【舞踏会の行われるパーティー会場。ヴィルシーナ、シュヴァル、ヴィブロスの三姉妹が連れ立って歩く。3人ともきらびやかなドレス姿。慣れない格好に恥ずかしさが表れたシュヴァルだが、隠れることは許されず、姉妹に挟まれて強制的に前へ歩かされる。】
ヴィルシーナ「うふふ。3姉妹揃ってのお披露目よ。会場中の視線が釘付け間違いなしね」
シュヴァル「やっぱりこんな格好恥ずかしいよ」(なんで僕が、女の子の格好を)
ヴィブロス「そんなこと言ってシュヴァち。この間ドレッサールームでお姉ちゃんのドレス隠れて着てたじゃん。鏡の前でふるるってポーズ決めてさ。本当は嬉しいくせに」
シュヴァル「ああ、ヴィブロス。それは内緒だって約束したじゃ――」
ヴィルシーナ「ふふ。良いのよ。シュヴァルが喜んでくれるなら。ほら、シャキッとして前を向きなさい」
【姉妹で話しながら、しきりに下半身の具合を気にするシュヴァル】
シュヴァル(うう、ドロワーズの中に隠した人参が擦れてこそばゆい……。上を向いたら余計に突っ張っちゃうよ)
ヴィブロス(にやにやして)「おやぁ、どうしたのかなぁ。しきりにもぞもぞして」
シュヴァル「べ、別に何ともないさ」
ヴィブロス「そんなこと言って顔が赤いよ~」
ヴィルシーナ「あら、熱かしら。見てあげるわ」
【そう言ってシュヴァルを回廊の柱の影に連れ込む】
シュヴァル「うわ、冷た。そんなところに手を突っ込むな」
ヴィブロス「そう言って。シュヴァちに何かあったら大変だし~」
シュヴァル(布地の上から人参に触れて……。これ以上の刺激は爆発しそうだ)
ヴィルシーナ「息が荒いわ。熱が籠もってるのかしら」
シュヴァル「や、やめ」
【必死に抵抗するシュヴァル。負けじと絡む姉妹】
ヴィブロス「ほら、お姉ちゃん。後ろを取って」
ヴィルシーナ「ええ」
【背後に回り込むヴィルシーナ。羽交い締めにする。シュヴァルを前後に挟むサンドイッチの体勢になる】
ヴィルシーナ「どう、ここね、ここが固く張り詰めてるわ」(強く掴んで)
シュヴァル「それ人参……」
ヴィブロス「シュヴァちだいぶ辛そう。今擦って楽にしてあげるからね」(指で握り、前後に擦って)
シュヴァル「本当に、楽に、なっちゃい、そうです……」
ほわああぁぁぁぁ
<後略>
※シュヴァル君の隠していた人参は後ほど3人で美味しく頂きました。
トレセン学園控室。
「で、何でここに連れて来られたかは分かっているかい。冗談好きのウマ娘」
「ええ、あーし何かしたし?」
シュヴァルのトレーナーは、はぁとため息をついた。
「同人誌のことだよ。シュヴァルにあんなものを教えて。しかも免疫のない状態でいきなりnmmnなんか紹介して、もし悪い影響でも受けたらどうするんだい」
「ええ。それについてはちゃんと『冗談だよ~』って説明したし? はは。て言うかシュヴァル自分の同人誌ゲットしたんだ。意外と好き物じゃん~」
悪びれもしない冗談好きのウマ娘に、トレーナーは再度大きくため息を吐いた。
とそこにかしましい声が2件。
「冗談好きのウマ娘。本読んだわよ」
「ちょっと、これどういうつもり」
「あ、ヴィルシーナとヴィブロス。こんー」
とこんな場にも関わらず冗談好きのウマ娘は気安く挨拶を交わす。
「こんーじゃなくて、ほら、ヴィルシーナとヴィブロスも怒ってるじゃないか。少しは反省を――」
「本当よ。貴方が描いた本『おねショタ総受け』ってあったのに、これじゃ姉妹攻めじゃないの。いやまぁショタシュヴァル君は新たな扉が開けたけども」
「そだよ。私は妹なんだから、おねじゃないよ。タイトルに偽りありだよ~。でも兄シュヴァルを攻める妹は新たな扉が開けたな~」
「あはは。ついタイトル先行して筆の思うまま描いてたらだいぶ逸脱してたし。次の本は皆の意見も取り入れて参考にするんでよろ~」
「頼んだわよ。冗談好きのウマ娘」
「楽しみにしてるからね。冗談好きのウマ娘」
鼻息も荒く冗談好きのウマ娘に訴えるヴィルシーナとヴィブロス。
「ツッコむところそこ!? って言うかお前が描いたんかーい!」