真剣で弟子に恋しなさい!   作:コブー

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ROUND27 義を掲げる騎士

 

〜池谷家〜

 

瞭太の朝は優雅だった。

 

「・・・・・」

 

コーヒー牛乳をゆっくり飲んで落ち着いていた。

 

「何でコーヒーじゃなくてコーヒー牛乳なのよ」

 

伯母がそう言いながら瞭太を見る。

 

「それから時間を見なさいよ・・・」

 

「・・・・・」チラッ

 

瞭太は時計を見るとHRの時間になっていた。

 

完全に遅刻である。

 

「・・・・大丈夫大丈夫。これ使って先生を黙らすから」

 

瞭太の手元にある書類があった。

 

「アルバイトの影響で遅刻って言えるから大丈夫」

 

瞭太の実力の高さを見て担任の宇佐美 巨人が代行屋の仕事で頼み事があって瞭太に任せた結果・・・無駄に規模のデカい組織が川神市で暗躍していた事が判明で瞭太のお陰で組織は壊滅した。

 

「ヨガテレポートあれば1分も掛からず学園に行けるからね」

 

「・・・本当に移動する時に便利よね」

 

伯母も何気にヨガを始めてみようかと考えていた。

 

 

〜川神学園〜

 

川神学園で朝のHRの終了までの時間で短い手合わせが行われていた。

 

「やるじゃないか燕!」

 

「モモちゃんもね!!」

 

西からやって来た転校生、松永 燕。

 

彼女は九鬼 紋白からの依頼で川神 百代を負かす依頼を受けていた。当初は瞭太が百代を倒して依頼がどうなるか分からなかったが、依頼は続行。そして今の百代の実力を知る為の短い手合わせである。

 

「(それにしてもモモちゃんの実力・・・聞いてた以上の強さだね)」

 

瞭太との2度の決闘の敗北で彼女は新たに成長していた。

 

だが、瞭太も負けずに鍛錬を疎かにせず成長を続ける。

 

「もうお終いか」

 

「そうみたいだね」

 

HRのチャイムが鳴り手合わせのタイムリミットだった。

 

「燕・・・また、闘ってくれるか?」

 

「勿論だよ。これからもよろしくねモモちゃん」

 

2人は握手と同時に辺りから絶え間ない拍手が飛び交う。

 

それは、燕を歓迎する拍手の様だ。

 

百代と燕が互いに手を離したと同時に目の前の空間が歪んだ。

 

「とうちゃーく」 

 

 

「うわっ!?おまっ!?いきなりビックリするだろ!!」

 

百代と燕の前にヨガテレポートで瞭太が現れた。

 

「百代の闘気を感じたから誰かと闘ってるんだなって思ったぜ」

 

「お前のテレポートは突然すぎるから予兆が分からないぞ・・・燕も驚いてるじゃないか」

 

「燕?・・・あ・・・」

 

瞭太が振り返って燕を見ると・・・

 

「納豆小町じゃん!!俺ファンです!!」

 

目をキラキラさせながら瞭太は燕に握手した。

 

「アハハハ!よろしくねん!」

 

いきなりの事でビックリしていた燕だが、瞭太の握手に応えた。

 

 

しかし瞭太と燕、この2人の関係は思わぬ繋がりがあった。

 

 

 

〜2年Sクラス〜

 

「遅刻して来た事に説教するつもりだったんだけど・・・」

 

「こんな代行を頼んでるから遅刻はノーカンね」

 

「まさか規模のデカい組織がバックに居たなんてな・・・それを壊滅させる、お前も凄いが・・・」

 

瞭太は宇佐美に遅刻の事で説教されそうだったが宇佐美がお願いして来た代行の仕事内容報告を渡して黙らせた。

 

「アメリカのメトロシティの巨大犯罪組織(マッドギア)を壊滅させた3人の英雄みたいだな」

 

宇佐美が瞭太にそう言う。

 

「・・・彼等は未だに現役ですからね」

 

 

 

〜放課後〜

 

2年Sクラスにある人物がやって来た。

 

「・・・俺と決闘したい?」

 

「うむ!」

 

「お、お嬢様・・・」

 

2年Fクラスのクリスティアーネ・フリードリヒが瞭太に決闘を申し込んだ。

 

「1つ聞かせてくれ。その拳は何の為に握る?」

 

「・・・自分が掲げてる武が貴殿に通用するか試したい」

 

そう言いワッペンを差し出すクリス。

 

本来ならSクラスのエリート連中はFクラス関係になると変に絡んでくるが瞭太関係だと誰も何も言わない。

 

むしろ瞭太が言わせないように黙ってろオーラを放っているのだ。

 

 

そして瞭太の返答は・・・

 

 

「受けてたとう」

 

 

瞭太とクリスの決闘が始まる。

 

 

 

〜その頃〜

 

 

「おーいリュウ。お前に客だ」

 

 

玄武寺で修行をしているリュウに烈がリュウの元にやってきた。

 

1人の武人を連れて・・・。

 

 

「アンタがリュウだね」

 

「・・・・・」

 

瞑想していたリュウは眼を開けて声を掛けた人物を見る。

 

「初めまして、俺はルーク・サリバン。いきなりで悪いんだけど勝負してくれるかな?」

 

「・・・目的は?」

 

「目的?」

 

「そうだ。その拳、何の為に振るう?」

 

「んー・・・目的は無いんだけど、俺より強い奴がいるなら勝負したい・・・ってだけじゃダメかな?」

 

ルークの言葉にリュウは応える。

 

「ふ・・・・悪くない」

 

 

玄武寺でも大きな勝負が行われようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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