ようこそ俺小路くんの無念を晴らす教室へ   作:おこむね

46 / 103
♯039 『真の主』

 松下が眠りにつくと、次は愛里の番になった。個室のベッドはキングサイズとまではいかないが、そこそこ大きいので、松下が使用していても十分な広さがある。Tレックスを可愛がってくれたお礼をしてやることにした。

 

 そのまま、愛里を食べ終わると同時に、松下も目を覚ます。そして、隣のオレたちと自身の様子を見て、「夢じゃなかったか……」と諦めの声を出した。「初体験がレ〇プで、緊縛プレイ、おまけに3Pかぁ……」と文句の声を出す松下に、愛里に録画させていた映像データをお見せする。

 

 そこには「もういいから! 合意だから入れて!」と、自ら腰を上げる松下が写されており、松下が真っ赤になって起き上がろうとした――が、手錠のせいで動けない。

 映像を見せながら、「これのどこがレ〇プなのか教えてほしい」と真顔で言うと、「ごめん。私が悪かったから止めて!」と、謝ってきたので許す。まぁ、悪いのは100%オレなのだが――

 

 それに、オレはキスだけはしていない。

 

 そもそも、オレが自分からキスすることは滅多にないのだ。基本的には相手から求められないとキスはしない。

 

 例外だったのは、一之瀬と堀北だけだ。

 

 一之瀬の場合はしないと白波が納得しなかったし、堀北の場合はオレに依存させるために必要な行為だった。あの二人以外はしていない。雪ですら、自分から求めてくるまではしなかったのだ。

 

 ただ、まぁ松下はどうなるかな。

 

 半レ〇プみたいになってしまったが、一応同意は得ている。ただ、改めて冷静になると、快楽落ちなんて漫画みたいなことは不可能だと途中で察した。

 だが、まぁ、この映像がある限り、松下も迂闊なことはしないだろう。まだ四回目のディスカッションまでは時間もあるし、ここまで来たら開き直ってもう少し松下を愉しみたい。

 

 と、いう訳で、まだまだ元気なTレックスを見せつけると、松下もオレの要求を理解したようで、「もう逃げないから、これ外してくれないかなぁ。意外と痛いんだよね」と手首にはめられた手錠を首で差す。

 

 いいだろう。逃げたらどうなるかはわかっているだろうし、そもそも松下の能力ではオレから逃げられるはずもない。

 

 だが、手錠を外すと同時に、ぎゅっと松下が抱き着いてきた。まさか反抗する気か――と、思ったが、抱きしめられるだけでそれ以降は何もない。

 オレが黙っていると、「抱きしめるくらいはしてよ」と甘くささやかれたので、こちらからも抱きしめる。

 

 そのまま目を閉じたので、ゆっくりと顔を近づけた。「いいのか?」などと無粋な確認はしない。この距離で女が男の前で目を閉じたということは、そういうことだ。

 

 ――まさかの快楽落ち成功だった。 

 

 

 

◇◆

 

 

 

 そんなこんなで4回目のディスカッション。

 

 松下と愛里を交互に可愛がり、竜グループへと向かった。とはいえ、話し合いは既に終わっているので一時間を待つだけだ。

 

 しかし、少し気が緩みすぎているので、改めて引き締めていく。この調子で軽井沢攻略まで失敗したら目も当てられん。松下の件を教訓に、浮かれ気分を払拭する。

 

 それはそれとして、一之瀬が暇つぶしにトランプを持ってきたので、暇な時間をそれで潰した。

 龍園はPPをかけるなら参加すると言ってきたが、流石に誰も相手にしていない。Aクラスもスルーだったので、主にBクラスとDクラスで楽しく過ごしている。

 

 ディスカッションの後は、お馴染みとなりつつあるB、C、Dクラスの合同会議の時間となった。

 

 どうやら予定通りに、龍園が優待者の法則に気付いたようなので、そのまま黙って話を聞いていく。龍園が口にした法則は、オレがDクラスに話したものと同じものだった。

 

