晴れてつぐみと付き合う事になった俺。
今日は遊園地デートだ。
「司~」
「どうしたつぐみ?」
「大好き~♪」
「こやつ~」
他の人達からはバカップルに見えるかもしれないがそんな事は関係ない。
「そう言えば、大樹君大丈夫かな?」
「ただの“風邪”だろ?」
バレンタインの日以降、大樹は“風邪”で学校を休んでいる。
「単位とかさ大丈夫かなって?」
「アイツなら大丈夫だろ。そんな事より今は遊園地を楽しむぞ!」
「うん!」
こんなに幸せだとは思わなかったな。
心が満たさせる。
「司~アレ乗ろう?」
「ん?あぁいいぞ」
つぐみが指刺したのは絶叫系のアトラクションだ。
その後はお化け屋敷やメリーゴーラウンドなどで楽しんだ。
「はぁ~楽しかった~。」
「そうだな。」
「ねぇ、司。最後はアレ乗りたい。」
「わかったよ。」
「司………大好き……ちゅ…ちゅっ…んっ…」
「俺もだよつぐみ…………」
俺達が最後に乗ったのは観覧車だ。
二人きりの空間になった途端、つぐみからキスをされた。
大胆だなそんなつぐみも俺好きだけど。
「やっ……司……」
「駄目か?」
「帰ってからね?それに誰かに見られちゃうから!」
「しょうがないな。」
「もぉ~馬鹿。…………あっ、もう終わりだね。」
「本当だ。はやいな。」
イチャついてる内に終わりの知らせが鳴った。
「はぁ~楽しかったね!」
「あぁ、またこような!」
「うん♪」
「バッバケモノーーー!」
「きゃぁぁぁぁぁ!」
「助けてくれー!」
楽しい時間は一瞬だった。
「司!」
「つぐみ!逃げるぞ!」
「そうはさせるかやれ!“ショッカー戦闘員!”」
「「「「「イー!」」」」」
俺とつぐみの周りに全身黒タイツの連中が囲む。
「何なんだよ!お前等!」
「我々は偉大なる秘密結社“ショッカー”だ!人間共を抹消する為やってきた!さぁ、貴様等も殺してやる!」
「「イー!」」
「つぐみ!」
「司!」
俺とつぐみの間を引き裂かれてしまった。
「待ってろ!つぐみ!すぐ助ける!」
「うん!」
「人間如きに何ができる?」
「普通の人間ならな!」
<<ディケイド!>>
「変身!」
セカンドドライバーにメモリを装填しディケイドに変身する。
「ライダーが貴様!やれ!戦闘員!」
「「イー!」」
「うらぁ!そらぁ!」
戦闘員を次々と殴って行く。
「一気に決める!」
<<ディケイド!マキシナムドライブ!>>
「おっと動くな!この女がどなっても良いのか!?」
「ちっ……………………」
「司!」
「やれ!戦闘員!」
「「「「イー!」」」」
「ぐあぁ……………うっ………」
戦闘員の猛攻が開始される。
「司!…………いやっ………司!」
「つぐみ……………ぐっ………」
「ハハハハ!手出しもできまい!殺せ!戦闘員!」
「「イー!」」「「イー!」」
「やめてぇぇぇぇ!………えっ………うっ……そ……?」
「つぐみ?つぐみ!」
つぐみのお腹から剣が突き出る。
「ごめっ……ん………つ……か…さ…………」
「つぐみ!」
「あ…り…がと………だい………すき…………」
つぐみはその場に倒れ、辺り一面が血に染まる。
「おい!つぐみ!返事しろよ…………なぁ!…………つぐみ!」
「どうだ!貴様を殺すと見せかけて女を殺す俺様の策略はぁ!」
“蝙蝠”の怪人が言ったが俺には聞こえない。
「つぐみ……つぐみ………つぐみぃぃぃぃぃ!」
「やれ!戦闘員!」
「「イー!」」
「ぜってぇに殺す!お前等だけは許さねぇ!一人残らず殺してやる!」
どす黒い感情が沸き上がると同時にメモリが黒く染まった。
「変身」
<<ダークディケイド!>>
「うらぁぁぁぁぁ!」
<<マキシナムドライブ!>>
ディメンションキックが戦闘員達に炸裂。
一瞬にして消えさる。
「馬鹿な!」
「安心しろすぐに楽になる。」
「ぐおぉぉぉっ」
右手で蝙蝠の怪人の首を絞め上げる。
「ぐおぉぉっ…………あぁぁっ」
「失せろ。」
「ショッカー…………バンザイ…………」
蝙蝠怪人の全身から力が脱けグッタリとなる。
「雑魚が。」
グッタリしている蝙蝠怪人を放り投げる。
「ハハハハッ…………全て!…………全て破壊してやる!」
[???]
