ようこそ俺小路くんの無念を晴らす教室へ   作:おこむね

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♯022 『ランクアップ』

 佐倉のメロンも美味しかったが、一之瀬のメロンも悪くない――力尽きて、気絶するように眠ってしまった一之瀬を見ながら思ったオレの感想である。

 

 正直、キスだけであれだけ乱れていては、本番などヤバいことになりそうだと思っていたが、想像通りベッドの上は水を撒いたようにビショビショになっていた。流石にここまで濡らした女は今までいなかった――仕方ないので、毛布を地面に敷いて布団代わりにしている。

 

 しかし、雪、神室、櫛田、佐倉、一之瀬と、入学して数か月で順調に数を増やしているな。

 

 とはいえ、それだけ管理が大変でもあるが、雪のおかげもあって何とかなっている。

 それに、新しく加わった佐倉も一之瀬も大っぴらにするようなタイプじゃない。特に一之瀬はなし崩しとはいえ、オレと関係を持ってしまった以上、もうオレの呼び出しを拒否は出来ないはずだ。

 

 あの圧倒的な快楽の記憶が、どんなに心で拒否しようと一之瀬をここに来させる。

 

 実際、神室や櫛田だって、その気になれば証拠を無視してオレを拒否することが出来るが、今ではもう脅されていることすら気にしていない。櫛田に至ってはオレの前では素を出せるのでリラックスしているくらいだ。

 

 佐倉も一之瀬と同じなし崩しだったが、雪がセフレである以上、自分が恋人になろうなどとは考えない。だが、数少ない友達を遠ざけるのも嫌と考えて関係を続けるだろう。

 

 雪はもはや言うまでもない。

 

 もはや、あいつはオレなしでは生きられないようになっている。ここでオレに捨てられるようなことにあいつは耐えられない。だから、オレがどんな要求をしようと受け入れる。

 

 オレが堀北を原作のように育てるのを止めようと考えられたのも雪のおかげだ。全てにおいて堀北を上回る雪が手元にいる以上、わざわざ手間をかけて原作のように堀北を育てる意味はない。

 

 これが何の答えも分かっていない状況なら話は変わったかもしれないが、オレは俺のおかげで原作の堀北がどうなるかを知っている。同じことをする必要はないし、食べるだけなら屈服させて駒にした方が楽だ。

 

 とはいえ、力づくでは意味がない。通常時の堀北は力に屈しないだろうし、上手く食べることが出来てもどうにかしてオレに抵抗してくる。だからこそ、今回のようにゆっくり意思を折って、オレに縋る以外に生きられなくさせる必要があった。

 

 精神力の強さが堀北の数少ない美点の一つだからな。だが、それを折ってしまえば、多少無理をしても堀北は抵抗して来ないだろう。

 

 オレの予定では無人島試験で堀北は折れる。

 

 その後、干支試験では軽井沢。体育祭では未定だが、その後は佐藤、長谷部、松下と、適当に好感度を上げた順に食べていくつもりだ。

 

 もしかしたら、関係性次第で間に別の奴が混ざるかもしれないが、個人的には南雲と親しい朝比奈辺りを狙えるなら狙いたいと思っている。

 

 そういう意味では橘も悪くはないのだが、あいつは心底堀北の兄に惚れているだろうし、下手に手を出しても火傷するだけで旨味は低い。

 

 上手く立ち回らないと駄目だ。

 

 オレは特別な存在ではあっても、触っただけで相手を惚れさせたり、事故を有耶無耶にできる権力があったりするわけではない。

 

 あくまで、オレの力が及ぶ範囲で事を行う必要がある。何も考えずに致せばいいだけならば、やりたい相手などそこいら中に居るからな。

 

 そういう意味では、今あげたリストが無難だ。

 

 勿論、Aクラスの森下、Bクラスの姫野、Cクラスの西野等、興味のある相手はまだまだいっぱいいる。とはいえ、彼女達を食べるまで関係を深めるのは難しいだろう。他クラスというだけでハードルは大きく上がる。

 