 しかし、龍園は真剣な表情で、「これで優待者がわかったが、まだ100%って訳じゃねぇ。メールを送るのは、もう少し吟味してからだ。次のディスカッションで答えを出す」と言って出て行く。一之瀬や桔梗も、すぐにメールを送るのは早計だと思っていたようで、それに納得の声を出している。

 

 同時に、オレの携帯に堀北から電話がかかってきた。出ると、「緊急事態よ」と、焦ったような堀北の声が聞こえる。

 そういえば、4回目のディスカッション前にもメールが来ていたが、松下を可愛がるのに忙しくて無視してしまっていた。

 

 聞けば、今回のディスカッション終了後に、軽井沢が真鍋たちCクラスの女子に捕まって連れていかれてしまったらしい。確か、原作では非常階段の辺りで問題を起こしていたんだっけか。

 

 走りながら、堀北から事情を聴く。

 

 どうやら、3回目のディスカッションでは特に何もなかったようだが、軽井沢は町田という盾を手に入れて気が大きくなったのか、4回目のディスカッションで真鍋たちとまた揉め事を起こしたらしい。

 

 ディスカッションの後、真鍋たちが仲間を3人引き連れて軽井沢の後を追ったことで、まずいことが起きると予感したのか、今は幸村や博士と一緒に非常口の様子を見ているという――と、話していると、オレの視界にも非常口に待機する堀北たちの姿が見えた。

 

 結構な速度で走って来たからか、ついて来られたのは雪だけか。

 

 オレたちの姿を見つけると、堀北がホッとした様子を見せるが、幸村はもう我慢ならないとばかりに扉を開けて中に入っていく。仕方ないので、オレと雪も後に続いた。

 

「あ、綾小路くん! 助けて、こいつらあたしを強引に拉致して暴力を振るってきたの!」

 

 幸村のすぐ後ろにオレの姿が見えたことで、縋るようにそう近づいてくる。クラスでもオレは桔梗や平田の参謀役だからか、軽井沢の中でも評価も高いようだ。

 

「本当か?」

 

 助けを求められた以上、無視は出来ない。一歩前へ出て、真鍋たちを威圧していく。

 

「……軽井沢さんとリカの問題で手を貸してるだけ。彼女、夏休みに私たちの友達と揉めたのよ」

「そうか。で、そのリカとやらはどいつだ? 揉めているなら、当人同士で解決すればいいだろう。集団で囲う必要はないはずだが?」

「それは……」

「まさか、当人はいないのか? なら、お前たちは何に手を貸している? 今の状況は、集団で軽井沢を追い詰めているようにしか見えない。この学校がいじめに厳しいのは知っているはずだ。退学したいのなら止めはしないが?」

「……あんたには関係ないでしょ」

「そうだな。なら、このまま続けると良い。オレたちが見ている前でも、同じことが出来るならやってみろ」

 

 そう言われると、真鍋たちも引き下がるしかないだろう。実際、当人の諸藤がいないのであれば向こうの言い分は通らない。

 

 真鍋は苛つきを隠すこともせずに舌打ちすると、この場から立ち去っていく。

 

「絶対リカに頭下げさせるから」

 

 だが、最後に真鍋はそう捨て台詞を残した。見た目だけならそう悪い女ではないし、友達思いな奴ではあるのだろうが少々毒気が強すぎる。

 

「大丈夫か、軽井沢」

「う、うん。ありがとう、綾小路くん……」

「随分と恨みを買ったようだな。もし、オレで役に立てることがあれば、いつでも言ってきてくれ。男に言いにくいなら、雪も話を聞いてくれるだろう」

「……うん。ありがとね」

 

 そそくさと軽井沢が立ち去っていく。

 

 真鍋が実力行使に出てきた以上、軽井沢は平田を頼るだろう。だが、平田は決して軽井沢を贔屓しない。

 軽井沢が真に平田の彼女ならば話は別だったかもしれないが、あいつらもオレや一之瀬と同じ恋人のフリをしているだけだ。原作通り、平田は和平策を取って来る。

 

