ようこそ俺小路くんの無念を晴らす教室へ   作:おこむね

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♯015 『心技体揃ってこそスポーツマンだ』

 高円寺とのエンカウントで、昼食を食べ損ねた上に、図書室に行くのが少し遅れてしまった。若干の空腹を感じながらも図書室に入ると、すでに三馬鹿は揃っており、櫛田が講師をして勉強を教えている。

 

 櫛田も、こちらに気付くと、「遅いよ」と声をかけてきた。進捗を聞いてみると、先週基礎からみっちりやったおかげで三人とも思ったよりも出来ているようだ。後は、試験三日前くらいに過去問を渡せば赤点は回避できるだろう。

 

 原作では、勉強の意欲を削がないために前日にしていたが、元々勉強が苦手な人間が一日で五教科のテストを暗記できるはずがない。今回は堀北を追い詰めるためにも結果が欲しいので、三日という期間を設けて万が一もないようにしていた。

 

「授業受けて思ったんだけどさ、地理って結構簡単だよな」

「化学も思ったほど難しくない」

 

 池と山内も勉強に手ごたえを感じているのか、そう呟いていた。それを見て、櫛田もうんうんと嬉しそうに頷いている。

 

「基本的には暗記が多いからじゃないかな?」

「英語や数学は基礎が出来てないと解けない問題が多いからね。私も覚えるのに苦労した記憶あるし」

 

 と、雪も共感を見せて、三馬鹿との仲を深めていた。今は、印象を良くして勉強への意欲を少しでも持って貰いたいのだろう。

 

「でも、難しくないと思っても油断は禁物だよ。時事問題が出ることも十分考えられるんだから」

「爺問題? なんだそりゃ?」

「時事問題、近年に起きた政治や経済における事象のことだよ須藤くん。教科書に載っていることだけが問題になるとは限らないってこと」

「うげ、そんなの反則だろ。テスト範囲の意味ねーじゃねぇか」

 

 雪が時事問題を例に挙げると、須藤も嫌そうな顔をしている。しかし、雪も意地悪な奴だ。過去問の内容を既に知っているなら、時事問題が出ないことはわかっているだろうに。

 

「おい、ちょっとは静かにしろよ。ぎゃーぎゃーうるせぇな」

 

 どうやら少し騒ぎ過ぎたようで、隣の席に座っている生徒が苦言を呈してきた。実際、騒いでいたこちらが悪い。

 

「悪い悪い、でもお前も爺問題には気を付けた方がいーぞ」

「あ? 爺? あぁ……お前ら、ひょっとしてDクラスか?」

 

 池の雑な謝罪で何となくクラスがわかったのか、山脇の声に反応し、近くの男子達が一斉に顔を上げてこちらを見てきた。

 

「なんだお前ら。俺たちがDクラスだから何だってんだよ。文句あんのか?」

「いーや、別に文句はねぇよ。俺はCクラスの山脇だ。よろしくな」

 

 格下だとわかり、あからさまに山脇がこちらを見下している。須藤もそれを理解したようで、これでもかというくらいに噛みついていた。

 

「ただなんつーか、Dクラスじゃなくてよかったって思ってな。お前らみたいな底辺と一緒に勉強させられたらたまんねーからなぁ」

「なんだと!」

「本当のことを言っただけだろ怒んなよ。もし暴力行為なんて起こしたら、どれだけポイント査定に響くかわかんねぇんだぞ。もしかしてそんなこともわからない馬鹿か?」

「この野郎……上等だ、かかって来いよ!」

「落ち着け須藤。こいつらに関わっても、百害あって一利なしだ」

「綾小路くんの言う通り、落ち着いて須藤くん。ここで騒ぎを起こしたら、またポイントが減らされちゃうかもしれないんだよ」

「最低クラスよりは大変そうだな。不良品扱いされるお前たちが不憫でならねぇよ。今度のテスト、お前らから何人退学者が出るか楽しみだぜ」

「いい加減にしろよ、コラ」

 