 2000万を集めるか、クラス間移動チケットを使って食べるのも有りだが、それも今すぐに出来る訳ではない。

 

 まぁ、いいさ。

 

 今は今で、まだ手に入れたばかりの奴等を可愛がって行けばいい。今日は土曜だし、自分からセフレになると懇願するまで一之瀬を攻め立ててやろう。

 

 眠ったまま身じろぎをしている一之瀬に、再び手を近づけていく。さぁ、第二幕の始まりだ――

 

「ん?」

 

 ――と、思っていると、ガチャンという音と共にドアが開いた。

 

 原作と違って、馬鹿達はオレの部屋の合鍵を持っていない。持っているのはセフレ組だが、佐倉は少し前に食べたばかりなのでまだ渡していないし、雪はオレの許可なく部屋の中には入ってこないはずだ。

 

 つまり、神室か、櫛田の二択――だが、櫛田は今日友達と出かける約束をしていた。自ずと、こんな朝早くにオレの部屋に来るのは一人に絞られる。

 

「……また増やしたの? しかも、一之瀬」

「別に悪いことじゃないだろう? お前だって、オレに無理矢理脅されているんだ。セフレが増えた方が、負担も減って楽になるはずだが?」

「そ、それは……」

 

 まぁ、もう脅しなんてどうでもいいとは、流石に面と向かっては言えないか。

 

「で、何か用か?」

「……別に。ちょっと、スッキリしたいと思っただけ。忙しいなら出直す」

 

 ここでもう来ないと言わない辺り、神室も既にオレから離れられなくなっている証拠だ。こうして自分から求めてくるのもそう、神室はもう完全にオレ無しでは生きられなくなってきている。第二の雪になるのは時間の問題だ。

 

 一人の女性を愛せない男が心底嫌いだと言っていたこいつが、一人の女性も愛さない男から離れられなくなるとは本末転倒だがな。

 

「いや、丁度いい。これからは複数の女を同時に抱くことが増えてくると考えていた所だ。その練習をしよう。服を脱いで、こっちに来い」

「はぁ!? まさか、一之瀬と一緒ってこと!?」

「そう言った。嫌ならもう来なくていい。オレの命令に逆らう駒はいらない」

「ッ!」

「どうする?」

「……わかったわよ」

 

 オレから解放されるチャンスを捨てて、他人と一緒という特殊なプレイも受け入れた。神室――いや、真澄も一段上、雪に次ぐランクまで扱いを上げて大丈夫だろう。

 

 ベッドに座り直し、足を開いて真澄を跪かせる。

 

 真澄も何をすればいいかはわかったのだろう。ゆっくりと足の中に入るように顔を寄せて来た。さて、今度こそ本当に第二幕の始まりだ。

 

 ちなみに、真澄を食べている途中で一之瀬が目覚めたが、当然逃がすはずもなくなし崩しに3Pに持ち込んでいる。原作では南雲に恋人関係を迫られて困っていた女も、場の空気に流されてしまえばこんなものだ。今では悦んでオレの上で、真澄と唇を合わせていた。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 先週、佐倉のカメラが壊れる事件もなかったので、日曜日に出かける必要もなくなったのだが、須藤の事件を解決する都合上、いつまでも女と遊んでいる訳にも行かなかった。

 

 日曜日だが、部活動は通常に行われているということで、バスケ部に事情聴取に行く。事件当時の話や、日常の様子を確認すると、思った以上にDクラス優位な情報を入手することが出来た。

 

 しかし、Cクラスも黙ってはいない。あの手この手で、須藤が殴ったという嘘の噂を風潮しているようだ。

 

 それでも、佐倉の証拠を含め、今集めた情報や証拠だけでも7割方、Dクラス優位に話をもっていけるとは思うが、それでも100%白には出来ない。向こうも、旗色が悪くなったとしても最後まで足掻いてくるだろう。

 

 こちらの勝利条件は、須藤の無実の証明だ。

 つまり、1%でも向こうに反論を許せば負けとなる。おそらく、向こうも適当な落としどころを提案してくると予想できるが、それに乗れば須藤のレギュラー話も白紙に戻ってしまうだろう。