 そして、軽井沢はそれを受け入れない。事態の解決のために、平田はオレを頼ってくるはずだ。その時が、軽井沢を食べるチャンス――

 

「全く、軽井沢はいつも迷惑ばかりだ……」

「典型的なツンデレでござるが、拙者たちにはデレを見せてはくれないでござる」

 

 逃げるように走っていった軽井沢を見送ると、幸村や博士がそう声を上げた。

 実際、傍にいた二人には目もくれずにオレに助けを求めたのが気に入らないのだろう。

 

「随分と優しい声をかけていたわね、ご主人様」

 

 堀北も、オレにしか聞こえないくらいの音量でそう声をかけてくる。自分とパターンが一緒だからか、オレが軽井沢を狙っているのに気付いたのかもしれない。

 

「堀北、連絡助かった。もし、仲裁を失敗していたら須藤の件のようになっていたかもしれない。そういう意味でも、オレを呼んだのはナイスだ。成長しているな」

 

 と、誤魔化しながら堀北の頭を撫でる。

 

 本人は恥ずかしそうにしながらも、「私では騒動を大きくするだけと思っただけよ」と、プイっとそっぽを向いた――が、撫でられる手を跳ね除けようとはしない。

 

「ツンデレキター!!」

 

 と、博士も大盛り上がりだ。

 

「幸村と博士も気が気じゃないだろうが、この件はオレが平田にも伝えておく。なるべく穏便に解決するから心配するな」

 

 そう言って、幸村と博士とも別れた。

 

 続けて、桔梗に連絡して、真鍋の連絡先を聞く。あいつの情報網は一之瀬のようにクラスだけではなく、外まであるのが強みだ。真鍋の連絡先も当然のように知っているだろう。

 

 後は、原作のように真鍋の復讐心に火をつけてやるだけだ。後は平田だが、原作通りなら2時頃に動くはずなので、時間になった時にでも部屋の外で待機しておけばいい。

 

 明日には軽井沢が食える。

 

 そう考えると、静まったはずのTレックスが力を取り戻してきた。俺は軽井沢が一番のお気に入りだったみたいだからな。

 

 まだ時間まで余裕があるので、雪と共に部屋に帰ってTレックスを鎮める。思えば、やはり雪はオレの一番のお気に入りだけあってどうしても贔屓してしまう――だが、それだけに雪だけはオレを絶対に裏切らない。

 

 オレへの愛が一番大きいのは雪だ。

 

 故に、雪は何でもしてくれる。セフレたちの仲を取り持ってくれるのもそうだし、オレの要求には何でも応えてくれた。最後まで意識を失わないのは雪だけだ。他のメンツは、どうしても体力がなくて途中で力尽きる。

 

 お前が愛を求めるなら、愛を返そう。それが形だけのモノだとしても、お前はオレを拒絶できない。ずっと、そうなるように仕込んできた。そう物語を作った。

 

 雪はオレの理想の女だ。

 

 普通、自分に従順な女など飽きてしまうものだが、雪だけはどれだけ一緒に居ても飽きが来ない。雪自身も、オレに捨てられないように毎日努力を続けているからだ。

 

 オレは、原作のオレのように人間の成長などには興味ない。その物語は俺の記憶でもう知っていることだ。既知をなぞる意味はない。未知こそが全て――だから、オレは女を集める。それは原作のオレがしなかった、色欲の世界だ。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 深夜2時、部屋の前で待機していると、中から平田が出て来た。たまたまを装って平田に合流すると、向こうもオレがわざわざ来たと気付いたようで、原作同様に同行していく。

 

 合流相手の軽井沢は、平田がオレと一緒なことに驚いていたが、先程助けたこともあって原作程嫌そうな顔をしていなかった。

 こうしてみると、原作の事なかれ主義のオレは何がしたいのか本当にわからないな。別に能力を多少明かしても、姿は十分隠せるだろうに。

 

