生徒会に入った俺、今日はその初仕事だ。
「なぁ、彰。ほんとに生徒会がやる事なのかよ。」
「人が足りないから我慢しろ。」
「だってなぁ~」
俺は辺りを見渡す。
「こんなにあるんだぜ?終わるのかよ?」
「終わらせるんだ、司文句ばっか言ってないで手を動かせ。」
「へーい」
なぜ俺が文句を言ってるのかというと
「秋山君!司君!喜んで!記念すべき初仕事だよ!」
会長の声が生徒会に響く。
「はぁ?」
「会長その初仕事の内容は?」
「よくぞ聞いてくれました!二人には“図書室の大掃除”をやってもらいたいの!」
「図書室のすかそれなら図書委員がやれば?」
「う~んとね、大掃除だから人が足りないの。皆部活とかで急がしいからね。」
「でも俺等二人だけっすか?瑛花と優奈ちゃんは?」
「その二人にはね“各部活の見回り”をしてもらってるよ。
男の子より女の子がした方が効率良いからね。」
「なるほど。でももう一人のメンバーは?」
「“雅人君”は家の用事で早退してるの。」
「そうなんですかなかなか会えないな。」
「一緒の生徒会なんだすぐ会えるさ司。」
「だな。そういえば“第一生徒会メンバー”は?会長の他見てないっすよ?」
「あぁ、他の子達は“別件”を頼んでるよ。“副会長の一人”は負傷して入院中。」
「入院?大丈夫なんすか?」
「馬鹿みたいに回復してるから大丈夫だよ~。さっ!初仕事頑張ってね!」
「了解っす。」
「わかりました。」
「こんなに大変だと思わんかった~」
「順番にやってればすぐ終わる。そっち持ってくれ司。」
「はいよ~」
彰に言われ机をもちあげる。
すると本が落ちる。
「おっ!これは……」
俺が見た者は
「司?なっ!?」
「なかなか良いですな~」
グラビア写真集だった。
「というか誰だよ学校にグラビアもってきたのは……おぉ!」
写真集を拾いページを捲る俺。
「つっ司!早く掃除するぞ!」
「ちょっとぐらい良いじゃないか。彰も見るか?」
「みっ見ない!」
「おやおや~彰は興味ないのか~?」
「いや、そういう事では…………」
「なら少しぐらい見ようぜ?」
「少しだけだからな!」
彰の奴、実はムッツリだな。
「……………………」
「……………………」
俺等二人は無言で写真集を見る。
「なぁ?彰この子可愛いくないか?」
「あぁって………………“夏美”!?」
「知り合いか!?」
「いやっその……………………」
「良く見たら“秋山夏美”?まさか彰!?」
「あぁ、妹だよ…………」
「へぇ、妹さんグラビアやってるのか凄いな。」
「俺も知らなかったんだよ。」
「マジで?」
「あぁ。何やってんだよアイツ…………」
彰が怒ってる?
「彰?」
「はぁ…あとで電話するか……なんだ?」
「やっぱ、反対だよな自分の妹がグラビアでてるのって。」
「それもあるがアイツまだ“中2”だよ。」
「嘘!?そうみえないけどな……」
「大人っぽく見えるからな。」
「そっか……」
「司、その写真集俺がもってても良いか?」
「俺のじゃねぇけど良いんじゃね?妹さんに説教するんだろ?」
「説教とまでいかないが一応な。」
「俺も義妹がいるから気持ちわかるぜ複雑だよな。」
「まぁな。掃除再開するか。」
「だな!」
俺達は掃除を再開した。
一時間程で掃除が終わる。
「ふぅ~片づいた~」
「ふぅ。」
俺と彰は一息つく。
「おっ終わったみたいだね~ご苦労さま~」
会長が図書室に入ってくる。
「会長疲れました~」
「体力ないぞ~司君。今日はもう上がって良いよ~」
「了解っす。」
「お疲れさまでした会長。」
「うん、お疲れさま~。そんで司君ご褒美の件なんだけどぉ」
「まだ言いますか!」
「えぇ~まだ決めてくれないんだもーん。気になるじゃん。」
「また今度で!じゃ!」
「あっ逃げた~」
「会長それではまた明日。」
「うんまた明日~。」
[外]
「終わったしどうっすかな~あっ彰!一緒に帰ろうぜ!」
「あぁ、良いぞ。」
「彰の家って何処等辺なんだ?」
「桜公園の近くのアパートだ。」
「おっなら方向同じだな。」