 須藤がキレて、山脇の胸ぐらを掴み上げた。いくら挑発されたとはいえ、これだけ注意しても駄目か――仕方ない、ここは少しわからせないと須藤は止まらないだろう。

 

「いい加減にするのはお前だ。須藤」

「ッ!」

 

 須藤が伸ばしている腕を力任せに握る。叫びこそしないが、痛みから山脇の胸倉を掴んでいた須藤の手が離れた。そのままゆっくり腕を握る力を強くしていく。

 

 須藤がオレの手を引きはがそうとするが出来ないようで苦しんでいる。純粋な身体能力の差だ。やろうと思えば、このまま須藤の腕の骨を折ることだってできる。須藤も折られると思ったのか、焦った顔を見せるが声を上げるのだけは必死に耐えていた。

 

「須藤、お前の行動は目に余る。気に入らない者全てにかみつくお前は、躾のなっていない犬と同じだ。いずれクラスに迷惑をかけるのは目に見える。今、自らの行いを反省する気がないのなら、ここで――」

「はい、ストップストップ!」

 

 オレが少し怒気を見せると、タイミングよくBクラスの一之瀬が乱入してきた。

 

 同時に、「清隆、そこまでだよ」と、雪の制止も入ったので、仕方なく須藤を解放する。手を離すと同時に、須藤は尻餅をついて自分の手をさすっていた。

 

「悪いけど、この図書館を利用している生徒の一人として、これ以上の騒ぎを見逃す訳にはいかないの。どうしても続けるっていうなら、外でやって貰えるかな?」

「……正論だな。騒いだオレたちが悪い。すまなかった」

 

 一之瀬に謝罪しながら怒気を収める。普段怒らない人間が怒りを見せると怖いの典型で、オレが怒った(正確には怒ったフリをした)ことで、須藤もかなり驚いた様子を見せていた。

 

「静かにしてくれるならいいよ。それから、君たちも挑発が過ぎるんじゃないかな? これ以上は学校側に報告する必要があるけど、それでもいいのかな?」

「わ、悪い。そんなつもりはないんだよ、一之瀬」

「おい行こうぜ。こんなところで勉強してたら馬鹿が移るし」

「だ、だな」

 

 一之瀬の脅しを聞いて、山脇たちも逃げるように去って行く。これで、とりあえずは問題解決と言っていいだろう。

 

「一之瀬、と言われていたか。改めて騒ぎを起こして済まなかったな」

「別に私に謝らなくてもいいよ。大人しくしてくれさえすれば、みんなも気にしないだろうし」

「そうか、気を付ける」

「そこの君たちも、ここで勉強を続けるなら、大人しくやろうね。以上っ」

 

 尻餅をついている須藤と、先程から騒いでいた池、山内にも注意を促すと、一之瀬は自分のクラスに戻って行った。

 

 改めて、座り込んでいる須藤へ向き直る。オレにしてやられたことで、今度はオレを掴まんばかりに立ち上がって来た。

 

「綾小路……テメェ……!」

「須藤、落ち着け」

「あぁ!? 落ち着ける訳が――」

 

 叫ぼうとする須藤に再び怒気を飛ばす。同時に、須藤の勢いが止まった。もう一度だ。

 

「須藤、落ち着け」

「……ッ、クソッ! わーったよ」

 

 一度痛い思いをした以上、馬鹿でもオレを怒らせればどうなるかはわかるだろう。須藤も何とか怒りを殺して席に座る。

 

「出来るじゃないか。山脇に挑発された時も、それくらい格好良くスルーしてくれれば問題なかったんだがな」

「ケッ、俺だって怒りたくて怒ってんじゃねーよ。ただ、ついカッとなっちまうんだ」

 

 そう言って、そっぽを向く。

 

 そういえば、原作でも須藤は進学前に暴力事件を起こしてスポーツ推薦を貰っていた強豪校から入学を拒否されていたんだっけか。

 