 と、思っていると、平田と軽井沢が揉めていた。

 

 やはり軽井沢は、原作通りに真鍋たちを武力で排除してくれと平田に頼んでいて、平和主義者の平田は会話で解決しようと訴えている。

 両者の言い分は平行線で、どちらも引かない。最終的には、原作通りに平田が「僕らは本当の彼氏彼女じゃない。付き合うフリをするのは構わないけれど、君一人に肩入れすることは絶対にしない」と言い切っていた。

 

 オレがいる前でそこまで口にすると思わなかったのか、軽井沢が怯んだように言葉を止める。

 

 続けて、平田は軽井沢が謝ろうとしていたと真鍋たちにも伝えるとも言ったが、そんなことをすればせっかく築き上げてきたクラスカーストが下がるだけだ。軽井沢にしてみれば受け入れられる話じゃない。

 

 最終的に、平田が自分を助けてくれないとわかると、軽井沢はヒステリーを起こしたように、「今日で関係は終わり! 終わりよ!」と叫んで走り去っていく。

 

 その後、平田から軽井沢が過去に虐められていた事情と、虐めから守るために彼氏役をしていることを聞いた。

 その際、平田自身も過去に虐められていた幼馴染を無視して自殺に追い込んだ話も聞いている。流石にその後、虐め撲滅のために暴力に走った話までは聞かなかったが、とりあえず今手に入る情報としては以上でいいだろう。

 

 明日――いや、正確には今日だが、試験のインターバルで何もない日だ。

 

 龍園や一之瀬は、優待者の法則が間違っていないかの細部を詰めるだろうし、Aクラスは動かない。後は平田に軽井沢を呼び出して貰えば、全ての条件が揃う。今から軽井沢を食べると考えると、Tレックスが今にも顔を上げそうになっていた。

 

 

 

◇◆

 

 

 

 朝になると、平田を経由して軽井沢に16時に機関室に来るように連絡を入れさせた。また、別アカウントを作って真鍋に連絡を取り、原作のように軽井沢への虐めを強要させる。

 

 最下層の機関室は誰も来ない。

 

 原作のように真鍋たちはストレスを発散させるだろう。オレはそれを映像として録画するだけでいい。そして、心が折れた軽井沢に救いの手を差し伸ばして美味しく頂く。

 

 駒はもう十分揃っているから、軽井沢はセフレで良い。勿論、状況によっては使うかもしれないが、基本的には桔梗が居れば事は足りるだろう。

 

 こうやって、俺でいう所の原作キャラを落とすのを考えるのはオレに精神的興奮と快感を与える。性的なものとは別物だ。これを味わうために、オレはこの学校で生活していると言ってもいい。

 

 時間が来るのを子供のように今か今かと待つ。

 

 そして、16時になり、機関室に軽井沢が入り、真鍋たちが入っていくのを確認すると、軽井沢が苛めを受ける現場を録画していく。原作通り、真鍋たちは場の空気に呑まれて残虐性を出し始めた。楽しそうに、過剰と言える暴力を振るっている。

 

 この日が来るのをずっと待っていた。

 

 しばらくして、満足そうに真鍋たちが立ち去っていくのを確認すると、機関室に入っていく。どうやら相当手酷くやられたようで、軽井沢は蹲っていてオレが来たことにも気づいていなかった。

 

 声をかけると、いるはずのないオレがいることに驚いている。そのまま、軽井沢が泣き止むまで待つ――原作でも言っていたが、人は暗く閉鎖的な場所に二人きりの状況が続くと自然と距離が縮まっていく。

 普段嫌い合っている者同士でも、心理的に一時的に距離が縮まるのだ。まぁ、この世界のオレはそこまで軽井沢と仲が悪い訳ではないけどな。

 

 ちなみに、これは無人島試験で、伊吹や堀北相手に使用した心理的なテクニックであり、普段セフレたちとのピロートークで仲が深まるのも同じ理由だろう。

 

