気づいたらでっけえウツボだった。   作:琥珀色の大西洋サバ

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はい第五話です。ついにアイツが登場します。よかったら見てやってください。


海牛、再び。

あれから何日かたった。いまだにルフィは見つかってない。けれど見覚えのある場所へ戻ってきた。

 

 "アイツ"がいるところだ。

 

 そこら中に沈んだ海軍の軍艦がある。

 過去に縄張り争いをして痛み分けになった"アイツ"だ。口にある傷が疼く。

 

 

 

 

 

  「モ"モ"オ"オォォォォ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 "アイツ"がいる。

 

 しかし、"アイツ"の姿はとても変わっていた。

 体毛は赤く変色しており、角はさらに太くなり黒くなっている。そして右の角は三叉に別れていた。

 

 誰だお前は!!別人じゃねえか!!

 

 

 同時に人の声が聞こえた。襲われているのか?まぁいい、ついでに助けてやろう。

 

 闘争本能がくすがられる。"アイツ"とは個人的に決着をつけたい。俺はそう思っている。

 

 "アイツ"が船を襲おうとしている時に横から俺は噛みついた。次の瞬間こちらに目を「ギロッ!」っと向けた。そして俺を振り払い"アイツ"は俺に顔を向ける。

 

 そして咆哮。"アイツ"から怒りの感情を感じる。俺はグルルッと喉を鳴らした。

 

 さてあの時の決着をつけよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在から??年前———————————

 

 私はノコギリザメの魚人に従っている牛の海獣だ。仕事としてはここに近づいて来た海賊、そして海軍の船を沈め縄張りを守ることだ。給料はない。逃げたら殺される。飯も自分でとる。

 

 とんだブラック企業?とやらだ。しかしここ最近、食う飯がほとんどなかった。

 

 あぁ、腹が減る。何故だ。何故獲物がいない。探して、探して、探し回る。全然いない。獲物がいないことに腹が立つ。

 

 見つけた。

 

 お前か。長い体を持つ海王類がいた。お前のせいか。お前が私の獲物を食ったのか!

 

 "奴"に向かって突進する。直撃は避けられたが、口に傷を負わせらことが出来た。

 

 

 しかし次の瞬間、"奴"は私に巻き付いてきた。

 

 身動きが取りづらく振り払うことが難しい。そして"奴"はそのまま私に噛み付いてくる。

 

 激しい痛みを感じる。引き剥がそうとしても出来ない。無理に引き剥がすのは悪手だ。奴の牙はとても鋭く、ナイフのような刃物だ。無理矢理引き剥がすと出血量が多くなる。

 

 

 このままではいけない!そうして私は尾鰭を動かす。そしてそのまま海底に"奴"を押し付けた。"奴"は痛みに悶えたのか、絶叫をあげている。よし、そのまま押し潰してやろう。

 

 

 

 

そう思った次の瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

"奴"は思いっきり私の耳元に咆哮した。

 

 

 

 

 私は急いでそこから離れる。あぁ、しまった。やらかした。何も聞こえない。

 

 基本的に私たち牛の海獣は嗅覚と聴覚に優れている。その聴覚がやられた。嗅覚で"奴"の場所は分かる。だが隙を見せてしまった。

 

 "奴"は私の右の角を噛みついた。

 

 待て!何をする!そこは!

 

 

 

 

 

 

 

"奴"はそのまま私の右の角を噛み砕いてしまった。

 

 

 

 

それは我ら牛の海獣にとっての象徴だ。それを壊されてしまうと雄は雌にアピールできる手段がなくなってしまう。

 角自体は再生するが、一番大事なのは形だ。一度角を折られた雄の大半は雌と繁殖はできない。

 

 

 

 

つまりは

 

 

 

 

 

 

ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!!キサマァァァァァ!ヤリヤガッタナ!コロシテヤル!ブチコロシテヤル!ユルサネェェ!カナラズオマエヲ!

 

 

 

 

 

 

 

 

こうなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし彼が冷静さを取り戻した時にはもう"奴"はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在—————————————

 

 

 

ミツケタゾ!ツイニ!ミツケタミツケタ!ミツゲダ!コロシテヤル!ゴロシテヤル!ユルスモノカ!ゼッタイニコロシテヤル!フクシュウダ!ゼッタイノガサナイ!ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァァァ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして命を懸けた復讐劇が始まった。




見てくださりありがとうございます。はいモームさん登場です。ちなみに設定としては某狩りゲーの禍々しいあの虎さんを参考にしてます。

ウツボさんの名前、どうする?

  • 「うなぎ」
  • 「ウツボ丸」
  • 「キバ」
  • 「唐揚げ」
  • 「ギャングファング」
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