「あぁ、俺バイクなんだが司は?」
「俺歩きだわ。」
「乗るか?」
「良いのか?」
「問題ない。」
俺と彰は駐車場に向かった。
「これが俺のバイクだ。」
「そのバイク…………そっか!義姉さんが言ってたのって彰の事だったんだな!」
「ん?あぁそうか元々司のバイクだったんだなありがとな。」
「良いって良いって乗り心地はどうだ?」
「最高だ。」
「そっか!良かった!」
「どこかよる所あるか?」
「いや、ないぜ。」
「わかった。」
<<キー!>>
彰はメモリをバイクに差し込みエンジンをかける。
「行くぞ。」
「あぁ!不思議な感じだ自分が乗ってた
バイクを他の人が運転するなんてしかも後ろに乗るんだぜ!」
「しっかり掴まれよ。」
「言われなくても!」
彰はバイクを走らせた。
「なっ!彰!あれって?」
「ん?」
道の途中で何やら騒がしい声が聞こえた。
「彰!行ってみるか?ってうわぁっ」
喋べってる最中に彰はバイクを走らせた。
かなり飛ばしてるぞ彰の奴。
あっという間にその現場についた。
「なぁ!なぁ!良いだろ!少しだけだからさ!」
「そうそう!すぐに終わるって!」
「放して!」
一人の女の子が複数の男子に絡まれてる。
「あそこみたいだな…………うおっ!?」
複数の男子に向かって彰はバイクを走らせる。
「うわっ危ねぇ!おい!てめぇ!何しやがる!」
「……………………」
「何か言えよ!」
「吠えるなうっとうしい。」
「んだと!コラァ!」
「おい、兄ちゃん調子乗んなよ!」
マジかよ…………
囲まれてるぞ!
「なぁっ彰!」「“彰兄”!?」
俺が喋ベったと同時に女の子が言う。
「“夏美”無事か?」
「まだ平気!」
「なるほどな…………妹さんだったか。」
納得いったぜ彰が飛ばした理由。
よく見えたな。
「その子のお兄ちゃんってかぁ!?」
「ひゅーひゅー良かったでちゅね―」
うわ、腹立つなコイツ等。
「もう一度言う、うっとうしい。」
「やんのかコラァ!」
「生意気なガキだぜ!やっちまおうぜ!」
「「イェーイ!」」
「ちっ………うっとうしい奴等だ………司、夏美を頼む。」
「あぁ!夏美ちゃんこっち!」
「はっはい!」
俺はバイクから降り夏美ちゃんを確保する。
「おいおい逃げるのか!?」
「弱虫!」
腹立つ~!
ぶん殴りたくなるぜ。
「はぁ……………はやくこいよ。虫ケラ!」
「このガキ!」
「マジ殺す!」
男達が彰に向かって殴りかかるが彰はヒラリとかわす。
「よけんなよ!この!」
「………………そんだけか?」
「ちっ野郎共!かかれ!」
「おらぁ!」「このぉ!」
「…………」
彰は全てをヒラリとかわす。
すげぇな彰の奴。
「もう終いか?とっとと失せろ。」
「ガキィ!」
男の一人がメモリを取り出す。
「ガイアメモリ!?彰!」
「大丈夫だすぐに終わる。」
「後悔させてやる!」
<<バイオレンス!>>
<<マスカレイド!>>
リーダーの男がメモリを体に差し込んだと同じに他の男共もメモリを差し込んだ。
「どうだ!びびったか!」
「全く。」
「この!」
ドーパントとなった男は彰に攻撃をする。
「彰兄!」
「大丈夫だ夏美。すぐ終わる。」
「でもぉ!」
「司!これを夏美に差してくれ!」
彰は俺に向かってメモリを投げる。
「なるほど!夏美ちゃんちょっとくすぐったいよ!」
<<スリープ!>>
「えっ?…………んにゃ………」
「よっと!こっちはオーケーだ彰!」
「あぁ…………これで加減しなくてすむ。」
「何をゴチャゴチャと!」
「先に言っておくが腕の一本ぐらい覚悟しろよ…………」
「はぁ?何言ってんのコイツ?」
「…………変身!」
彰は“腕時計”を押し姿を変える。
「あれが彰のライダーの姿…………」
体の様々な部分に1~12のそれぞれの数字が描かれている。
「罪を償え…………はぁ!」
バイオレンスドーパントの攻撃を受け流しカウンターパンチをお見舞させる。
「ぐあぁ!」
「どうした?もうへばったのか?」
怯んだ隙に更にパンチを加えていく。
「かっかかれぇぇぇ!」
他の奴等も彰にかかってくる。