「……お前、それで大丈夫なのか? バスケの試合中に、ちょっと挑発されたら、相手を殴って退場になるんじゃないか?」

「試合じゃそんなことしねぇよ!」

「そうか。試合で耐えられるなら、日常でも耐えられるだろう。いい機会だから、怒りを鎮めるコツを教えてやる」

「あ? 怒りを鎮めるコツ?」

「人間の怒りが継続するのは6秒くらいと言われている。それを超えたら少しは落ち着くはずなんだ。お前も、怒った後に内心で「あー、またやっちまった」って思ったことはないか?」

 

 衝動的な怒りに任せて動いた結果、後で後悔するというのは沸点の低い人間によくある行動だ。須藤も思い当たる節があるのか、何とも言えない様子で頷いていた。

 

「あー……あるな」

「だから、怒りそうになった時は10秒耐えろ。そうすれば少しは冷静になれる。なった後は、今自分が試合中だと思い込むんだ。試合中は相手を殴れないだろ?」

「10秒耐えて、試合中だと思い込む……か」

「メンタル面の安定は、お前のバスケの成長にも繋がる。カッとならずに落ち着いてプレイできれば、お前のポテンシャルは今よりもずっと高くなるだろう。前にも、ついカッとなって相手にやられたこともあるんじゃないか?」

 

 普通に説得するのではなく、バスケを絡めて須藤にもわかりやすく利を説いてやることで受け入れやすくする。須藤も、ただ我慢するだけではなく、我慢することが自分のためになるとわかれば否定はしてこないだろう。

 

「確かに、カッとなってボールを取られることもあんな。そうか、冷静になれればそういうのもなくなんのか……」

「今日明日でモノにするのは無理だろうが、こういうのは意識の問題だ。お前が日常からカッとしないように意識するだけでも行動は変わってくる」

「……そんなもんか」

「んじゃ、ちょっとやってみよう」

 

 と、いう訳で、早速須藤の頭にデコピンをする。少し力を入れ過ぎたのか、須藤の頭がボールのように跳ね上がった。

 

「いってぇ!」

「心の中で10秒カウントだ」

 

 そう告げると、何か言いたそうにしながらも須藤はゆっくりと10秒数える。だが、恨みは残っているようで「にしても、いきなりやるんじゃねぇ!」と、文句を言ってきた。しかし、そこに怒気はない。

 

「出来たじゃないか」

「まぁ、今はな。ただ、どこかで急にやられたら自信はねぇぞ」

「なら、日常的に意識する癖をつけろ。例えば、朝飯を食う時にキレないと考える。次に昼飯を食う時、晩飯を食う時――と、一日で必ずすることに連動してキレないと考えるだけで、飯を食う時には自然とキレないという考えが浮かぶようになるものだ」

 

 所謂、梅干やレモンを見ると唾液が出るのと一緒だ。条件反射で、キレないと須藤に意識づける。

 

「朝、昼、晩の三回でキレないと意識できるようになれば、急な事態になった時も10秒耐えると思い出しやすくなるだろう」

「成程、飯を食う時にか……やってみるわ」

 

 須藤も、心の中では今のままではまずいとわかっているのだろう。改善できるなら改善したいはずだ。飯の時に喧嘩しないと考えたり、10秒我慢したりするだけでいいのなら手間もかからないということで乗り気に見えた。

 

 須藤の件が落ち着くと、残念ながら昼休みが終わってしまったので教室に戻る。池や山内も、オレや須藤が喧嘩するのではないかと少しビビっていたようだが、何事も起きずに昼休みが終わってホッとした様子を見せていた。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 須藤に精神を落ち着けるコツを伝えてから数日後。あれから、毎日飯前に「キレねぇ」と呟く須藤の姿が目に入るようになった。まだメンタル面に影響が出ているかはわからないが、心なしか普段の生活でも少し落ち着いたように見える。

 

 そんなこんなで、試験まで残り三日となった段階で、櫛田に過去問という切り札を解禁させてクラスメイトたちに覚えさせるように指示を出した。

 