 

 おまけに、Cクラスの冤罪に屈したことになり、見えない敗北がDクラスにつけられる。上のクラスを目指す上では、かなり邪魔になる敗北だ。

 

 とはいえ、特に悲観する必要もない。審議でどうしようもなくなったら、原作通り特別棟に偽カメラを設置して石崎たちに訴えを撤回させればいいだけだ。こちらが敗北さえ認めなければどうとでもなる。

 

 しかし、改めて見ても、Cクラスの証言を何の疑いもなく受理した上、Dクラスにのみ無罪を証明しろという学校側はおかしい。

 普通に考えて、Cクラス側が本当に正しい証言をしているのか詳しく精査すべきだし、Dクラスについても生徒ではなく学校側が率先して調べるべきだろう。

 

 そういう意味では、今回の真の敵はCクラスではなく、学校側とも言える。

 須藤の件で大きく動くつもりはないのは変わらずだが、このまま学校側のやりたい放題というのも面白くない。どこかで一発、痛い目を見せてやるのも悪くないかもしれないな。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 ――そんなこんなで月曜日。

 

 いつものように雪と登校すると、下駄箱から少し先にある階段の踊り場の掲示板に、須藤とCクラスに関する情報を持つ生徒を募集する貼り紙を発見した。また、ネットや学校のHPでも情報を募集している旨、有力な情報提供者にはポイントを支払う用意があるとも書いてある。

 

 どうやら協力関係になったことで、原作通りにBクラスの神崎が動いてくれたようだな。

 

「お、おはよー綾小路くん、椿さん」

 

 雪と共に貼り紙を見ていると、後ろから声をかけられた。まぁ、見るまでもなく一之瀬なのだが、金曜日や土曜日の件を思い出したのか、少し赤くなっている。

 

「おはよう、一之瀬さんっ」

「今、雪と貼り紙を見ていたんだが、もしかしてこれは一之瀬が?」

 

と、貼り紙を指さすと、一之瀬がそれを見て、「ふむん?」と首を傾げていた。

 

「へえ。なるほどなるほど。こういう手もありだねぇ」

「え? 一之瀬さんじゃないの?」

「と、すると、これを考えた人物はかなり頭が良いな。無関係の事件に関わりたくない人物も、これなら名乗りを上げてもおかしくない」

「これは多分――あ、いたいた。おはよう神崎くん」

 

 一之瀬が登校中だった男子生徒に声をかけると、こちらに気付いて近づいてくる。原作でも一之瀬クラスの副リーダーとも言える神崎だ。

 

「この貼り紙、神崎くんだよね?」

「ああ。金曜日の内に用意して貼っておいた。それがどうかしたのか?」

「ううん、彼らが誰がやったのか知りたがってたからさ。あ、紹介するね。こっちはBクラスの神崎くん。で、彼らがDクラスの綾小路くんと椿さん」

「神崎だ、よろしく」

「ああ、よろしく」

 

 雪も挨拶をしていく。神崎が握手を求めてきたので応じ、次に雪も応じていた。

 

「どう、神崎くん。有力な情報はあった?」

「残念ながら使い物になりそうな情報はなかった」

「そっか。こっちも例の掲示板を見てみるね」

「この貼り紙に書いてあるやつか」

「そう。学校のHP見たことあるかな? そこに掲示板があるんだけどね、そこで情報提供を呼び掛けてるの。今回起きた冤罪事件について目撃者がいれば話を聞かせて貰いたいってね」

 

 そう言って、一之瀬が携帯画面を見せてくる。

 

「あ、書き込み、2件ほどメール来てるみたいだね。少し情報があるって」

「しかし、情報一つに10000ポイント、有力情報なら20000は高すぎるんじゃないか?」

「あ、ポイントのことなら気にしないで。私たちが勝手にやってることだから」

「そうは言っても、はいそうですかとは言えないよ。元はと言えばうちのクラスが原因だし」

「いいのいいの、困った時はお互い様だよ。それより、これ。こんな感じなんだけど」

 