 泣き止んだ軽井沢に手を差し伸べると、応じて立ち上がる。平田が来られなくなった話をし、何があったかを聞くと、憤慨したようにオレに真鍋たちへの仕返しを要求してきた。

 

 だが、主導権を渡すつもりはない。

 

 軽井沢が苛められていた過去を暴露して、会話の主導権を奪い返していく。オレが自分の過去を知っているとわかると、軽井沢はわかりやすく動揺した。

 虐められていた過去をばらされれば、今の立場を失う可能性がある上、何を要求されるかわからない――そう考え、逃げようとする軽井沢を掴むと、当然のように「股を開け」と命令する。

 

 軽井沢はこちらを睨むも、ゆっくり足を開いた。

 

 原作のオレはここで何もしなかったが、オレにしてみれば据え膳だ。ここは基本的に誰も来ないし、このまま軽井沢を頂くには十分な環境だろう。

 

「あたしは認めない……あんたなんかに虐められてる訳じゃない……ただ弱みを握られてめっちゃくちゃされてるだけ。好き勝手やりたいだけの変態にね!」

「そうか。ならば、その変態の味をじっくり味わえ」

 

 そう言って、Tレックスを解放する。

 

 流石に大きすぎるようで、「お、大きい」と軽井沢も声を出した。どうやら見るのは初めてでなさそうだが、俺ほどのサイズを持つのは高円寺くらいのモノだろう。

 

「んっ、べ、別にいい。そうやって、っ、力でねじ伏せられるのはっ! は、初めてじゃっんっ、ない、から……」

 

 軽井沢の首筋にキスをしながら体をまさぐっていく。力づくで無理矢理はあっても、こうやって快感を与えられるのは初めてのようで声が漏れている。

 

「……ねぇ、あんた知ってる?」

 

 そう問われたので、手を止めて顔を見た。

 

 軽井沢もオレを見る。その目には鏡のように反射したオレの無感情な顔が映り込んでいた。

 

「自分の力ではどうしようもない現実を突きつけられた時、人は抵抗するのを諦める。ああ、私は捕食される。ただ、そう無機質に考える。泣き叫ぶことも、暴れることも、何もかも出来なくなって……ただただ受け入れる」

 

 そう言って、軽井沢は自らスカートをたくし上げて下着に手をかけた――が、オレは自分で脱がせる派なので、手を止めてそのまま丹念に解していく。

 

 続けて、過去にあったのかを聞いた。

 

 軽井沢が我慢するのを聞きながら、ゆっくりと過去に有った苛めの数々を聞いていく。

 口にはしなかったがレ〇プもされたのだろう。力づくで捕食されるなんて言い方は他にしない。無理やり入れられたことくらいはあるはずだ。

 

 だが、それ以上に軽井沢は、自らの脇腹についた深い傷がトラウマのようで、オレが制服を引き上げて傷を晒すと、呻くような声を上げた。

 

 その傷を撫でるように、くすぐるように、刺激を与えていく。傷という敏感な個所は性感帯にもなり得る。今まで味わったことのない刺激に、軽井沢も耐え切れず顔が歪む。

 

「そうそう。お前に言い忘れていたことがあった」

「っ、言い忘れてたこと……?」

「これからお前を頂くわけだが、勿論代金は払う。これから先、お前はオレが守ってやる。平田や町田よりも確実にな。手始めに、真鍋たちも、もう二度とお前に関わらなくなるようにさせてやろう」

 

 そう言って、携帯を取り出し、軽井沢を暴行していた現場を撮影した映像を見せる。

 

「この映像の一部を画像にして送れば、もう関わろうとはしてこないだろう。他にも何かあれば助けてやる。代わりに、今日からお前はオレの奴隷だ」

「……奴隷」

「勿論、手荒く扱いはしない。お前がオレに従順ならば、お前の平穏は守られる。今も、昔のような暴力的な扱いはしていないだろう? 気持ちよくしてやるさ……」

 

 再び、手を動かすのを再開していく。

 

