こちらシャーレ強行犯係   作:ケイゾーイビ

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小説を初めて書く初心者ですが、よろしくお願いします。


ゲーム開発部編1話

シャーレ強行犯係。

それは先生が生徒達の親睦を深める為に思い付いた、新しい組織である。

捜査員は先生とユウカ、そして告発状の内容に応じて各学園からエージェントを呼び寄せて容疑者に真偽を確かめる。

 

今回のターゲットはミレニアムサイエンススクールのゲーム開発部だ…

 

先生・ユウカ・エージェントは静かにゲーム開発部の部室に忍びよる、ヘビの様なカメラ(おもちゃ)で部室に容疑者がいるのを確認しOKサインを送った。

先生はヘビカメラをしまって武器(水鉄砲)を構え、突入の準備が整った。

エージェントには待機の指示を出し、先生は片手でカウントを取る…3…2…1…GOGOGO!!

ユウカが部室の扉を開けて突入した。

 

「シャーレ強行犯係だ!全員武器を捨てろ!」

 

ゲームで遊んでいた3人、モモイ・ミドリ・アリスは突入して来た先生に驚き、ゲームどころではなくなっていた。

「えっ!?ちょっ!?何々!?」

「アリス知ってます!これがテロハントですね!」

理由もわからずとりあえず手を上げる3人、あっという間に部室は制圧された…様に見えたがユウカはロッカーをガンガン叩き武器(水鉄砲)を構えた。

「ユズも出て来なさい!アリスちゃんの横に並んで!」

「ひぃっ!!」

ロッカーの中にいたユズも引きずり出され、ゲーム開発部の部員は全員1箇所に並ばされた。

ユズにはあそこまでしなくて良かったけど…まぁその方が雰囲気は出るからいいか。

「ちょっと!これどういうこと?説明してよ!ユウカ!」

抗議の声を上げるモモイに、先生は宥める様に声をかけた。

「落ち着いてモモイ、ユウカは私の付き添いみたいなものだから」

「え?そうなの?」

その返答に困惑するモモイ、そしてその様子を見ていたユウカはウンザリした表情だった。

「そうよ、先生の頼みでなかったこんな活動に参加しなかったんだから…」

「…でも告発状を見せてから、ここまでずいぶんノリノリだよね?」ピコッ!

余計なことは言わないで下さいという意味で、ユウカは先生の頭をピコハンで叩いた。

「「「?」」」

いつもと雰囲気が違う様な気がして、ゲーム開発部の面々は顔を見合わせた。

「あの…告発状って何ですか…?」

話を進めるべく、ミドリは先生に質問した。

「今回が初めてだしそこから説明した方がいいね、シャーレ強行犯係は最近始めたひまつ…じゃなくて活動なんだけど」ピコッ!

先生の本音を聞き逃さなかった、ユウカのピコハンがヒットした。

「送られて来た告発状を確認して、真偽を確かめ生徒達の親睦を深めることを目的とした組織…かな?あ、もちろんリンちゃんには活動申請出してないよ」

「…え?」

思いも寄らない発言だったので、ピコハンを振る事も忘れユウカは固まった。

「ちょっ、申請出してないんですか!?」

「出してないよ?通る訳ないでしょ?こんな活動の申請が…あ、因みに容疑者はモモイね?」

 

「えぇー!?」

 

自分が容疑者になるとは、これっぽっちも思っていなかったモモイは驚き声を上げた。

「お姉ちゃん、また何かやったの!?」

「モモイ、ここは大人しく司法取引をして罪を軽くしてもらった方が…」

「待ってよ!何にも心当たりがないよ!不当逮捕だぁ!」

モモイがまた何かやらかしたと慌て始める、アリスは司法取引とか難しい言葉を知ってて方向性が現実的で面白いな。

「とりあえず、話は告発状の内容を確認してからにしようか」

そう言うと先生は懐からはがきの様な紙を出して、告発状を読み始めた。

 

〜告発者Yさん〜

ゲーム開発部の部費で使用用途不明なものを購入した履歴があり、調べた結果モモイがえ…エッチなゲームを…購入したのかもしれない事がわ…分かりました。

同じゲーム開発部の部員として…ちょっと見過ごせない問題かもしれないので、せ…先生よろしくお願いします…うぅ…

 

「…だそうです」

「…」

 

告発状を読み上げて以降、モモイが全然目を合わせてくれなくなった。

「お姉ちゃん!?何やってんの!?」

「モモイが言ってました!エロゲは人生なんですよね?」

「アリスちゃん!?何言ってるの!?」

モモイの態度とアリスの発言に、ミドリは大騒ぎになった。

しかしこんな状況だからこそ、冷静になっているモモイの頭はやけに冴えていた。

 

一体何でこんなことに…?

告発者Yさん、Y…?

 

「…ユズ?」

「っ…」

 

先生が来る前からユズの様子がおかしかった、いつも一緒にゲームで遊ぶのに今日はロッカーの中に入りっぱなしだった。

ユウカが先生をピコハンで叩いた時もそうだ、ユズは特に驚いた様子はなかった。

ユズは知ってた…こうなることを…?

 

「告発者Yさんってユズなの…?」

「ユウカ…モモイを…」

 

ユウカはモモイをガッチリ捕まえた。

「離せー!ユズー!裏切り者ー!」ピコッ!

ちょっと必死過ぎでは…?モモイを落ち着かせる為に、ユウカから預かったピコハンを軽く振り下ろした。

「いいですかモモイ?落ち着いて聞いて下さい、告発者はY(ユウ)さんであって、ユズは関係ありません。あ…間違えた…Y(ワイ)さんだ」ピコッ!

告発者のプライバシーが守られなかった事に、ユウカがピコハンでツッコミを入れた。

「”同じゲーム開発部として”って言ったよね?それもうユズしかいないじゃん!」

うーん、かなり動揺してるしこれはやってるなと思いつつモモイを宥める。

「それで先生、その…いかがわしいゲームとやらをどうやって確かめるんですか?」

部室の外で待たせてる生徒に対して、申し訳なく思ったからかユウカは話を進めた。

「その真偽を確かめる為に、本件に協力してくれるエージェントに来てもらいました」

 

「お願いします!」




〜シャーレ強行犯係便利アイテム〜

ヘビカメラ
エンジェル24で買ってきたヘビのおもちゃ。
カメラのような機能は一切ない。
尻尾を引っ張るとシャー!と音が鳴る。

水鉄砲
エンジェル24で買ってきたハンドガン型のおもちゃ。
先生用は水色でエージェント用はピンク色。
水は入っていない。

ピコハン
エンジェル24で買ってきたピコピコハンマー。
先生の暴走を安全かつ確実に止める。
その日の天気、気温、湿度、気分でハードタイプとソフトタイプを使い分ける。
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