 どうやら、一之瀬はポイントについて請求するつもりはないようで話を打ち切った。しかし、貸しを作ったままでは問題になる。後で櫛田に言って須藤辺りにでも建て替えさせよう。

 

「例のCクラスの一人、石崎くんは中学校時代相当な悪だったみたい。喧嘩の腕も結構立つらしくて地元じゃ恐れられてたんだって。同郷の子からのリークかな」

「オレたちも初耳だ」

「興味深いな」

「そうだね。向こうは須藤くんが自分たちを呼び出して殴られたと言ってるけど、そんな腕の立つ喧嘩自慢がいて素直に殴られるのはおかしいよ。そもそも、バスケ部と何も関わりがない石崎くんはいることすらおかしいんだし。彼らの証言はいろいろと辻褄が合わないよね」

「神崎くんはどう思った?」

「椿の意見に概ね同意だな。Dクラスの言う冤罪の方が可能性的には高いと見えた」

「そうだよね。後はこの情報の裏付けがしっかり取れたら、須藤くんの無罪に一歩繋がるかもね。でもまだ弱いかな」

「そうだな。上手く心証を操作できたとしても半々が良いところか。事実かどうかは置いても、どうしても一方的に殴られたという向こうの証言の方が強い」

 

 神崎の言う通り、自作自演とはいえ、奴らには傷という大きな武器がある。

 

 冤罪とはいえ訴えが通っている以上、この事件においてその傷こそが彼らを絶対的優位にしているもので、それが覆されない限り、奴らの非を訴えることは出来ないだろう。

 

「他の意見やDクラスの目撃者の証拠を合わせれば6対4、あるいは7対3まで持って行けるかもしれない。今話した感じ、お前たちなら上手くやりそうだ」

「でも、流石に別の目撃者の報告はないね。出てくれば面白いと思ったけどやっぱり難しいかぁ。もう時間はないけど、ネットや貼り紙の方から情報があるのを待つしかないね」

「いいのか? そこまでしてもらって。ポイントの件もそうだが、Cクラスの連中に目を付けられることになるぞ」

「へーきへーき。元々、私たちはCとA、その両方から狙われることになるわけだし」

「一之瀬の言う通りだ。俺たちに何も問題はない。それに、ルールに基づいての競争なら望むところだが、今回はそのルールの外の問題だ。許していい行いじゃない」

「それはありがたいが、ポイントについては後できちんと清算するぞ。これ以上、借りを作りたくはないからな」

 

 今でさえ借りっぱなしなのだ。これ以上、借りても返す当てがない。

 

 Dクラスも原作よりはポイントを確保している。だからこそ、一之瀬や神崎も原作よりも下のクラスに落ちる危険を覚悟しているようだった。

 

「さて、とりあえず、情報をくれた子にはポイントを振り込んであげないとね。あ、でも相手は匿名希望か……どうやってポイント譲渡すればいいんだろ?」

「良かったら教えようか?」

「綾小路くんわかるの?」

「いろいろ操作して覚えた。相手のメールアドレスは分かるんだよな?」

「フリーのだけどわかるよ」

「じゃあ、ポイントの送金画面を開いてくれ。左上に自分のID番号があるはずだ」

「えーっと」

 

 一之瀬の携帯の画面を見ていると、260万を超えるPPが携帯に表示される。同時に、「あ」という声と共に、一之瀬が綾小路の前から画面を引いた。

 

「あったあった、これだね。このID番号をどうしたらいいの?」

「そのID番号から一時的なトークンキーを発行できる。それを相手に伝えれば入金のリクエストが来るはずだ」

「なるほどね、ありがと」

「そろそろ行こう一之瀬。もう予鈴がなってしまう」

「そうだね。じゃあ、綾小路くんと椿さんも行こうか」

「ああ」

「うん」

 

 一之瀬と神崎が並んで歩き出し、オレたちも後に続いていく。すると、雪がすっと横に並んできた。どうやら、オレの反応を見ていたらしい。

 