「邪魔するなよ…………」
マスカレイドドーパント達に蹴りを喰わえていく。
「順番だ……そこで待ってろ…はっ!」
へばったてるバイオレンスドーパントを一方的に投げる彰。
「ぐぁっあぁ!悪かった!もうっぐあぁ!」
「五月蝿い…」
「うわぁ!!!ぐはっ」
「……くっ」
見て慣れない。
そこまでする必用があるのか。
「さっきまでの勢いはどうした?」
「ぐあぁ……うっ…」
喋ベれる力が残ってないバイオレンスドーパント。
「つまらん……」
<<1:11!グランドパンチ!>>
彰は腕時計のスイッチを押し握り拳を作る。
「やっやめてくれ!」
「………散れ」
「くそったれ!変身!」
<<ディケイド!>>
俺はディケイドメモリを押しセカンドドライバーに差し込む。
「間に合えぇぇぇ!」
俺は全力で彰に向かっていく。
「何!?ぐはっ」
「ぐぅっ……間に合った!」
勢い良く彰に突進。
「ひぃ!?」
バイオレンスドーパントはディケイドが登場した事に驚き四つん這いで逃げてく。
「人間じゃねぇ!」
他の奴等も一斉に逃げだした。
「司……何で邪魔する!?」
「見てられなかっただけだ!」
「何だと!?」
「あんなのなんてただの暴力だ!」
「暴力?違う制裁だ。」
「いいや、違うな。誰がどう見ても暴力だ!」
「制裁だ!」
「暴力だって言ってんだろ!」
「わからないのか司には!メモリを使って悪用する奴には制裁が必用だ!」
「だからって!行き過ぎたら暴力だろ!」
「何でわからない!?」
「わからず屋はそっちだ!」
「なら……」
<<モード2!ソード!>>
剣を召喚する彰。
「やる気か?」
俺は無意識に腰についてる剣を引き抜く。
「こんなのあったんだな……こいよ!彰!」
「言われなくてもそのつもりだ!」
俺と彰は剣をかまえる。
「はぁ!」「うらっ!」
互いに剣で切りかかる。
「せい!やぁ!」
「ぐぁ!?」「ぐはぁ!?」
何者かに切られる俺達。
「そこまで!続けるなら私が相手になるよ?」
「その声は……会長?」
「会長…………」
「私!参上ってね。仲間割れは感心しないな~。二人共変身を解いて。」
「いやでも!」
「聞こえなかった?変身を解けって言ったんだよ司君。」
静かな声で言う。
俺はディケイドメモリを引き抜き変身を解く。
「秋山君も。」
「はい…………」
彰も時計のスイッチを押して変身を解く。
「素直でよろしい。」
会長もメモリを引き抜き変身を解く。
「だいたいは察しがつくげど詳しい話は明日聞くよ。
今は秋山君の妹さんの件でしょ?秋山君は妹さんを連れて帰りなさい。
司君は私が送るから。」
「わかりました。」
彰は夏美ちゃんをバイクの上に乗せ押して帰る。
「さて、司君。私達も帰るよ。」
「はいっす。」
会長に言われ俺達も帰宅する。
[???]
「はぁっはぁっ何だアイツ等人間じゃねぇぞ!」
逃げてきたバイオレンスドーパント達。
「その姿で言っても説得力ありませんよ?」
「何だ?可愛い嬢ちゃんじゃねぇか。」
「胸もナカナカっすね。」
「痛い目にあったのに懲りない方です。
もっと痛い目に合わないといけないみたいですね。」
<<9・1・3!Standing by!>>
「変身!」
<<complete!>>
「さぁ?逃げるなら今の内ですよ?」
「っは!たかが一人だぜ!かかれ野郎共!」
「「おー!」」
「威勢だけは良いですね。でも、遅い。」
「ぐぁっ!?」「うわぁっ!?」「あぁっ!?」
「たかが低級メモリの力だけで私に敵うとでも?」
「おらぁぁ!」
「力任せの攻撃は単純で助かります。」
「ぐぁっ!!!」
「邪魔なんですよ、メモリを使って悪さする方達はね。」
「こっコイツもバケモノ!」
「酷いですね、人間をバケモノ呼ばわりするのはじゃ、消えてもらいましょうか。」
<<Ready! Exceed Charge!>>
「でぇぇぇやあぁぁぁ!」
「うわぁ……………………」
Χの紋章が浮かびその場に倒れるバイオレンスドーパント。
「あとは“組織”に任せますか。私も帰ろうっと。」