転移したらオスホシノ(偽)なった件 作:黒服はロリコン
「さて、これからどうしたものか……ユメパイを助けたはいいものの街までどう送り届けるか……」
幸い、遭難していた期間が短かったのか、もしくは脱水症状からそんなに経っていない為か生死に関わるほど重症には至ってはいない。俺がこの世界に来た事で決まった“原作の因果”が崩壊したのであろう。
「これはこれでまずいね……アビドス対策委員会編のストーリーが崩壊しちゃった」
今後の世界にどう影響を及ぼすか、ヘタをすると先生が死ぬルートも可能性もある……変えてしまった事実は変わらない。流石に見捨てるという選択は選べない、一生後悔をしてしまう。
「まあ、“推し”だしな……そうなった時は考えよう」
未来の出来事は後回しして、ユメパイを———
「んっ……」
担いで移動しようと考えたところ、ユメパイが起きていた
目をゴシゴシすると俺の方をじっと見ていた。
「あ………」
どうしよう、気まずいな。原作ではホシノがユメパイにキツイ言葉を言って仲違いしてしまったんだっけ
性別以外、ホシノそのものだから……色々と不味いな。
「…………」
ユメが目を泳がせている。言いたげそうなあるが
口を開かない。こっちも開けない。どう説明しようにも自分はホシノじゃないって言いにくい。
あとコミュ障だし話そうにも相手は可愛い女子高生で推しだ。初めてアイドルの握手会でしどろもどろなった時と同じような感覚だ。
それから、10分経過……
(いや、話しかけてこいよッ!!)
【ユメ視点】
(どうしよ……ホシノちゃん怒ってるよね……コンパス忘れて遭難して、喉が渇いて……気がついたらホシノちゃんが居て……そうだ、誰かに水を飲ませて……ということは
砂漠まで来て助けてくれたのか……)
(話しかけようにも、あんなことになっちゃて……こっちから話しかけようとしても、どう言えばいいか……どーしよ!!)
後輩にここまで心配させて、どう弁解すればいいのか
今のユメは浮かんではいなかった。
一方、オスホシノはユメの事を見て言いたげそうな感じではあるが、コミュ障のせいか上手く話せない。
(そうだ!ホシノちゃんが来ているってことはコンパスがあるはず……!)
「ほ、ホシノちゃん!コンパスは持ってるよね!
ここ圏外だから」
【オスホシノ視点】
ようやく話かかってきた……コンパス?あるわけないよそんなの……いや、確か予備に
「確か……」
リュックの方に手を伸ばし、コンパスを取り出そうとするが
「え?は?」
コンパスの矢印が狂っていた、時計回りでぐるぐると針が止まらず永遠に回りつづけている。
(ナンジャゴレ!!まだ使えるはずだろ!!)
これは元は異世界の代品である為か、コンパスがこのキヴォトスに適応できず、針が止まらず狂ってしまっている……原因は不明だか、何かしらの神秘の影響で引き起こしている現象だろう。
「うへ……コンパス壊れちゃいました……」
コンパスをユメに見せ、無意識にも過去ホシノ口調で答える
「……え?え!?!?!?」
ユメの静寂を切り裂くような絶叫が、あたりに木霊した。
ユメはオスホシノを後輩と勘違いしているよ!
次回の更新は来週の土曜日となります(25日)
選択アンケート貰います。どっち選んでもバッドエンドには行かないので安心してください()
おまけ情報
オスホシノは実年齢は20代あたりだか、肉体年齢は15歳である。
なんらかの神秘の影響であるが、一種の呪いともいえる。
選択
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病院まで連れて行く
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アビドス高等学校まで連れて行く