「みんな、ごめんね。帰る前に、ちょっと私の話を聞いて貰っていいかな?」

 

 放課後になると、クラスから人が帰る前に櫛田がそう言って机から立ち上がる。クラスメイトたちも、クラスのリーダー格である櫛田の言うことを無視はせずに黙って話を聞く体制に移っていた。

 

「中間テストに備えて、いっぱい勉強してきたと思うんだけど、そのことで少し力になれることがあるの。今から配るから、みんな一部ずつ受け取ってくれるかな?」

 

 そう言って櫛田が、列の一番前の生徒たちに人数分の過去問を配っていく。

 

 そのまま一番後ろの席の生徒まで行き渡り、全員が過去問に目を通すと、事情を知っているオレや雪以外は驚いた様子を見せていた。

 

「これ、実は過去問なんだ。昨日、綾小路くんと一緒に三年の先輩から貰ってきたの」

 

 全員の視線がオレの方に向く。

 

 櫛田の手柄にして貰って良かったのだが、どうやらオレに気を遣ってくれたようだな。対する堀北はオレの仕業と聞いて、過去問の存在に気付けなかった自分を責めているのか、また一つ自分の無能さを噛み締めているようだった。

 

「それでね。一昨年の中間テスト、過去問がテストと同じ問題だったんだって。念のために二年の先輩にも聞いたら、去年も同じ問題だって言ってた。だから、これを勉強しておけば、きっと本番で役に立つと思うの」

「うおお! マジかよ! 櫛田ちゃんサンキュー!」

「やったな! でも、こんなんがあるなら、勉強無理して頑張らなくても良かったなぁ」

「山内、それは俺たちのために勉強を教えてくれた綾小路たちに失礼だろ」

「そーだぞ、山内」

「うっ、悪かったよ」

 

 櫛田に感謝した池と、これまで頑張ってきた努力を否定された須藤が、軽口を叩く山内を注意している。まぁ、山内はいずれ居なくなる生徒だ。騒げるのも今のうちだろう。

 

 また、調子に乗った池が「これは他のクラスには内緒だぜ! 全員で高得点を取ってビビらせようぜ!」と、意気揚々と声をあげている。クラス全員がその言葉に頷き、櫛田とオレに感謝していた。とりあえず、頑張って勉強するように声をかけると、各々教室を出て行く。

 

「悔しそうだな」

「……そうね。過去問が有効なアイテムだというのは少し考えればわかるはずなのに、それに気付けなかった自分の無力さが悔しい」

「そもそも、お前の中に過去問を利用するという考えがなかっただけだろ? 自分で出来る人間には無用の長物だからな。他人のことを考えるとはこういうことだ」

 

 そう言うと、悔しそうに表情を歪める。堀北のくっころ顔は見ていて飽きないな。

 

「でも、発表が早すぎる気がするわ。前日とかにしないと、彼らの勉強への集中力が欠如してしまう可能性がある」

「まだお前は自分を基準にしている。今までろくに勉強も出来なかった奴らが一日で過去問を全て覚えきれるわけがないだろう。高得点を狙うなら三日前は無難な日にちだ」

 

 反論を叩き折ると、何にも言えなくなったようで堀北が黙り込む。何も出来なかった自分と結果を出したオレ、どちらの言うことが正しいかなど子供でも分かる。

 

 とはいえ、確実に安心は出来ない。流石に三日もあれば、内容が覚えられないということはないだろうが、馬鹿達のことなので何が起きてもおかしくはない。念のために確認をする必要はあるだろう。

 

「結局、お前は何もしなかったな。Aクラスを目指すと意気込んでいた時のお前はどこへいった? 無様に足掻くことすらできず、ただ傍観者を気取ることに意味があるとは思えないが、お前のAクラスに行きたいという思いもその程度ってことか……」

 

 そう言って、堀北を置いていく。屈辱で両手を血がにじむくらい握っているが、ここでオレに八つ当たりするということは、自分の無能さを余計にさらけ出すだけだとわかっているようで声も出せないようだ。