「始まったみたいだね“世界の破壊”が。どうだい?“ディエンド”」
「僕は次の世界に行こうとしたのに何故この光景を見せる?」
「ただの暇潰しさ!」
「悪趣味な“神様”だ。」
「なんとでも言えば良いさ。これで“4回目”かな?」
「あぁそうさ。」
「ククク。君にできるかな?“世界を救う”事が。」
「やってやるさ!」
「その言葉は“何回目”だっけ?」
「……………………ふん。」
「あらら。“転移”したかさて僕も“世界を救う“為に準備するかな。」
[土坂家]
「つぐみ!」
「いったーい!司ぁ!何するの!」
「え?つぐみ?つぐみなのか!?」
「そうだよ!どうしたの?」
アレ確かつぐみが殺されて?
その後は?何があった?
「司、変だよ?」
「なぁ、つぐみ?俺達って付き合ってるよな?」
「なんの冗談?ふったでしょ?」
「そうだっけ?」
「そうでしょ、ほら早く着替えて!外で待ってるから。」
「あぁ、わかったよ。腹減った。」
「寝坊するのが悪い!」
そう言い残しつぐみは部屋を出た。
「う~ん夢だったのか。あっおもいだした」
あの時
「俺は!俺は!」
あんな酷い事をしたのにずっと好きでいてくれた幼馴染み。
ずっと側にいてきれた。
その気持ちに俺は!
1、つぐみの気持ちに答える。
→2、つぐみの気持ちに答えてない。
「…………すまん。」
「やっぱりね…………。」
「本当にすまん。」
「謝んないで!悲しくなるから。バイバイ“司の事を好きだった私”。また明日ね。」
「あぁ。」
これで良かったんだよな?
「司~おっそーい!」
外からつぐみの声が聞こえる。
「今行く!」
窓を開けて言った。
「おいて行くよ~」
「ちょっ待てよ!」
窓を閉めて俺は外に出た。
「もう、時間ないから走るよ!」
「バっバイクは!?」
「嫌。司に抱きつきたくないもん。」
「えっ?」
「ふふ、冗談。事故ったら大変でしょ?」
「そっそうだな。」
地味に傷ついたぞ。
「やぁ、お二人さん。」
後ろから声をかけられる。
「大樹。お前も寝坊かよ?」
「君と一緒にしないでくれたまえ。」
「んだとぉ?」
「二人共!ほんとに遅刻するから!」
「「はい」」
つぐみに怒られた。
「ならば“また”競争だね。今度こそは僕が一番さ。」
「いや俺だな。」
「じゃ~よーいドン!」
つぐみの合図と一緒に俺達は走りはじめた。
[学校]
「やった!一番!」
「はぁっはぁっ二番だな。」
「くっ!ありえない。」
つぐみが一番、俺が二番でビリは大樹だった。
というかよく息を切らしてないなつぐみは。
「お前等~はやく席に着け~」
「先生!?はーい」
「司、良いのか?こっちに来て?」
「え?なんすか?」
「今日は“空野高等学校”に編入手続きしに行くんじゃないのか?」
「はぁ!?なんすかそれ?」
「汐利……土坂先生から何も聞いてないのか?」
「義姉さんから?」
「失礼しまーす。」
一人の女性が教室に入ってくる。
「すっげぇ美人!」
「うわぁ!おっぱいでけぇ!」
「男子サイテ―」
教室がざわつく。
「ねっ義姉さん!?」
「何よそんなに驚かなくても。」
「そういう事より説明してくれよ!」
「まぁまぁ、外で話から。という事で“鷹”。司借りるわよ。」
「あぁ良いぞ。後、名前で呼ぶな!」
「良いじゃない“元カレ”なんだから。司、行くわよ~」
「うっうん。」
俺は義姉さんに連れられて外に出た。
「先生!今のが“元カノ”っすか!」
「初体験はいつすか!」
「士坂の奴、あんな人が姉なのかよ~羨ましい」
「静かにしろ~お前等一斉に喋べるな~」
教室が更にざわつく。
「嘘……司……」
「つぐみちゃん大丈夫かい?顔色良くないよ?」
「えっ大丈夫だよ!」
「そっか。(無理もないかなんせこの僕も驚いてるからね。司が編入なんて“初めて”の事だ。この“世界”はいままでより何かが違うな。)」
「で、一体どういう事なんだよ!義姉さん!」
「落ち着きなさいって。」
「これが落ち着いていらっ」
「ん…どう?落ち着いた。」
「うっうん。」
まさか口を塞がれるとは思わなかった。
「急に“義母さん”から電話があってね司ちゃんを編入させるから~
って連絡きたのよ。」
「マジかよってかまだちゃんづけで呼んでるのかよ母さんは。」
「そんな訳で車に乗って。」
「了解」
[空野高等学校]
「へぇ~結構広いな~」
学校全体が桜高校より倍ぐらいでかいな。
「でしょ?私だってまだ全部覚えてないんだから。」
「うえぇ、そんなにあるのか。」
「んじゃ、書類とかあるから校長室に行くわよ。」
「あっあぁ。」
校長室が緊張するな。