 軽井沢はおそらく愛のある行為をしたことがない。性欲の発散くらいにしか使われてこなかったのだろう。だから、性行為を暴力と同じくらいにしか考えられない。

 

 だからこそ、ここで教え込む。

 

 これまで数多の原作キャラを攻略してきたオレの技術で、軽井沢に快楽という未知の快感を教え込んでやる。オレに依存して動けないように変えていく。

 

 元々、軽井沢は人に寄生するしか出来ない寄生虫のような女だ。オレという宿主を得れば、もう離れられなくなるだろうが、快楽が混ざればそれは顕著になる。

 

 丹念に解した所で、Tレックスを投入した。

 

 今まで体験したことのないサイズ――そして、解し切ったことで痛みはなく、突き抜けるような快感だけが軽井沢を襲う。「知らない! こんなの知らないっ!」と叫ぶ軽井沢を支えるように抱きしめていく。

 

 軽井沢が自らキスを求めた。

 

 求められたのなら応えよう。

 

 互いに唇を合わせて、何も考えずに動いていく。暴力的に受け入れるのとは全く違う感覚に、軽井沢ももはや何も考えられないようで、その体が震える。瞬間――Tレックスも興奮したように火を噴いた。

 

 

 

 




 原作との変化点。

・松下を時間一杯まで可愛がった。
 愛里と一緒に死ぬほど可愛がった。地味に快楽落ちさせたのは初めてだった。

・龍園が優待者の法則に気づいた。
 理由については別サイドで。

・ディスカッション後、軽井沢が襲われているのを助けた。
 軽井沢から助けを求められた。クラスでもリーダーをサポートするポジにいるので、軽井沢の中でも清隆のカーストは高い。

・軽井沢は非処女。
 独自設定。賛否あるかもしれないけど、この小説では非処女。原作読んでいて、これで処女は流石に無理があると判断。処女厨はごめんね。

・軽井沢を食べた。
 誰も来ない以上、食べない訳がない。一之瀬の時と一緒で、私を食べてと言っているようなもの。一瞬で快楽堕ちしている。



 今話の登場人物一覧


・綾小路清隆
 何とか松下を快楽堕ちさせた。念のために動画でも脅している。また、原作通りに軽井沢を追い詰めて食べた。おいしい。

・椿雪
 三日目の休みで、松下と接触していろいろ話している。快楽落ちと聞いて困惑していたが、思ったよりも好意的で助かったと安堵していた。

・堀北鈴音
 軽井沢のピンチを見て、清隆に連絡を入れた。また、途中で乱入しそうな幸村や博士を宥めて、現場の写真を撮っている。清隆に判断の良さを褒められてツンデレした。

・佐倉愛里
 松下と一緒に可愛がられた。ディスカッションに向かう途中、松下が仲間になって嬉しいと喜びを露にしている。

・櫛田桔梗
 堀北の呼び出しを受けた清隆の後を追うも早すぎて付いていけなかった。

・軽井沢恵
 原作通りに清隆に屈した上に食べられた。ちょっと優しくしてやったらコロっといっている。

・松下千秋
 まさかの快楽堕ち成功。ぶっちゃけ、途中から冷静になった清隆自身も無理だろうと諦めて佐倉を抱いていた。しかし、元々スペック的に悪くないと思われていたことと、夜のテクニックがAだったことで奇跡が起きた。

・一之瀬帆波
 頑張って法則性を探していたが見つからずに龍園に先を越されたことが少し悔しい。

・真鍋志保
 サブヒロイン(?)気づかないうちに清隆の掌の上で踊らされている。藪、山下、諸藤も同じ。

・平田洋介
 軽井沢の問題を解決するのに清隆を頼った┌(^o^┐)┐

・龍園翔
 優待者の法則に気づいた。勿論、龍園自身が気づいたのではなく、気づいたのは別の人物。

・幸村
 軽井沢を助けようとしたが、軽井沢自身に完全に無視された。正義感がから回った形。

・博士
 ツンデレキター!!


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。