 

 もっと、無力感を噛み締めろ。

 

 お前は、何も出来ない無能だ。

 

 実際、このテスト期間も、堀北はクラスメイトに勉強も教えられず、中間テストを超えるための攻略法も見つけられず、ただ自分の勉強に打ち込んでいただけだった。

 

 しかし、このままで本当にいいのか――と、いう不安は感じているのは知っている。

 

 堀北自身は、普段通りに過ごしていたつもりのようだが、表情は澄ましていても態度までは隠せていない。普段なら無視を決め込んでいるクラスの様子を、遠目から眺めていたのも知っている。

 

 それでも、兄の言っていた、死に物狂いで足掻くしかない――という言葉も、堀北には届かなかった。

 

 結局、堀北が動くこともなく、中間テストは行われる。過去問という武器を早めに渡したおかげで、赤点が出るはずもなく全員が無事に退学を逃れることが出来るだろう。

 

 しかし、そこに堀北の成果はない。

 

 クラスにも貢献できず、口と勉強だけしか出来ない無能者。それがクラスの堀北のイメージであり、堀北自身の評価となっている。屈辱感と無力感を感じながら、何かしないといけないという焦燥感に追われつつ、何も出来ないことで不安に押しつぶされていく。

 

 クラスメイトの批判だけなら、気にしなかっただろう。だが、自分が何も出来ず、自分が居なくてもクラスが良い方向に向かっているという現状が、堀北のプライドを叩き折り、行き場を無くした子供のようにさせていた。

 

 

 




 原作との変化点。

・須藤と山脇の喧嘩を止めた。
 少しわからせる必要があると判断した。須藤も、薄々清隆が只者ではないと感じ取っていたようで、割と素直に言うことを聞いている。

・須藤にメンタル面のトレーニングをさせた。
 この話を書いていた時は、まだ原作二年の体育祭前だったので、本編を読んでネタが被って驚きまくっていた。小野寺、すまん。

・過去問を三日前に渡した。
 原作だと一日前だが、今回は勉強意欲よりも点数を求めたため、渡すのを早めている。どうせ、期末は期末でまた勉強会をするので何日前だろうと一緒である。

・堀北を精神的に追い詰めている。
 兄のようになりたい堀北に、兄のようになれないと突きつけてくっころさせるのが段々楽しくなってきている。精神的にかなりすり減ってきた。もっと追い込む。



 今話登場人物一覧


・綾小路清隆
 須藤をわからせた。ついでに過去問で堀北もわからせている。くっころ顔が気に入ってきたので、もっと精神的に追い込んでいく予定。

・椿雪
 三馬鹿の勉強を手伝った。須藤をわからせる清隆を見てだらしない顔をしていた。

・櫛田桔梗
 清隆の命令で平田からクラスのリーダーポジを奪いつつある。本来、櫛田にはリーダーとしての器はなく、本人もそれを理解しているが、後ろに清隆がいるため本人も自身を持ってリーダーポジを堪能している。

・一之瀬帆波
 ヒロインその12。今回は注意しに来ただけだが、清隆のことは覚えていた。今の所、特に恋心が芽生えるような様子はない。サイズはG寄りのF。

・堀北鈴音
 過去問というわかりやすい教材を見逃していた自分に悔しさを感じる。しかし、仮に堀北が視野狭窄になっていなくとも見つけることはなかった。結局、無力さを噛みしめるだけで清隆の思い通りになっている。

・須藤健
 いい加減暴れすぎだったので、清隆に躾けられた。今は言われた通りにメンタル面のトレーニング中。

・山脇
 モブ。原作ではDクラスの試験範囲が変わっていると教えてくれるいい奴。もし、こいつが試験範囲のことを教えてくれなかったら、Dクラスは退学者が続出していただろう。そういう意味では救世主でもある。

・池、山内
 勉強を頑張っているが、やはり池はお調子者で山内はノンデリ。


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