「どうかした?」

「……今、一之瀬の携帯画面に出ていたポイントの残高が見えた」

 

 前に居る二人にも聞こえないような小声で、雪にもそう話していく。

 

「それがどうしたの?」

「額がな、とても個人で集められるものじゃ無かった」

「いくら?」

「約260万」

「確かに一人で貯められる額じゃないね」

 

 勿論、オレは原作知識があるので、一之瀬がクラスの金庫番のようなことをしているのは知っている。だが、雪はどうすればそんな金額を貯められるのか、考えているようだった。

 

「あ、もしかして、クラスメイトのポイントの一部を預かっているんじゃない? Bクラスは毎月65000ポイントくらい貰ってるし、毎月32000ポイントずつ貯めれば一ヶ月128万、二ヶ月256万で、一之瀬さん自身のポイントを合わせたら大体260万くらいになるよ」

「金庫番ってことか」

 

 この短時間で正解を導き出したか。雪も、少しずつこの学校のやり方に慣れてきたのかもしれない。

 

「Bクラスならあながち有り得ない話でもないな。万が一、プライベートポイントが必要になるような事態に対応するための策だろう」

 

 とてもじゃないが、今のDクラスでは真似できない策だ。例え、櫛田が声かけしたとしても、賛同してくれるのは良くて半分って所か。それだけ、DクラスはPPに余裕がない。三馬鹿を始め、軽井沢達ギャル軍団も拒否するだろうし、純粋にクラスで上を目指そうという志があるメンバーくらいしか賛成はしないだろう。

 

 まぁ、保険をかけるという意味で、出来れば同じ方法を使いたいんだけどな。

 

 原作の龍園ですら時と場合によっては、クラス中からポイントを集めていたし、プライベートポイントはあればあるだけ出来ることが増える。とはいえ、まだクラスとして纏まりきってないDクラスに無理は言えない。もう少しポイントに余裕が出来るまでは諦めるしかなかった。

 

 

 




 原作との変化点。

・神室の清隆の依存率がマックスになりつつある。
 もう脅さなくても自分を裏切ることはないと判断して、ランクを一つ上げた。雪>超えられない壁>真澄>>櫛田>佐倉>一之瀬となっている。一之瀬が一番ランクが低いのは、特別に縛っていないことでいつでも裏切れるから。そういう意味だと佐倉もそうだが、佐倉は信頼関係で縛っているのでランクが一つ上にいる。

・複数人プレイの練習を始めた。
 数が増えれば一人にかけられる時間は少なくなる。と、いうことで、ここいらで練習を始めることにした。真澄は最初渋っていたがすぐにノリノリになり、一之瀬は言われるがままに翻弄されている。

・神崎と出会った。
 内容自体に大きな変化はないが、雪も仲良くなっている。地味に握手までする男子は初。平田も挨拶くらい。



 今話の登場人物一覧


・綾小路清隆
 順調にセフレを増やして調教中。須藤の件は徐々に証拠が集まりつつある。

・椿雪
 日曜日に清隆が外出中、部屋で力尽きていた真澄と一之瀬を介抱していた。その際に、一之瀬にもいろいろと説明をしている。真澄の変化を敏感に感じ取り、「これからもよろしくね、真澄ちゃん」と、呼び方も変化した。

・神室真澄
 この数か月で清隆色に染められた。坂柳の駒になっていないので、Aクラスでも孤立しており、清隆や雪と一緒にいることに幸福を感じている。そのため、もう清隆なしでは生きられないほどに依存し始めた。

・一之瀬帆波
 仮恋人継続中。しかし、ただれた関係は駄目だとわかっているのに、ダメと言い出せない。また、自分以外が清隆との関係に納得しているのを見て首を傾げている。大丈夫だ、お前は間違ってない。間違ってないが、それを相談できる相手がいないせいで、何となく関係が継続してしまっていた。意外とむっつり。

・神崎隆二
 まだ清隆が自身の尊敬する綾小路父の息子だと気づいていない。今は一之瀬のサポートに徹している。


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