「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。校長先生かなり優しい方だから。」
「そう言われてもな~」
「すぐに分るわよ。失礼します。」
「しっ失礼します!」
まだ心の準備できてないのに義姉さんは躊躇いもなくノックを入った。
それにつられて俺も入る。
「君が司君かどうぞ座って座って!お菓子もあるからね!」
「はっはい」
年齢は40代後半に見えるおじさんが言う。
「まずは自己紹介だね。
この学校の校長をしてます“空沢一(からさわはじめ)”です。よろしく。」
「とっ土坂司です!よろしくお願いします。」
「そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。汐利先生、お茶を淹れてくれるかね?」
「はい、わかりました。」
言われた義姉さんはお茶を淹れる。
「どうぞ。はい、司も。」
「どうもありがとう。」
「どうも義姉さん。」
「さて、司君。まずはお菓子でも食べてリラックスしようか。」
言われた俺はカステラを食べた。
「………美味い!」
「ははは。美味しいだろ?実はね妻の手作りなのだよ。」
「本当ですか!?」
「本当さ。妻はお菓子職人でね。良く学校に持ってくるのだよ。学食にケーキとか売ってるから今度買ってみてくれ。」
「はい、わかりました。」
「そうだ!妻の写真見るかい?自慢じゃないけど美人だぞ~」
そう言い空沢校長は奥さんの写真を見してくれた。
「おぉ~」
かなりの美人さんだな。
というか年下?見た目20歳ぐらいに見えるんだけど。
「司君、実は私と同い年だ。」
「マジっすか!?」
「マジだ。この時なんてねっ」
「ごほん、校長先生?」
「おっと、司君。リラックスできたかい?」
「はい!かなり。」
「それは良かった良かった。さて、これらの書類を書いてくれるかな?」
「わかりました。でも判子が………」
「あるから大丈夫よ。」
「みたいだよ。書き終わったら“生徒会室”に持っていってね。」
「わかりました。」
わからない所は聞いて書類を完成させた。
「よし!これからよろく頼むよ。
わからない事や不満があるなら私や汐利先生に聞いてね。」
「はい!失礼しました!」「失礼しました。」
俺と義姉さんは校長室を出た。
「ね?優しい方でしょ?」
「うん。すげえ良い人だよ!」
「それは良かった。次は生徒会室に行くわよ。」
[生徒会室]
「ここが生徒会室よ。」
「第一って事は他にも?」
「えぇ、第二生徒会室があるわ。今は使われてないけどね。じゃ、義姉さん授業があるから終わったら残ってても良いし先に帰っても良いからね。」
「わかったよ、ありがとう義姉さん。さてと…失礼します。」
俺はノックをし生徒会室へと入った。
「いらっしゃい、土坂司君。ようこそ!空野高等学校へ歓迎するよ!」
テーブルの奥に座ってる女の子が言った。
「これ書類です。」
「うん、ありがとう。急だから驚いたでしょ?」
「はい。今日聞いたので。」
「あはは。汐利先生はおっちょこちょいだな~。」
「えぇ、本当に。」
「そうだ!自己紹介がまだだったね!
私はこの学校の生徒会長の“春風ヒカル”だよ。よろしくね司君!」
「よろしくお願いします。」
俺は礼をした。
「そんなに畏まんないで良いよ~。普段通りの司君で良いよ?」
「普段通りって言われても…」
「う~んじゃ司君。君“普通じゃないメモリ”持ってるよね?」
先程までの明るい会長ではなく真剣な顔で聞いてきた。
「えっ!?」
「やっぱりね。」
「まだ持ってるって言ってもないっすよ?」
「大丈夫、大丈夫。私、知ってるから。」
「知ってるって何を?」
「君が“ディケイドメモリ”を持ってるという事をね。」
「なっ!?」
どうして知ってるんだ!?
誰にも見してないのに。
「知ってるよ私はなんでもね。例えば君が犯した罪とかね?」
「どうしてそれを!」
「ごめんごめん怒らないで。でも、わかったでしょ?
私がなんでも知ってるって言った意味。」
「まっまぁな。」
「うんうん、それが普段通りの君か。」
「で、会長はそんな事を言って俺にどうしろと?」
「協力して欲しいの。」
「協力?」
「うん。“世界を救う”協力。」
「はぁ!?何を言ってるだ?」
「まぁ、君にはわからないか。協力してくれるよね?」
有無を言わせない空気になった。
「もう一回聞くよ?協力するよね?」
「あっあぁ。」
「それなら良かった。もし、断わったら力強くでする所だったよ。」
「なっ…………」
さらっとおっかない事を言う会長。
「改めて!ようこそ!司君。学園生活を楽しんでね!」
こうして新たなスタートとなった。