだけなのでPPやプロテクトポイントは一人ずつ付与されている。個人100万は大金ではあるが、14日サバイバルの賞金なら妥当ではあるし、100万を7人で割ると一人約14万とキリも悪いのでこのSSではCP以外は全額付与を採用した。

・清隆の個人資産。
 クラスで貯金している分を含めなくても2000万近い額を持っている。また、雪たちセフレが手に入れた分も、クラスに貯金する分以外は本人もちとなっているため、それも合わせればかなりの額が清隆の手に入る。桐山たちのPPを合わせれば4000万近い。もし、南雲が退学せずにPPを徴収できるシステムが構築されれば、8億プランも現実味を帯びたのだが残念ながら南雲が退学したので8億プランは夢に帰した。



 今話の登場人物一覧。


・綾小路清隆
 何故、南雲が退学を選んだのかを理解できずにいる。今回の試験で一番のイレギュラーである南雲退学は、清隆の中に未知の種を残した。

・鬼龍院楓花
 表面上は何でもないフリをしているが、実は地味に清隆を意識している。鬼龍院からすると、自分よりも強くて賢くて優しくて格好いいという今まで存在しなかった器量よしの相手が自分を求めているという状況。司馬との戦いでのつり橋効果もあって、清隆への意識が完全に塗り替えられた。勿論、全て偶然であり清隆自身は気付いてすらいない。

・桐山生叶
 正式に清隆の駒になった。七瀬同様、罪悪感で縛っているのでこちらが不義理をしない限りは裏切られる危険性はゼロ。仮に裏切った所で、対応は容易い。


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